映画『ジョーカー』ネタバレ・あらすじ・評価・感想。「神or悪魔?」を観て決めよ!ジョーカー続出でアメリカ熱狂。

2019年製作
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映画『ジョーカー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『ジョーカー』IMDbサイト・ Rotten Tomatoesサイトにて作品情報・キャスト情報ならびにレビューをご確認ください。
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『ジョーカー』
(2019年製作/122分/R15+/アメリカ)

原題:Joker
配給:ワーナー・ブラザース映画

【監督】
トッド・フィリップス
【製作】
トッド・フィリップス ブラッドリー・クーパー エマ・ティリンジャー・コスコフ【製作総指揮】マイケル・E・ウスラン ウォルター・ハマダ アーロン・L・ギルバート ジョセフ・ガーナー リチャード・バラッタ ブルース・バーマン【脚本】トッド・フィリップス スコット・シルバー【撮影】ローレンス・シャー【美術】マーク・フリードバーグ【衣装】マーク・ブリッジス【編集】ジェフ・グロス【音楽】ヒドゥル・グドナドッティル【音楽監修】
ランドール・ポスター ジョージ・ドレイコリアス
【出演】
ホアキン・フェニックス ロバート・デ・ニーロ ザジー・ビーツ フランセス・コンロイ ビル・キャンプ シェー・ウィガム ブレット・カレン グレン・フレシュラー リー・ギル ダグラス・ホッジ ダンテ・ペレイラ=オルソン マーク・マロン ジョシュ・パイス シャロン・ワシントン ブライアン・タイリー・ヘンリー ロッコ・ルナ ソンドラ・ジェームズ ハンナ・グロス エイプリル・グレイス

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  1. 映画『ジョーカー』外部リンク
  2. 映画『ジョーカー』のオススメ度は?
  3. 映画『ジョーカー』の作品概要
  4. 映画『ジョーカー』のあらすじ・ネタバレ
  5. 映画『ジョーカー』の感想・内容
    1. 快挙!アメコミからヴェネチア国際映画祭金獅子賞獲得
    2. ホアキン・フェニックスは準備万端で挑んだジョーカー
    3. これが煽動映画にならないことを願う
  6. 映画『ジョーカー』の考察・評価
    1. 安易にムーブメントに乗ってはいけない
    2. 民族、人種、宗教の対立が始まったら収集つかない
    3. ジョーカーが現れた必然性には意味がある
    4. アーサーとはジョーカーとは何者なのか
    5. 清貧は美なんて嘘。貧困は罪です。
  7. 映画『ジョーカー』の結末
    1. ジョークで犯罪を犯すという恐怖
  8. ホアキン・フェニックスが『ジョーカー』を演じるまでの道のり
    1. 必然的だったと言うか「確信犯」だったのではないでしょうか
    2. そうそうたる監督の作品で研鑽を積んだのか
    3. 引退宣言して挑んだ大ドッキリ映画で大バッシング
    4. ウソ引退から4年後に復活
    5. 再びガス・ヴァン・サント監督と組んだ理由は数年後わかる
    6. 『ジョーカー』はホアキンが仕組んだ最高のジョークなのかも
  9. トッド・フィリップス監督の演出について
  10. まとめ 映画『ジョーカー』一言で言うと!
  11. 映画『ジョーカー』の感想2(鑑賞3回目)
    1. 2019年にジョーカーの出現には意味がある
    2. 世界にヒーローがいない今、『ジョーカー』が新ヒーローか
    3. パンフ・ネットから拾ったジョーカー情報
  12. トッド・フィリップス監督が描きたかった“共感”と“共感の欠如”
    1. 見向きもしない花を踏み潰すって矛盾している
    2. トッド・フィリップスが『ジョーカー』を思いついた瞬間と場所
    3. 新しい形の『ジョーカー』をやる決意
    4. コミック映画で人物中心の映画を描く
  13. トッド・フィリップス監督が影響を受けた映画。
    1. 「ジョーカーの物語ではなくジョーカーになっていく物語」
    2. スーパー・ヴィランの男をリアルで愛すべき人間
  14. トッド・フィリップス監督が描きたかった“共感”と“共感の欠如”
    1. 脚本はホアキン・フェニックスのために書いた
      1. フィリップスvsホアキンで最高傑作
      2. ロバート・デ・ニーロのキャスティング
    2. コメディ映画で培ったこと
    3. 今、『ジョーカー』が上映される意味は?
    4. 米国の問題、ある種の扇動映画にならないかと懸念されていることについて
    5. 続編は?
  15. もっとあるアメリカン・ニューシネマ
      1. ある種アウトローを求めた時代
      2. その他、ジョーカー関連の映画
  16. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
  17. 合わせて観たい映画
    1. 【ホアキン・フェニックスの怪演が観られる映画】
      1. 映画『ゴールデン・リバー』
      2. 映画『ドント・ウォーリー』
    2. 【格差社会を描いた映画】
      1. 映画『MOTHER マザー』
      2. 映画『ミッドナイトスワン』
      3. 映画『ばるぼら』
      4. 映画『滑走路』
      5. 映画『絶唱(1975)』
      6. 映画『万引き家族』
      7. 映画『誰も知らない』
      8. 映画『存在のない子供たち』
      9. 映画『行き止まりの世界に生まれて』
      10. 映画『人数の町』
      11. 映画『天気の子』
      12. 映画『エリカ38』
      13. 映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
      14. 映画『パブリック 図書館の奇跡』
      15. 映画『凪待ち』
      16. 映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』
      17. 映画『鵞鳥湖の夜』
      18. 映画『はちどり』
      19. 映画『レ・ミゼラブル』
      20. 映画『パラサイト 半地下の家族』
      21. 映画『カイジ 人生逆転ゲーム』
      22. 映画『希望の灯り』
      23. 映画『タロウのバカ』
      24. 映画『存在のない子供たち』
      25. 映画『荒野にて』
      26. 映画『ドッグマン』
      27. 映画『マイ・フェア・レディ』
      28. 映画『ウエスト・サイド物語』
      29. 映画『愛と青春の旅だち』
      30. 映画『黒い司法 0%からの奇跡』
      31. 映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』
      32. 映画『わたしは金正男を殺してない』
      33. 映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』
      34. 映画『朝が来る』
      35. 映画『スキャンダル』
      36. 映画『七人の侍』
      37. 映画『ミリオンダラー・ベイビー』
      38. 映画『道』
      39. 映画『楽園』
      40. 映画『第三夫人と髪飾り』
      41. 映画『グラン・トリノ』
      42. 映画『赤い雪 Red Snow』
      43. 映画『帰れない二人』
  18. 映画『ジョーカー』の作品情報

映画『ジョーカー』外部リンク

【HPサイト】
映画『ジョーカー』公式サイト

【予告映像】
映画『ジョーカー』トレーラー
映画『ジョーカー』IMDbサイト
映画『ジョーカー』 Rotten Tomatoesサイト

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映画『ジョーカー』のオススメ度は?

5.0

5つです。

問題作と言われていますが名作です。

アメリカ社会が疲弊しているのか?

いえ、世界が疲弊しています。

弱きを助け強きを挫くのジョーカー?

違います。

ジョーカーはそんな正義心ありません。

友だち、恋人、家族と観に行ってください。

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映画『ジョーカー』の作品概要

バットマンシリーズ最大の悪人として登場するジョーカーを主役にして製作。なぜジョーカーが誕生したのか、彼の出生の秘密、境遇を解き明かす。監督はコメディア映画で定評のあるトッド・フィリップスが担当。主演にホアキン・フェニックス。第76回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。

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映画『ジョーカー』のあらすじ・ネタバレ

母親想いで心優しいアーサーはコメディアンになることを夢見ている。ピエロの仕事を斡旋してもらい、街に出て商店の看板広告を掲げ人々の笑いとっている。しかし評判は芳しくない。嘲笑され、いじめられ、時には子どもに襲われる。ある日、ピエロ仲間から銃をもらい受けたことから運命が変わっていく。アーサーは自身の出自、境遇を知り自暴自棄になっていく。

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映画『ジョーカー』の感想・内容

快挙!アメコミからヴェネチア国際映画祭金獅子賞獲得

本映画は世界三大映画祭カンヌ・ヴェネチア・ベルリンのヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を獲得しています。

アメリカン・コミック原作からこの映画祭で金獅子賞を獲得したことは驚きを持って世界に伝えられました。

さて、映画を観てあらためてホアキン・フェニックスという俳優の恐ろしさを認識しました。

これほどまでに悲劇と喜劇の物語を狂気の沙汰に昇華させる演技をするとは、、、。ホアキンは本作に命をかけているのではないかと噂されるのも無理はないです。

ちなみに過去ジョーカーを演じた俳優はジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ジャレット・レトといますが、みんな役に入り込むため精神的な異変を生じています。

ヒース・レジャーは『ダークナイト』の撮影後、精神的に不安定となり多量の薬物摂取で亡くなってしまいました。

ホアキン・フェニックスは準備万端で挑んだジョーカー

ですから本映画のホアキンもかなりの役になりきっているのでおかしくならないかと心配されますが、大丈夫かと思います。

最近のホアキン・フェニックスの出演作品を観ると全てのキャラクターにおいて精神的におかしい人ばかりを演じています。

『ドント・ウォーリー』ではアル中の漫画家、『ゴールデン・リバー』では冷血な殺し屋

ホアキン・フェニックスが精神的にタフな一因には兄のリバー・フェニックスの死亡現場に遭遇して、そのショックを乗り越えたことも挙げられます。

これが煽動映画にならないことを願う

さて、本映画はアメリカでは大問題となっています

このジョーカーを真似て国中で抗議運動やデモ、あるいは強奪、殺人を誘発するのではないかと懸念されているのです。

ジョーカーを目指す人たちは主に白人。彼らはかつては中流階級で収入も安定して暮らしていました。

しかし今や仕事はヒスパニック、アジア、さらにはイスラム系の移民に取られて安定していません。

主に中西部の人たちです。トランプが「アメリカン・ファースト」と掲げて反応したのが彼らなのです。

ただ彼らは映画の中のジョーカーほど悲惨な生活をしていないことは忘れてはいけません。

ですからこの映画が人を煽るような作品にならないことを願うばかりです。あくまでも映画なのです。

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映画『ジョーカー』の考察・評価

安易にムーブメントに乗ってはいけない

でも人というのはこういったムーブメントに乗っかり大きなデモ、そして暴動に安易に参加するものです。

故にアメリカではこの映画が上映される映画館で警察や軍隊が警備に当たっているのです

でも一本の映画で国を挙げてまで警備しなければいけないのはなぜでしょうか。

実はアメリカは暴動の歴史があります。

記憶に新しいのは1992年のロサンゼルス暴動。さらに遡ると1967年のデトロイト暴動があります。

この2つは実際にあった黒人への差別を起因にした事件です。

当時のことを想起して安易なムーブメントに走る若者がいないことを願っています。

民族、人種、宗教の対立が始まったら収集つかない

ジョーカーは映画ですからこのような事件には発展しないと思われますが、いかんせんアメリカという国は多民族、多人種、多宗教、多言語の人たちが集まっています。

自ずと不平、不満が重なり大きなストレス社会になっているのも事実です。言うなればガラスの土台でみんな暮らしていると言っていいのです。

だからこそ危ないのです。何年か一度ガス抜きをする必要も生じてくるのです。

そうなると映画の中とは違った様相になると思います。

先に挙げた民族、人種、宗教の対立が始まるのです

おそらくアメリカ政府が一番恐れている自体ではないでしょうか。

ジョーカーが現れた必然性には意味がある

舞台のゴッサムで市の衛生局の職員のストライキが起こり、ゴミが散乱し腐臭を放っています。アーサーと同じ貧困層は暴力的になっています。

四六時中パトカーのサイレンが鳴り響いています。しかしアーサー以上の上流階級の人たちは何ごもなかったかのように過ごています。

呑気にテレビのコメディーショーを見て笑っています。

ここに現実と虚像の世界があります。

まさに「This is America!」ではないでしょうか。

もっと歴史を紐解けばかつてヨーロッパの階級社会から逃れて、大陸の自由と開拓と黄金の夢を求めてやってきた白人たちの姿がゴッサムにあるのです。

先住民を虐殺して富を蓄えた者たちは笑って太り、更なる虚像を求め、富を掴めなかった者たちは夢どころか現実の重石を外すことができません。

アーサーのように貧しくやせ細っています。

こういった状況、貧富の差、格差の差はいずれ市民が暴徒化すると予感させます。そこへ現れたのがジョーカーだったのです。

アーサーとはジョーカーとは何者なのか

さて、ところでジョーカーとは何者でしょうか?

ダークナイト』では本当に悪の化身で、憎っくき存在として描かれています。

でも本映画を観ているといつの間にかジョーカーに心寄せてしまう自分がいるのです。

まずアーサーは(ジョーカーになる前)は真面目にコメディアンを目指して頑張っていること、人を笑わせるのが好きなこと、母親想いな優しい青年なこと等々。

そして一生懸命働いても笑わられ、バカにされ、イジメられ、殴られ、蹴られボコボコにされます。

本当に可哀想なんです。

しかも持病があります。緊張する場面で笑ってしまう病気があるのです。その笑い方が気持ち悪いのです。

さらに追い討ちをかけて奇異な目で見られ差別されてしまうのです。

繰り返しますが、本当のアーサーは心優しい青年です。

清貧は美なんて嘘。貧困は罪です。

こんな境遇に同情せずには要られません。

なぜアーサーが病気になった背景も悲惨です。

幼い頃に母の恋人からのネグレクト、殴る、蹴る、縛るなどの虐待を受けているからです。

愛していた母がそんなことをしていたとは、、、。それを知ったアーサーは激変します。

とにかく生き地獄のような人生を歩んでいるのです。

これを現代アメリカ社会に無理やり当てはめると一気に暴発してしまうでしょう。

仕事を失った貧しい者過酷な労働環境を耐えている者、社会保障を受けられない者、そして金持ちや政治家が憎しと言う具合に。

アーサーは自身の生い立ちを知り、死の床にいる母を圧殺する瞬間にジョーカーに変わります。身の毛もよだつ場面でした。

貧困とは本当に罪なのです。清貧が美という日本人の考えは通用しません。

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映画『ジョーカー』の結末

ジョークで犯罪を犯すという恐怖

ここでもう一度、ジョーカーについて考えてみます。

『バットマン』シリーズのジョーカーについてです。ジョーカーは愉快犯のような者で、目的を持って人を殺すわけではありません。

お金が欲しいから人を殺すのではありません。

人を殺すのに理由を持たないのです。

理由を持たないから恐ろしいのです。

彼に言わせれば全て「ジョーク」なのです。

もはや感情を捨て去ってしまうところに恐怖を抱くのです。

でも、でもです。本映画ではジョーカーの人殺しを見聞きした人々は彼をヒーローに崇めるのです。

感情を捨てて殺人を犯すジョーカーに心酔するのです。

そして間違った憎悪を抱き大きな集団になっていきます。集団になればなるほど憎悪も比例して大きくなっていきます。

この映画では人間の憎悪の矛先は自分より良い暮らしをしている人に向けられることも暗に描いています。

それを見てジョーカーもほくそ笑むのです。実に恐ろしい展開になります。

 

映画の最後、ジョーカーことアーサーはにこやかに微笑む場面で終わります。その時のセリフが「理解できないさ」です。

アーサーが廊下を歩くと血の足跡がつく。

これがなぜか綺麗に見えるのです。

逆光は天国からの光でしょうか。

その中で軽やかに踊るのです。

最後の最後に救われた気持ちになりました。まるで天国に召されたような演出でした。

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ホアキン・フェニックスが『ジョーカー』を演じるまでの道のり

必然的だったと言うか「確信犯」だったのではないでしょうか

ホアキンがジョーカーを演じるのは確信犯だったと思います。

以下を参照にしてください。

1993年 兄リバー・フェニックスの死を目撃する。強いショックを受ける。
1995年『誘う女』           監督ガス・ヴァン・サント
1997年 『Uターン』オリヴァー・ストーン
『秘密の絆』 監督 パット・オコナー
1998年『リターン・トゥ・パラダイス』 監督ジョセフ・ルーベン
『ムーンライト・ドライブ』
1999年『8mm』            監督ジョエル・シュマッカー
2000年『裏切り者』           監督ジェームズ・グレイ
2000年『グラディエーター』      監督リドリー・スコット
2000年『クイルズ』          監督フィリップ・カウフマン
2001年『戦争のはじめかた』       監督グレゴール・ジョーダン
2002年『サイン』            監督M・ナイト・シャマラン
2003年『ブラザー・ベア』        監督アーロン・ブレイズ
2004年 『ヴィレッジ』         監督M・ナイト・シャマラン
2004年 『ホテル・ルワンダ』      監督テリー・ジョージ
2004年 『炎のメモリアル』       監督ジェイ・ラッセル
2005年『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』 監督ジェームズ・マンゴールド
2007年『アンダーカヴァー』       監督ジェームズ・グレイ
2007年『帰らない日々』          監督テリー・ジョージ
2008年
2007年『トゥー・ラバーズ』      監督ジェームズ・グレイ
2010年『容疑者、ホアキン・フェニックス』監督ケイシー・アフレック
2012年『ザ・マスター』         監督ポール・トーマス・アンダーソン
2013年『エヴァの告白』         監督ジェームズ・グレイ
2013年『her/世界でひとつの彼女』   監督スパイク・ジョーンズ
2014年『インヒアレント・ヴァイス』   監督ポール・トーマス・アンダーソン
2015年『教授のおかしな妄想殺人』    監督ウディ・アレン
2017年『ビューティフル・デイ』      監督リン・ラムジー
2018年『ドント・ウォーリー』       監督ガス・ヴァン・サント
2018年『マグダラのマリア』         監督ガース・デイヴィス
2018年『ゴールデン・リバー』        監督ジャック・オーディアール
2019年『ジョーカー』           監督トッド・フィリップス

そうそうたる監督の作品で研鑽を積んだのか

こう見るとフェニックスはそうそうたる監督と仕事をしてる。兄の死後の復帰作でガス・ヴァン・サントも重要な存在だが、2002年『サイン』のM・ナイト・シャマランとの出会いも大きな影響を与えたはずだ。

順調にキャリアを積んでいたかに思えた2008年10月に突如引退宣言し、ラッパーに転身する。奇行の数々と繰り返す。

引退宣言して挑んだ大ドッキリ映画で大バッシング

ドラッグ中毒かと騒がしたが、これはホアキンと監督ケイシー・アフレックが仕組んだ大ドッキリだったのだ。それらの奇行と言動をビデオで撮っておりドキュメンタリー映画として『容疑者、ホアキン・フェニックス』発表したのだが、大バッシングで大コケした

この作品でホアキン・フェニックスはとにかく人を騙しまくってます。それ自体が演技だったのです。

後のジョーカーのための役作りと考えるのも一景です。

引退宣言して制作したのに全くシャレにならない結果になった。本当の引退危機になった。

ウソ引退から4年後に復活

しかし2012年(実にウソ引退から4年後)ポール・トーマス・アンダーソンの『ザ・マスター』で新興宗教にハマる男を演じてヴェネツィア国際映画祭男優賞受賞して復活。

ここからホアキンが選ぶ役柄の男たちははっきりいってクソ男、ダメ男、あるいは痛い男ばかりになるのだ。

意外なのはウディ・アレン作品に出たことだ(作品はコケた)アレンとは合わない気がしたが、見事な演技を披露している。

再びガス・ヴァン・サント監督と組んだ理由は数年後わかる

そして2017年『ビューティフル・デイ』でカンヌ国際映画祭男優賞受賞する。

もう輝かしいの一言に尽きる。そして2018年の3本へと続く。

この時、ガス・ヴァン・サントと再び組んでいるのが気になるのだ。サントには助けれているから。数年後その答えは出るだろう。

そして2019年『ジョーカー』だ。復活以降で最もクセの強いことは言うまでもないが、クソ男の集大成なのではないかと思えるのだ。

『ジョーカー』はホアキンが仕組んだ最高のジョークなのかも

ウソの引退宣言がジョークで、大ドッキリ映画もジョークで、この『ジョーカー』に出ているのは真実であるがホアキン・フェニックスが作り出した壮大なジョークなのかもしれない。

次作からホアキンが演じるキャラクターは変わると思う。もう“クソ男”は飽きたと言っている気がする。

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トッド・フィリップス監督の演出について

一番印象に残ったのは上流階級の人たちが映画を観ている場面です。チャップリンの『モダンタイムズ』です。

みんなネクタイ、タキシードを着て笑い転げています。こっそり劇場に入ったアーサーは笑えません。

この時、トイレに立つ男性の元へ行きます。男性はウエイン、大富豪で政治家。(アーサーの父親かもしれないということで。となるとバットマンとアーサーは異父兄弟になります)

しかしトイレで殴られます。その時にアーサーがいう言葉が実に泣けるのです。

「俺の人生は悲劇だと思っていた。でも喜劇だった」この演出は秀逸です。

チャップリンの言葉をうまく使っています。

正確には「人生をクロースアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見ると喜劇だ」ということです。

例えば転んで泣いている人の顔をアップで見ると悲劇かもしれませんが、遠くから見ると笑えてきます。

アーサーがジョーカーに変わっていく様をうまく表しています。

そしてロバート・デ・ニーロのキャスティングした意味がわかります。

デ・ニーロの代表作『タクシー・ドライバー』のトラビスを思い出してください。

ますはトラビスの精神に異常が生じたかの演出として、部屋の中で拳銃を持って独り言う場面とアーサーが同じく自室でブツブツ呟きながら誤って銃を発砲する場面が似通っています。

次にトラビスは少女を助けたいという正義感の果てに人を殺してヒーローになります。これがアーサーと重なります。

たぶんトッド・フィリップス監督はデ・ニーロが好きであること、そしてトラビスとはちょっと違うというニュアンスも込めていると思います。

また『タクシー・ドライバー』ではトラビスの唯一優しく接するベッツィーがいるのと同様に本映画でもソフィーはアーサーをバカにしません(ただしソフィーと関係は妄想も含まれています)

アーサーが警察に逮捕されてパトカーで護送される時の街はもうパニックです。ピエロの仮面を被った暴徒が暴れています。

車中からそれを見て笑っていた時にパトカーは事故で横転します。

アーサーは死んだと思いきや、暴徒が車から助け出しボンネットの上に寝かせます。

そしてアーサーに向かって皆がはやし立てるとアーサーは立ち上がるのです。

この場面を観て思い描くのはキリストの復活です。トッド・フィリップス監督の考え抜かれた演出には度肝を抜かれました。

言い方のよってはアーサーは神だ、あるいは正義だ、と言っているようなものです。

これはキリスト教を主体とする欧米諸国の人たちには強烈なメッセージになったはずです。

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まとめ 映画『ジョーカー』一言で言うと!

歴史の間には必ず救世主が登場する

世界が混沌としている今だからこそ、この映画がわたしたちに問う意味が大きいと思います。問いに答えるには慎重に行動することが大事です。世界の富はわずか数パーセントの人が握っているのは皆が知っています。血液もそうですが、流れが悪くなると必ず破裂します。世界の人々の不平・不満が爆発する際は必ずカリスマ性を持った救世主が現れます。わたしたちは無意識にその救世主の出現を待っているのかもしれません。だからこの映画がヒットしているのです。

以下はその②です。

映画『ジョーカー』と『天気の子』銃を手にした“憎悪の暴発”と“愛への発砲”の相違はあるが二人とも「天気(世界)なんて、狂ったままでいいんだ!」と思っている。
映画『ジョーカー』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館ならびにあらすじ・ネタバレ・感想・結末・評価について記載してます。本映画はいま世界中で話題沸騰になっています。ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を獲得しています。貧しいアーサーが如何にジョーカーになるのか、正義と悪は表裏一体。新海誠監督『天気の子』の帆高との比較。銃を手にした二人の行方。銃社会アメリカは今後どうするのか。アメリカに根付く格差社会への反発。世界はジョーカーを救世主と見るか、悪魔と見るのか。

その③

404 NOT FOUND | 運だぜ!アート
映画・サウンド・デザイン・写真などのアート全般を独自目線で甘口評価
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映画『ジョーカー』の感想2(鑑賞3回目)

こちらは第3回目の感想です。かなりのネタバレがありますので、第1回目からお読みください。

2019年にジョーカーの出現には意味がある

スーパー・ヴィラン。世界一の悪役『ジョーカー』

世界中で今や話題で持ちきりとなっている『ジョーカー』なぜこれほどまで大きな反響を得ているのでしょうか。

世界は英雄の登場を待ちわびているのでしょうか。しかしながらジョーカーは従来の正義のヒーローではありません。

悪のヒーローと断言できませんが、一歩譲って悪のヒーローに入ります。

いま世界中に保護主義がはびこって息をするのも苦しくなっています。

歴史を紐解いても人間の争いの源泉は小さな憎悪から始まります。

この小さな憎悪が中東で、ヨーロッパで、中国で爆発しています。

そんな状況の中で誕生した本映画『ジョーカー』は一体何をもたらすでしょうか。

世界にヒーローがいない今、『ジョーカー』が新ヒーローか

アメリカではそういった爆発は起きていないかのように見えますが、あれだけの多民族国家ですから様々なストレスがあることは言うまでもありません。

学校でも、地域でも、街でも絶対に小競り合いはあるはずです。

わたしたちは日本いるからわからないだけです。

さて、このような混沌として世界の中でわたしたちが求めるヒーローとはどんな人なのか考えてみます。

在、世界を見渡してヒーローと言える人物を挙げることはできますか?

わたしはいません。

トランプ、プーチン、習近平、エルドアン?本来なら彼らは国民から選ばれたヒーローであるはずですが、ロクでもない連中ですよね。

それで、彼らとジョーカーを比べてみると、まだジョーカーの方が良くないですかね?

わたしはそう感じます。だって弱い者イジメしませんもん。まあ、それは個人的な感想ですが。

パンフ・ネットから拾ったジョーカー情報

以下は『ジョーカー』のパンフレット、あるいはネット上の情報を参考にして書いたものです。

トッド・フィリップス監督が『ジョーカー』で描きたかったこと、そして撮るきっかけ、影響を受けた作品を紹介しています。

彼の背景を見ると「なるほど、この時代に発表する意味がある」と納得できます。

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トッド・フィリップス監督が描きたかった“共感”と“共感の欠如”

「ジョーカーで描きたかったテーマのひとつは共感。それ以上に重要だったのは共感の欠如

ジョーカーになる前のアーサーは本当に悲惨な生活をしていました。

貧しいけれどスタンダップコメディアンを目指し、母を介護しています。

真面目に仕事してます。

でもギャングに襲われたり、給料も未払いにされ報われません。それでも子どもたちに笑顔を見せています。

人にも迷惑をかけていません。

でも嫌われるんですよね。気持ちが悪いと、、、。

見た目が確かに悪いのですが、精神的な笑ってしまう病の影響もあります。「アッハッハッッハハッ、ゲホ、ゲホ」と。

確かに気持ち悪いでから、誰からも相手にされません。つまり共感力ゼロです。

普通だったら「誰かに好かれたい」「嫌われないようにしよう」と行動しますが、アーサーはそれ自体がわからないのです。

教養がないのも理由ですが、友人もいないからアドバイスも受けられません。これも悲劇です。

たった一人なのです。一人の人間が共感などと考えられないのです。

でもちょっと矛盾あるのです。母が「人を笑わせる仕事に就きなさい」と言いますが、これを実践するにはやはり、人とのコミュニケーションを図って勉強しなければいけないのです。

でもアーサーがそれをやっている節はありません。と言うことはあくまでも自分の世界として完結しているスタンダップコメディアンと言えるのです。

現実で生きていながら空想世界の自分を追いかかけている自分の世界だけの狭い考えが共感が得ることのできない原因になります。

見向きもしない花を踏み潰すって矛盾している

トッド・フィリップスは「アーサーは有名な犯罪者ではなくアスファルトに咲いた小さな花だった」と言っています。

わたしたちがアスファルトに咲いた小さな花を見たとします。

「その花にあなたは水をあげるのか、光を当ててあげるのか、それとも無視するのか」さらに「どれくらいの間、その花を好きでいられるか」とフィリップスは難しい問いをしてきます。

わたしは見て通りすぎると思います。

自転車とか自動車に乗っていればまず気がつきません(この違いについて考えると現代社会の本質にたどりつきます)

その花に対して愛おしいと思うことはないと思います。まして水も光もあげませんし、好きになることもないと思います。

こんなわたしは冷酷でしょうか。本音を言えば多くの人が同様ではないでしょうか。

つまりフィリップスは世の中には気がつかないだけで、懸命に生きている存在があるということ、いつの間にか傷つけていないだろうか、と説いています。

アーサーは誰にも認められませんでした。

もし、一人でも気に掛けていればそれだけ人は救われるのだということです。

フィリップスのいう水、光などをあげる時間はありませんが、想像上の時間でわたしたちは水、光を挙げることができます。

考えること、関心を寄せること、無視しないこと、興味を持つこと、つまり共感することが大事なのです。

そして、いや、でもです。この映画のテーマは共感の欠如です。以下はその欠如について紐解いていきます。

トッド・フィリップスが『ジョーカー』を思いついた瞬間と場所

トッド・フィリップスが『ジョーカー』を思いついたのはハリウッド大通りに掲げられたDCスーパー・ヴィランの集合映画『スーサイド・スクワッド』(16/監督:デヴィット・エアー)のビルボードを見つめる中でジョーカー単独の映画のアイデアを思いついたと言います。

新しい形の『ジョーカー』をやる決意

それまでコメディ一辺倒であった彼がなぜ撮ることになったのでしょうか。彼のインタビューから読み解いてみます。

まずフィリップスの元にはアメコミの企画は何度もあったそうです。しかしながら「そういう映画は観ないので」と断っていたという。

さらにアメコミ映画は騒々しいイメージがあるため自分が作ることが想像出来なかったとのこと。

そして上記のビルボードを見つめる中で新しい形の『ジョーカー』ならとアイデアに至ったそうです。

コミック映画で人物中心の映画を描く

トッド・フィリップスは「人物描写重視の傑作に影響を受けています最近、そういう映画が少ないのは観客から求められていないから。だからこそ人物中心の映画に観客を呼び戻すにはと考えたら、コミック映画でやろうと考えた」と答えています。

このことは現在の世界の映画を観ると、ほとんどは共感を得るような人物ばかりです。

アクションヒーロー映画は当然ですが、恋愛映画も喜劇も全て。

人が心を寄せる、つまり共感を持てない人物の映画はヒットに繋がらないとも取れます。

でもフィリップスが観たアメリカン・ニューシネマの登場人物はとても心寄せるようなキャラではありません。

しかも映画のほとんどはバッドエンドで終わります。それでもある程度のヒットはしています。

これを現代でやってもこれだけ共感社会では無理であると思ったのでしょう。

でもアメコミ作品、しかも最高のヴィランであるジョーカーを主人公にしたら面白いと考えたそうです。

共感の裏返しの欠如で勝負したのです。

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トッド・フィリップス監督が影響を受けた映画。

『モダン・タイムス』(36/監督:チャールズ・チャップリン)

『セルピコ』(73/監督:シドニー・ルメット)

『狼たちの午後』(75/監督:シドニー・ルメット)

『カッコーの巣の上で』(75/監督:ミロス・フェアマン)

『ネットワーク』(76/監督:シドニー・ルメット)

『タクシードライバー』(76/監督:マーティン・スコセッシ)

『キング・オブ・コメディ』(82/監督:マーティン・スコセッシ)

『モダン・タイムス』を別にして、アメリカン・ニューシネマの影響を受けているのが如実にわかります。

主に70年代の映画を指しますが、映画の主人公は大衆に支持されるようなヒーロー像は描かれていません。

ベトナム戦争がアメリカ国民に与えた影響が大きいと思います。『タクシードライバー』のトラビスなどはその代表格です。

人とは違った自身の正義感を持っています。

その他の作品に出てくる人物も反体制思想、社会の落伍者、貧しいもの、ヒッピーなどで映画の結末は俗にいうバッドエンドが多いのです。

トッド・フィリップスは1970年ニューヨーク生まれだから、上記作品はリアルタイムには観ていないと思います。

でもアメリカはリバイバルが盛んだし、テレビ放映で観たと思われます。もしくはビデオです。

早くから映画少年であったのは言うまでもないが、このアメリカン・ニューシネマの終焉と同時にコッポラ、スピルバーグが登場して新しいムーブメントを巻き起こしますが、フィリップスはそちらへは流れなかったのが救いです。

彼らの作る映画は正直、子ども騙しの映画ですから。

「ジョーカーの物語ではなくジョーカーになっていく物語」

アーサーからジョーカーへの変身はここで変わったという場面はないとフィリップスは断言しています。

確かに地下鉄で三人を殺害する場面ではまだ、ジョーカーではありません。

わたしは母を絞殺する場面はジョーカーになった場面と思っていましたが違うようです。

あの場面は本当にツラかったです。観ていて涙腺が緩んでしまいまいました。心を捨てたアーサーに「戻れ」と叫んでしまったほどです。

でもまだジョーカーになっていないとのこと。

同僚のランドルを殺害する場面はどうでしょう。マレーを殺害する場面は?もう一度劇場へ足を運んで確認してみるのも良いでしょう。

スーパー・ヴィランの男をリアルで愛すべき人間

「ジョーカーという人間はこうして現れるのかもしれない。物語の中でスーパー・ヴィランの男をリアルで愛すべき人間として描いた。だからみんなは彼の味方でいてくれればいい。ただこれ以上は無理というところまで」

この言葉はとても説得力のあるものですが、とても恐ろしいことを招くかもしれません。

ジョーカーのような怪物は本当に現るかもしれません。いやもう随分と現れているかもしれません。

日本でも世界でもある種の凶悪事件を起こしたサイコパスに憧れる人が少なからずいます。

無差別殺人を犯した人物に惹かれる人もいます。

でもそれはジョーカーと血が違います。

ジョーカーは弱い者いじめをしません。

途中までは「こんな面白い奴いないなあ」と言って応援することができます。

でももし彼が間違った方向へ向かうなら手を差し伸べたいです。ジョーカーにはそういう人がいなかったのです。

以下、もう一度繰り返します

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トッド・フィリップス監督が描きたかった“共感”と“共感の欠如”

「ジョーカーで描きたかったテーマのひとつは共感。それ以上に重要だったのは共感の欠如

「彼は有名な犯罪者ではなく、アスファルトに咲いた小さな花。その花にあなたは水をあげのか、光を当ててあげるのか、それとも無視するのか。どれくらいの間、その花を好きでいられるか」

これが映画のメッセージです。

 

以下は追記情報です。

脚本はホアキン・フェニックスのために書いた

フィリップスvsホアキンで最高傑作

脚本はホアキン・フェニックスのために書いた。ホアキン・フェニックスの世界にコミックの世界を作ろうと思った。彼は勇敢で優秀なのはわかっている。過去においてジョーカーを演じた全ての俳優も同じく天性の俳優であること。ホアキン・フェニックスは役柄に肉体と魂の全てを捧げてくれる俳優。

ロバート・デ・ニーロのキャスティング

ロバート・デ・ニーロは映画を作っている全ての人間の憧れであるから出演を快諾してくれたのはとても嬉しかった。ロバートとホアキンが対峙したらこれほどエキサイティングな映画はないと思った。ロバートの演技はとても繊細で素晴らしい。役柄生き生き生きと演じてくれた。

コメディ映画で培ったこと

コメディ映画が出発点。『ハングオーバー!』は倫理観にかけると批判されるけど、「そこが面白いんだけど」コメディを作ってきたのは破壊的で不謹慎だから。でも今はコメディを作って人を怒らせないことが非常に難しい時代になっている。世界はあらゆることで敏感になっている。笑わせようとすれば誰かが怒る。もはや笑えることが笑えなくなっている。だから違う方法でやろうと思って本作を撮った。不謹慎なことをする方法、そこで真実を伝える方法はいくらでもある。だからコミックスの中でジャンルをひっくり返すことができる。

今、『ジョーカー』が上映される意味は?

一般にジャンルに問わず多くのアーチストは世界の姿を作品に映し出そうとするものです。

『ジョーカー』は政治的であることを意識した作品ではありません。でも挑発的であることは事実です。

ですからこの映画がただのジョーカーの物語と思われても構いません。

むしろ政治的なメッセージを帯びた映画にはしたくない。

ただし『ダークナイト』(08/監督:クリストファー・ノーラン)はそんなメッセージを伝える映画ではありませんが、確かに9・11後の世界を描いた作品だった。この映画も間違いなく同じ種類でしょう。

米国の問題、ある種の扇動映画にならないかと懸念されていることについて

それは表面的なことで大切なのはその奥底で何が起きているかということ。

米国でヘルスケアや格差問題は確かにありますが、観客は世界中にいるのでそれだを訴えたくて作りません。

確かなのは「革命を起こせ」と言いたいのではない。だから人々には革命を起こす理由を考えてほしい。

世界中で思いやりが欠如していることを考えてほしい。

続編は?

ホアキン・フェニックスとならやれると思う。ワーナーが作ってくれと言ったら作る。

もちろん僕とホアキンじゃない人が作っても構わない。

コミックスはある意味シェイクスピアだと思う。

『ハムレット』『マクベス』に色んな作品があるようにジョーカーも多くの作品が作られてきた。

だからまるで違う作品になってもいいと思う。

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もっとあるアメリカン・ニューシネマ

ある種アウトローを求めた時代

『イージー・ライダー』(69/監督:デニス・ホッパー)

『明日に向って撃て!』(69/監督:ジョージ・ロイ・ヒル)

『真夜中のカーボーイ』(69/監督:ジョン・シュレシンジャー)

『フレンチ・コネクション』(71/監督:ウィリアム・フリードキン)

『ダーティハリー』(71/監督:ドン・シーゲル)

『時計じかけのオレンジ』(71/監督:スタンリー・キューブリック)

『スケアクロウ』(73/監督:ジェリー・シャッツバーグ)

その他、ジョーカー関連の映画

ジョーカー アンソロジー(1940

バットマン オリジナル・ムービー(1966年製作の映画)

『バットマン』(89/監督:ティム・バートン)

『バットマン リターンズ』(92/監督:ティム・バートン)

『ダークナイト』(08/監督:クリストファー・ノーラン)

『ダークナイト ライジング』(12/監督:クリストファー・ノーラン)

『スーサイド・スクワッド』(16/監督:デヴィット・エアー)

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映画『滑走路』

イジメから非正規社員問題まで絡めた名作

映画『滑走路』ネタバレ・あらすじ「萩原慎一郎さんにイジメ根絶を誓う!」水川あさみ&浅香航大&寄川歌太&木下渓「涙腺崩壊」感想「脚本家・桑村さや香が良い」結末
映画『滑走路』ネタバレ・あらすじ「萩原慎一郎さんにイジメ根絶を誓う!」水川あさみ&浅香航大&寄川歌太&木下渓「涙腺崩壊」感想「脚本家・桑村さや香が良い」結末映画『滑走路』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『滑走路』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『滑走路』の作品情報・概要詩人・歌人である萩原 慎一郎(はぎはら しんいちろう、1984年9月16日 - 2017年6月8日)原作『歌集 滑走路』をモチーフに映画化。中学時代の「いじめ」を主軸に成長した若者たちが直面する、非正規雇用、自死、過労、出産、家族のあり方について繊細に編んだ脚本が秀逸。監督は大庭功睦。脚本は桑村さや香。主演は水川あさみ、浅香航大、寄川歌太ら。共演は木下渓、池田優斗、吉村界人、染谷将太、水橋研二、坂井真紀。NHKと埼玉県が共同出資するSKIPシティと角川大映スタジオによる共同制作によって映画化された。

映画『絶唱(1975)』

封建制度の時代の格差ってどうしようなかった、、、

映画『絶唱(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。山口百恵と三浦友和が“駆け落ち”して描く「反戦映画」の代表作。
映画『絶唱(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。山口百恵と三浦友和が“駆け落ち”して描く「反戦映画」の代表作。映画『絶唱(1975)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『絶唱(1975)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『絶唱(1975)』の作品情報・概要。『絶唱』(ぜっしょう)1975年12月20日に公開された日本映画。西河克己監督作品。製作ホリ企画。配給は東宝。作家・大江賢次の同名作品を映画化。山口百恵文芸作品第三弾。恋人役は三浦友和。山陰の大地主の息子と貧しい山番の娘が愛を成就する物語。しかし戦争という悲劇に翻弄されてしまう。封建制度、地主制、さらには家父長制度への提言が込められている。

映画『万引き家族』

是枝監督の描く映画は「痛い」

映画『万引き家族』ネタバレ・あらすじ・感想。カンヌ最高賞!是枝監督vs松岡茉優+リリー・フランキー+安藤サクラ&樹木希林の名作。
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映画『誰も知らない』

是枝監督が世界の映画作家に与えた影響は多大なり!

映画『誰も知らない』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督に多大な影響を与えた映画。
映画『誰も知らない』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督に多大な影響を与えた映画。 映画『誰も知らない』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『誰も知らない』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。  映画『誰も知らない』の作品情報・概要 2004年に公開された是枝裕和監督の日本映画。 主演の柳楽優弥が2004年度の第57回カンヌ国際映画祭にて史上最年少および日本人として初めての最優秀主演男優賞を獲得。1988年に発生したネグレクト、『巣鴨子供置き去り事件』をモチーフに是枝裕和監督が脚本を執筆。映像化まで15年の構想得て製作された。是枝監督の長編作4本目で世界にその名を轟かせた名作。

映画『存在のない子供たち』

戸籍も存在もない社会って“格差”どころじゃあない

映画『存在のない子供たち』ナディーン・ラバキー監督がレバノンの幼児虐待、人身売買、児童労働、難民、不法移民、不法就労、不当搾取を鋭利に描く。ネタバレ・あらすじ・感想・評価
存在のない子供とは出生証明書が国などの機関に提出されていない子供たち。世界を見渡すと実に多いという。存在が認められていないため病院にも行けず、学校にも行けない。しかも幼い頃から児童労働させられ、金品も搾取されている。女の子は売られていく。負のオンパレードしかない。一番大切なのは大人の教育。レバノンの女性ナディーン・ラバキー監督が描いた。

映画『行き止まりの世界に生まれて』

格差と虐待は比例するのか

映画『行き止まりの世界に生まれて』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。オバマ前大統領推薦。毒親を根絶せよ!
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映画『人数の町』

格差もまったく存在しない町へ行こう!

映画『人数の町』ネタバレ・あらすじ・感想。「衣食住完備」「性欲も満たされる」としたら住むことが出来るか?
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映画『天気の子』

このふたりも日本社会からはみ出していると言える

新海誠映画『天気の子』ネタバレ・陽菜と帆高は「結婚?」考察・声優。
新海誠監督映画『天気の子』ネタバレ・あらすじ・考察・声優。陽菜と帆高は?映画『天気の子』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『天気の子』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『天気の子』の作品概要 『天気の子』英題『Weathering With You』新海誠監督による日本のアニメーション映画作品。2019年7月19日公開。キャッチコピーは「これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語」。『君の名は。』(2016)の大ヒットから三年。新海誠は“天気”をテーマに映画化した作品。今や日本で天候不順が当たり前となっている。二人の少年少女が“天気”を主軸に恋愛物語を紡いでいく。現代の人柱は生きることを決意した。声優は醍醐虎汰朗、森七菜、吉柳咲良、小栗旬、本田翼など。

映画『エリカ38』

エリカが詐欺師になったのは貧しい生い立ちから

映画『エリカ38』実話・ネタバレ・あらすじ・感想 浅田美代子の詐欺師が最高!
映画『エリカ38』は実際にあった詐欺事件をモチーフにドラマとドキュメンタリー仕立ての構成で作られている。実年齢が60歳でありながら38歳と偽り男たちを色仕掛けで取り込み大金をせしめていく。見事!とい言いたくなるが、エリカ自身も男に騙されて身を滅ばせてしまった被害者と言える。本作では詐欺に引っかからない方法も学ぶことができる

映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』

黒人というだけで“チャンス”が与えられない社会がある

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映画『パブリック 図書館の奇跡』

「笑うな!」ホームレスにだって人権があります!

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映画『凪待ち』

社会の底辺で生きてきた男、、、

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香取慎吾のダメっぷりが素晴らしい。ギャンブル依存症の重たい役を見事に演じきった。震災地、福島で本映画を撮影した意味も納得。復興、悔恨、再生、誕生を描いている。傷ついた心に再び穏やかな凪が立つ生活を待っている人は多い。本映画に込める白石監督のメッセージは深い。未来に伝えるべき映画だ。

映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』

無教養が格差を広げている

映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。「クソ人間」「児童失踪2万件(年間)」の韓国の闇を暴く!
映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。「クソ人間」「児童失踪2万件(年間)」の韓国の闇を暴く!映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』の作品情報・概要大ヒットドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」のイ・ヨンエが、14年ぶりの映画出演で話題となったサスペンス映画。先進国の中で児童の失踪事件、誘拐事件が多い韓国社会の闇を描いた異色作品。児童の失踪、行方不明は年間2万件。児童労働や性的虐待にさらされている。監督は本作デビューのキム・スンウ。

映画『鵞鳥湖の夜』

発展すればするほど格差が広がります

映画『鵞鳥湖の夜』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。ヤクザの夫の報奨金30万元を妻はどう使うのか気になる映画。
映画『鵞鳥湖の夜』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。ヤクザの夫の報奨金30万元を妻はどう使うのか気になる映画。 映画『鵞鳥湖の夜』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『鵞鳥湖の夜』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『鵞鳥湖の夜』の作品情報・概要『薄氷の殺人』原題『白日焰火』英語題『Black Coal, Thin Ice』で第64回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した中国の気鋭ディアオ・イーナン監督作品。発展途上の中国で底辺に暮らす人々の現実を描いたノワールサスペンス。再開発から取り残された鵞鳥湖(がちょうこ)周辺地区で起きた警官殺しを主軸に、虎狼のヤクザと警察、そして娼婦の人間模様をアクションを交えて描いている。激しい雨、静かな湖、夜の街を舞台に逃亡と銃撃戦が鮮烈な印象を与えてくる。第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品作品。惜しくも『パラサイト 半地下の家族』 がグランプリ獲得になるも喝采された。

映画『はちどり』

韓国社会の現実は恐ろしい

映画『はちどり』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。韓国社会を勉強する最高の映画。
映画『はちどり』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。韓国社会を勉強する最高の映画。 映画『はちどり』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『はちどり』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『はちどり』の作品情報・概要『はちどり』原題『House of Hummingbird』2018年に公開された韓国のドラマ映画。キム・ボラ監督長編デビュー作品。主演はパク・ジフ。第69回ベルリン国際映画祭ジェネレーション14プラス部門インターナショナル審査員賞グランプリ受賞。世界各国で50以上の賞を獲得。

映画『レ・ミゼラブル』

この少年たちの“怨恨”は根深い

【ネタバレ考察】映画『レ・ミゼラブル』あらすじ・感想。貧困が暴動の温床である。差別・騒乱の無限ループがパリの真実。
【ネタバレ考察】映画『レ・ミゼラブル』あらすじ・感想。貧困が暴動の温床である。差別・騒乱の無限ループがパリの真実。映画『レ・ミゼラブル』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『レ・ミゼラブル』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『レ・ミゼラブル』の作品情報・概要文豪ビクトル・ユゴーの小説『レ・ミゼラブル』の舞台となったパリ郊外のモンフェルメイユで撮影された映画。移民・難民・貧困・差別・暴力・無教養・無寛容にならざるを得ない人間模様を通して無限地獄へと誘う。人はこれほどまでに愚かな生き物かをまざまざと見せつけられる。監督のラジ・リは生まれがモンフェルメイユで現在も住んでいる。フランス・パリの華やかな世界とは裏腹に移民国家である実情が力強く表現されている。

映画『パラサイト 半地下の家族』

アカデミー作品賞獲得という快挙!

映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。ポン・ジュノ監督が“七放世代”の人生を代弁。アカデミー作品賞受賞作品!
「パラサイト 半地下の家族」作品賞含む最多4冠!(作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞)映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。ポン・ジュノ監督が“七放世代”の人生を代弁。アカデミー賞ノミネート作品。映画『パラサイト 半地下の家族』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。公式サイトを紹介し、作品情報・キャスト情報も得ることができます。『パラサイト 半地下の家族』2019年韓国作品。コメディ・ホラー映画。ポン・ジュノ監督。主演ソン・ガンホ。イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム共演。第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初となるパルム・ドールの受賞作品。2020年(第92回)アカデミー作品賞にノミネートされた。

映画『カイジ 人生逆転ゲーム』

日本の底辺男の希望映画です

金曜ロードSHOW!映画『カイジ 人生逆転ゲーム』ネタバレ・あらすじ。藤原竜也vs香川照之vs天海祐希の“狂演”。他人事ではない物語。
金曜ロードSHOW!映画『カイジ 人生逆転ゲーム』ネタバレ・あらすじ。藤原竜也vs香川照之vs天海祐希の“狂演”。他人事ではない物語。映画『カイジ 人生逆転ゲーム』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『カイジ 人生逆転ゲーム』の作品概要 漫画家、福本伸行原作の人気コミックを実写映画化。毎日目的もなく自堕落な日々を送る青年が友人の借金の保証人になり、多額の負債を抱えてしまう。金融業者に捉えられて、奇想天外なゲームに挑む。ゲームを通して自堕落だった自身を諌めて、何とか立ち上がろうともがき苦しむ姿を描いている。藤原竜也主演。香川照之、天海祐希出演。監督は『ごくせん』佐藤東弥。日本テレビ製作。

映画『希望の灯り』

かつての東西冷戦の格差って?

映画『希望の灯り』は東西統一後のドイツが抱える格差社会への提言と未来を憂う人々の物語。ネタバレ、評価。
巨大スーパーマーケットの従業員が描く人間模様。若きクリスティアンとベテランのブルーノ。二人は世代を越えて友情を育む。スーパーではフォークリフトの取り合いが鍵になる。免許取得に励むクリスティアンが恋する相手が人妻だった。自暴自棄なるがブルーノに救われる。ある日、ブルーノの身に、、。人妻マリオンとの恋の行方も気になる。

映画『タロウのバカ』

タロウが悲しすぎる

大森立嗣監督映画『タロウのバカ』ネタバレ・あらすじ・感想・評価・内容。“ニッポンのバカ”を表現。菅田将暉vs仲野太賀vsYOSHI の競演こそが狂宴だ。
映画『タロウのバカ』公式サイトにて作品情報・上映館・お時間の紹介。ネタバレ・あらすじ・感想・評価・結末。大森立嗣監督が描く現代ニッポンの無責任、無関心、無感動時代の虚しさを表現。ウワベの美しさばかり気にする人たちが無意識に社会から排除される人たちを作り出している。現実に対して目を背けない確かな心を持つことが大事だ。

映画『存在のない子供たち』

生まれたという存在がないとは、、、

映画『存在のない子供たち』ナディーン・ラバキー監督がレバノンの幼児虐待、人身売買、児童労働、難民、不法移民、不法就労、不当搾取を鋭利に描く。ネタバレ・あらすじ・感想・評価
存在のない子供とは出生証明書が国などの機関に提出されていない子供たち。世界を見渡すと実に多いという。存在が認められていないため病院にも行けず、学校にも行けない。しかも幼い頃から児童労働させられ、金品も搾取されている。女の子は売られていく。負のオンパレードしかない。一番大切なのは大人の教育。レバノンの女性ナディーン・ラバキー監督が描いた。

映画『荒野にて』

無学な父親を亡くしてしまい、、、

映画『荒野にて』ネタバレ、評価。新鋭チャーリー・ブルマーの眼差しが切ない
この映画『荒野にて』はアメリカ映画に慣れ親しんだ人には驚きを与えるかもしれない。とても淡々と静かに進んでいく。アクションなどない。明るさもない。とにかくこの映画の主人公のチャーリー・プラマーの孤独感が際立っている。初めての友達が馬だ。その馬の命を守るために旅に出る。しかし若いがゆえに、教養もないが故に、無くしたり得たりする。

映画『ドッグマン』

不条理すぎる映画です

不条理すぎる映画『ドッグマン』実話の解説・感想・ネタバレ・あらすじ・評価。マッテオ・ガローネ監督の描く人間の本質は闇だ。
映画『ドッグマン』公式サイトにて作品情報・上映館も紹介とネタバレ・あらすじ・感想・評価・結末について記述。マッテオ・ガローネ監督の描く人間の不条理という感情はとても厳しい。胸が痛くなる。正直者は損をするのか。でも本作のマルチェロも立派な悪人だ。犬をモチーフに描いている。最後の最後でマルチェロは犬のように勝ち誇ったように叫ぶが、なぜか負け犬の遠吠えに聞こえた。生きるって難しい。

映画『マイ・フェア・レディ』

イギリスの階級社会で這い上がるのは難しい、、、

映画『マイ・フェア・レディ』ネタバレ・あらすじ「オードリー・ヘプバーンの代表作であり、屈辱的な映画」感想「レックス・ハリソンは上手い」結末
映画『マイ・フェア・レディ』ネタバレ・あらすじ「オードリー・ヘプバーンの代表作であり、屈辱的な映画」感想「レックス・ハリソンは上手い」結末映画『マイ・フェア・レディ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『マイ・フェア・レディ』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『マイ・フェア・レディ』の作品情報・概要『マイ・フェア・レディ』原題『My Fair Lady)』1964年制作のアメリカ合衆国のミュージカル映画。ジョージ・キューカー監督作品。出演はオードリー・ヘプバーンとレックス・ハリソン。ブロードウェイで上演同名ミュージカル(主演はジュリー・アンドリュースとレックス・ハリソンだった)を映画化。紆余曲折の末、映画ではオードリー・ヘプバーンが演じることに。同年のアカデミー作品賞ほか8部門を受賞した。オードリー・ヘプバーンの代表作の一つとして知られているが、劇中で自身の歌唱が使用されなかったことで大きく傷つけられた作品である。

映画『ウエスト・サイド物語』

人種が絡んだ格差社会って辛い

映画『ウエスト・サイド物語』ネタバレ・あらすじ「分断」「人種差別」感想「アメリカの移民社会の闇をダンスと歌で描く恋愛映画」結末。
映画『ウエスト・サイド物語』ネタバレ・あらすじ「分断」「人種差別」感想「アメリカの移民社会の闇をダンスと歌で描く恋愛映画」結末。映画『ウエスト・サイド物語』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ウエスト・サイド物語』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『ウエスト・サイド物語』の作品情報・概要シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を元にして、ジェローム・ロビンスとアーサー・ローレンツが物語を書き、アーネスト・レーマンが脚本を執筆しました。音楽はレナード・バーンスタイン。ブロードウェイ・ミュージカルとして上演されました。恋愛物語を主軸にポーランド移民とプエルトルコ移民の争いをダンスと歌で描いた名作です。差別・偏見・憎悪が“分断”を助長させた状況は現在のアメリカ社会の映し絵とも言える。

映画『愛と青春の旅だち』

パイロット目指す若者と工場で働く女の子の恋愛

【ネタバレ考察】映画『愛と青春の旅だち』あらすじ「ラストの主題歌で感涙」感想「フォーリー軍曹はアカデミー賞受賞」結末
【ネタバレ考察】映画『愛と青春の旅だち』あらすじ「ラストの主題歌で感涙」感想「フォーリー軍曹はアカデミー賞受賞」結末・ 歌詞・名言・テーマ曲と音楽の紹介。映画『愛と青春の旅だち』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『愛と青春の旅だち』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『愛と青春の旅だち』の作品情報・概要『愛と青春の旅だち』原題『An Officer and a Gentleman』1982年のアメリカの青春恋愛映画。テイラー・ハックフォード監督作品。リチャード・ギア主演。デブラ・ウィンガー、デビッド・キース、リサ・ブロント共演。鬼軍曹フォーリーを演じたルイス・ゴセット・ジュニアが1982年度アカデミー助演男優賞を受賞している。主題歌『愛と青春の旅だち』もアカデミー歌曲賞を受賞している。ジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズが歌った。本映画の成功は『トップガン』製作の後押しになったと言われている。

映画『黒い司法 0%からの奇跡』

いつも黒人が“容疑者”にされてしまう理由はなに?

映画『黒い司法 0%からの奇跡』ネタバレ・あらすじ・感想。アメリカの光と陰。「正義の反対は貧困である」
映画『黒い司法 0%からの奇跡』ネタバレ・あらすじ・感想。アメリカの光と陰。「正義の反対は貧困である」 映画『黒い司法 0%からの奇跡』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『黒い司法 0%からの奇跡』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。『黒い司法 0%からの奇跡』原題『Just Mercy』2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。デスティン・ダニエル・クレットン監督作品。主演はマイケル・B・ジョーダン。本作はブライアン・スティーヴンソンが2014年に発表したノンフィクション『黒い司法 死刑大国アメリカの冤罪』を原作としている。ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソン共演。人種差別と死刑制度問題を絶妙に内包する物語。

映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』

差別・嫌悪される理由は本人にも問題ありでは、、、

映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』ネタバレ・あらすじ・感想。トラボルタ「ストーカー」を怪演してラズベリー賞最低主演男優賞を受賞。
映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』ネタバレ・あらすじ・感想。トラボルタ「ストーカー」を怪演してラズベリー賞最低主演男優賞を受賞。映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』の作品情報・概要『ファナティック ハリウッドの狂愛者』原題『The Fanatic』2019年制作のアメリカ合衆国のスリラー映画。 フレッド・ダースト監督作品。ジョン・トラボルタが狂気に満ちたストーカーを演じる。イメージチェンジを図るつもりだったかは定かではないがトラボルタは本映画『The Fanatic』と『ワイルド・レース』で第40回ゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞を受賞するという結果になった。

映画『わたしは金正男を殺してない』

貧しい国から来た女性を使っての犯罪です

映画『わたしは金正男を殺してない』ネタバレ・あらすじ「北朝鮮の完全犯罪?」感想「首謀者は誰?」結末「真相は“藪の中”」
映画『わたしは金正男を殺してない』ネタバレ・あらすじ「北朝鮮の完全犯罪?」感想「首謀者は誰?」結末「真相は“藪の中”」映画『わたしは金正男を殺してない』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『わたしは金正男を殺してない』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 映画『わたしは金正男を殺してない』の作品情報・概要。2017年2月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で起きた『金正男暗殺事件』の真相をドキュメンタリーとして製作。実行犯となった二人の女性インドネシア人・シティ・アイシャとベトナム人・ドアン・ティ・フォンが拘留され、裁判にかけられ、釈放されるまでを二人の生い立ちを交えて描いている。事件の真相も追求するが結局はマレーシア政府の北朝鮮との関係性を重視した結果「藪の中」となる。もし北朝鮮の犯行であったのなら「完全犯罪」が成功した事件となる。

映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』

少年たちはアメリカ社会の未来を憂いての犯行だったのか

映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』ネタバレ・あらすじ「アメリカの暴力と差別と恥の歴史」を“アポなし取材”感想「アメリカ銃社会に変わり無し!」結果
映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』ネタバレ・あらすじ「アメリカの暴力と差別と恥の歴史」を“アポなし取材”感想「アメリカ銃社会に変わり無し!」結果。映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』の作品情報・概要『ボウリング・フォー・コロンバイン』原題『Bowling for Columbine』2002年に製作されたアメリカ映画である。マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画。1999年4月20日に発生した『コロンバイン高校銃乱射事件』を主軸に展開。最初は犯人である二人の少年像へ向かうが次第に「アメリカ社会」への批判と非難を強めていく。アポなし突撃取材の手法は秀逸。アメリカの黒歴史からブッシュ政権への批判と巨大スーパーマーケットKマートの銃弾販売禁止に至るまでの突撃具合には頭がさがる。2002年カンヌ国際映画祭 55周年記念特別賞受賞、2003年アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞受賞作品。

映画『朝が来る』

格差社会もあるけれど教育が大事だと思う、、、

映画『朝が来る』ネタバレ・あらすじ「朝斗のまなざし」描く河瀬直美監督最高!「“不妊治療”と“特別養子縁組”制度」への理解「世界を目指す」蒔田彩珠の好演!感想・結末。
映画『朝が来る』ネタバレ・あらすじ「朝斗のまなざし」描く河瀬直美監督最高!「“不妊治療”と“特別養子縁組”制度」への理解「世界を目指す」蒔田彩珠の好演!感想・結末。映画『朝が来る』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『朝が来る』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『朝が来る』の作品情報・概要『朝が来る』 英題『True Mothers』カンヌ国際映画祭で高く評価されている河瀬直美監督が辻村深月による長編ミステリー小説である『朝が来る』を映画化。子どもが出来ない夫婦は不妊治療を諦め、特別養子縁組制度を用いて子どもを迎え入れる。その子どもの実母は中学生で妊娠してしまいやむをえず子供を手放してしまう。しかし両者は数年後に対面する。変わり果てた実母の要求は「子どもを返してくれ、出来なければお金をくれ」出演は永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子。

映画『スキャンダル』

男どもに「一泡吹かせてやる!」ダンサーたちの挑戦!

映画『スキャンダル』ネタバレ・あらすじ・感想。成功している美女ばかりで心寄せられない。自己顕示欲の圧力が半端ない。
映画『スキャンダル』ネタバレ・あらすじ・感想。成功している美女ばかりで心寄せられない。自己顕示欲の圧力が半端ない。映画『スキャンダル』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『スキャンダル』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認できます。映画『スキャンダル』の作品情報・概要『スキャンダル』原題『Bombshell』2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。ジェイ・ローチ監督作品。主演はシャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーのハリウッドを代表する女優。ジョン・リスゴー、ケイト・マッキノン、コニー・ブリットン、マルコム・マクダウェル、アリソン・ジャネイらが共演。アメリカ4大ネットワークのFOXテレビで起きた実際のセクハラ事件をモチーフに製作された。

映画『七人の侍』

黒澤明が描く“格差社会”はダイナミックだ

映画『七人の侍』あらすじ・ネタバレ・感想。黒澤明監督が日本を元気にした。映画史上最高傑作。閉塞感が漂う今こそ観るべし!
映画『七人の侍』あらすじ・ネタバレ・感想。黒澤明監督が日本を元気にした。映画史上最高傑作。閉塞感が漂う今こそ観るべし! 映画『七人の侍』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『七人の侍』IMDbサイトもご紹介し、作品・キャスト情報等もご確認頂けます。 映画『七人の侍』の作品概要 『七人の侍』(しちにんのさむらい)は、1954年(昭和29年)4月26日に公開された日本映画。黒澤明監督作品。主演は三船敏郎と志村喬。モノクロ、スタンダード・サイズ、207分。東宝製作・配給。1954年ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞し日本国民を歓喜の渦に巻き込み希望をもたらした。

映画『ミリオンダラー・ベイビー』

ど貧乏育ちだけど「成功したい」気持ちに嘘はない

映画『ミリオンダラー・ベイビー』ネタバレ・あらすじ・感想。アカデミー賞四冠。クリント・イーストウッド最高作品。「死ぬ自由もある」
映画『ミリオンダラー・ベイビー』ネタバレ・あらすじ・感想。アカデミー賞四冠。クリント・イーストウッド最高作品。「死ぬ自由もある」映画『ミリオンダラー・ベイビー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ミリオンダラー・ベイビー』IMDbサイトもご紹介し作品情報・キャスト情報のご確認もできます。     映画『ミリオンダラー・ベイビー』の作品概要 『ミリオンダラー・ベイビー』原作『Million Dollar Baby』2004年のアメリカ合衆国の映画。製作・配給会社はワーナー・ブラザースで、監督・製作・主演はクリント・イーストウッド。ジェリー・ボイドの短編集『Rope Burns:Stories From the Corner』を元にポール・ハギスが脚本を執筆。第77回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞(ヒラリー・スワンク)・助演男優賞(モーガン・フリーマン)を受賞。  

映画『道』

人生は厳しい“道”ばかりだけど「間違い」はしたくない

映画『道』ネタバレ・あらすじ・結末。イタリア映画最高作品。人は「道」で人生の喜怒哀楽の機微を知る。失って気がつく大切な愛がある。
映画『道』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『道』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報も紹介しています。『道』原題『 La Strada』1954年製作・公開のイタリア映画。イタリア映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督作品。1956年のアカデミー外国語映画賞を受賞した。アンソニー・クインとジュリエッタ・マシーナが主演。イタリア映画の代表作品。

映画『楽園』

田舎の“ムラ社会”の中の“格差社会”って陰険だ

映画『楽園』ネタバレ・あらすじ・結末。ムラ社会は日本社会の縮図。長老(独裁者)の「決めつけ」こそ悪害なのだ。綾野剛、佐藤浩市もOKだが村上虹郎が最高だ!
映画『楽園』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。YouTubeで予告映像も紹介しています。ネタバレ・あらすじ・結末まで書いています。2019年10月18日に公開の日本映画。監督・脚本は瀬々敬久。主演は綾野剛。第76回ヴェネツィア国際映画祭公式イベント「Focus on Japan」正式出品作品。原作は吉田修一の短編小説集『犯罪小説集』

映画『第三夫人と髪飾り』

格差というより“習慣”とか“伝統”と言った理由で、、、

映画『第三夫人と髪飾り』ネタバレ・あらすじ「一夫多妻の時代“愛のレッスン”は芸術的“官能美”」感想「新しい才能アッシュ・メイフェア監督登場」結末「現代ベトナム女性は自由?」
映画『第三夫人と髪飾り』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館情報もご確認ください。運だぜ!アートでは映画のネタバレ・あらすじ・感想・内容、そして結末を書いています。本映画『第三夫人と髪飾り』は19世紀の北ベトナムを舞台にしています。ベトナム出身の女性監督アッシュ・メイフェアの長編デビュー作です。一夫多妻制度が残る時代です。14歳の少女が養蚕の大富豪へと嫁ぎます。すでに三人目の妻です。役割は男児を出産すること。男尊女卑の時代でした。映像がとにかく美しいです。

映画『グラン・トリノ』

人種差別者が“格差社会”に初めて気がついたら!

映画『グラン・トリノ』ネタバレ・あらすじ・感想・考察。クリント・イーストウッド「新保守主義時代到来を予見した物語」
映画『グラン・トリノ』ネタバレ・あらすじ・感想・考察。クリント・イーストウッド「新保守主義時代到来を予見した物語」映画『グラン・トリノ』公式サイト記載。作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・考察を中心に記述。クリント・イーストウッド監督主演作品。東欧移民の子孫であるコワルスキーはアメリカに忠誠を誓い尽力してきた。朝鮮戦争帰還後、フォード自動車で真面目に働き引退。しかし自動車産業は今や斜陽。近隣にはモン族というアジア人が増えている。ある日、コワルスキーの家に泥棒が入る。犯人はモン族の少年。しかしコワルスキーは初年の境遇を知り緊密になっていく。やがて友情が生まれ、コワルスキーの差別・偏見の気持ちに変化が訪れる。

映画『赤い雪 Red Snow』

貧しいことは悲劇です

永瀬正敏✖️菜葉菜W主演+井浦新の映画『赤い雪 Red Snow』(実話)は“ズシリ”と積もった。人間の記憶は曖昧で都合よく作られる。感想とネタバレ。
この映画は実話を元に制作されたと言うが、とても残酷な物語だ。人間の記憶とは都合よく出来ている。自分への関心を防ぐため、あるいは興味を向けるために記憶を作り変えることも可能だ。それを行うのは気まぐれな心もあるが、実際は無意識に計算された心が作り出している。一度発動するとそれが新たな記憶になるが、心は不自由になってしまう。

映画『帰れない二人』

中国の発展がもたらす“格差社会”は速度が早い

映画『帰れない二人』ネタバレ・あらすじ・感想・評価。三峡ダムから北京五輪、そしてIT監視社会の中国で織りなす男女の悲哀。
映画『帰れない二人』公式サイトにて作品情報・上映館の紹介、ネタバレ・あらすじ・感想・評価を検証。2001年中国はWTO加盟、北京オリンピック開催決定の報がもたらされ、活気ずくきっかけとなった年である。2006年には世界最大の貯水量と発電力をもつ三峡ダムが完成。そして2017年の現代中国。これらの3つの時代を生きた男女の恋愛物語を中国の発展の中で見られる光と影を巧みにジャ・ジャンクー監督が描いている映画である。

 

 

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映画『ジョーカー』の作品情報

映画.comより一部引用

スタッフ・キャスト
監督
トッド・フィリップス
製作
トッド・フィリップス ブラッドリー・クーパー エマ・ティリンジャー・コスコフ
製作総指揮
マイケル・E・ウスラン ウォルター・ハマダ アーロン・L・ギルバート ジョセフ・ガーナー リチャード・バラッタ ブルース・バーマン
脚本
トッド・フィリップス スコット・シルバー
撮影
ローレンス・シャー
美術
マーク・フリードバーグ
衣装
マーク・ブリッジス
編集
ジェフ・グロス
音楽
ヒドゥル・グドナドッティル
音楽監修
ランドール・ポスター ジョージ・ドレイコリアス

アーサー・フレック/ジョーカー(ホアキン・フェニックス)
マレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)
ソフィー・デュモンド(ザジー・ビーツ)
ペニー・フレック(フランセス・コンロイ)
ギャリティ刑事(ビル・キャンプ)
バーク刑事(シェー・ウィガム)
トーマス・ウェイン(ブレット・カレン)
ランドル(グレン・フレシュラー)
ゲイリー(リー・ギル)
アルフレッド・ペニーワース(ダグラス・ホッジ)
ブルース・ウェイン(ダンテ・ペレイラ=オルソン)
ジーン(マーク・マロン)
ホイト(ジョシュ・パイス)
社会福祉士(シャロン・ワシントン)
カール(ブライアン・タイリー・ヘンリー)
ジジ・デュモンド(ロッコ・ルナ)
サリー博士(ソンドラ・ジェームズ)
若き日のペニー(ハンナ・グロス)
精神科医(エイプリル・グレイス)

2019年製作/122分/R15+/アメリカ
原題:Joker
配給:ワーナー・ブラザース映画

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