映画『夕陽のガンマン』クリント・イーストウッドもカッコいいが、いぶし銀リー・ヴァン・クリーフには痺れてしまう

クリント・イーストウット作品
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『夕陽のガンマン』(130分/イタリア・西ドイツ・スペイン/1965)

原題 『Per qualche dollaro in più』

 

監督 セルジオ・レオーネ

 赤い夕陽(たぶん)に照らされた荒野。口笛が聞こえてくる。馬に乗った男が打たれて崩れ落ちる。そしてテロップには次のように書かれている「人名が軽視されたところでは時には殺人が金になった。だから賞金稼ぎが登場した」映画に慣れてしまっているから見落としてしまいがちだが、とても恐ろしい商売だ。

 この物語は2人の賞金稼ぎがその対象となる悪党を追いかけて退治、。あるいは保安官に突き出すと言う物語である。1人はリー・ヴァン・クリーフ演じる強面の紳士マーティマー。途轍もない存在感を醸し出している。眼光が鋭い。もう一人はイーストウッド演じるモンコ(設定上は名無しの男でこれは渾名になる。ちなみにモンコはスペイン語でか片腕を意味する。イーストウッドは用心棒に出ていた三船敏郎がいつも着物に両腕を入れていたのを参考にしたらしい)こともあるろうか、いや偶然は必然だが、2人は同じ街で出会ってしまう。強者は強者を知るというが、お互いに銃の腕を認め合いコンビを組むことになる。

 この二人が出会って、腕をを披露する場面が本当にカッコいい。まずは互いのブーツを踏みつける。そして殴る。落ちた帽子を拾い上げるマーティマー。それを拾わせまいと銃で打ち続けるモンコ。帽子は遠くへ飛ばされる。遂にモンコの弾は届かなくなる。帽子を拾い上げるマーティモー。今度はモンコの被る帽子を打つ。見事な演出だ。お互いを知る演出では映画史に残るだろう。本当にワクワクドキドキする。たまらない。

 2人が組んで狙うのは悪党で名高いインディオだ。彼らの首には賞金10,000ドル以上の根が付けられている。しかし二人はミスる。インディオたちは銀行強盗を行い大金をせしめる。インディオに近ずいたが、身元がバレて半殺しに合う。そして再びインディオと対決すると言う話だ。

 この映画で面白いの悪党扱いされているインディオの心情光景も映し出しているところだ。ボスのインディオの過去のトラウマを如実に表現している。彼は若い時に女をとられた。そしてその男を殺害している。それが彼の心に強烈に残っているのだ。懐中時計にその女の写真が入っている。悪党であるが人間らしさを見る演出だ。従来の西部劇ではインディオに対して非常な表現ばかりしていた。強姦、放火、略奪、殺人などだ。映画と言えど酷い扱いを受けている。本作ではインディオに対しての優しさが見える。それは素晴らしいことだ。

 物語はマカロニウエスタンのお決まりコースで進む。最後の最後に正義?白人が勝つのだ。でもここでインディオが思いを寄せた女とマーティーマの持っている懐中時計の女が同一人物とわかる。妹だったのだ。マーティマーは妹はインディオに殺されたと思っている。しかし実際は自殺したのだった。

  最後の戦いの場面は長い。とにかく長いのだ。懐中時計の音色と顔のアップで情感を刺激するのだが、ちょっとイラッとするくらい長い。でも当時としては画期的な演出だったと思う。顔のアップの撮り方も上手い。

 そしてインディオが盗んだお金をごっそりと頂く。これは何だろう、、、。相棒のマーティマーはお金をもらわずに立ち去る。ここで一瞬、夕陽らしき光景が出る。音楽が更に情感豊かにする。心に入ってくる。そして再び荒野に。

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【セルジオ・レオーネvsクリント・イーストウッド映画】

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ウイキペディアより引用

監督 セルジオ・レオーネ
脚本 セルジオ・レオーネ ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ
製作 アルトゥーロ・ゴンザレス アルベルト・グリマルディ

出演者
クリント・イーストウッド
リー・ヴァン・クリーフ
ジャン・マリア・ヴォロンテ
音楽 エンニオ・モリコーネ
撮影 マッシモ・ダラマーノ
編集 ユージェニオ・アラビソ ジョルジョ・セッラロンガ

配給 ユナイト映画
公開 19651218
   1967127
   1967510

上映時間 130分 132
製作国 イタリア 西ドイツ スペイン
言語イタリア語

製作費 $600,000

興行収入 $15,000,000

配給収入 31517万円[1]

前作 荒野の用心棒

次作 続・夕陽のガンマン