映画『七人の侍』あらすじ・ネタバレ・感想。黒澤明監督が日本を元気にした。映画史上最高傑作。閉塞感が漂う今こそ観るべし!

映画『七人の侍』あらすじ・ネタバレ・感想。黒澤明監督が日本を元気にした。映画史上最高傑作。閉塞感が漂う今こそ観るべし!お茶の間映画館

映画『七人の侍』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『七人の侍』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

https://www.imdb.com/title/tt0047478/

Seven Samurai (1954) – Official Trailer

映画『七人の侍』(207分/日本1954

【監督】
黒澤明
【製作】
本木荘二郎
【出演】
三船敏郎
志村喬
島崎雪子
藤原釜足
加東大介
木村功
千秋実
宮口精二
小杉義男
左卜全

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映画『七人の侍』のオススメ度は?

5.0

5つです

世界の映画史に燦然と輝いています

観ると元気が出ます

観ると勇気が出ます

観ると人を信じたくなります

観ると人生が変わります

黒澤明監督は素晴らしい

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映画『七人の侍』(207分/日本1954) NHK BSプレミアム放送

2月11日(火)午後1時00分〜4時28分

日本映画史上、いや世界映画史上最高傑作です。この映画があったからこそ、日本人はどん底の戦後を生き抜き、復興に繋げることができました。

映画がこれほど人にも社会にも国にも勇気と力を与えるとは!

黒澤明監督無くして今の日本はありません。

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映画『七人の侍』の作品概要

『七人の侍』(しちにんのさむらい)は、1954年(昭和29年)426日に公開された日本映画。黒澤明監督作品。主演は三船敏郎と志村喬。モノクロ、スタンダード・サイズ、207分。東宝製作・配給。1954年ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞し日本国民を歓喜の渦に巻き込み希望をもたらした。

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映画『七人の侍』のあらすじ・ネタバレ

百姓たちは雨の日も日照りの日も毎日毎日、田畑で真面目に働いている。収穫した米や麦はお殿様に納める。自分たちは白米は食べることができない。稗や粟を食べている。彼らの心配事は天気だけではない。一番恐ろしいのは野武士の襲来だ。米、麦は取られし、人は殺され、田畑も荒らされる。百姓たちはもうこりごりだ。そこで一計を立てる。腹をすかせた侍を雇って野武士を退治してもらうのだ。侍へのお礼は一宿一飯のみ。果たして、、、。

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映画『七人の侍』の感想・評価・内容・結末

この映画を知らないで日本映画は語れないといっても過言ではありません。わたしなどはこの映画でどれだけ励まされたことか。仕事で上手くいかない時、とてつもなく傷つきうずくまった時にこの映画を観ると再び活力が湧きあがって生きて行くことが出来ました。とにかく勇気と力と希望を与えてくれる映画なのです。

 弱い者でも知恵を出せばちゃんと生きていけます。物語は毎日一生懸命の働く百姓が蓄えた農作物を毎年、野武士という山賊に根こそぎ強奪されるのを、もう我慢ならぬと一大決心して野武士と戦うというものです。しかし百姓たちは戦い方を知らないし、そんな武芸もありません。百姓は自分たちと一緒に戦ってくれる侍を探し、共に野武士をやっつけるという痛快な話です。侍には色んな素性と戦歴があリます。誇りも高いからましてや百姓に仕えるなんて真っ平御免だという者もいます。しかし侍の本分は戦にあります。本能的に戦を求めるのが彼らの自明なのです。

しかし今や戦が少なくなっています。江戸幕府によって平和な時代が到来しています。戦がなければ侍の地位も名誉も上がりません。その戦を通して手柄を上げいつかは一国一城の主人を目指すのは時代遅れになりつつあります。侍は戦の中でも普段の生活の中でも自己研鑽を積み重ねることで生きる意味を模索していたと思います。一言で言うなら武士道です。主君に対する絶対的忠節を重視し、犠牲・礼儀・質素・倹約・尚武などあります。

そしてこの映画に集まった侍たちは、弱きを助け強きをくじく心優しき本当の侍であることが伝わってきます。侍にとって野武士との戦いで得るはその日の飯と宿だけです。地位も名誉も上がらないし、ましてや銭も稼げません。そんな侍の心を動かしたのはやはり百姓たちの必死の懇願であったと思います。「彼らは誰のために米を作っているのか?」「彼らは幸せなのか?」いやとても楽な暮らしをしていないでしょう。ましてや、自分たち侍はそんな百姓の苦労も知らず当たり前のように、百姓が精魂込めて作った米を食って生きてきたのです。

 その苦境を知って侍の心を揺れたのです。劇中にこんなセリフがあったと思う。「・・・百姓は・・・雨が降っても日が照っても風が吹いても、心配ばかりで・・・つまり・・・びくびくするより能がねぇ・・・」百姓は年がら年中心休まる日などないと吐露しています。話は飛ぶかもしれませんが、これは現代の農家にも当てはまります。私の知人で就農した人がいますが、同様のことを言っています。上からの指導で「種を買わねばならない、肥料も農薬も買わなければならない、農機具も買わないといけない。そして来年はIT化してくれと言ってくる。全く採算が合わない。儲けもなければ休む暇もない」時代は違いますが、百姓を虐める体制は今も昔も何も変わっていません。

 さて、話を戻します。結果的にはこの戦に勝ったのは百姓たちです。多少の犠牲者は出ましたが、もう来年再来年の野武士の襲来の心配をしなくても良いのです。数年は安泰となります。そして百姓には知恵がありました。百姓は戦がなくても生きていけるのです。しかし侍は生きていけません。百姓は鍬を持って生きていけます。でも戦のない侍は刀を持っていても役に立たないのです。存在価値が無くなってしまった時代に生きている侍の悲しき運命もこの映画では描いています。時代についていけなかったのです。

 この物語は百姓の困窮した生活にも言及しているが、百姓という生き方は実は最強の武器でもあるとも物語っている気がします。自然の力を借りて知恵を加えて食物を生産する、なかなか出来ません。百姓において人生のすべてが実に建設的で創造的で、そして生産的なのです。しかも人の役に立ちます。まさしく総合産業なのではないでしょうか。

 逆に侍はどうでしょうか。戦があれば天下太平のために貢献できます。しかしその戦は人を殺めます。どんな大義名分の戦であっても、それは正義と言えるのでしょうか?戦のない時代が来たら、刀はまったく役に立ちません。武士道を生きるにおいて腰に収めて抜かないという不戦の美学があありますが、そんな個人のこだわりは一生涯通用しないのです。侍が刀を置いたら何も残りません。無用な人です。生き方としては百姓よりのではないかと思います。

 この物語を読み解くと「清く正しく武士道を突き詰めて生きていく」には難しい時代が訪れたことを意味しています。群雄割拠した戦国時代の方が侍にとっては生きやすかったのでしょう。皮肉ですが侍が戦を納めれば納めるほど、世の中は平和になり戦がなくなってしまう、、、。そのことで自らの存在価値を見失う結果をもたらすのです。これを現代社会に当てはめても同じことが言えます。学校でも会社でも政治の世界でも、いつまでも横暴に刀を振りかざしているだけの人はそのうち路頭に迷い、裸の王様になるででしょう。自分は神輿の上で踏ん反り返っているつもりでも時代はもう見向きもしません。そうなったら悲しいです。いつの時代も誰にも負けない武器を持っている人が強いと感じる映画でした。その武器は決して人を傷つけない物に限ります。

映画『七人の侍』はアクション、コメディー、恋愛、ヒューマンと様々な要素が盛り込まれた名作です。これほどまでに人間とは何か、生きるとは何か、直線的に心に突き刺してくる黒澤明監督の偉大さに頭が下がります。

余談ですが、今の若者たちはあまり黒沢作品を知りません。観たこともないし、観る気もないと言われてショックを覚えました。何故かと問うと「白黒だし、長い」と言われました。これは悲劇です。

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映画『七人の侍』のキャストについて

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まとめ 映画『七人の侍』一言で言うと!

「一生に一度くらいは人の役に立ちたい

若い頃はあまりこのような考えはありませんでした。自分のことで精一杯だったのです。次に愛する人のために尽くしたいと思うようになりました。そして段々と「世の中のために」と思える自分が出てきました。この映画の侍たちも報酬とは名誉ではなく、心からの善意のために百姓のために一肌脱いだのでしょう。

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映画『七人の侍』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
黒澤明
製作
本木荘二郎
撮影
中井朝一
音楽
早坂文雄
美術
松山崇
三船敏郎
志村喬
島崎雪子
藤原釜足
加東大介
木村功
千秋実
宮口精二
小杉義男
左卜全
稲葉義男
土屋嘉男
東野英治郎
上田吉二郎
多々良純
仲代達矢
津島恵子
1954年製作/207分/日本
配給:東宝