映画『愛と青春の旅だち』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『愛と青春の旅だち』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『愛と青春の旅だち』
(124分/R15+/アメリカ/1982)
原題『An Officer and a Gentleman』
【監督】
テイラー・ハックフォード
製作
マーティン・エルファンド
【脚本】
ダグラス・デイ・スチュワート
【撮影】
ドナルド・ソーリン
【美術】
フィリップ・M・ジェフリーズ
【編集】
ピーター・ツィンナー
【音楽】
ジャック・ニッチェ
【出演】
リチャード・ギア
デブラ・ウィンガー
ルイス・ゴセット・Jr.
デビッド・キース リサ・ブロント リサ・アイルバッハー ロバート・ロジア トニー・プラナ
【HPサイト】
映画『愛と青春の旅だち』IMDbサイト
【予告映像】
映画『愛と青春の旅だち』トレーラー
- 映画『愛と青春の旅だち』NHK BSプレミアム放送 12月2日(水)午後1時00分~3時05分
- 映画『愛と青春の旅だち』のオススメ度は?
- 映画『愛と青春の旅だち』の作品情報・概要
- 映画『愛と青春の旅だち』のあらすじ・ネタバレ
- 映画『愛と青春の旅だち』の感想・内容
- 映画『愛と青春の旅だち』の結末・評価
- 映画『愛と青春の旅だち』のキャストについて
- まとめ 映画『愛と青春の旅だち』一言で言うと!
- 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
- 合わせて観たい映画
- 【軍隊に関する映画】
- 【“障害”と戦う恋愛映画オススメ】
- 【夢に向かって頑張っている映画】
- 映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
- 映画『行き止まりの世界に生まれて』
- 映画『ファヒム パリが見た奇跡』
- 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』
- 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
- 映画『ルース・エドガー』
- 映画『ハリエット』
- 映画『チアダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
- 映画『マディソン郡の橋』
- 映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』
- 映画『キングダム』
- 映画『リメンバー・ミー』
- 映画『風をつかまえた少年』
- 映画『パリに見出されたピアニスト』
- 映画『レディ・マエストロ』
- 映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』
- 映画『さよなら くちびる』
- 映画『王様になれ』
- 映画『ブレス あの波の向こうへ』
- 映画『ガラスの城の約束』
- 映画『リアム16歳、はじめての学校』
- 映画『ビリーブ 未来への大逆転』
- 映画『旅のおわり世界のはじまり』
- 映画『トールキン 旅のはじまり』
- 映画『チワワちゃん』
- 映画『芳華-Youth-』
- 映画『翔んだカップル』
- 映画『WAVES ウェイブス』
- 【格差社会を描いた映画】
- 映画『MOTHER マザー』
- 映画『ミッドナイトスワン』
- 映画『ばるぼら』
- 映画『滑走路』
- 映画『絶唱(1975)』
- 映画『万引き家族』
- 映画『誰も知らない』
- 映画『存在のない子供たち』
- 映画『行き止まりの世界に生まれて』
- 映画『人数の町』
- 映画『天気の子』
- 映画『エリカ38』
- 映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
- 映画『パブリック 図書館の奇跡』
- 映画『凪待ち』
- 映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』
- 映画『鵞鳥湖の夜』
- 映画『はちどり』
- 映画『レ・ミゼラブル』
- 映画『パラサイト 半地下の家族』
- 映画『ジョーカー』
- 映画『カイジ 人生逆転ゲーム』
- 映画『希望の灯り』
- 映画『タロウのバカ』
- 映画『存在のない子供たち』
- 映画『荒野にて』
- 映画『ドッグマン』
- 映画『マイ・フェア・レディ』
- 映画『ウエスト・サイド物語』
- 映画『黒い司法 0%からの奇跡』
- 映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』
- 映画『わたしは金正男を殺してない』
- 映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』
- 映画『朝が来る』
- 映画『スキャンダル』
- 映画『七人の侍』
- 映画『ミリオンダラー・ベイビー』
- 映画『道』
- 映画『楽園』
- 映画『第三夫人と髪飾り』
- 映画『グラン・トリノ』
- 映画『赤い雪 Red Snow』
- 映画『帰れない二人』
- 映画『愛と青春の旅だち』の作品情報
映画『愛と青春の旅だち』NHK BSプレミアム放送 12月2日(水)午後1時00分~3時05分
12月2日(水)午後1時00分~3時05分
リチャード・ギア「セクシー」です
デブラ・ウィンガー「体当たり演技」です
ルイス・ゴセット・ジュニア「鬼軍曹」でアカデミー賞受賞
青春恋愛映画の代表作です
映画『愛と青春の旅だち』のオススメ度は?
星3つ半です
青春恋愛映画の代表作です
邦題の付け方は良いと思います
原題を直訳すると『士官と紳士』です
映画『愛と青春の旅だち』の作品情報・概要
『愛と青春の旅だち』原題『An Officer and a Gentleman』1982年のアメリカの青春恋愛映画。テイラー・ハックフォード監督作品。『プリティ・ウーマン』や『嘘はフィクサーのはじまり』リチャード・ギア主演。デブラ・ウィンガー、デビッド・キース、リサ・ブロント共演。鬼軍曹フォーリーを演じたルイス・ゴセット・ジュニアが1982年度アカデミー助演男優賞を受賞している。主題歌『愛と青春の旅だち』もアカデミー歌曲賞を受賞している。ジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズが歌った。本映画の成功は『トップガン』製作の後押しになったと言われている。
映画『愛と青春の旅だち』のあらすじ・ネタバレ
ザック・メイオ(リチャード・ギア) は無責任で娼婦と酒を飲むことしか脳がない父バイロン・メイオ(ロバート・ロジア) に嫌気がさしていた。大学卒業して、父バイロン・に海軍士官養成学校に入学すると告げる。父は「遊べなくなるぞ」と嘲笑する。母は父の女遊びに絶望して自殺してしまった。その時からザックは父の赴任地であるフィリピンやその他の国で苦労して育った。人を信じることができない性格もそこに起因しいている。晴れて海軍士官養成学校に入学すると鬼軍曹フォーリーの心身を痛めつける厳しい訓練が待っていた。「どこにも行くところがない」ザックは13週間を耐える。友人シド・ワーリー(デビッド・キース) もできた。そして「性欲を満たす」だけの女性ポーラ・ポクリフキ(デブラ・ウィンガー) と出会い、逢瀬を重ねていく。しかしある日、シド自殺してしまう、、、。
映画『愛と青春の旅だち』の感想・内容
約40年前のアメリカ人女性の生き方が見えてくる
「とても勉強になる映画」です。約40年前のアメリカ人女性の生き方が見えてくるからです。
そして2020年の彼女たちと対比すると女性における社会的立場や結婚の形の変遷について深く考えさせます。
わたしも最初に本映画『愛と青春の旅だち』を鑑賞した時はボロ雑巾状態になるほど感動してしまいました。
それから数年後に改めて観たときは割と冷めて観ました。「なんだこりゃ?」って感じです。
そして今回の鑑賞での感想が冒頭に記してある通りです。
手塚治虫の「愛と青春の日々」とはどんなだったのだろうか?
「将来性のある男をゲットするぞ!」と考えるアメリカ女性
まず本映画『愛と青春の旅だち』のテーマをざっくりいうと「将来性のある男をゲットするぞ!」となります。
お金があり、社会的地位も高く、権威もある男のことです。
ザック・メイオ(リチャード・ギア) は海軍士官養成学校の訓練生となります。アメリカの軍隊はどこもかしこも厳しいです。
ただ本映画『愛と青春の旅だち』を観ていると結構な「ポンコツくん」もいるので、軍隊としてはそれほどのエリート養成学校ではないと思います。
ザックが海軍士官養成学校へ入った理由が冒頭からわかります。
父親が「クソ」だからです。今で言えば“毒親”です。父親は海軍で働いており、世界中の駐屯地を渡り歩いています。
ザックの母親は自殺しており、父親が赴任しているフィリピンで同居します。父親はザックがいるのにも関わらず、フィリピンの女の子を次々と引き入れて遊びます。
しかも「お前も一緒にやろうぜ」と誘ったりします。父親は本当にクズで酒もおそらくドラッグもやっている雰囲気です。
そんな父親に嫌気がさしてザックは海軍士官養成学校に入って立派なパイロットになろうと決意するのです。
この心情光景を表す演出も良かったし、映像をセピア色にすることで過去との決別の心情が読み取れますし、何と言っても若きリチャード・ギアの憂いを持った表情が最高でした。
長澤まさみさんに実生活は「愛と青春の日々」だろうと願っています
「良い男」を捕まえて結婚して町を出ることが“成功者”ということ?
一方、ポーラ・ポクリフキ(デブラ・ウィンガー) は友人のリネット・ポメロイ(リサ・ブロント)と 町にある製紙工場で働いています。
この町に暮らす女性たちは町を出ることを夢見ています。
単に出るのではなく「良い男」を捕まえてた旅立つことが一番の成功者となります。
そして格好の相手が海軍士官養成学校へ入学してきた若い男たちになるのです。
ポーラも将来のパイロットになる男探しに躍起になっています。彼らが行くであろう酒場へ繰り出します。
彼女は幸せな結婚を夢見ている理由は母親のエスター・ポクリフキ(グレース・ザブリスキー) もかつて海軍士官養成学校の学生と恋に落ちて、自身が生まれましたが、その父親に捨てられた過去を持っているからです。
新しい父親のジョー・ポクリフキ(ビクター・フレンチ) は海軍兵に良い印象を持っていません。
彼らに「愛と青春の日々」はいつか来るのだろうか
鬼教官フォーリー軍曹(ルイス・ゴセット・ジュニア)の演技が素晴らしい
さて本映画『愛と青春の旅だち』はザックとポーラの恋の駆け引きを主軸に展開していきますが、やはり学校での厳しい訓練風景あっての物語だと言えます。
学校は13週間です。憎っくき悪役として登場するのがフォーリー軍曹(ルイス・ゴセット・ジュニア)です。鬼教官として恐れられています。
とにかく口が悪いのです。今では決して使われないと思いますが、平気で「ゲイ野郎」とか「去勢しろ」「田舎へ帰れ」などと罵倒するのです。
もちろんフォーリーには国家のために役に立つ軍人を育てるという使命がありますが、わかっていても憎たらしくなるのです。
しかしですね、ポンコツだった若者がどんどん成長していく様は胸が熱くなるのです。
最初こそ、入隊した若者たちはよそよししいのですが、鬼教官フォーリーへへの反発を共有することで団結していくのです。
「みんなで一緒に卒業しよう」となっていくのです。
ムラ社会を脱出した二人には「愛と青春の日々」が待っている
彼女たちの目的は「妊娠」して既成事実を作って「結婚」すること
さて本映画『愛と青春の旅だち』ではザックとシド・ワーリー(デビッド・キース)が共に町の女性と恋に落ちます。
ザックはポーラと、シドはリネットです。この両者の恋の行方にも明暗がはっきりと分かれます。この対比も良いと思います。
ザックもシドも最初から遊びです。いわゆる“性の処理”としてポーラとリネットと付き合っています。
理由はフォーリーから「町の女に気をつけろ。彼女たちはお前たちの子どもを作ろうとするからな」「今日は安全日だとか、ピルを飲んでいるから大丈夫と言うが嘘だ」 と聞いていたからです。
彼女たちの目的は「妊娠」することです。
ザックは父親の影響からでしょうか、女性を卑下するかのように見ています。
ちょっとバカにしている雰囲気がみてとれます。一方、シドはとても純粋でリネットに夢中になっていきます。
さくらファミリーの「愛と青春の日々」はちょっと辛い
ザックとシドは「13週間厳しい訓練に耐えること」ポーラとリネット「13週間で妊娠すること」が目的
ザックとシドは13週間で、厳しい訓練に耐えること、そしてある程度の知性教養を付けなければいけません。
一方、ポーラとリネットは13週間で男をゲットしなければいけません。最も有効な方法が「妊娠」なのです。
ポーラもリネットもザックとシドと深い関係に持ち込むことに成功します。
ザックは避妊していたと思いますが、純朴なシドはリネットを信じて避妊しませんでした。
そしてリネットの妊娠が発覚するのです。シドは混乱します。
そして最後の訓練である、高度数千メートルの無酸素状態の最中に意識を失うという失態を晒します。これで失格です。
13週間が全てパーになります。DORという任意除隊を申し出ます。
望月衣塑子さんの「愛と青春の日々」は記者時代の仕事?
妊娠したリネットにプロポーズするも「生理がきた」と言われ
ここでザックが発狂します。シドをDORにしたのはフォーリー軍曹だと勘違いして決闘するのです。
しかしここはフォーリーが勝ちます。シドは除隊してリネットを結婚することを誓います。
そしてリネットの家を訪ね、指輪を渡しプロポーズをします。リネットは天にも昇る喜びを感じます。
この時、まさかシドが除隊したと知りませんでした。
でもシドが除隊したことを知ると落胆して「わたしは海軍兵と結婚して世界中へ行くのが夢なのよ」「除隊したあなたには興味がない」と告げます。
それを聞いたシドは落ち込みますが、「子どもを育てよう」と言います。
するとリネットは「今朝、生理がきた」と返します。
シドは途方に暮れて一人、リネットを逢瀬を交わしたモーテルへチェックインします。
太宰治は間違いく「愛と青春の日々」と愛憎と狂気を過ごしました
友・シドの自殺がザックの心の影響を与えたのは間違いない
ザックは行方不明になったシドをポーラと探します。そしてモーテルのバスルームで首を吊っているシドを発見します。
ここでザックが大声で泣き叫ぶのですが、この事件がザックの心を柔軟にさせるのです。
つまりザックはそれまではポーラのことは好きでしたが、まだ若いし結婚なんて考えたくない男だったのです。
でもザックのような純粋な男の一生懸命に一人の女性を愛した姿に胸を痛めたのです。
そしてもし自分がポーラを捨てたらポーラ自身も深い傷を負うことになると感じたのです。
それは単なる同情からではなく本心からポーラを愛している、いや「愛して生きていく」と決意したと思います。
「愛と青春の日々」をずっと忘れられないのは悲劇かも
主題歌『愛と青春の旅だち』のテーマで涙腺決壊へと導くラスト
さてさて本映画『愛と青春の旅だち』のエンディングが迫ってきます。あまりにも有名すぎてわかっているのですが「ポロリ」としてしまいます。
まずはザックたちの卒業式です。静かな音楽が流れています。そして全員が帽子を空に投げます。
それまで鬼教官であったフォーリー軍曹との立場が逆転します。ザックたちは少尉になります。
フォーリーは彼らに丁寧な敬語で祝福します。この場面もいいですね。
そしてそして、ザックが意を決した表情でバイクを走り出すのです。ここからの音楽が盛り上げてきます。
主題歌『愛と青春の旅だち』の歌なしのインスルメンタルです。
ザック演じるリチャード・ギアがカッコいいのです。真っ白な海軍服でポーラが働く汚い製紙工場へ入っていきます。一連の流れです。
誰もが振り向きます。もうみんなわかっているのです。白馬に乗った王子様の登場なんです。
リネットも気がつきます。リネットは悔しい表情を浮かべますが祝福します。
ザックが後ろからポーラを抱きしめます。そしてお姫様抱っこで工場を出ていくのです。
万雷の拍手です。ポーラの母親も泣いています。もう音楽が良いのです。
エンドカットはザックがポーラを抱き上げて光が差し込む工場の出口へ向かう後ろ姿で終わります。眩しい光が希望を表しています。
それからジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズが歌う主題歌『愛と青春の旅だち』が流れます。
ここでも涙が溢れてしまいます。
正直申し上げまして「予定調和」の恋愛映画ですが、わかっていてもウルウルしてしまうのはやはりアメリカのフィルムメーカーたちが「どうやって感動させるか」を研究しているからでしょう。
シンデレラストーリーの教科書になる映画でした。
若さが「愛と青春の日々」を思いっきり駆け抜けていく
映画『愛と青春の旅だち』の結末・評価
映画には時代の風俗、世俗、流行から世界の社会情勢、そして人々の思考なども記録する役割がある
さて、本映画『愛と青春の旅だち』を鑑賞して先に挙げた「アメリカ人女性の生き方が見えてくる」について補足します。
映画は文化芸術表現としてフィルムメーカーたちは重用してきました。しかし映画には時代を投影する役割もあります。
製作された当時の風俗、世俗、流行から国から世界の社会情勢、そして人々の思考なども記録しています。
本映画『愛と青春の旅だち』はまさに「結婚こそ女性の幸せである」ことを明確に記録した映画です。
当時のアメリカ人女性たちも多分にもれず愛する人と結婚することが人生における勝ち組であると信じていたのでしょう。
その相手は白馬に乗った王子様のような存在です。
アメリカ人女性の生き方や思考をうまく表しているのは実はディズニー映画なのです。
クリント・イーストウッドとソンドラ・ロックの「愛と青春の日々」が始まる
ディズニー映画から見えてくるアメリカ女性の変遷
初期の『白雪姫』や『シンデレラ』などはまさしくステレオタイプ的な作品で、「女性は待っている」「働かなくても良い」「いつか王子様がきてくれる」ことを信じて生きています。
ディズニー映画に感化された女性たちがプリンスを夢見るのは当然のことでした。
しかし女性の社会進出と共に「女性を家事と育児の奴隷」にするような考え方に異議を唱えるようになります。
ディズニーもその洗礼を受けました。『美女と野獣』です。
主人公のベルは自由闊達で独立心の強い女性として描いています。
ディズニーも考えたのでしょう。しかしながら結局は結婚します。
しかも父親のために自らの命を差し出す“自己犠牲”を払ったからです。これって奴隷なんですよ。女性の自由を奪った表現です。
二人は実生活でも「愛と青春の日々」を過ごしました
「女性の立場を下に見る」ことには同意していけない
映画はヒットしますが、アメリカの人権団体から猛バッシングをくらいます。
それ以降、ディズニーは女性の描き方にとても慎重になったのは言うまでもありません。
そして不朽の名作『アナと雪の女王2』では結婚などせず、男に頼らず自由に生きる、しかも同性愛もオッケーというエルザを世に送り出しました。
これには拍手喝采でした。アナ雪に援護するかのように『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』のエンディングにはディズニー史上初めて女性同士のキスシーンも盛り込まれています。
今やアメリカならびに日本でも女性の社会進出は目覚しいです。
まだまだ“性差別”はありますが、本映画『愛と青春の旅だち』が製作された当時よりは劇的に改善されています。
もちろん女性の中には「結婚して家事と育児に全力をかけたい」と思っている人もいます。
でも「女性の立場を下に見る」ことには同意していけないと思うのです。
ですから本映画『愛と青春の旅だち』は女性はいつも「待っている」とか「男性の所有物」という考えた方が主流だった時代がわかる映画です。
映画を観ると「人間としてどう生きていくか」について日々自問する毎日です。本当に映画って素晴らしい。
この二人に「愛と青春の日々」を送らせてあげたかった
映画『愛と青春の旅だち』のキャストについて
ザック・メイオ(リチャード・ギア)
ポーラ・ポクリフキ(デブラ・ウィンガー)
シド・ワーリー(デビッド・キース)
リネット・ポメロイ(リサ・ブロント)
フォーリー軍曹(ルイス・ゴセット・Jr.)
ケーシー・シーガー(リサ・アイルバッハー)
バイロン・メイオ(ロバート・ロジア)
エミリアノ・デラ・セラ(トニー・プラナ)
まとめ 映画『愛と青春の旅だち』一言で言うと!
「映画は時代を映し出す」
結婚が女の幸せのすべての時代って確かにあったのでしょうか?でも受け身なんですよね。いつも選択権は男性側にあったのです。でも今は違います。男性とか女性とかの枠にとらわれることもありません。LGBTQに関しても寛大に時代になったことを祝福しましょう。
『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
合わせて観たい映画
【軍隊に関する映画】
映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』
クリント・イーストウッドが「ポンコツ」を育ててグレナダへ
映画『ゴッドファーザー』
アル・パチーノ演じるマイケルは軍隊帰りの好青年だった
映画『硫黄島からの手紙』
二宮くんは故郷に残した妻子に生還を誓う
『アメリカン・スナイパー』
イラク戦争で「スナイパー」として活躍したが、、、
【“障害”と戦う恋愛映画オススメ】
映画『ロミオとジュリエット』
映画『伊豆の踊子(1974)』
映画『潮騒 しおさい(1975)』
映画『絶唱(1975)』
映画『マディソン郡の橋』
映画『美女と野獣(1991)』
映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』
映画『ラストレター』
映画『アパートの鍵貸します』
映画『マチネの終わりに』
映画『ボーダー 二つの世界』
映画『あなたの名前を呼べたなら』
映画『秒速5センチメートル』
映画『マーウェン』
映画『ほしのこえ』
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』
映画『リヴァプール、最後の恋』
【夢に向かって頑張っている映画】
映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
大学生活は思いっきり遊んで勉強もするぞ!
映画『行き止まりの世界に生まれて』
苦しかった日々を乗り越えて「挑戦」するのだ!
映画『ファヒム パリが見た奇跡』
移民の僕でもチャンスがある国フランス
映画『カセットテープ・ダイアリーズ』
大学へ行って「絶対に作家になるんだ!」夢と勇気がもらえる映画
映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
男女差別があった時代の女流作家の生き方が描かている
映画『ルース・エドガー』
両親には感謝しているけど「良い子」でいるのもキツイ
映画『ハリエット』
人を助けるのがわたしの使命
映画『チアダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
目指すは全米制覇!
映画『マディソン郡の橋』
夢見た人とひと時の恋
映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』
この国の行方をタクシーに乗せて
映画『キングダム』
目指すは天下の大将軍
映画『リメンバー・ミー』
父の夢は僕の夢
映画『風をつかまえた少年』
貧しくても夢があれば生きていける
映画『パリに見出されたピアニスト』
夢の叶え方がわからない少年に手を差し伸べる人
映画『レディ・マエストロ』
女性指揮者のパイオニアが困難を乗り越えて夢を実現する物語
映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』
ソ連から亡命してまで自身の夢を掴んだ
映画『さよなら くちびる』
音楽をやりたい!その夢を果たすために何が必要か?
映画『王様になれ』
カメラマンになりたいんだ!と叫びが聞こえる映画
映画『ブレス あの波の向こうへ』
どんな時も頭の中はサーフィンの事ばかり
映画『ガラスの城の約束』
毒親の妨害を振り切って夢はまっしぐら
映画『リアム16歳、はじめての学校』
名門大学目指して母と息子で目指す受験
映画『ビリーブ 未来への大逆転』
女という事で笑われようがやりたいことがあるから気にしない
映画『旅のおわり世界のはじまり』
異国の地で歌手になることを決意した女の子
映画『トールキン 旅のはじまり』
仲間と未来の夢を語り合う青年たち
映画『チワワちゃん』
青春の儚いエネルギーが大爆発しています
映画『芳華-Youth-』
戦争に青春を取られてしまう悲劇
映画『翔んだカップル』
薬師丸ひろ子が時代を築いた理由がわかります
映画『WAVES ウェイブス』
アメリカの高校生の青春は残酷な運命に、、、
【格差社会を描いた映画】
映画『MOTHER マザー』
毒親が生まれたのは格差社会が原因?
映画『ミッドナイトスワン』
LGBTQに対する差別・格差は早急に解決して欲しい
映画『ばるぼら』
ばるぼらは社会の“排泄物”のように扱われた
映画『滑走路』
イジメから非正規社員問題まで絡めた名作
映画『絶唱(1975)』
封建制度の時代の格差ってどうしようなかった、、、
映画『万引き家族』
是枝監督の描く映画は「痛い」
映画『誰も知らない』
是枝監督が世界の映画作家に与えた影響は多大なり!
映画『存在のない子供たち』
戸籍も存在もない社会って“格差”どころじゃあない
映画『行き止まりの世界に生まれて』
格差と虐待は比例するのか
映画『人数の町』
格差もまったく存在しない町へ行こう!
映画『天気の子』
このふたりも日本社会からはみ出していると言える
映画『エリカ38』
エリカが詐欺師になったのは貧しい生い立ちから
映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
黒人というだけで“チャンス”が与えられない社会がある
映画『パブリック 図書館の奇跡』
「笑うな!」ホームレスにだって人権があります!
映画『凪待ち』
社会の底辺で生きてきた男、、、
映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』
無教養が格差を広げている
映画『鵞鳥湖の夜』
発展すればするほど格差が広がります
映画『はちどり』
韓国社会の現実は恐ろしい
映画『レ・ミゼラブル』
この少年たちの“怨恨”は根深い
映画『パラサイト 半地下の家族』
アカデミー作品賞獲得という快挙!
映画『ジョーカー』
格差が招いた犯罪
映画『カイジ 人生逆転ゲーム』
日本の底辺男の希望映画です
映画『希望の灯り』
かつての東西冷戦の格差って?
映画『タロウのバカ』
タロウが悲しすぎる
映画『存在のない子供たち』
生まれたという存在がないとは、、、
映画『荒野にて』
無学な父親を亡くしてしまい、、、
映画『ドッグマン』
不条理すぎる映画です
映画『マイ・フェア・レディ』
イギリスの階級社会で這い上がるのは難しい、、、
映画『ウエスト・サイド物語』
人種が絡んだ格差社会って辛い
映画『黒い司法 0%からの奇跡』
いつも黒人が“容疑者”にされてしまう理由はなに?
映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』
差別・嫌悪される理由は本人にも問題ありでは、、、
映画『わたしは金正男を殺してない』
貧しい国から来た女性を使っての犯罪です
映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』
少年たちはアメリカ社会の未来を憂いての犯行だったのか
映画『朝が来る』
格差社会もあるけれど教育が大事だと思う、、、
映画『スキャンダル』
男どもに「一泡吹かせてやる!」ダンサーたちの挑戦!
映画『七人の侍』
黒澤明が描く“格差社会”はダイナミックだ
映画『ミリオンダラー・ベイビー』
ど貧乏育ちだけど「成功したい」気持ちに嘘はない
映画『道』
人生は厳しい“道”ばかりだけど「間違い」はしたくない
映画『楽園』
田舎の“ムラ社会”の中の“格差社会”って陰険だ
映画『第三夫人と髪飾り』
格差というより“習慣”とか“伝統”と言った理由で、、、
映画『グラン・トリノ』
人種差別者が“格差社会”に初めて気がついたら!
映画『赤い雪 Red Snow』
貧しいことは悲劇です
映画『帰れない二人』
中国の発展がもたらす“格差社会”は速度が早い
映画『愛と青春の旅だち』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
テイラー・ハックフォード
製作
マーティン・エルファンド
脚本
ダグラス・デイ・スチュワート
撮影
ドナルド・ソーリン
美術
フィリップ・M・ジェフリーズ
編集
ピーター・ツィンナー
音楽
ジャック・ニッチェ
ザック・メイオ(リチャード・ギア)
ポーラ・ポクリフキ(デブラ・ウィンガー)
シド・ワーリー(デビッド・キース)
リネット・ポメロイ(リサ・ブロント)
フォーリー軍曹(ルイス・ゴセット・Jr.)
ケーシー・シーガー(リサ・アイルバッハー)
バイロン・メイオ(ロバート・ロジア)
エミリアノ・デラ・セラ(トニー・プラナ)
ペリマンハロルド・シルベスター
トッパー・ダニエルズ(デビッド・カルーソー)
ジョー・ポクリフキ(ビクター・フレンチ)
エスター・ポクリフキ(グレース・ザブリスキー)
1982年製作/124分/R15+/アメリカ
原題:An Officer and a Gentleman
配給:パラマウント映画=CIC