映画『カセットテープ・ダイアリーズ』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。ブルース・スプリングスティーンが切れた“夢”を紡いでくれた。

映画『カセットテープ・ダイアリーズ』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。ブルース・スプリングスティーンが切れた“夢”を紡いでくれた。 2019年製作
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映画『カセットテープ・ダイアリーズ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『カセットテープ・ダイアリーズ』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

『カセットテープ・ダイアリーズ』
(117分/G/イギリス/2019)
原題『Blinded by the Light』

【監督】
グリンダ・チャーダ
【脚本】
サルフラズ・マンズール グリンダ・チャーダ ポール・マエダ・バージェス
【製作】
グリンダ・チャーダ ジェーン・バークレイ ジャマル・ダニエル
【出演】
ビベイク・カルラ
クルビンダー・ギール
ミーラ・ガナトラ
ネル・ウィリアムズ
アーロン・ファグラ
ディーン=チャールズ・チャップマン
ロブ・ブライドン
ヘイリー・アトウェル
デビッド・ヘイマン
サリー・フィリップス

【HPサイト】
映画『カセットテープ・ダイアリーズ』公式サイト
【予告映像】
映画『カセットテープ・ダイアリーズ』トレーラー

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  1. 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』のオススメ度は?
  2. 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の作品情報・概要
  3. 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』のあらすじ・ネタバレ
  4. 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の感想・内容
    1. 単なる若者の「夢に向かう」青春ではなく「移民問題」も訴求している
      1. エル・ファニングの演じるポーランド移民が「歌手」を目指す映画も秀逸です
    2. イスラム教徒であるけれど産まれはイギリス文化の中、、、
      1. イギリス人にとって深い「心の傷」が第一次世界大戦です
    3. イスラム教徒にとってブルース・スプリングスティーン悪害なのか?
      1. イギリス文学と言ったらシェイクスピアです
    4. パキスタン移民に仕事を取られた白人
      1. 抱腹絶倒のイギリス版『ウォーターボーイズ 』最高!
  5. 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の結末・評価
    1. ブレイディみかこさんの著書を読むとイギリスがわかってくる
      1. イギリスの女流作家も厳しい時代を生き抜きました
    2. ブルース・スプリングスティーンの音楽がまさに“雷”だった
    3. 一生懸命にやれば必ず誰かが応援してくれる
      1. ヴィクトリア女王が差別・偏見なしでアジア人を見つめたいたは真実か?
      2. LGBTQ映画最高傑作と呼び声が高いイギリス発の物語
  6. 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』のキャストについて
  7. まとめ 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』一言で言うと!
  8. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
  9. 合わせて観たい映画
    1. 【夢に向かって頑張っている映画】
      1. 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
      2. 映画『ルース・エドガー』
      3. 映画『ハリエット』
      4. 映画『チアダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
      5. 映画『マディソン郡の橋』
      6. 映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』
      7. 映画『キングダム』
      8. 映画『リメンバー・ミー』
      9. 映画『風をつかまえた少年』
      10. 映画『パリに見出されたピアニスト』
      11. 映画『レディ・マエストロ』
      12. 映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』
      13. 映画『さよなら くちびる』
      14. 映画『王様になれ』
      15. 映画『ブレス あの波の向こうへ』
      16. 映画『ガラスの城の約束』
      17. 映画『リアム16歳、はじめての学校』
      18. 映画『ビリーブ 未来への大逆転』
      19. 映画『旅のおわり世界のはじまり』
      20. 映画『トールキン 旅のはじまり』
      21. 映画『チワワちゃん』
      22. 映画『芳華-Youth-』
  10. 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の作品情報

映画『カセットテープ・ダイアリーズ』のオススメ度は?

3.5

3つ半です

「恋人」と観に行くのが良いと思います

ブルース・スプリングスティーンの名曲が聴けます

80年代の音楽も聴けます

イギリスの階級社会についてわかります

人種・宗教差別も描かれています

若者の夢と勇気が描かれています

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映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の作品情報・概要

『カセットテープ・ダイアリーズ』原題『Blinded by the Light2019年に公開されたイギリスのドラマ映画。『ベッカムに恋して 』のグリンダ・チャーダ監督作品。主演はヴィヴェイク・カルラ。原作はガーディガン紙のジャーナリスト、サルフラズ・マンズールの自叙伝『Greetings from Bury Park: Race, Religion and Rock N’ Roll』イギリスで暮らすパキスタン移民、人種・宗教差別と若者の夢と希望をブルース・スプリングスティーンの名曲にのせてつぶさに描いている。

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映画『カセットテープ・ダイアリーズ』のあらすじ・ネタバレ

1987年のイギリスの北西にある町ルートン。工場勤務の労働者の町であり、パキスタンからの移民も多い。高校生になったジャベド(ビベイク・カルラ )は作家になりたい夢を持って高校に進学した。しかし父マリク(クルビンダー・ギール) は理解してくれない。白人の恋人イライザ(ネル・ウィリアムズ) もできた。クレイ先生(ヘイリー・アトウェル)は才能を高く評価してくれた。そして父親が仕事を解雇された。ジャベドの大学への進学は絶望的となる。そして ループス(アーロン・ファグラ)から借りたブルース・スプリングスティーンのカセットを聴いた瞬間、ジャベドの人生に再び希望の明かりが灯った、、、。

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映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の感想・内容

単なる若者の「夢に向かう」青春ではなく「移民問題」も訴求している

とても良い映画だと思います。この映画は単なるブルース・スプリングスティーン好きの青年の青春物語ではありません。

この映画にはとても深刻な内容が含まれています。一番大きな問題はパキスタンからの移民であること。彼らがイギリス社会で生きていく辛さを表しています。

それは人種差別、さらにイギリス人からは異教徒であるイスラム教という宗教問題をはらんでいること。

そしてそれが階級社会で成り立っているイギリスでは最下層に属していること。

第二は1980年代後半のイギリスの経済状況は最悪であること。若者に希望の未来を描けということ自体が難しいくらいです。

不況の世の中になると人間は不況の原因は誰かなどという誤った犯人探しをします。歴史的にもその矛先は小なる集団に向けられます。

この場合は移民に向けられます。憎悪が憎悪を生み出し、一度作られた連鎖は永遠に繰り返されます。

エル・ファニングの演じるポーランド移民が「歌手」を目指す映画も秀逸です

イスラム教徒であるけれど産まれはイギリス文化の中、、、

そしてイスラム教徒の家に産まれた宗教的な問題も含んでいます。

主人公ジャベド(ビベイク・カルラ )の父マリク(クルビンダー・ギール) は敬虔なイスラム教徒で、考え方が古いというか、新しい文化を認めないタイプの人間であることも大きな問題です。

マリクは17歳の時にパキスタンを離れてました。理由は語られていませんが、母国はインドと袂を分かち混乱していたこと、あるいは自由がなかったことが想像されます。

自身は夢を持ってイギリスに来たのに息子のジャベドには自由を許しません。ジャベドはルーツこそパキスタンですが、生まれも育ちもイギリスです。

文化的影響はイギリスの方が大きいのです。

イギリス人にとって深い「心の傷」が第一次世界大戦です

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イスラム教徒にとってブルース・スプリングスティーン悪害なのか?

ジャベドは「書く仕事」したいという夢を持っています。父はそれを否定します。さらに白人女性イライザ(ネル・ウィリアムズ) との恋愛も歓迎しません。

マリクはイギリスへ移民として渡ってはいますが、結局は狭い知識とパキスタン人移民の狭いコミュニティーの中で生きているのです。

そして自身が家長であるということで威張りちらしています。会社から解雇されて無収入になっても威張りちらしています。そしてマリクには「まとめも職に就け」というのです。

「物書き仕事」はまともではないのです。マリクは嫌気がさしています。大海へ出たいのです。挑戦したいのです。

それを誘ってくれたのがブルース・スプリングスティーンだったのです。ブルース・スプリングスティーンに感化されること自体がイスラム教徒にとっては驚きだったと思います。

激しいリズムとビート、そして絶叫とダンス。慎ましやかな行いが好まれるイスラム教徒にとっては目を背けたくなる音楽です。

イギリス文学と言ったらシェイクスピアです

パキスタン移民に仕事を取られた白人

ジャベドが住んでいるルートンはロンドンから北西へ50キロほど行った小さな町です。労働者の町です。そしてパキスタン系移民が多く住んでいます。

上気したようにイギリスは階級社会です。貴族に産まれた子どもは貴族に、農家は農家、靴屋は靴屋になる運命です。

労働者もたぶんに洩れず、ルートンにある自動車工場などで働いていたと思います。でも、パキスタンからの移民が彼らの仕事を奪ったのです。

ですから労働者はパキスタン人を「パキ」と言って侮蔑を浴びせ憎悪しているのです。労働者の多くは白人です。

抱腹絶倒のイギリス版『ウォーターボーイズ 』最高!

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映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の結末・評価

ブレイディみかこさんの著書を読むとイギリスがわかってくる

最近読んだブレイディみかこ著書『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』にも書かれていましたが、イギリスの階級社会はそれそれの階級の中での差別が多くあるそうです。

しかも下層へ行けば行くほどお互いの足を引っ張るという傾向があるそうです。一見、白人は「良い人」ってイメージあるじゃあないですか。でもそうでもないのです。

公立の中学・高校などは本当に学力が低く、荒れています。そういったスクールには移民の子どもはあまり通っていないらしく、労働者階級の貧しい白人の子どもたちが通っています。

移民系の子どもたちは私立の進学校に通っていることが多いそうです。

でもブレイディみかこさんの息子さんは敢えて、公立の中学校へ通ったそうです。それがまた痛快な話で最高に面白い内容なので是非とも皆さんにも読んで頂きたいです。

イギリスの女流作家も厳しい時代を生き抜きました

ブルース・スプリングスティーンの音楽がまさに“雷”だった

さて、話は逸れましたがジャベドがスプリングスティーンの音楽を初めて聴いた時の感動がとてもわかります。

わたしも若い時にあるアーチストの音楽を聴いて雷に打たれたようなショックを受けました。「なんだ、この音楽」って感じでその夜は朝まで放心状態で聴いていたと思います。

ジャベドは友だちのループス(アーロン・ファグラ)からスプリングスティーンのカセットテープを借りていましたが、ずっとポケットにしまったままだったのです。

『ボーン・イン・ザ・USA』と『闇に吠える街』のアルバムです。

でもある夜、父を些細な喧嘩をして「夢を捨てる」という失意に陥るます。たくさん書いてきた原稿を捨てます。

その時に聴いたスプリングスティーンに心を再び強くするのです。この場面の演出はとても素晴らしかったです。

諦め、失意、絶望、復活、挑戦をスプリングスティーンの歌声と歌詞が心身に降り積もっていく様子に希望を感じさせました。

現代イギリスの最高アーチストはエルトン・ジョンか!

一生懸命にやれば必ず誰かが応援してくれる

さらにパキスタンからの移民ではありますが、応援してくれる先生との出会いも大きかったと思います。国語教師のクレイ先生(ヘイリー・アトウェル) です。

ジャベドの作家としての才能をいち早く見抜き、大学への推薦などの手助けをしてくれます。

結果的にその甲斐あって、ジャベドはロンドンの大学へ進学します。

卒業式の際、ジャベドは優秀な学生として全生徒と父兄の前でエッセイを読みます。今まで仲違いしていた父が遅れてやってきます。そして和解します。

ヴィクトリア女王が差別・偏見なしでアジア人を見つめたいたは真実か?

一応、映画はハッピーエンドで幕を閉じます。

本映画『カセットテープ・ダイアリーズ』はほぼ実話だそうです。原作はイギリスのガーディアン紙でジャーナリストとして活動しているサフランズ・マンズール。

彼の自伝的な回顧録をモチーフに描いています。実際、マンズールはブルース・スプリングスティーンに影響を受けたことは間違いありません。

しかも現在もスプリングスティーンの熱狂的なファンでコンサートには数百回行っているとの事。さらにスプリングスティーン公認のファンとなっています。

*原題『Blinded by the Light』は「光で目が眩む」っていう意味らしい。邦題の『カセットテープ・ダイアリーズ』の方が日本人はわかりやすいかもしれません。何と言ってもウオークマンが頻繁に登場しますから。

LGBTQ映画最高傑作と呼び声が高いイギリス発の物語

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映画『カセットテープ・ダイアリーズ』のキャストについて

ジャベド(ビベイク・カルラ)

マリク(クルビンダー・ギール)

ヌール(ミーラ・ガナトラ)

イライザ(ネル・ウィリアムズ)

ループス(アーロン・ファグラ)

マット(ディーン=チャールズ・チャップマン)

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まとめ 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』一言で言うと!

「雷に打たれた衝撃がエネルギーをくれる」

多かれ少なかれ、人生を歩んでいると何か衝撃的なことって起きます。音楽をやっている人、小説を書いている人、会社員をやっている人も何か衝撃的な出会いがあったはずです。多くはだと思います。本映画『カセットテープ・ダイアリーズ』もブルース・スプリングスティーンという人です。その出会いが建設的な未来を作り出すのであるのならとても喜ばしい事です。出来るならそんな出会いに何度も遭遇したいものです。

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映画『キングダム』

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映画『リメンバー・ミー』ネタバレ・あらすじ・感想。あなたは泣ける?泣けない?金曜ロードSHOW!テレビ初登場!ミゲルの歌・歌詞がすばらしい!ピクサー最高映画作品。家族愛と少年の夢への挑戦。メキシコの「死者の日」が美しい映画です。「それは、時を超えて―家族をつなぐ、奇跡の歌。」映画『リメンバー・ミー』の詳細な解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介!物語のラストまで解説しています。ディズニーサイト公式などでの、作品情報・キャスト情報のご確認ができます。

映画『風をつかまえた少年』

貧しくても夢があれば生きていける

映画『風をつかまえた少年』作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・評価・結末。小学生必見。“努力”は夢を叶える。差別・貧困・地球温暖化について学ぶ。
日本では小中学校は義務教育でお金はそれほどかからない。でも世界には学校に通えない子どもがたくさんいる。このマラウイは学校へ通うのにお金がかかる。裕福でないと行けない。少年は勉学で知識をつけ村の農業を救うことを思いつく。風力発電だ。ゴミ捨て場で材料を集め電気を起こす。そして村の人々を救い、自身も大学へいく成功物語。

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映画『パリに見出されたピアニスト』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館について記載してます。ネタバレ・あらすじ・感想・内容・結末・まとめもわかりやすく書いています。パリの駅に置かれたピアノを一心不乱に弾いていた若者は貧しい青年マチュー。警察に追われるような仕事をしている。彼に魅了さえた音楽大学の教授ピエールがスカウト。しかし、マチューは刑務所送りに。刑務所から出す代わりにピアノのレッスンをさせる。コンテスト出場を目指し、マチューの人生は好転していくシンデレラストーリー。

映画『レディ・マエストロ』

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音楽をやりたい!その夢を果たすために何が必要か?

映画『さよなら くちびる』青春エネルギー濃厚 ネタバレ・あらすじ・評価・成田凌 門脇麦 小松菜奈の演技が最高潮 音楽映画
ハルとレオ。二人はアルバイト先で出会い、音楽ユニットを結成する。ハルはレオにギターを教えて路上で歌う。評判となり全国へライブ活動に出かける。マネージャーとしてシマが加わる。しかし二人の関係は悪化し、解散の決意をする。3人は最後のツアーをするが、ハルレオの人気が火がついてしまう。解散するか継続か、3人は悩む。青春音楽物語。

映画『王様になれ』

カメラマンになりたいんだ!と叫びが聞こえる映画

映画『王様になれ』作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・評価。「the pillows」の30周年記念企画。TERU(GLAY)弾き語りあり。
映画『王様になれ』公式サイトと作品情報・上映館の紹介と作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・内容・結末を記述。ミュージシャン専門のフォトグラファーを目指す若者の挑戦と苦悩と失意、葛藤からチャンスを掴み成功を掴む様を描いている。オルタナティヴ・ロックバンド「the pillows」の30周年記念企画「Thank you, my highlight」の一環として制作された

映画『ブレス あの波の向こうへ』

どんな時も頭の中はサーフィンの事ばかり

サイモン・ベイカーの初監督映画『ブレス あの波の向こうへ』サーフィン通して友情、恋、青春の素晴らしさを描く。ベン・スペンスとリバー・フェニックスの相違。ネタバレ・あらすじ・感想・評価
サイモン・ベイカーの初監督作品。オーストラリアを代表する作家ティム・ウィントンによる自伝的小説「ブレス 呼吸」を原作に映画化。サーフィンと出会い、夢中になり、友情、恋を通して大人へと成長していく少年たちの姿が描かれる。新鋭ベン・スペンスの演技が良い。最高なのはエリザベス・デビッキだ。強い存在感だ。

映画『ガラスの城の約束』

毒親の妨害を振り切って夢はまっしぐら

映画『ガラスの城の約束』ネタバレ・あらすじ 毒親 ネグレクト 虐待 過保護 過干渉 こんな両親いらないと思った作品
社会と隔絶するように生きる家族。父親はアル中で無職、母親はアーティスト気取りで家事も育児もしない。子どもは4人。彼らの世界はこの毒親になる。飲んだくれで暴言を吐く父親に洗脳されているかのようで、父親を尊敬、崇拝している。しかし成長するにつれて一家がおかしいと気づく。そして家を脱出する。毒親、ネグレクト、ハラスメント。

映画『リアム16歳、はじめての学校』

名門大学目指して母と息子で目指す受験

映画『リアム16歳、はじめての学校』ネタバレ・あらすじ・感想・内容 母親の息子愛が異常 マザコン息子が恋 欧米で自宅学習が普及する理由がわかる
日本ではあまり一般的ではない“自宅学習”英語でホームスクーリングという。欧米では子供の安全のため高度な教育のために広く浸透している。本作は母と息子が自宅学習を通してケンブリッジ大学を目指している。しかしひょんなことから息子が公立学校に通うことになる。公立学校を毛嫌いしている母親は深く悩む。子離れ、親離れをテーマにした映画

映画『ビリーブ 未来への大逆転』

女という事で笑われようがやりたいことがあるから気にしない

映画『ビリーブ 未来への大逆転』のルース・ベイダー・ギンズバーグは全ての人が“平等”になる憲法を作った偉大な女性。ネタバレ、感想、評価。
アメリカには挑戦する精神がある。己の信念を貫けば受け入れてくれる土壌jもある。とても寛容な国だ。この映画は女性に対して権利が不平等であると主張し憲法を改正させた勇気ある、そして力強い女性の生き方を描いた作品である。人は生まれながらに平等である。基本の基本であることを改めて認識させてくる映画だ。

映画『旅のおわり世界のはじまり』

異国の地で歌手になることを決意した女の子

女優前田敦子vs黒沢清監督 映画『旅のおわり世界のはじまり』 ネタバレ・あらすじ・感想・評価「本当の自分」が始まる物語
カンヌ常連監督、黒沢清最新作は前田敦子を迎えてウズベキスタンへ。テレビレポーターとしての仕事に疑問をもち、ウズベキスタンの街、自然、人々を通じて本当にやりたいことを見つける人間成長物語。前田敦子は女優だ。もうAKBの面影は見えない。黒沢監督の新境地と言える作品。新しい世界はいつも始められる。

映画『トールキン 旅のはじまり』

仲間と未来の夢を語り合う青年たち

映画『トールキン 旅のはじまり』作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想。『ホビットの冒険』『指輪物語』は四人の友情物語から始まった。
映画『トールキン 旅のはじまり』公式サイトにて作品情報・上映館・ネタバレ・あらすじ・感想を紹介。トールキンのSF冒険小説の最高傑作と言われる『ホビットの冒険』『指輪物語』の誕生秘話が明かされます。一番は友情です。四人の親友から名作は生まれたと言っても過言ではありません。友情の大切さをヒシヒシと描いています。

映画『チワワちゃん』

青春の儚いエネルギーが大爆発しています

漫画『チワワちゃん』を実写化。東京の街を失疾走する吉田志織が愛しい。
誰もが見知らぬ者同士とは大人だけの世界だと感じていた。しかし若者同士も自らの素性を積極的に明かさない。その理由は会ってないような者。東京の街を舞台に出会った若者たちの“パーティー”みたいな日々を激しいビートを斬新な映像で綴った東京ムービー。疾走するまで、消えてしまうまで青春を燃え尽きたい。

映画『芳華-Youth-』

戦争に青春を取られてしまう悲劇

映画『芳華-Youth-』には激動の70年代を生きた若者の青春、恋愛、苦悩と戦争の悲劇を描いた作品である。ネタバレ、あらすじ、評価
1970年代の中国は決して豊かな国ではなかった。文化大革命の影響で多くの知識人が投獄されたり、強制労働へと駆り出された。若者たちにとって人民軍に入ることが生き残る術の一つであった。その人民軍を慰問するの歌劇団にこの映画のテーマは置かれている。若き団員は青春を謳歌し、恋い焦がれ、泣き、そして戦争へと歩を進める。哀しき時代の物語。
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映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
グリンダ・チャーダ
製作
グリンダ・チャーダ ジェーン・バークレイ ジャマル・ダニエル
製作総指揮
トーリー・メッツガー ルネー・ウィット ピーター・タッチ スティーブン・スペンス ハンナ・リーダー トレイシー・ナース ポール・マエダ・バージェス
原作
サルフラズ・マンズール
脚本
サルフラズ・マンズール グリンダ・チャーダ ポール・マエダ・バージェス
撮影
ベン・スミサード
美術
ニック・エリス
編集
ジャスティン・クリシュ
音楽
A・R・ラフマーン
ジャベド(ビベイク・カルラ)
マリク(クルビンダー・ギール)
ヌール(ミーラ・ガナトラ)
イライザ(ネル・ウィリアムズ)
ループス(アーロン・ファグラ)
マット(ディーン=チャールズ・チャップマン)
マットの父(ロブ・ブライドン)
クレイ先生(ヘイリー・アトウェル)
エバンズ(デビッド・ヘイマン)
サリー・フィリップス
2019年製作/117分/G/イギリス
原題:Blinded by the Light
配給:ポニーキャニオン

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