映画『ドリーミング村上春樹』ネタバレ・あらすじ・結末。デンマーク人翻訳家メッテ・ホルムの村上春樹愛は仕事に直結している究極のハルキスト。

映画『ドリーミング村上春樹』ネタバレ・あらすじ・結末。デンマーク人翻訳家メッテ・ホルムの村上春樹愛は仕事に直結している究極のハルキスト。 2019年製作
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映画『ドリーミング村上春樹』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

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『ドリーミング村上春樹』絶賛配信中!!
村上春樹のデンマーク語の翻訳者、メッテ・ホルム。 20年以上村上春樹の翻訳を手がけるメッテはデビュー小説『風の歌を聴け』の翻訳を手掛ける。 メッテはより村上春樹の世界に近づくため日本を訪れる故郷の芦屋、そして小説で描写されている東京をさまよ...

『ドリーミング村上春樹』(60分/G//デンマーク2017年)
原題『Dreaming Murakami』

【監督】
ニテーシュ・アンジャーン
【製作】
ペニーレ・トーニュ シーネ・ビュオ・ソーレンセン
【出演】
メッテ・ホルム
 

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映画『ドリーミング村上春樹』のオススメ度は?

3.5

星3つ半です。

村上春樹は登場しません。

いえ、映画の最後の最後で影が登場します。

翻訳家の苦悩と格闘と挑戦が瑞々しく描かれています。

そして翻訳家としても喜びも見えます。

とても良い作品です。

言語に興味のある人は必見です。

恋人と観に行ってください。

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映画『ドリーミング村上春樹』の作品概要

デンマーク人翻訳家デンマーク人翻訳家メッテ・ホルムを追ったドキュメンタリー映画。1995年ホルムは日本を旅した時に『ノルウェイの森』と出会った。読み終えてすぐに村上春樹の翻訳家になることを決意する。そして今ではデンマーク語の翻訳の大家となっている。そんな彼女が村上作品を翻訳する際の格闘と苦悩と挑戦をキャメラは追いかけている。

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映画『ドリーミング村上春樹』のあらすじ・ネタバレ

村上春樹のデンマーク語の翻訳家メッテ・ホルムのプライベートから仕事の様子をカメラは追いかけている。彼女がどうして村上春樹が好きなのか、いつから村上春樹作品の翻訳家を目指したのかについて言及している。今は村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』を!翻訳している。日本語表現をいかにしてデンマーク語にするのか、さらに村上春樹の青春時代を過ごした神戸、芦屋まで行き取材を重ねて翻訳作業をする

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映画『ドリーミング村上春樹』の感想・評価・内容・結末

村上春樹に取り憑かれた人の話と言っても過言ではありません。最初はファンデあったと思いますが、いつしか翻訳家となり、村上春樹の世界にどっぷり浸かることが人生になっている人です。主人公の名はメッテ・ホルム。彼女はデンマーク人です。若い頃、日本を旅して日本語を学んで、その時に村上春樹作品『ノルウエーの森』に出会ったですです。その衝撃が凄まじく「わたしが村上を翻訳する」と決意されたそうです。そしてそれを実現しました。村上春樹を仕事にしてお金を稼ぎ、さらに村上春樹を世界に売るのですから、究極のハルキストと言えます。

本映画『ドリーミング村上春樹』はドキュメンタリー作品です。メッテさんが暮らすデンマークで翻訳執筆の様子が捕らえられています。日本語を翻訳するのは大変だという印象を持ちました。確かに曖昧な表現が多いと言われていますが、それはどの言語とて同じことで、わたしたち日本人にはわからない表現も英語にもフランス語にもデンマーク語にもあると思います。

ですから翻訳の魅力はいかに元の言語の意味を壊さないようにその国の人が話す言語に訳すかに尽きると思います。時には意訳も必要だと感じました。それは映画の字幕とて同じです。映画をそのまま日本語にしても意味が伝わらないこともあるそうです。だったらストーリー全体の意味を理解し、適切な言葉を用いた方が後半の物語に繋がることもあります。これは確か映画の字幕の巨匠、戸田奈津子さんがおっしゃっていました。わたしもその通りだと思います。

翻訳家の仕事は第一に作品をヒットさせることにあります。その国の言語にただするのではないと思います。ですから本映画の『ドリーミング村上春樹』のメッテさんんも出版社とのやり取りで「これは村上が好まないデザインだ」とか注文をつけているのがとても印象的で単なる翻訳家ではなく、ビジネスセンスもあるのだと感じました。

しかし翻訳家という仕事は大変だと感じました。いつも母国語と彼女の場合は日本語のことを考えているようです。辞書を片手に必死に言葉を生み出します。頭が痛くないそうです。言語についての知識はもちろん、表現という芸術家的な才能も求められます。ただ彼女の話す日本語はそんなに流暢ではありません。それが不思議に感じましたが、喋りが上手くても文章が下手な人はいます。その逆で書くのは得意だけど喋るのが下手な人もいます。そう考えれば彼女は後者なのかもしれません。性格的にとても穏やかで優しそうです。デンマーク語でしゃべる姿にも気品があります。

この映画『ドリーミング村上春樹』で改めて村上春樹が世界的にも有名な作家であるという認識を深めました。わたしも村上春樹作品を読んでいます。感想を聞かれる「面白い」の一言に尽きます。何が、どこが面白いのかに議論する人がいますが、そんなことはどうでも良いのです。「とにかく夢中にさせてくれる物語がある」のです。メッテさんが日本語で読んで感動したそうですが、わたしも一度、村上作品を英語で読んでみたいと思いました。ハードルは高いかもしれませんが、翻訳家が日本をどのようにみているのかを知る良い機会な気がします。本映画『ドリーミング村上春樹』はそんな気持ちにさせてくれる映画でした。

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まとめ 映画『ドリーミング村上春樹』一言で言うと!

「良い書物に出会うと人生は好転します」

人生において教育とはとても重要だと思います。わたしたち日本は昔から勉学に勤しむ人が多い国だと言われています。150年前の日本人の識字率は当時の世界の国々に比べて高かったです。上流階級の人のみならず農民まで読み書きができました。これはひとえに寺小屋制度があった体と言われています。彼らはお寺で勉強することで知識・教養をつけていました。良い本に出会うと確かに人生は変わると思います。学校の教科書がそうです。教科書で学びながら、知識を高め将来の夢を描くことになるからです。

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映画『ドリーミング村上春樹』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ニテーシュ・アンジャーン
製作
ペニーレ・トーニュ シーネ・ビュオ・ソーレンセン
脚本
ニテーシュ・アンジャーン
撮影
アガピ・トリアンタフィリディス
編集
デニス・グル・ベアテルセン ニコリーネ・ルーストロップ

メッテ・ホルム
2017年製作/60分/G/デンマーク
原題:Dreaming Murakami
配給:サニーフィルム

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