近代映画の伝説 『俳優 クリント・イーストウッド』 『映画監督 クリント・イーストウッド』 『プロデューサー クリント・イーストウッド』

この時代にクリント・イーストウッドと生きる機会を与えられた私は何て幸運なのだろう。イーストウッドは最早、映画製作者だけではない。映画を通して現代世界で生きる人間の在り方を説いている。いやこれだけの説明だと陳腐すぎる。イーストウッドの深い思想は人間はなぜ産まれて、なぜ生きて、なぜ死ぬのかについて訴え続けている。いや、これだけでも陳腐すぎる。何かもっとわかりやすい言葉はないかと探すのだが、語彙力が少ないので浮かんでこないのが情けない。だから映画を観るのだ。言葉にできないが、強烈なメッセージが絶えず発せられているのだ。

今、イーストウッドの新作『運び屋』が公開された。この映画を観るためにイーストウッドの全作品を観ている。もう何十年前に製作されて作品の数々から新たな発見を次々としている。どれもが現代世界にも、そして私自身の生き方にも重なる。人間とは何と愚かな生き物であるのか、いや何て素敵な生き物であるかも教えてくれる。

今一度、『クリント・イーストウッド』を観てみたい。

クリント・イーストウッドが映画なのである。

 

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映画『ダーティハリー2』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッドのマグナム44がアメリカ社会へ向かう理由。

映画『ダーティハリー2』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッドのマグナム44がアメリカ社会へ向かう理由。映画『ダーティハリー2』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ダーティハリー2』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『ダーティハリー2』の作品情報・概要『ダーティハリー』(原題『Dirty Harry』)が高評価だったためシリーズ化されました。『ダーティハリー2』(原題『Magnum Force』)は、1973年製作のアメリカ映画。前作を超えるヒットを記録。監督のテッド・ポストは1968年のイーストウッドの主演作『奴らを高く吊るせ!』の監督も務めている。『奴らを高く吊るせ!』のモチーフを保ちつつ西部劇から現代劇へ時と場所を変えたリメイク作品と言ってもいい。  
アクション映画

映画『ダーティーハリー』ネタバレ・あらすじ・感想・内容・評価。クリント・イーストウッドは70年代疲弊していたアメリカ社会の正義のヒーロー。

映画『ダーティーハリー』ネタバレ・あらすじ・感想・内容・評価。クリント・イーストウッドは70年代疲弊していたアメリカ社会の正義のヒーロー。映画『ダーティーハリー』のクリント・イーストウッドは西部劇の役柄をそのまま移した現代のカウボーイに重なる。ただ過去作品はとてもじゃあないがヒーローとは程遠い。けれど本作は間違いなくヒーローだ。正義のヒーローだ。これはアメリカ社会が疲弊していたからこそ生まれたヒーローであると言える。『ダーティーハリー』?がアメリカ社会の縮図でもあった。
アメリカ映画

映画『硫黄島からの手紙』ネタバレ・あらすじ・感想。二宮和也が役者になった映画。イジケっぷりが最高。

映画『硫黄島からの手紙』ネタバレ・あらすじ・感想。二宮和也が役者になった映画。イジケっぷりが最高。映画『硫黄島からの手紙』の作品情報・概要『硫黄島からの手紙』原題『Letters from Iwo Jima』2006年のアメリカ合衆国の戦争映画。『父親たちの星条旗』(原題『Flags of Our Fathers』)と企画された「硫黄島プロジェクト」の日本側視点の作品となる。栗林忠道陸軍大将が本土の妻子に当てた手紙『「玉砕総指揮官」の絵手紙』(栗林忠道・著 吉田津由子・編)に基づいて脚本を練られている。監督は『父親たちの星条旗』と同じくクリント・イーストウッド。
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映画『父親たちの星条旗』ネタバレ・あらすじ・感想。“硫黄島の戦い”英雄にされた三者三様の人生を描く。

映画『父親たちの星条旗』ネタバレ・あらすじ・感想。“硫黄島の戦い”英雄にされた三者三様の人生を描く。 映画『父親たちの星条旗』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『父親たちの星条旗』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『父親たちの星条旗』の作品情報・概要 『父親たちの星条旗』原題『Flags of Our Fathers』2006年公開のアメリカ映画。クリント・イーストウッドが監督作品。ジェームズ・ブラッドリーが父ジョン・“ドク”・ブラッドリーの半生を彼の知り合いたちを取材し、ロン・パワーズとまとめたノンフィクション本『硫黄島の星条旗』(原題: Flags of Our Fathers)を元にしている。脚本は『ミリオンダラー・ベイビー』のポール・ハギスを迎えている。スティーヴン・スピルバーグが率いるドリームワークスらが製作。太平洋戦争の最大の激戦と言われている硫黄島の戦いを本作と『硫黄島からの手紙』の「硫黄島プロジェクト」を立ち上げ、本作はアメリカ側からの視点で描いた名作である。
2020.03.27
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映画『ミリオンダラー・ベイビー』ネタバレ・あらすじ・感想。アカデミー賞四冠。クリント・イーストウッド最高作品。「死ぬ自由もある」

映画『ミリオンダラー・ベイビー』ネタバレ・あらすじ・感想。アカデミー賞四冠。クリント・イーストウッド最高作品。「死ぬ自由もある」映画『ミリオンダラー・ベイビー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ミリオンダラー・ベイビー』IMDbサイトもご紹介し作品情報・キャスト情報のご確認もできます。     映画『ミリオンダラー・ベイビー』の作品概要 『ミリオンダラー・ベイビー』原作『Million Dollar Baby』2004年のアメリカ合衆国の映画。製作・配給会社はワーナー・ブラザースで、監督・製作・主演はクリント・イーストウッド。ジェリー・ボイドの短編集『Rope Burns:Stories From the Corner』を元にポール・ハギスが脚本を執筆。第77回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞(ヒラリー・スワンク)・助演男優賞(モーガン・フリーマン)を受賞。  
2020.02.12
2020年公開

映画『リチャード・ジュエル』ネタバレ・あらすじ・感想。メディアと国家権力とSNS時代の恐怖をクリント・イーストウッドが警鐘。

映画『リチャード・ジュエル』ネタバレ・あらすじ・感想。メディアと国家権力とSNS時代の恐怖をクリント・イーストウッドが警鐘。映画『リチャード・ジュエル』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『リチャード・ジュエル』公式サイトを紹介して、作品・キャスト情報も確認できます。映画『リチャード・ジュエル』の作品概要 『リチャード・ジュエル』原題『Richard Jewell』2019年のアメリカ合衆国の伝記ドラマ映画。監督はクリント・イーストウッド。主演はポール・ウォルター・ハウザーとサム・ロックウェル。アトランタ五輪の際、警備していた人物が爆破物を発見して多くの人命を救ったのに関わらず犯人扱いされた。メディアと国家の狂気を描いている。  
2020.02.12
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映画『ペイルライダー』ネタバレ・あらすじ・感想。『シェーン』と『荒野のストレンジャー』の合わせ技であるが、名作『許されざる者』への重要な映画である。

『ペイルライダー』(Pale Rider)は、1985年のアメリカ西部劇映画。西部劇の名作『シェーン』『荒野のストレンジャー』とを合わせたような作品。ネタバレ・あらすじ・感想・結末に到るまでわかりやすく書いています。クリント・イーストウッド自身が過去に出演・監督した作品の随所をあえて取り入れている。後の『許されざる者』へが名作になった足がかり的な映画である。
2020.02.12
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映画『パーフェクト ワールド』ネタバレ・あらすじ・感想・内容。クリント・イーストウッドvsケビン・コスナー、完全な世界とは“心の自由”を獲得すること。

映画『パーフェクト ワールド』公式サイトにて作品情報・キャストをご確認ください。
2020.02.12
映画

クリント・イーストウッド監督映画『グラン・トリノ』は新保守主義時代到来を予見した物語。ネタバレ・あらすじ・感想・考察。

映画『グラン・トリノ』公式サイト記載。作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・考察を中心に記述。クリント・イーストウッド監督主演作品。東欧移民の子孫であるコワルスキーはアメリカに忠誠を誓い尽力してきた。朝鮮戦争帰還後、フォード自動車で真面目に働き引退。しかし自動車産業は今や斜陽。近隣にはモン族というアジア人が増えている。ある日、コワルスキーの家に泥棒が入る。犯人はモン族の少年。しかしコワルスキーは初年の境遇を知り緊密になっていく。やがて友情が生まれ、コワルスキーの差別・偏見の気持ちに変化が訪れる。
2019.09.13
クリント・イーストウット作品

映画『アルカトラズからの脱出』ネタバレ・あらすじ・感想・評価。クリント・イーストウッドvsドン・シーゲルの最後の映画。脱走モノ。

1979年に公開されたアメリカ合衆国の映画である。原題『Escape From Alcatraz』ドン・シーゲルとクリント・イーストウッドが組んだ最後の作品である。脱走モノ映画にハズレはないと言われている。『アルカトラズからの脱出』以前、以降と言われるほど、本作は脱走映画に於けるポジションは重要だ。脚本も演出も撮影も昔ながらの職人気質を守っている。ドン・シーゲルの経験と技術が集積されている。脱走モノとして初のハッピーエンドか?
2019.12.04
クリント・イーストウット作品

映画『ダーティファイター 燃えよ鉄拳』男は酒と女とケンカ!って時代があった。クリント・イーストウッドとソンドラ・ロックのラブラブ映画

アメリカの酒場は荒くれ者が多い。トラック運転手はその筆頭と言える。本作のクリント・イーストウッドは酒、ギャンブル、女、そしてケンカが何より好きな男だ。ケンカせずして男にあらずだ。好きになった女を賭けてケンカする。一見、カッコいいが現代で通用しない。恋人、ソンドラ・ロックの歌声が素晴らしい。オランウータンと共演している
2019.08.27
クリント・イーストウット作品

映画『シティヒート』はイーストウッドはソンドラ・ロックと別れて疲れていたのか 全く迫力がありません

本作『シティーヒート』はクリント・イーストウッドは出演だけしている。監督はやっていない。演技の方はと言うと、ちょっと今ひとつなのだ。何だか疲れていると言うか、気持ちが入っていないと言うか、とにかく迫力がないのだ。私生活で恋人のソンドラ・ロックと何か進展があったのかもしれない。バート・レイノルズはカッコいい。
2019.09.02
クリント・イーストウット作品

映画『タイトロープ』はクリント・イーストウッド主演作品で最も陰惨な映画である。また俳優として転換期であった。

本作はクリント・イーストウッド監督作品ではない。主演しているだけだ。この頃のイースウッドは過渡期だったのだろうか。それともソンドラ・ロックとの関係が終焉して疲れていたのだろうか。また映画界の様相が変化しているため今後の行方を観察していたのだろうか。何れにしても本作はクリント・イーストウッド作品の中ではとても陰惨な映画と言える。
2019.09.02
クリント・イーストウット作品

映画『ガントレット』はクリント・イーストウッドとソンドラ・ロックの青春恋愛ロードムービーだ。燃え盛る恋の炎が激しい

1977年製作の映画。おそらくではあるが、この時期のクリント・イーストウッドが一番勢いがあったのではないだろうか。やりたい放題だ。企画も何でも通っていたのだろう。恋人ソンドラ・ロックを主演に迎え、車、バイク、拳銃を振り回し男としても魅力を全開している。映画を用いてソンドラ・ロックに愛する気持ちを伝えているようだ。青春映画です。
2019.08.27
クリント・イーストウット作品

クリント・イーストウッド監督『センチメンタルアドベンチャー』映画は息子カイル・イーストウッドに父親として愛情を注ぐ涙溢れる映画だ。

『センチメンタルアドベンチャー』 原題 『Honkytonk Man』(122分/米/1982) イーストウッドにとってこの作品を作った意味を考えながら観ると感慨深い。 カイル・イーストウッドが父親から受けたもの この作品はイー...
2019.08.27
クリント・イーストウット作品

クリント・イーストウッド実話作品シリーズ『ハドソン川の奇跡』は法廷物語である。ネタバレ、評価、結末。

クリント・イーストウッドの挑戦は終わらない。前作の『アメリカン・スナイパー』では反戦を訴えた。本作も実話であるが、一人のパイロットを取り巻く人間模様を如実に描いている。裁判もの。法廷ものとも言える。パイロットは英雄か悪魔か。なぜ有罪に導こうとするのかも見えてくる。しかしアメリカ国民全員が応援し、最良の結果を見出す。
2019.08.27
クリント・イーストウット作品

クリント・イーストウッド監督『アメリカン・スナイパー』実話は映画史上最高傑作の反戦映画である。ネタバレ、感想、評価

クリント・イーストウッドは多くの戦争映画を制作している。西部劇作品も一貫して戦争映画だ。『許されざる者』『ミスティック・リバー』『ミリオンダラー・ベイビー』も戦争映画だ。そして本作はおそらくイーストウッド自身ストレートに描いた最高傑作の反戦映画であると言える。事実、アメリカの戦争映画の興行収入の記録を作った。そこに反戦の事実がある。
2019.08.27
クリント・イーストウット作品

クリント・イーストウッド監督『J・エドガー』は実話。米大統領を操った男である。ケネディーの死にも関与している。ネタバレ、感想、評価。

『J・エドガー』(138分/米/2011) 原題『J. Edgar』 アメリカの近代史はJ・エドガー無しには語れない。功績も大きいが非難の声もある。 約50年、FBI長官を務める。情報収集に全力をかけた人生。 ジョン...
2019.08.27
クリント・イーストウット作品

『ダーティーハリー4』はシリーズで一番のヒット作品。恋人ソンドラ・ロックとの最後の共演作品。ネタバレ、感想、評価

『ダーティハリー』シリーズの中で最も雰囲気が暗い作品と言っていい。テーマがレイプされた女性の復讐劇である。昼間より夜の場面を多用することで傷ついた女性心情を表すのと、暗闇で行われる殺意が映画全体にサスペンス感を作り出している。しかも犯人にソンドラ・ロックを応援したくなる効果も出している。ソンドラの静かなる微笑みも恐ろしい。
2019.06.27
2019年公開

映画『運び屋』実話、ネタバレ、感想、評価。クリント・イーストウッドの仕事人間を実演しているようだ

『運び屋』(116分/米/2018) 原題『The Mule』 『運び屋』を演じるイーストウッドは自らの映画人生を運んでいるように見えた。  さて、前回はちょっとセンチメンタルになってしまってあまり良い原稿を書けなかっ...
2019.04.02
2019年公開

クリント・イーストウッド映画『運び屋』実話、ネタバレ、感想、評価。アメリカ国家の終焉を描いている。

クリント・イーストウッドの最新作『運び屋』は麻薬を車で運ぶ老人の物語だ。かつてビジネスで大成功したが時代に乗り切れず破産した。破産して失った家族の大切さに気が付いた。しかしお金がない。運転技術だけはある。アールは必要とされる喜びかそれとも金にためか、何かを求めて数千キロの道をひたすら走る。男にとって仕事とは、家族とは何か?
2019.04.02
クリント・イーストウット作品

クリント・イーストウッドにとって『ブロンコ・ビリー』はあまりにも過小評価され、忸怩たる作品となった。本作はカウボーイの誇りと友情、反戦、そして愛を描いている

クリント・イーストウッド曰く「自分のキャリアの中で最も魅力的な作品の一つ」と言い切る。自身のキャラクターにも近いという。興行的に失敗だったかもしれないが思い入れが強い。最早、時代遅れの感のあったカウボーイに哀愁の念を抱き続ける男と世間知らずなじゃじゃ馬娘とのラブコメ感満載の物語。しかしベトナム戦争終結後の社会問題も提起している。
2019.08.27
クリント・イーストウット作品

クリント・イーストウッド監督デビュー作品『恐怖のメロディ』ストーカー映画の先駆けである。ネタバレ、あらすじ

ストーキングは日本でも世界でも今や社会的な問題、いや犯罪となっている。最初は好きな人に対して好意的と受け止められるが、限度を越すと強いストレスを与える。そのことを理解せずにいつの間にかストーキングしてしまう。クリント・イーストウッドは50年前にいち早くストーカーに着目して本作を監督した。本作の成功で自信をつけ、邁進する
2019.08.27
クリント・イーストウット作品

映画『アウトロー』はクリント・イーストウッドが息子カイルと恋人ソンドラ・ロックと共演したが、彼自身のプライベートがアウトローだったのではないか。感想、ネタバレ。

クリント・イーストウッド監督第五弾作品である。アウトローと言うタイトル自体に何か因縁を感じる。当時のイーストウッドはプライベートに置いて問題を抱えていたと思われる。最初の妻との息子カイルとの共演と新恋人ソンドラ・ロックとの恋愛。彼自身がアウトローであったのではないだろうか。心中を想像しながら観るとこの映画も違って見える
2019.06.27
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