映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』ネタバレ・あらすじ・感想。“走る”シアーシャ・ローナンが全女性に「勇気と希望」を与えてくれる。

映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』ネタバレ・あらすじ・感想。“走る”シアーシャ・ローナンが全女性に「勇気と希望」を与えてくれる。 2019年製作
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映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
(135分/G/アメリカ/2019)
原題『Little Women』

【監督】
グレタ・ガーウィグ
【脚本】
グレタ・ガーウィグ
【製作】
エイミー・パスカル デニース・ディ・ノビ ロビン・スウィコード
【出演】
シアーシャ・ローナン
エマ・ワトソン
フローレンス・ピュー
エリザ・スカンレン
ローラ・ダーン
ティモシー・シャラメ
メリル・ストリープ
クリス・クーパー
トレイシー・レッツ

【HPサイト】
映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』公式サイト
【予告映像】
映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』トレーラー

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  1.  映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』のオススメ度は?
  2. 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』の作品情報・概要
  3. 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』のあらすじ・ネタバレ
  4. 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』の感想・内容
    1. アメリカ人にとってはとても大切な物語
      1. ハリエットがいたからこそ黒人たちに希望の火が灯った
    2. オルコットとガーウィグの“作家”としての結晶作品
      1. エルサとアナは新しい時代の女性像
    3. トップカットの“走る”ジョーが全てと言える
    4. 観客が答えを導き出すエンディング
      1. 長澤まさみちゃんも強い女性を演じています
    5. 本当の物語ではジョーは結婚しなかった
    6. 著作権を手に入れる大切さも描いている
      1. 女性差別に翻弄された時代がありました
  5. 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』の結末・評価
    1. わたしたちは自由に“選択”できる時代を生きている
    2. 人にはそれぞれの価値観がある
      1. ルース・エドガーは何者なのか?
    3. 出演俳優が豪華絢爛すぎる
      1. ジム・ジャームッシュが描く“ゾンビ”映画は芸術です
    4. グレタ・ガーウィグ監督が世界に宣言
      1. 綾瀬はるかさんの美しさにはため息しか出ません
  6. 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』のキャストについて
    1. ジョー・マーチ(シアーシャ・ローナン)
      1. 英国女王を演じるシアーシャ・ローナン
    2. メグ・マーチ(エマ・ワトソン)
    3. エイミー・マーチ(フローレンス・ピュー)
      1. 観よ!これがフローレンス・ピューだ
    4. ベス・マーチ(エリザ・スカンレン)
    5. ミセス・マーチ(ローラ・ダーン)
      1. ローラ・ダーンのフィルモグラフィーに驚愕!
    6. セオドア・ローレンス(ローリー)(ティモシー・シャラメ)
      1. 薬物依存の悲しき美青年を演じるシャラメ
    7. マーチ伯母(メリル・ストリープ)
      1. メリル・ストリープの演技は世界を魅了します
  7. まとめ 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』一言で言うと!
  8. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
  9. 合わせて観たい映画
    1. 小説家を主人公にした映画
      1. 『天才作家の妻 40年目の真実』
      2. 映画『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』
      3. 映画『コレット』
      4. 映画『ドリーミング村上春樹』
      5. 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』
      6. 映画『トールキン 旅のはじまり』
      7. 映画『ガーンジー島の読書会の秘密』
      8. 映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』
      9. 『Merry Christmas!〜ロンドンに奇跡を起こした男〜』
  10. 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』の作品情報

 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』のオススメ度は?

4.5

4つ半です

間違いなく名作です

グレタ・ガーウィグ監督の才能に驚愕

走るジョーに全てが込められています

女性はもはや男性の所有物ではない

自由に生きる!

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映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』の作品情報・概要

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』原題『Little Women2019年に公開されたアメリカ合衆国のドラマ映画。グレタ・ガーウィグ監督・脚本作品。主演はシアーシャ・ローナン。共演は本作はエマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、ローラ・ダーン、ティモシー・シャラメ。メリル・ストリープ。アメリカ文学の女流作家ルイーザ・メイ・オルコットが発表した小説『若草物語』を原作としているが、ガーウィグがオルコットの手紙や書簡を分析して、オルコットの真実の真意に迫る脚本となっている。

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映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』のあらすじ・ネタバレ

マーチ一家は父ロバート・マーチ(ボブ・オデンカーク)が出征して母ミセス・マーチ(ローラ・ダーン) のもと四人の姉妹が貧しくも仲良く暮らしていた。長女メグは女優を夢見ている。次女ジョーは作家になりたい。三女ベスはピアノが上手いが病弱。そして四女エイミーは画家になりたい。近所に幼馴染のローリーとは家族ぐるみのお付き合い。それぞれが成長していく。ジョーに想いを寄せるローリー、ローリーの想いを寄せるエイミー、、、。ジョーは作家になれるのだろうか。

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映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』の感想・内容

アメリカ人にとってはとても大切な物語

わたしたち日本人にとって本映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』はテレビアニメをイメージするかもしれません。

遠いアメリカの4姉妹の物語であり、それほど現実味がないと思います。

でもアメリカ人にとってはこの映画が人生に寄り添うほどとても重要な作品であると聞いたことがあります。

クリスマスシーズンになるとテレビで放送される映画の必須作品のひとつです(その他に『素晴らしき哉、人生!』も同様に放映されているそうです)

またとりわけ女性たちの枕元には原作小説が置かれているくらい有名な物語です。

ハリエットがいたからこそ黒人たちに希望の火が灯った

オルコットとガーウィグの“作家”としての結晶作品

原作はルイーザ・メイ・オルコット。アメリカ文学を代表する女流作家です。彼女の生き方が当時の女性としては先進的だったのも人気を後押ししています。

1832年生まれで、まだ女性の地位が低い時代に精力的な作家活動を行いました。女性が稼げる仕事は「売春婦か女優」しかないと言われていた時代です。

しかも女性はお金持ちと結婚することが幸せであると押し付けられていた時代です。

本映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』は過去において何度も映画化されています。

しかし本作の監督であるグレタ・ガーウィグは過去作とは全く異なる脚本と演出で珠玉の映画に仕上げました。本当に素晴らしい映画だと言えます。

原作の物語に忠実でありながら、現21世紀に生きる女性たちに希望を与えてくれる映画になっています。

この映画は原作者ルイーザ・メイ・オルコットと映画監督グレタ・ガーウィグの二人の女性の力強く、そして自由な生き方をジョー・マーチ(シアーシャ・ローナン) を通して世界に宣言している作品です。

エルサとアナは新しい時代の女性像

トップカットの“走る”ジョーが全てと言える

まず映画のトップカットに注目します。後ろ姿の女性がいます。ジョー・マーチ(シアーシャ・ローナン) です。

扉の前で緊張しています。出版社の扉です。

その扉を開けて、編集長らしき人物は一直線に向かいます。すぐさま原稿を渡し、買ってもらいます。

喜び勇んで路上に出て走り出します。この時のジョーの喜び溢れる顔にアメリカ女性たちの希望が込められています。

まず当時の女性たちは決して走ることがありませんでした。なぜなら、重たいスカートとその下にはきついコルセットが腰に巻かれています。

女が走ることはふしだらだと言われていたのです。しかもジョーは山高帽を被っています。

トップカットの意味するところは、女性らしいとか女性はこうであるべきなどという枠組みを取っ払ってしまっているのです。

そして何より、原作者のオルコットは走ることを日常生活の習慣にしていたとのこと。つまりガーウィグはオルコットへのオマージュとしてジョーを走らせたのです。

さらにガーウィグは自身の主演映画『フランシス・ハ』でデビット・ボウイの楽曲でニューヨークを走り抜けています。この演出を用いたグレタ・ガーウィグに拍手喝采です。

観客が答えを導き出すエンディング

グレタ・ガーウィグ監督は本映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』製作するにあたって原作はもちろんのこと、ルイーザ・メイ・オルコットの手紙や書簡などあらゆる情報を入手して脚本を書き上げています。

実際の『若草物語』はではジョーは年長の大学教授と結婚います。しかしそれはオルコットの本意ではないことをガーウィグは突き止めました。

ですから本映画のラストでは「実際はどうなの?」という観客自身に答えを導き出す表現をとっているのです。

素晴らしい。

長澤まさみちゃんも強い女性を演じています

本当の物語ではジョーは結婚しなかった

オルコット自身は生涯独身で通しています。結婚イコール女性の幸せではないという考えを貫き通しました。

小説の中のジョーはもちろんオルコット自身なのですが、結果的には結婚させました。それは出版社からの要求だったのです。

つまり「結婚してハッピーエンドにしなければ本は売れない」と言われたからです。

もしここでその要求を突っぱねたのであれば世界55カ国でロングセラーにはならなかったと思います。

おそらくオルコットもそのことは承知の上で結末を変えたのでしょう。それは作家であると当時にビジネスウーマンとしての才もあった証拠でしょう。

著作権を手に入れる大切さも描いている

そのことを踏まえてグレタ・ガーウィグ監督はオルコットに敬意を表する形で物語を終結させました。全く文句のつけようがありません。

しかもジョーが出版社から著作権譲渡の提案を断固として断ったあたりも素晴らしいです。

というのは多くの作家たちは生活に困窮しており、日銭が欲しいから著作権を売ってしまうことが普通であった時代です。

そして安価で売ったのはいいが、その作品がベストセラーになっても儲かるのは出版社だけという悪しき結果になったからです。

もちろん著作権ビジネスについての知識がなかったからでしょうが、本映画のジョーは決して出版社の口車に乗らない知性的な女性を演じています。

「女だと思ってバカにしないで」とにこやかに言い放っています。

女性差別に翻弄された時代がありました

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映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』の結末・評価

わたしたちは自由に“選択”できる時代を生きている

本映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』は女性に対する性差別によってどれだけ多くの才能のある人たちが犠牲になったかも訴求しています。

女性は家事や育児だけをしていれば良いという時代があったことは事実ですが、現代女性の全てがそれを求めているのではありません。

「選択できる」時代にいるのです。もちろん結婚に人生の幸せを求める女性もいますし、仕事に情熱を注ぐ人もいます。

人生とは自由であり、その選択は誰かに指図されたりするものではないのです。

人にはそれぞれの価値観がある

本映画の4姉妹のように人それぞれです。例えば長女のメグは女優を夢見ていますが、安定した結婚を選びます。貧乏でも愛する人との生活を選びます。

三女のベスは病弱ですがピアノの腕は一流です。貧しい人を助ける心優しい女性です。

そして四女のエイミーは画家志望でしたが、お金持ちと結婚することを目指します

そしてジョーは小説家になることを夢見て結婚など眼中にありません。

四人がそれぞれ違う価値観を持っていることも魅力なのです。

ルース・エドガーは何者なのか?

出演俳優が豪華絢爛すぎる

さて、本映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』は出演俳優が豪華すぎるのも注目が集まっています。

オスカー女優のメリル・ストリープ、同じくオスカー俳優のクリス・クーパー、さらに本年度オスカーを獲得したローラ・ダーン。

これでもうお腹いっぱいになりますが、やはり若手俳優が出演しなくて話になりません。

シアーシャ・ローナンはすでに何度もオスカーにノミネートされています。本作で4度目のノミネートです。

メグ演じるエマ・ワトソンは子役から見事に脱却しました。

ベス演じるエリザ・スカンレンは独特の風貌で将来の性格俳優を期待させます。

そして何と言ってもエイミー演じたフローレンス・ピューの存在が一際大きいです。

近作では『ミッドサマー』の精神的な不安定な女性、そして『ファイティング・ファミリー』でもレスラーぶり圧巻でした。

そして、そしてです。ローリー演じたティモシー・シャラメです。

いま世界で一番美男子。女子たちはメロメロです。いやいや男子もティモシーにメロメロな人もいるでしょう。

本当にハンサムです。美しいです。ティモシーだけを観に行く人もいるでしょう。

ジム・ジャームッシュが描く“ゾンビ”映画は芸術です

グレタ・ガーウィグ監督が世界に宣言

本映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』は単なるリメイク映画ではありません。

先にも書きましたが、もはやグレタ・ガーウィグという21世紀の映画界は女性の時代である、と宣言している映画です。

とても繊細で大胆で、しかも芸術的な表現が随所に散りばめられている完全な映画と言えるでしょう。

92回アカデミー賞では作品賞、主演女優賞(シアーシャ・ローナン)、助演女優賞(フローレンス・ピュー)、脚色賞、作曲賞、衣装デザイン賞の6部門にノミネートされましたが、衣装デザイン賞しか獲得できませんでした。

なぜこれほどの名作がわずかひとつに収まったのかは色んな憶測があります。

作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』は確かに良い作品ではありました。

しかしわたし的には本映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』の方が100倍良い映画です。

綾瀬はるかさんの美しさにはため息しか出ません

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*『パラサイト 半地下の家族』の方は製作スタッフたちが積極的なロビー活動を行ったそうです。それが功を奏したのでしょう。

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映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』のキャストについて

ジョー・マーチ(シアーシャ・ローナン)

次女ジョー。とてもお転婆。男勝り。いつも自由でいたい。結婚なんて興味ない。とにかく作家になるという強い意志を持っている。シアーシャ・ローナンはとても上品なイメージがあります。でも本作では上品と野生的な雰囲気を120パーセント発揮していたと思います。トップカットのニューヨークを駆け抜ける場面は最高です。ローナンは本作のジョー役はグレタ・ガーウィグ監督に直訴して獲得したそうです。

英国女王を演じるシアーシャ・ローナン

メグ・マーチ(エマ・ワトソン)

長女メグ。気品があり優雅な雰囲気。女優を目指しているが、結婚に幸せを求める。しかし貧乏生活に陥る。愛があれば耐えられる女性を貫く。エマ・ワトソンは本当に素晴らしい女性になりました。子役から見事に脱却しています。すごく上品です。でも今にも折れてしまいそうな花のイメージがありました。

 

エイミー・マーチ(フローレンス・ピュー)

四女エイミー。とにかくジョーと喧嘩ばかり。意地悪なイメージキャラです。ジョーにライバル心むき出しです。画家を目指していますが、お金持ちと結婚する方向へ。そしてローリーと結ばれます。フローレンス・ピューはいま一番注目している女優です。ちょっと体の線は太いのですが、存在感があります。何と言ってもですね。目だけで喜怒哀楽を表してくれます。

観よ!これがフローレンス・ピューだ

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ベス・マーチ(エリザ・スカンレン)

三女ベス。心優しい女性です。貧しい人に愛を配ります。ピアノの才能があります。病死します。エリザ・スカンレンは美形というより性格俳優になると思います。目立たず騒がずの演技が良かったです。難しい役だったと思います。

ミセス・マーチ(ローラ・ダーン)

母親。娘たちに無償の愛を注ぎます。もうローラ・ダーンしか考えられません。素晴らしい女優です。本作ではずっと心優しい母親で、「これぞアメリカの母」って感じでした。ダーンの『マリッジ・ストーリー』との落差に唖然とさせられました。

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セオドア・ローレンス(ローリー)(ティモシー・シャラメ)

お金持ちの孫。もうティモシー・シャラメ様って感じです。ずっと観ていたいほど美しいです。まだ若いです。いま世界中で一番女性に人気がある俳優さんではないでしょうか。いや女性だけではないと思います。男性からも圧倒的な人気があると思います。とにかくスマートで優しい演技です(どこかスケートの羽生さんに似ている)

薬物依存の悲しき美青年を演じるシャラメ

マーチ伯母(メリル・ストリープ)

マーチ一家の叔母。意地悪な役です。反面教師的な存在。女性の幸せはどれだけお金のある男性と結婚するかにかかっていると吹聴している。メリル・ストリープはもう何もいうことがありません。スクリーンに登場するだけで背筋を伸ばしてしまうくらいの威力があります。

メリル・ストリープの演技は世界を魅了します

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まとめ 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』一言で言うと!

「女性の方が才能あるよ」

と書くと語弊があるのかもしれません。今は性別で能力を判断する時代ではありません。性差別をなくすことが大事です。でもやっぱり女性の才能は男性より上であるのではないかと感じることが多々あります。単純に言うと体を使うのは男性の方が優っています。でも頭を使うのは女性の方が優っている気がします。

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映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』

やっぱりサリンジャーはいつまでも少年

天才伝説!『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』サリンジャーの名言が溢れてる映画
アメリカ文学史に燦然と輝く偉大な作家、サリンジャー。彼の後半の人生は謎に満ちている。なぜ表舞台から立ち去ったのか、その謎に迫る映画である。この映画はサリンジャーの名言が随所に盛り込まれている垂涎の作品である。天才作家の苦悩と葛藤、そして伝説になった生き方を如実に表している。

『Merry Christmas!〜ロンドンに奇跡を起こした男〜』

ディケンズの創作スタイルが釘付けになる

『Merry Christmas!〜ロンドンに奇跡を起こした男〜』(104分/米/2017)
原題 『The Man Who Invented Christmas』 作家とは素晴らしい仕事であると再認識させてくれる。ディケンズが後世の作家たちに影響は計り知れない。もちろん『クリスマス・キャロル』は永遠なり。 有名作家になるともう過去...

 

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映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
グレタ・ガーウィグ
製作
エイミー・パスカル デニース・ディ・ノビ ロビン・スウィコード
製作総指揮
アダム・メリムズ エブリン・オニール レイチェル・オコナー アーノン・ミルチャン
原作
ルイザ・メイ・オルコット
脚本
グレタ・ガーウィグ
撮影
ヨリック・ル・ソー
美術
ジェス・ゴンコール
衣装
ジャクリーン・デュラン
編集
ニック・ヒューイ
音楽
アレクサンドル・デスプラ
ジョー・マーチ(シアーシャ・ローナン)
メグ・マーチ(エマ・ワトソン)
エイミー・マーチ(フローレンス・ピュー)
ベス・マーチ(エリザ・スカンレン)
ミセス・マーチ(ローラ・ダーン)
セオドア・ローレンス(ローリー)(ティモシー・シャラメ)
マーチ伯母(メリル・ストリープ)
ダッシュウッド(トレイシー・レッツ)
ロバート・マーチ(ボブ・オデンカーク)
ジョン・ブルック(ジェームズ・ノートン)
フレデリック・ベア(ルイ・ガレル)
ミスター・ローレンス(クリス・クーパー)
ハンナ(ジェイン・ハウディシェル)
2019年製作/135分/G/アメリカ
原題:Little Women
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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