“パラサイト”し続けなければいけない韓国人の叫び!映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレと最強な生き方

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“パラサイト”し続けなければいけない韓国人の叫び!映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレと最強な生き方2020年公開

映画『パラサイト 半地下の家族』感想。こちらの記事もオススメです。

 

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【第92回アカデミー賞】「パラサイト 半地下の家族」作品賞含む最多4冠!(作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞)記念投稿。

本記事では「パラサイト 半地下の家族」がなぜ評価されたのか、そして「パラサイト」という生き方が最強であることを書いています。

「パラサイト」という言葉に嫌悪感を持つ人も多くいます。それは単にという生き物への嫌悪感だと思います。

しかしながらわたしたちは日常生活において、すでに町、企業、国家に何らかの形でパラサイトしている事実をいま一度認めましょう。

そして自身がパラサイトする方される方のどちらかに属しているかを確認してみましょう。

本記事ではポン・ジュノ監督アカデミー賞4冠達成記念として『パラサイト 半地下の家族』から読み取れる韓国社会と最強の生き方について解説していきます。若干ネタバレあります。

結論的に『パラサイト』こそ最強の生き方でまとめています。(本記事はラッキーマスクマン3号が書きました)

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映画『パラサイト 半地下の家族』伝えたいこと・学べる知識・教養

・韓国という国の憂鬱
・格差社会という病気
・若者の自殺問題
・貧乏人がいつもバカを見る
・パラサイトこそ最強の生き方
映画『パラサイト 半地下の家族』は単なるブラックコメディー、サスペンス、ホラー、ヒューマン物語ではありません。
『総合人生論』映画なのです。
この映画に込められている深いメッセージをいま一度掘り起こしてみましょう。
この映画にはわたしたちが21世紀を生きるにおいての知恵が隠されています。とても勉強になります。この映画を観ることで、煩わしい人間関係の整理もできるかもしれません。また家族だけで仲睦まじく暮らしていけるヒントがあるかもしれません。
映画『パラサイト 半地下の家族』は決して這い上がることが人生の全てではないことも教えてくれました。
名言がありました「無計画でいることが最良だ」です。

韓国という国の憂鬱

“パラサイト”し続けなければいけない韓国人の叫び!映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレと最強な生き方

この映画を監督したポン・ジュノ監督はとても高学歴であるとこを忘れてはいけません。韓国でもトップクラスの延世大学校社会学科を卒業しています。

その後、韓国映画アカデミーに入学し、映画を学んでいます。映画を製作・制作するということは単なる感覚芸術だけではできません。

歴史考察はもちろんのこと、社会的な出来事、風俗、流行、文学から芸術はもちろんのこと政治、経済状況に至るまでの情報を集め、それらを積み木を重ねるように物語を紡いでいくのです。これは単なるバカではできません。

その点、ポン・ジュノ監督は人よりも優れた嗅覚を持っていると思われます。大学が社会学科というのが大きいと思います。

大学生の頃からすでに韓国社会に蔓延る(はびこ)理不尽、不道徳、不条理について研究していたことが予測されます。

1969年生まれですから、軍事政権世代で育っています。1993年にやっと民主的な政権が誕生した国家をつぶさに見てきたと思います。

暗殺、汚職、北朝鮮との戦い、大韓航空機撃墜事件、アジア通貨危機、リーマンショック、セウォル号沈没などです。そして日本、米国、中国との外交での憂鬱もあったと思います。

こういった出来事は韓国国民に大きな憂鬱を与えたと言っても良いでしょう。故にポン・ジュノ監督は弱き者の気持ちに即した映画作りを心がけているのだと思います。

格差社会という病気

“パラサイト”し続けなければいけない韓国人の叫び!映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレと最強な生き方

ポン・ジュノ監督のように社会の底辺を生きる人たちを題材に映画を作っている人は多くいます。格差社会と貧困と家庭環境がテーマです。

まず我らが日本では是枝裕和監督です。この人の映画表現は日本で一番素晴らしいです。2018年ではカンヌでパルムドールを獲得しています。しかも是枝監督とジュノ監督は非常に親しいそうです。

ヨーロッパへ目を向けてみましょう。真っ先に名前が挙がるのはダルデンヌ兄弟です。彼らが描くのはヨーロッパという一見、華やかな白人世界に見えますが、実際は階級社会に支配されて這い上がれない世界の現実感があります。

靴磨きの子供は靴磨きにしかなれない社会があります。ジプシーの子どもはジプシーです。

そして次にあげるのはやっぱりケン・ローチ監督でしょう。観ていて痛くなります。

ローチの映画は労働者階級に人たちを徹底的に追いかけています。懸命に働けど豊かになりません。しかも敵は企業ではなくイギリス国家です。

イギリスは過去において世界の7大陸を制覇していた栄光だけで生きています。それはもう通用しないよとケン・ローチは語っています。

そしてイタリア。映画『ドッグマン』を送り出したマッテオ・ガローネ監督です。この人の演出は恐ろしいです。

虐げられた人を単に描くだけではありません。人間の本質とは業とは、人間は神か悪魔か、などと痛烈にえぐってきます。直球なのです。

是枝監督はお客さんに「答えは、自分で出してください」スタイルです。ポン・ジュノ監督は「こんな現実がある」と断言しています。

でもマッテオ・ガローネ監督はその上の上の上を行っていると思います。不条理で生きてきた弱き者が反逆します。これが正しいのは悪しきなのを考えると夜も眠れません。今後、注目の監督です。

それで話を戻しますが、ポン・ジュノ監督は本映画『パラサイト 半地下の家族』ではある程度、自身が言いたかったことを伝えていると思いますが、完全ではないと思います。

それはやはり韓国という国家と社会がまだまだ閉鎖的な思考と思想に満ちているからです。儒教体質も大きいです。

年長の人を大切にする、年長の人のいうことは聞く、など一見、美しい思想がありますが、それはもう今の時代では強要でしかありません。

つまり日本同様出る杭は打たれる文化があります。格差社会を作り出した本性はこういった先達の人々の面子を尊重するとか、彼らの利益になることばかりが優先された封建的な考えからだと思われます。

もしこの映画で直線的に政府や財閥などの権力者たちを批判したらポン・ジュノ監督自身の映画人生にも家族にも何らかも悪影響が及ぶ可能性があります。

検閲はさすがにありませんが、それに近いことは起こりうるでしょう。そういった社会情勢を背負った中で作った映画です。

優れた作家は「時代を読む」と言います。ポン・ジュノ監督の嗅覚の鋭さが鈍らないことを願います。

若者の自殺問題

“パラサイト”し続けなければいけない韓国人の叫び!映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレと最強な生き方
一見、韓国の俳優や歌手たちは華やかに振舞って自由気ままに過ごしているように見えます。しかしながらそれとは逆にスターの自殺が多いことも事実です。

それは悪徳の芸能プロダクションに縛られて、何かの弱みを握られているというネット情報もあります。

永遠に逃れられない苦しみから自ら命を絶つという事件が露見されては消え、また露見され、、、の繰り返しで本当のことはわかりません。

本当のことがわからないから恐ろしいです。韓国社会での若者の自殺者数の増加は深刻なものです。政府もこれといった対策を取っていません。

政府の上層部は自分の利益を優先するために他国(主に日本)を標的にして、プロパガンダを展開し、自身の評価を上げることに懸命です。

若者たちはガス抜きに利用されロウソクを持ってお祭り騒ぎします。でも結局は何も解決されません。

ロウソク行進が終わればまた同じ生活です。暮らしは楽になっていません。政府の上層部に利用されただけです。

格差という闇の深さは地層のように重なり、以前より格段とずっと広く浸透して行くだけです。

韓国の人たちの大多数が日本嫌いというイメージがありますが、若者は案外と日本好きな人が多いのも事実です。

政府が怖いから故意的に「日本嫌い」を装っていると聞きます。もし、公に日本が好きだと言えば仕事も吹っ飛んでしまう社会があります。考え方によっては恐ろしい社会です。

貧乏人がいつもバカを見る

“パラサイト”し続けなければいけない韓国人の叫び!映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレと最強な生き方

どこの国でも一生懸命に頑張っても報われない人がいます。もちろん、その人たちの全てが上昇志向を持っているとは限りませんが、ある程度の基準を満たした生活をしたいと思っているでしょう。

この映画には出てきませんでしたが、韓国社会には下請けいじめ人材派遣問題もあるのでしょう。どこの国にもありますが、これはとても大きな問題です。

工場からの注文を子請け→孫請け→玄孫受けへと流れるのでが、最後の最後は本当に微々たる儲けしかありません。

孫請けは一生懸命に働きますが、いつまでたっても貧乏です。わざと貧乏にさせられています。

人材派遣も同様です。人材派遣は日雇い人夫を雇って利ざやを稼いでいたヤクザの仕事でした。でもヤクザはヤクザでまだ人情はあったと思います。

ですが、現代版の人材派遣には人情はありません。簡単に人を雇っては捨て、雇っては捨てを繰り返します。こんな社会に希望はありません。

都合の良い時だけ使われ流だけでいつまでたっても貧乏です。貧乏人だけがバカを見る社会を変えなければどうにもなりません。

「パラサイト」というお仕事

“パラサイト”し続けなければいけない韓国人の叫び!映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレと最強な生き方

パラサイトという言葉自体がネガティブなイメージを生みますが、果たして悪いことでしょうか。わたしは全然思いません。

寄生虫は寄生虫なりに頭を使って生存しています。何千年、何万年の進化をかけて築いた能力です。考え方によっては最も効率の良い生き方です。

寄生蜂は他の虫の幼虫に卵を産み付けることで、自身の子孫を高確率に繁殖させます。

カッコーの托卵もそれに似ています。他者の力で最小限のエネルギーで人生を生きていけるのであれば御の字だと思うのです。

この映画のキム・ギテク(ソン・ガンホ)一家は何も悪いことはしていません。

何もしていません(最後には殺人を犯しますが)ですが、この映画を観た人たちは彼らのことを悪者として見ている人が多いのも事実で、彼らを悪者と見る捉え方が恐ろしいです。

良いですか、もう一度書きます「キム・ギテク(ソン・ガンホ)一家は何も悪いことをしていません」彼らは頭を使ってパラサイトつまりパク・ドンイク(イ・ソンギュン)に就職したのです。

これって素晴らしい能力だと思うのです。キム・ギウ(チェ・ウシク)は受験勉強で成果が出ないパク・ダヘ(チョン・ジソ)のやる気を引き出したし、 キム・ギジョン(パク・ソダム)も息子の芸術的才能を開花させる力を発揮します。

父親のキム・ギテク(ソン・ガンホ)は完璧な運転手。そしてパク・ドンイク(イ・ソンギュン)も家政婦として優秀です。

実は「パラサイト」こそが最強の生き方

“パラサイト”し続けなければいけない韓国人の叫び!映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレと最強な生き方

何もなければ順風満帆な生活ができたのです。しかしながらここで最大の失敗はやっぱり貧乏人が故の慢心があったのです。

ボーナスとかギャンブルもそうですが、思わぬ大金が入ったら調子に乗って使ってしまうことってないですか。

キム一家はパク一家が帰ってこないと信じ、金持ち気分の慢心に浸ってしまったから悲劇が起きたのです。

もう少し知性・教養があったのならもっとうまくパラサイトし続けられたのです。

そこが勿体ないです(といってもこれは映画ですから)

わたしとしてはあのままパラサイトし続けることを期待してしまいました。

パラサイトという生き方は決して悪いことではないと思います。

日本もアメリカにパラサイトして発展してきました。

韓国も同じでしょう。

進化論を唱えたダーウインも言っています。

「最も強い種や賢い種が生き残るのではない。環境の変化に対応した種が生き残る」

パラサイトこそ最強の生き方であると言えます。

繰り返します。最強です。

パラサイトしましょう。

これは決して、安易な気持ちで書いたのではありません。

わたし自身、就職活動において悪戦苦闘した世代です。

どんなに必死になっても打ち破れない社会があることを学び、傷つきました。

そして、わたし自身はフリーランスです。

クライアントのご機嫌を取ることがうまくなり、「パラサイト」しながら日銭を稼いでいます。

お金がない不安を知っています。

クライアントに仕事を切られた恐怖を知っています。

二度とあのような苦しい日々は嫌なのです。

ですから「パラサイト」しています。

慣れるととても楽ですよ。

ラッキーマスクマン3号でした。

“パラサイト”し続けなければいけない韓国人の叫び!映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレと最強な生き方

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