『ダーティーハリー4』はシリーズで一番のヒット作品。恋人ソンドラ・ロックとの最後の共演作品。ネタバレ、感想、評価

クリント・イーストウット作品
ダーティハリー4 : 作品情報 - 映画.com
ダーティハリー4の作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。悪に対して法律すれすれの荒っぽい手段で敢然と挑む、サンフランシスコ警察の孤独な一匹狼ダーティハリーことハリー・キャ...

 

『ダーティーハリー4』(117分/米/1984)

原題 『Sudden Impact』

 

監督 クリント・イーストウッド

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『ダーティーハリー』シリーズで初の監督作品。悪を許せないハリーが初めて悪を見逃す名作

 『ダーティーハリー』シリーズ第四弾でようやくクリント・イーストウッドが監督をやった作品である。もちろん製作、主演も兼ねている。そして本シリーズ1番のヒット作品になった。この作品では長年の恋人であるソンドラ・ロックを主演女優に迎えている。『アウトロー』『ガントレット』『ダーティーファイター』『ブロンコ・ビリー』『ダーティーファイター燃えよ鉄拳』と数えて6作品目となる。そして本作が最後の共演となった。このシリーズでは珍しく二人のラブシーンがある。これもイーストウッドならではというか、主演女優との濡れ場を作るのは初期の作品では良く見られる。

美しいソンドラ・ロックが凶悪殺人鬼と化す理由を応援したくなる

さて、物語はソンドラ画家のジェニファーが凶悪殺人鬼と化して男どもを殺していく。その背景は大学生だった数年前に妹共々、ある女友達に誘われパーティーへいった際、その女友達の男どもにレイプされてしまって、妹が廃人になってしまう。そしていつかその連中に復讐を誓いチャンスを伺い犯行を重ねていくのだ。一人一人男を誘い出し、娼婦のようなふりをして二人っきりになると男の股間目がけて銃弾を放ち殺害する。かなり凄惨な殺し方だ。

ここにクリント・イーストウッド演じるハリーが絡んでくる。

ハリーとジェニファーが事もあろうに恋仲になってしまう

ハリーは本来ならサンフランシコ管轄なのだが、生まれ故郷であるサンパウロへやって来て、殺人事件い遭遇する。本来なら所轄外であるが連続殺人事件を追求する事になる。偶然、海辺でジェニファーと出会ったことから親しくなり、連続殺人事件の件を調べていることを告げてしまう。しかも一夜を共にしてしまう。

現代版の西部劇の仇討ちである。

物語はジェニファーの復讐劇を主体に進行していくが、結末は今までのシリーズとは異なる。ハリーが初めて犯人を見逃すのだ。理由はそのジェニファーと妹の心情を察したのだ。“強気をくじき弱きを助ける”と言っていいのかわからないが、現代版の西部劇の仇討ちである。昔なら許されたであろう復讐を1980年代に舞台を移して表現したと言っていい。そこには正義があるからだ。

冒頭から終盤までも雰囲気が暗い。復讐劇を醸し出すために夜を多くした

さて、この映画は冒頭から終始暗い。とにかく雰囲気が暗い。無論ロケーションが夜の場面が多いのでそう考えがちだが、やはり内容がレイブ、復讐となるととても凄惨な雰囲気になる。もちろんイーストウッドがそれを狙って夜のロケーションを多用したあたりがすごい。

この映画でソンドラはイーストウッドと別れるが、後にに映画顔負けの裁判を起こす。そちらの方が怖かったりする。イーストウッドは一人の女性と長年愛人関係にあり、言い方によってはソンどらを捨てたのだから報いるのが当たり前だと思う。まるで本当の『恐怖のメロディ』が始まったかのような二人の争いが続く。そう言った意味でもこの映画は二人の命運を暗示しているように見えてならない。

以下、クリント・イーストウッドとソンドラ・ロック共演の映画

映画『アウトロー』

映画『アウトロー』はクリント・イーストウッドが息子カイルと恋人ソンドラ・ロックと共演したが、彼自身のプライベートがアウトローだったのではないか。感想、ネタバレ。
クリント・イーストウッド監督第五弾作品である。アウトローと言うタイトル自体に何か因縁を感じる。当時のイーストウッドはプライベートに置いて問題を抱えていたと思われる。最初の妻との息子カイルとの共演と新恋人ソンドラ・ロックとの恋愛。彼自身がアウトローであったのではないだろうか。心中を想像しながら観るとこの映画も違って見える

映画『ガントレット』

映画『ガントレット』はクリント・イーストウッドとソンドラ・ロックの青春恋愛ロードムービーだ。燃え盛る恋の炎が激しい
1977年製作の映画。おそらくではあるが、この時期のクリント・イーストウッドが一番勢いがあったのではないだろうか。やりたい放題だ。企画も何でも通っていたのだろう。恋人ソンドラ・ロックを主演に迎え、車、バイク、拳銃を振り回し男としても魅力を全開している。映画を用いてソンドラ・ロックに愛する気持ちを伝えているようだ。青春映画です。

映画『ダーティファイター 燃えよ鉄拳』

映画『ダーティファイター 燃えよ鉄拳』男は酒と女とケンカ!って時代があった。クリント・イーストウッドとソンドラ・ロックのラブラブ映画
アメリカの酒場は荒くれ者が多い。トラック運転手はその筆頭と言える。本作のクリント・イーストウッドは酒、ギャンブル、女、そしてケンカが何より好きな男だ。ケンカせずして男にあらずだ。好きになった女を賭けてケンカする。一見、カッコいいが現代で通用しない。恋人、ソンドラ・ロックの歌声が素晴らしい。オランウータンと共演している

映画『ブロンコ・ビリー』

クリント・イーストウッドにとって『ブロンコ・ビリー』はあまりにも過小評価され、忸怩たる作品となった。本作はカウボーイの誇りと友情、反戦、そして愛を描いている
クリント・イーストウッド曰く「自分のキャリアの中で最も魅力的な作品の一つ」と言い切る。自身のキャラクターにも近いという。興行的に失敗だったかもしれないが思い入れが強い。最早、時代遅れの感のあったカウボーイに哀愁の念を抱き続ける男と世間知らずなじゃじゃ馬娘とのラブコメ感満載の物語。しかしベトナム戦争終結後の社会問題も提起している。

 

 

映画のことなら映画.comより引用

スタッフ
監督 クリント・イーストウッド
脚本 ジョセフ・C・スティンソン
原案 アール・E・スミス チャールズ・B・ピアース
製作 クリント・イーストウッド
キャスト
クリント・イーストウッドHarry_Callahan
ソンドラ・ロックJennifer_Spencer
パット・ヒングルChief_Jannings
ブラッドフォード・ディルマンCaptain_Briggs
ポール・ドレイクMick
作品データ
原題 Sudden Impact
製作年 1984年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー映画