映画『アルカトラズからの脱出』クリント・イーストウッドvsドン・シーゲルの最後の映画。脱走モノ。ネタバレ・感想・評価

クリント・イーストウット作品
スポンサーリンク

『アルカトラズからの脱出』(112//1979
原題 Escape from Alcatraz

スポンサーリンク

映画『アルカトラズからの脱出』のオススメ度は?

3.5

星3つ半です。

面白いと思います。

その後の脱走モノ映画のすべての要素が入っています。

ヒリヒリするような演出があります。

クリント・イーストウッドはやっぱりハンサムです。

エンドカットの明るい色調が衝撃を感じます。

スポンサーリンク

映画『アルカトラズからの脱出』の作品情報

【【原題】
Escape from Alcatraz
【製作年】
1979
【製作国】
アメリカ合衆国
【上映時間】
112分
【日本公開】
1979年
【世界公開】
1979年
【原作】
J・キャンベル・ブルース
【監督】
ドン・シーゲル
【脚本】
リチャード・タークル
【キャスト】
クリント・イーストウッド
パトリック・マクグーハ
ロバーツ・ブロッサム
ジャック・チボー
フレッド・ウォード
ポール・ベンジャミン
ラリー・ハンキン
ブルース・M・フィッシャー
フランク・ロンジオ
ダニー・グローバー

スポンサーリンク

映画『アルカトラズからの脱出』の作品概要

刑務所からの脱走モノ映画はたくさんある。本作は後世の作品に影響を与えた一本だと言える

脱走の展開はこの当時から確率されている。

看守との戦い、友情、裏切り、ケンカ、小道具、買収、真夜中、失敗、、、。つまり脱走モノ映画は本作までの作品を踏襲している

つまり『アルカトラズからの脱出』以前、以後に分けられる。

スポンサーリンク

映画『アルカトラズからの脱出』のあらすじ・ネタバレ

サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラス島は脱走が不可能と言われる刑務所だ。全米から凶悪犯が集められている。そこに入所したフランク(クリント・イーストウッド)は何とか脱走できないかを模索する。そしてある方法を用いて脱走計画を練る。

スポンサーリンク

映画『アルカトラズからの脱出』の感想・評価・内容・結末

脱走映画ナンバーワン作品『パピヨン』

刑務所からの脱走モノ映画は多い。まず頭に浮かぶのは『パピヨン』いまリメイクで公開されているが、オリジナルは1973年スティーブ・マックイーン主演の作品が衝撃的だ

これは本当にヒリヒリするような演出で展開されていく。脇を固めるダスティン・ホフマンがまた良い。恐怖を更に助長させるのだ。彼は『卒業』でブレイクした後、『真夜中のカウボーイ』で超クセのある演技でキワモノ俳優を印象つけた後に本作に出たのだが、主演のマックイーンとしては嫌だったのではないだろうか。

脱走モノ映画の名作たち

その他、脱走モノで最も有名なのは『ショーシャンクの空に』だろうか。この映画を自身おベストムービーにあげる人が多い理由はそれほどヒリヒリする展開ではなく、割と楽に観ていられるからだと思う。以下はわたしの好きな順位である。①『ダウン・バイ・ロー』②『暴力脱獄』③『ミッドナイト・エクスプレス』④『パーフェクト・ワールド』⑤『オー・ブラザー!

ドン・シーゲルは脱走モノ映画を撮りたがった理由

そして本作『アルカトラズからの脱出』は脱走モノ映画でも最上位にある作品だ。『パピヨン』と同じくヒリヒリする。本作の監督はドン・シーゲル。イーストウッドの師だ。ひょっとしてシーゲルはパピヨンを強く意識していたのではないかと予想される。あまりにも殺伐とした演出なのだ。自身がパピヨンを撮りたかったのではないかと思われるほどだ。

マックイーンvsイーストウッドという構図

しかも主演にイーストウッドを選んでいるのもマックイーンという同世代のスターに対抗しているかのようだ。当時はイーストウッドよりマックイーンの方が格が上だったと思う

その俳優同士のライバル心をくすぐるのもシーゲルのやり方だったような気がする。ただイーストウッドはやはり犯罪者をやるにはハンサムすぎる。顔が優しいのだ。

つまり正義面が隠せないのだ。それと比べてマックイーンはワイルド色が強い悪人面である。この違いが以後の脱走モノ映画の評価の差で『パピヨン』が首位にある理由だろう。

ちなみに『パピヨン』は73年北米で公開され5位にランクインだが、79年公開の『アルカトラズからの脱出』はベスト10にも入っていない。もちろん時代もあるが、やっぱりマックイーンの影響は大きいと言える。

脱走モノ映画の演出は出尽くしているのではないか

さて、脱走モノ映画の展開はほとんどはやり尽くしてしまったと言われている。何かフォーマットがあるみたいだ。

看守を買収したり、仲間に裏切られたり、ケンカしたり、スプーンとかの小さな道具でコンクリートを掘ったり、夜中に決行したりと大体がお決まりだ。本作でも同様だ

ドン・シーゲル作品のエンドカットとは思えない空の色

わかっていてもハラハラさせる演出を施しているのは、さすがドン・シーゲルだ。エンディングが明るい青空と海で終わるのにハッとさせられる。

何故ならばトップカットが夜のサンフランシスコの空撮なのだ(イーストウッドがトップカットで空撮を多用するのはドン・シーゲルの影響だろう)その対比が信じられないのだ。

シーゲルの映像表現はどことなくいつも陰鬱なのに、本作はどことなく希望を感じるのだ。この時、シーゲルは67歳。

かなり丸くなっていたのだろうか。この後、2作撮って永眠する。シーゲルとクリント・イーストウッドがコンビを組んだ最後の作品になる。そういう気持ちで観れば本作の見応えは十分だ。

スポンサーリンク

映画『アルカトラズからの脱出』まとめ 一言で言うと!

ドン・シーゲルの意地を見ろ!

クリント・イーストウッドが師匠のドン・シーゲルと組んだ最後の作品。年老いて尚、挑戦を続けるシーゲルの熱意に驚きを禁じ得ない。イーストウッドはその後、脱走モノ映画『パーフェクト・ワールド』を撮っている。ひょっとしたら本作の経験を踏襲したのかもしれない。

映画のことなら映画.comより引用
スタッフ
監督
ドン・シーゲル
製作
ドン・シーゲル
製作総指揮
ロバート・デイリー
原作
J・キャンベル・ブルース
脚本
リチャード・タッグル
撮影
ブルース・サーティース
音楽
ジェリー・フィールディング
キャスト
クリント・イーストウッドフランク・モーリス
パトリック・マクグーハン所長
ロバーツ・ブロッサムドク
ジャック・チボークラレンス・アングリン
フレッド・ウォードジョン・アングリン
ポール・ベンジャミンイングリッシュ
ラリー・ハンキンチャーリー・バッツ
ブルース・M・フィッシャーウルフ
フランク・ロンジオリトマス
ダニー・グローバー囚人
作品データ
原題 Escape from Alcatraz
製作年 1979年
製作国 アメリカ
上映時間 112分