映画『荒野のストレンジャー』あらすじ・ネタバレ・感想。クリント・イーストウッド最初の西部劇映画は謎解き満載

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映画『荒野のストレンジャー』あらすじ・ネタバレ・感想。クリント・イーストウッド最初の西部劇映画は謎解き満載お茶の間映画館

映画『荒野のストレンジャー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『荒野のストレンジャー』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。

HPサイト】
映画『荒野のストレンジャー』IMDbサイト
【予告映像】
映画『荒野のストレンジャー』トレーラー

『荒野のストレンジャー』
原題 High Plains Drifter』(105//1973年)

【監督】
クリント・イーストウッド
【製作】
ロバート・デイリー
【出演】
クリント・イーストウッド
バーナ・ブルーム
マリアンナ・ヒル

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  1. 映画『荒野のストレンジャー』NHK BSプレミアム放送 7月17日(金)午後1時00分~2時46分
    1. 7月17日(金)午後1時00分~2時46分
  2. 映画『荒野のストレンジャー』のオススメ度は?
  3. 映画『荒野のストレンジャー』の作品概要
  4. 映画『荒野のストレンジャー』のあらすじ・ネタバレ
  5. 映画『荒野のストレンジャー』の感想・評価・内容・結末
    1.  イーストウッド監督第二弾作品。西部劇の定石である復讐劇に一味も二味も新たなエッセンスを加味している名作です。
      1. クリント・イーストウッドの西部劇はこの三部作が始まった!
    2. たた通りすがりの街の問題に巻き込まれただけ
    3. ならず者退治に駆り出されたイーストウッド
      1. 西部劇『アウトロー』でソンドラ・ロックと出会い激しく愛し合います
    4. 善人面する奴ほど悪い「悪い奴ほど良く眠る」
    5. クリント・イーストウッド監督第二弾は悪党に殴られない理由がある
      1. おそらく『許されざる者』への布石の映画だと思います
    6. 名無しのストレンジャーが怖いにも理由がある
    7. 冷酷で極悪人として振る舞うのは住民の真の姿を描いている
      1. 『ダーティーハリー』は現代の正義ある西部劇と言えます
    8. 保安官がイーストウッドそっくりなのも謎解きになる
    9. 果たしてストレンジャーとは一体誰なのか、何なのか?
      1. クリント・イーストウッド最後の西部劇映画は最高傑作!
  6. まとめ 映画『荒野のストレンジャー』一言で言うと!
  7. 映画『荒野のストレンジャー』追記
  8. 【合わせて観たい映画】
    1. ストレンジャーになれそうだったアーサー
      1. 映画『ジョーカー』その①
      2. 映画『ジョーカー』その②
      3. 映画『ジョーカー』その③
    2. クリント・イーストウッドドル箱三部作
      1. 映画『荒野の用心棒』
      2. 映画『夕陽のガンマン』
      3. 映画『続・夕陽のガンマン』
    3. 【クリント・イーストウッド人気映画】
      1. 映画『許されざる者』
      2. 映画『パーフェクト ワールド』
      3. 映画『硫黄島からの手紙』
      4. 映画『ダーティハリー2』
      5. メリル・ストリープとの最後の恋愛映画
      6. 映画『ガントレット』
  9. 映画『荒野のストレンジャー』の作品情報

映画『荒野のストレンジャー』NHK BSプレミアム放送 7月17日(金)午後1時00分~2時46分

7月17日(金)午後1時00分~2時46分

クリント・イーストウッド出演・監督作品です
西部劇は本作が初めての監督作品です
ここから最高傑作映画『許されざる者』への道が始まります
本映画には正義はありません
一切ありません
この男は一体誰だったのでしょうか?

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映画『荒野のストレンジャー』のオススメ度は?

5.0

5つです。

この映画は名無しの男という設定が良い。

今なお、謎解き映画となっています。

ダンカン保安官は一体誰なのか?

イーストウッドは正義の味方なのか?

最後の墓場は誰なのか?

ストレンジャー(Drifter)とは幽霊なのか?

存在しているのか?

何度観ても謎解きに夢中になれます。

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映画『荒野のストレンジャー』の作品概要

『荒野のストレンジャー』原題『High Plains Drifter』1973年に公開されたアメリカの西部劇映画。監督・主演はクリント・イーストウッド。監督第二弾で初めて西部劇を撮ることになった(第一弾は『恐怖のメロディ』)映画の師匠であるセルジオ・レオーネとドン・シーゲル両監督へ感謝の気持ちが読み取れる。二人の監督から学び、そして影響を受けているのが如実にわかる作品でもある。

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映画『荒野のストレンジャー』のあらすじ・ネタバレ

広大なアメリカの大地に立ち込める陽炎。馬に乗った男の姿が見える。ゆっくりと揺らめきながら男は馬に乗って向かってくる。荒野の街ラーゴ。陽炎の中の男が街馬に乗って悠然と街を歩く。そして一軒のバーに入る。彼はただバーに入って酒を飲みたかっただけ。しかし街の男どもが彼をからかう。あっという間に3人殺される。住民たちは恐怖するが、彼を雇うことにする。一年前、悪党三人組を牢屋にぶち込んだが、そろそろ出所して復讐にくるのだ。住民たちは悪党三人組が恐ろしい。自分たちの手は汚したくないから通りすがりのストレンジャーに殺しを依頼するのだ。しかし、、、。

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映画『荒野のストレンジャー』の感想・評価・内容・結末

 イーストウッド監督第二弾作品。西部劇の定石である復讐劇に一味も二味も新たなエッセンスを加味している名作です。

イーストウッドにとって監督第二弾の作品です。最初の西部劇映画。

この映画でイーストウッドにはあまり台詞がないように感じます。それがとても良いのです。

まず冒頭からすごい。荒野の遥か向こうに陽炎が立ち込めています。その陽炎の中から馬に乗ったストレンジャー(イーストウッド)が現れます。

姿勢が良い亡霊のようです。

同時に何か起きそうな、少し不安気なメロディー(笛ぶえの音)が聴こえてきます。

荒野を越え山を越え砂漠を渡っていくと、湖がある街に着きます。ラーゴという街です。街は保守的で外部の人間を好まない雰囲気を漂わせています。

街のストリートを馬で進むと突然訪れたよそ者をジロジロとみんなが見ます。田舎特有の視線です。

クリント・イーストウッドの西部劇はこの三部作が始まった!

『荒野の用心棒』でクリント・イーストウッドは世界に羽ばたいた。セルジオ・レオーネ監督と黒澤明監督への尊敬の念は消えない
本作の『荒野の用心棒』でクリント・イーストウッドは世界のスターの仲間入りすることになる。セルジオ・レオーネの手腕に寄るところが大きい。しかし本作は黒澤明監督の『用心棒』のリメイク、いや盗作だったのだ。以後、2作『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』はドル箱三部作となり世界にマカロニ・ウエスタンブームを巻き起こす。
映画『夕陽のガンマン』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッドもカッコいいが、いぶし銀リー・ヴァン・クリーフには痺れてしまう
映画『夕陽のガンマン』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッドもカッコいいが、いぶし銀リー・ヴァン・クリーフには痺れてしまう。映画『夕陽のガンマン』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『夕陽のガンマン』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『夕陽のガンマン』の作品情報・概要 『夕陽のガンマン』はイタリア語『Per qualche dollaro in più』英語では『For a Few Dollars More』となる。意味は「もう数ドルのために」となる。1965年のイタリア制作の西部劇である。セルジオ・レオーネ監督作品。クリント・イーストウッド主演。共演はリー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ、クラウス・キンスキー。前作『荒野の用心棒』と次作『夕陽のガンマン』と合わせて「ドル箱三部作」と呼ばれている。エンニオ・モリコーネの音楽が秀逸。日本公開は1967年。映画『夕陽のガンマン』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッドもカッコいいが、いぶし銀リー・ヴァン・クリーフには痺れてしまうセルジオ・レオーネとクリント・イーストウッドが組んだドル箱三部作の第二弾。西部劇お決まりの物語進行。流れ者、いや賞金稼ぎがふらっと街へ訪れる。そしてひと稼ぎ。しかしそこには同じく賞金稼ぎを生業にするガンマンが登場する。二人は意気投合し共闘することになる。しかし敵は手強い。レオーネの独特の演出に心踊り、汗をかく。
ドル箱三部作『続・夕陽のガンマン』ネタバレ・あらすじ・感想。南北戦争の中「善と悪と醜」なる人間という生き物の化けの皮を剥がす名作。
ドル箱三部作『続・夕陽のガンマン』ネタバレ・あらすじ・感想。南北戦争の中「善と悪と醜」なる人間という生き物の化けの皮を剥がす名作。映画『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 映画『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』の作品情報・概要『続・夕陽のガンマン』原題『 Il buono, il brutto, il cattivo』英題『The Good, the Bad and the Ugly』日本語に直訳すると『善玉、悪玉、卑劣漢』となる。1966年のマカロニ・ウェスタン。セルジオ・レオーネ監督作品。クリント・イーストウッド(善玉)、リー・ヴァン・クリーフ(悪玉)、イーライ・ウォラック(卑劣漢)出演。敬虔なカトリック教徒のセルジオ・レオーネが南北戦争を舞台に描いた名作。

たた通りすがりの街の問題に巻き込まれただけ

イーストウッドは馬を止め一息しようとバーに入ります。ただバーに入って一杯飲んで休みたいだけです。

最初のセリフは「ビールとボトル」です。静かに酒を飲みたいだけです。

よせば良いのにイーストウッドにちょっかいを出す奴らがいて、あっという間に三人殺されてしまいます。

そこからイーストウッドがこの街の抱える問題に巻き込まれていきます。

街はなんと金鉱を持っているのでした。

しかし一年前、その金鉱の権利が国にあると判明しました。

もしそれを公になれば国有地となり街の収益が減ってしまうという事態に発展。

死活問題です。

街の保安官のダンカンは正直者で、公にすることを進言したばかりに殺されてしまいます。

ならず者退治に駆り出されたイーストウッド

街は辛うじて権利を保つことができました。しかし保安官殺し依頼した相手が悪かったのです。

ならず者の悪党三人組のたかり屋たちでした。弱みに付け込んで大きい顔をし出しました。

そこで街の人はこのならず者の始末を考えるのですが、殺すことは出来ずに牢屋にぶち込むだけにとどまります。(三人に酒を飲ませて酔いつぶして逮捕させたのです)

これが街の大きな重荷になって行きます。一年後、ならず者の悪党三人組が刑期を終えて街へ復讐に来るからです。

そこへタイミングよく、イーストウッド演じるストレンジャー(Drifter)が現れたのです。早撃ちガンマンで流れ者ですから打って付けです。お役目ごめんになったら今度はしっかりと殺せば良いのです。

そして都合よくならず者の悪党三人組の退治をクリント・イーストウッド演じるストレンジャーに頼むと言う話です。

でも無理がある、と言うか辻褄が合いません。イーストウッドには殺す理由がないのです。

ただの通りすがりです。しかも、一見、その悪党三人組が悪人のように感じますが、一番の悪党は実は街の住民たちです。

西部劇『アウトロー』でソンドラ・ロックと出会い激しく愛し合います

善人面する奴ほど悪い「悪い奴ほど良く眠る」

住民たちは自らの手を汚さず人を殺すことを考えています。善人ぶっているのです。

よく言うではないですか。悪い奴ほど良く眠るつまり虫を殺さぬ顔をしている人間ほど残酷なのです。

この映画でイーストウッドが黒澤明監督の影響を受けているのが如実にわかります。

『七人の侍』です。弱い者は善人だ、と言いますが、それが幻想だと気づかせる場面があるのです。

映画の中で農民は弱く情けない風情を出していますが、菊千代が暴露します。

「百姓ほど汚くて卑しくて卑怯者はいない、こんな顔して何してるかわからない」と言って百姓が侍を殺して奪った刀や槍、甲冑を取り出して投げつける場面です。

本作でも街の住民たち全員が善人面をしています。

クリント・イーストウッド監督第二弾は悪党に殴られない理由がある

さて、本作は冒頭で書いたようにイーストウッドにとって監督2作目で西部劇では1作目に当たります。

以後、西部劇は『許されざる者』まで続きます。

イーストウッドの作品の中では彼は時折、悪党にコテンパンに、いわゆる半殺しに合うシーンがありますが、本作にはありません。

2本目の監督作品だからか、いやレオーネ3作品『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』でコテンパンにやられたから自身の監督作品はカッコよく演じたいと思ったのでしょうか?

いや違います。本作ではやられる必要がないのです。

おそらく『許されざる者』への布石の映画だと思います

名無しのストレンジャーが怖いにも理由がある

本作のイーストウッドの役柄には名前がありません。

原題は『High Plains Drifter』、ドリフターは漂流者。邦題はストレンジャー(名無しの男)、つまり見知らぬ者です。

何度も書きますが、通りかかっただけです。

ストレンジャーに罪はないから半殺しにする必要がありません。

またこの映画ではこのストレンジャーに対する恐怖心も上手の描いています。

この描き方にイーストウッドの監督としての才能が見受けられます。

街の住民たちは共有する秘密を持っています。保安官殺しです。

みんなで殺しを計画し、傍観しました。共犯です。それを守ることで結束しています。

故に現れたストレンジャーを警戒し恐怖を感じるのです。そして肚の中では秘密がバレたらストレンジャーを殺せば良いと考えています。

罪を重ねれば重ねるほど結束も固くなると信じているのですが、それは諸刃の剣のごとく崩壊して行きます。

冷酷で極悪人として振る舞うのは住民の真の姿を描いている

イーストウッド演じるストレンジャーはすぐに人を殺す冷酷者として描かれています。けれどインディオや身体的障害を持っている人には優しい一面を見せます。

またイーストウッドの過去にトラウマがあるかのようなフラッシュバック的な演出がありますが、実際は街の住民たちが犯した保安官殺しのトラウマを上手く表現しています。

そのフラッシュバックの保安官とストレンジャーが微妙に被ってくるのが秀逸です。素晴らしい。この演出が何を意味するのか考えながら観るのが最高に面白のです。

『ダーティーハリー』は現代の正義ある西部劇と言えます

保安官がイーストウッドそっくりなのも謎解きになる

どう観ても鞭打たれている保安官はイーストウッドに見えてきます。でも違います。

前保安官のダンカンです。でもひょっとしたらイーストウッドはダンカンの亡霊なのか?等と考えてしまうです。

エンディングにイーストウッドに名前を尋ねるシーンがあります。

「あんたの名前を聞いてなかったね」イーストウッドは「すでに知っているだろ」と答えます。

さあ、ここです。この場面で全ての謎が解ける、いや解けない。何度も入るフラッシュバックの映像の意味がわかるようでわからないのです。いや「わからなくてオッケー」というニュアンスで良しとしましょう。

その後、名無しの保安官の墓標に名前が入っている映像が映ります。さあ、なんと彫ってあるでしょう。これが謎解きのヒントになります。

果たしてストレンジャーとは一体誰なのか、何なのか?

さて、この映画の中のイーストウッドは本当に無敵です。

無敵どころか言い方を変えれば無法者であって極悪非道の人間です。

中でも女性を手篭め(レイプ)にする場面はちょっとキツイと感じました。

劇中にこんなセリフやりとりがあります。

女「彼らはあなたを怖がっているのよ」

イーストウッド「怖がるには理由があるんだ」

うーん、上手い、実に上手い。

これがすべてのような気がします。わたしたちも何か心にやましいことがあると怖くなることがあります。

街の連中は人を殺しているから、それが露呈したくないのです。

保身です。保身は醜いです。悪事の堂々巡りが始まります。

人殺しを積み重ねたイーストウッドも同様で、本来なら罪の意識に苦しむところですが、この映画には全くそれがありません。

何故ならばストレンジャーだからです。実在しているのか否かも不明なのです。正体不明の存在ほど恐ろしき存在はありません。

この映画は一度、罪を犯すともう後戻りはできない苦しみについて訴求してきます。

もし罪を犯すのであれば強靭な精神力も必要であることも訴求しています。

もちろん後者はストレンジャーのことです。

善人の背中は嘘つきと書いてあります。

一度、嘘つきになった善人はタチの悪い悪党です。

ストレンジャーの正体はわたしたちの心の中にある恐れなのでしょうか。

そんなことを教えてくれる映画でした。

クリント・イーストウッド最後の西部劇映画は最高傑作!

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まとめ 映画『荒野のストレンジャー』一言で言うと!

「嘘つきは泥棒の始まり」

この言葉は世界共通ではないでしょうか。もちろん言語によって言い方は異なりますが、意味合いとしては同じだと思います。人間というのは些細な嘘をつきます。安易な気持ちが取り返しのつかない問題に発展させてしまうこともあります。それが軽犯罪ならともかく重犯罪に繋がることも多々あります。優しい嘘ならともかく、心にやましい気持ちがあるままの嘘はきっと後から後悔することになります。何より自分の心を痛めつけてきます。

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映画『荒野のストレンジャー』追記

クリント・イーストウッド監督第二弾ですが、本当に素晴らしい演出をしていると思います。何度観ても「新しい発見」があるのです。

この映画のは完璧に近いのではないでしょうか。人々を楽しませるのは当たり前ですが、「人間とは一体何なのだ?」と考えさせられます。

初見であればならず者の悪党三人組が一番悪い、つまり憎まれ役となります。でも彼ら悪党三人組を操っていたのは“善人面”する街の住人です。

街の住人は自らの手を汚さず人を殺します。これってとんでもない悪党ですよ。街の利権を守るために、正義漢の強かったダンカン保安官を殺して、さらにダンカン保安官を殺した悪党三人組を殺そうと企てましたが失敗しました。

そして三人組の出所を恐れているのです。

そこへ現れた『荒野のストレンジャー』はまさにうってつけの存在でした。しかも今度は彼が仕事を終えたら「殺す」と相談している有り様です。本当に悪党です。

世界のどこへ行ってもこういう小さな街では住民同士が秘密を共有すると団結するという現実は今でもあると思います。

これは日本の田舎独特な現象かと思っていましたが、世界中にあります。逆に日本のことを「村社会」と言って批判する人は世界との比較ができていない人だと気が付きます。

「あー、日本って本当にダメだなあ」って言う人に「そんなに世界を見てきたの?」と聞いたことがありますが、答えられませんでした。

日本はそんな悪くないです。とても住みやすい国です。

話は逸れましたが、本映画『荒野のストレンジャー』を乱暴なまでにひとことで言ってしまえば結局「村社会の田舎っぺ軍団征伐物語」なのです。

どこにでもあります。集団ができれば必ず起きます。学校でも、会社でも起きます。みんなが誰かに依存しています。良いことは自分の利益にします。

悪い展開になると「知らない顔」をして、解決してから「協力します」などと言うのが人間です。

本映画『荒野のストレンジャー』を観ていると人生の正しい歩き方を教えてくれる気がしてなりません。

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【合わせて観たい映画】

ストレンジャーになれそうだったアーサー

映画『ジョーカー』その①

ある意味、ストレンジャーになれなかった男です。

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クリント・イーストウッドドル箱三部作

映画『荒野の用心棒』

セルジオ・レオーネとクリント・イーストウッドの伝説の始まり

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映画『夕陽のガンマン』

セルジオ・レオーネ監督と組んだ第二弾作品

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映画『続・夕陽のガンマン』

この映画の衝撃は大きかった ラストシーンは伝説となった

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【クリント・イーストウッド人気映画】

映画『許されざる者』

最高傑作はアメリカ社会を痛烈に批判した映画

クリント・イーストウッド最高作品『許されざる者』こそアメリカ社会の写し絵だ。評価、ネタバレ、感想
クリント・イーストウッドの代表的な『許されざる者』(131分/米/1992)はアメリカ映画史で燦然と輝く名作だ。この作品には出てくる人たちは善良な市民なのか、それとも悪党なのか。こういう時代があった。人殺しが生業として許される悲しき時代を忘れてはいけない。

映画『パーフェクト ワールド』

ケビン・コスナー主演映画で大ヒット!

映画『パーフェクト ワールド』ネタバレ・あらすじ・感想・内容。クリント・イーストウッドvsケビン・コスナー、完全な世界とは“心の自由”を獲得すること。
映画『パーフェクト ワールド』公式サイトにて作品情報・キャストをご確認ください。映画『パーフェクト ワールド』ネタバレ・あらすじ・感想・内容。クリント・イーストウッドvsケビン・コスナー、完全な世界とは“心の自由”を獲得すること。映画『パーフェクト ワールド』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。パーフェクト ワールド映画『パーフェクト ワールド』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 映画『パーフェクト ワールド』の作品概要『パーフェクト ワールド』原題『A Perfect World』1993年のアメリカ映画(クライム、サスペンス映画)クリント・イーストウッド監督作品。『ダンス・ウイズ・ウルブス』(90)で製作・監督・主演をこなしアカデミー賞で多くの賞を獲得したケビン・コスナーを主演に迎えて製作。イーストウッドは『許されざる者』(92)でアカデミー監督賞は獲得しているが作品賞は獲っていない。コスナーの方が早く獲っている。フィリップ・ペリー 演じたT・J・ローサーが高く評価された。後のアカデミー賞助演女優賞獲得の若きローラ・ダーンが好演。

映画『硫黄島からの手紙』

第二次世界大戦を日本側から捉えた名作

映画『硫黄島からの手紙』ネタバレ・あらすじ・感想。二宮和也が役者になった映画。イジケっぷりが最高。
映画『硫黄島からの手紙』ネタバレ・あらすじ・感想。二宮和也が役者になった映画。イジケっぷりが最高。映画『硫黄島からの手紙』の作品情報・概要『硫黄島からの手紙』原題『Letters from Iwo Jima』2006年のアメリカ合衆国の戦争映画。『父親たちの星条旗』(原題『Flags of Our Fathers』)と企画された「硫黄島プロジェクト」の日本側視点の作品となる。栗林忠道陸軍大将が本土の妻子に当てた手紙『「玉砕総指揮官」の絵手紙』(栗林忠道・著 吉田津由子・編)に基づいて脚本を練られている。監督は『父親たちの星条旗』と同じくクリント・イーストウッド。

映画『ダーティハリー2』

シリーズでも特に人気の高い作品

映画『ダーティハリー2』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッドのマグナム44がアメリカ社会へ向かう理由。
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映画『マディソン郡の橋』

メリル・ストリープとの最後の恋愛映画

映画『マディソン郡の橋』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。夫のいぬ間の「不倫」が人生のエネルギーになった主婦と放浪カメラマンの最後の恋。
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映画『ガントレット』

ソンドラ・ロックとの恋愛街道真っしぐらです

映画『ガントレット』はクリント・イーストウッドとソンドラ・ロックの青春恋愛ロードムービーだ。燃え盛る恋の炎が激しい
1977年製作の映画。おそらくではあるが、この時期のクリント・イーストウッドが一番勢いがあったのではないだろうか。やりたい放題だ。企画も何でも通っていたのだろう。恋人ソンドラ・ロックを主演に迎え、車、バイク、拳銃を振り回し男としても魅力を全開している。映画を用いてソンドラ・ロックに愛する気持ちを伝えているようだ。青春映画です。
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映画『荒野のストレンジャー』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
クリント・イーストウッド
脚本
アーネスト・タイディマン
製作
ロバート・デイリー
撮影
ブルース・サーティーズ
音楽
ディー・バートン
編集
フェリス・ウェブスター
字幕
川名完次
スタッフ・キャスト
監督
クリント・イーストウッド
脚本
アーネスト・タイディマン
製作
ロバート・デイリー
撮影
ブルース・サーティーズ
音楽
ディー・バートン
編集
フェリス・ウェブスター
字幕
川名完次
The Strangerクリント・イーストウッド
Sarahバーナ・ブルーム
Callieマリアンナ・ヒル
Daveミッチェル・ライアン
Morganジャック・ギンク
Mayor_Jason_Hobertステファン・ギラシュ
Lewisテッド・ハートリー
Mordecaiビリー・カーティス
Bridgesジェフリー・ルイス
1972年製作/アメリカ
原題:High Plains Drifter
配給:ユニヴァーサル=CIC

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