映画『蜜蜂と遠雷』作品情報・あらすじ・ネタバレ・感想・まとめ。天才ピアニストが目指す「世界が鳴ってる」とは?松岡茉優さんが可愛いすぎる。

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映画『蜜蜂と遠雷』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

映画『蜜蜂と遠雷』公式サイト
大ヒット上映中! 出演:松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士。監督・脚本・編集:石川慶。直木賞&本屋大賞W受賞の傑作が遂に実写映画化!!
映画『蜜蜂と遠雷』予告【10月4日(金)公開】

『蜜蜂と遠雷』119/日本/2019

【監督】
石川慶
【製作】
佐藤善宏
【出演】
松岡茉優
松坂桃李
森崎ウィン
鈴鹿央士

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映画『蜜蜂と遠雷』のオススメ度は?

2.5

2つ半です。

青春音楽映画としては楽しめます。

ただ天才ばかりの設定に心が動きません。

弱者、努力家を応援したいのが本音です。

困難を乗り越える美しさを観たいのです。

上品すぎるのが裏目に出たと思います。

映像表現は素晴らしいです。

恋人と観に行ってください。

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映画『蜜蜂と遠雷』の作品概要

本映画は直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の『蜜蜂と遠雷』を映画化。松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士がピアニストを演じている。ピアノの国際コンククールでの優勝を目指し鍵盤を叩く青春音楽映画。

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映画『蜜蜂と遠雷』のあらすじ・ネタバレ

かつて天才少女を言われた栄伝亜夜(松岡茉優)は母の死によってピアノから遠ざかっていた。7年ぶりに出場しピアノを続けるか止めるかの答えを出そうとしている。高島明石(松坂桃李)は家庭を持ち楽器店で働きながらの最後の挑戦、生活の音楽にこだわっている。マサル(森崎ウィン)は完璧を求めるピアニスト。風間塵(鈴鹿央士)は予測不能な激しいピアノを披露する。予選、本選と課題曲をクリアしながら優勝を目指す。果たして、結果はいかに。

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映画『蜜蜂と遠雷』の感想・評価・内容・結末

音楽青春映画としてとても良い作品

とても良い映画だと思います。音楽青春映画としてはかなりのクオリティーではないでしょうか。

物語については後述しますが、映像の撮り方はとても上手いと思います。

4人の俳優がピアノを弾きますが、本当に弾いているように見えます。

音と映像のシンクロにも不自然さがありません。

音楽映画で一番難しいのはやはりこの部分だと思います。

音楽映画はリップの合わせ方にリアリティーが求められる

例えばミュージカル映画はやはり俳優が劇中で歌を唄う際はほとんどはアフレコ刺されることが多く、口(リップ)が合っていなくて幻滅してしまうことが多いです。

有名なのはオードリー・ヘップバーンが『マイ・フェア・レディ』です。

彼女は自身の歌声が使われると思い一生懸命練習し録音もされたのにも関わらず、マーニ・ニクソンというゴーストシンガーの歌声に差し替えられ、ひどくショックを受けたそうです。

音楽映画ではよくあることです。確かにピアノのテクニックは簡単に習得できません。本映画のリップはピアノを叩く指にあります。

シナリオもカット構成も塾考した作品

本映画ではもちろんピアノを演奏するのはプロのピアニストです。

松岡茉優(栄伝亜夜)は河村尚子。松坂桃李(高島明石)は福間洸太朗。森崎ウィン(マサル・カルロス・レヴィ・アナトール)は金子三勇士。鈴鹿央士(風間塵)は藤田真央。

彼らの演奏無くしてはあり得なかったのですが、やはり違和感なく映像表現を実現した石川慶監督の力量を褒めないわけにはいきません。

いくらCG技術が進歩していてもこれほど綺麗に仕上げるのは相当な労力もさることながら、しっかりとしたシナリオ設計とカット構成が成せる技だと思います。

見事に描いています。

『蜜蜂と遠雷』のキャラクター設定が勿体無い

最近、二本の音楽映画を観ました。『レディ・マエストロ』『パリに見出されたピアニスト』この二本も音楽に賭けた青春映画です。

正直、こちらの方が感動を与える力は大きいです。

ではなぜ本作『蜜蜂と遠雷』はその二作品に劣るのかについて考えてみました。それは主人公たちの境遇の違いにあります。

『レディ・マエストロ』のアントニアは養子で引き取られた家は貧しくしかも毒親です。

『レディ・マエストロ』のマチューは窃盗をしなければ生きていけないほどの貧乏です。

一人くらいはみ出し者のピアニストがいても良い

しかしながら本映画の登場人物4人のほとんどはある程度恵まれた生活をしています。

栄伝亜夜(松岡茉優)は幼い頃から母からピアノの英才教育を受けてるし、風間塵(鈴鹿央士)・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)はその才能を買われニューヨークのジュリアード音楽院に通っています。

風間塵(鈴鹿央士) は養蜂家の父と一緒にヨーロッパに住んでいますが、彼を応援する巨匠がいます。

唯一、高島明石(松坂桃李)だけは生活感が溢れて心を動かされますが、もうひとつ足りません。

感動する物語の基本は成長物語にある

やはり映画で感動する物語は弱いものが強くなっていく、困難を乗り越えていく姿に自分を重ねるところです。

しかしながら本映画は最初から空の向こうの世界にいる人々の話にしか見えず、心を同化させることができませんでした。

それが勿体無いです。一人くらいは叩き上げのピアニストを入れておけばもっと良い作品になったと思います。

全員が天才ピアニストなんてあり得ないです。

映画のタイトルは、、、

映画のタイトルですが、おそらく小説では風間塵(鈴鹿央士)が主役になっていると思います(読んでいないのでわかりませんが)

なぜなら彼の父がヨーロッパで養蜂をやっているのと海の向こうの遠雷を聞いて「世界が鳴っている」というセリフから予想できます。

そしてこのピアノコンクールでは風間は3位になりますが、そこには原作の恩田陸の強いこだわりがあったのではないでしょうか。

 

先ほど全員が恵まれた環境にいると書きましたが、この風間だけはちょっと生活に苦しい雰囲気がありました。

そして他の3人より感性が鋭く破天荒で、ひょっとしたら優勝するのではないかと思わせました。

しかし優勝はしませんでした。

優勝はマサルです。

準優勝は亜夜です。

全く面白くありません。

亜夜が優勝ならまだわかります。

なぜなら彼女はかつて天才少女と言われたのに母の死をきっかけにピアノが弾けなくなりました。

トラウマを持っています。

しかし7年ぶりに出場したこのコンテストに全てをかけています。

そして見事、トラウマに打ち勝ちます。

そこに人間の成長を見られたから優勝して欲しかったのです。

しかし何はともあれ、映像化は不可能と言われたのに見事な映像に仕上げた石川慶監督の技量には拍手を送りたいです。

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松岡茉優について

ショートヘアーがとても似合って可愛かったです。『万引き家族』の時から注目していました。とても良い女優さんになっていると思います。『ひとよ』の公開が待ち遠しいです。この人の魅力はやっぱり瞳だと思います。本作ではまっすぐな瞳が全開でしたが、『万引き家族』や『ひとよ』の予告で見せる瞳に背負っている人生が見えるのです。

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松坂桃李について

カッコ良い人がピアノ弾く役をやったら手に負えないですね。妻子を養いながらピアニストの夢を諦めらめられない男を演じています。

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森崎ウィンについて

英語がうまかった。

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鈴鹿央士について

なんとも言えない存在感を出しています。

*時折出てくるブルゾンちえみの演技に違和感を覚えました。あの演技なら必要ありません。テレビのままのブルゾンちえみなら意味ないです。片桐はいりさんのインサートも必要かどうか疑問です。うーん、このキャスティングの意味が全くわかりません。

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まとめ 映画『蜜蜂と遠雷』一言で言うと!

音楽を自分の中に入れろ!

音楽に操られてはいけない。操られると迷子になってしまう。迷子になったら演奏家としては成功しない。だから音楽を自分の中に入れろ!と聞いたことがあります。わたしたちとは次元が違う世界の話ですが、要は確実につかみに行け!ということでしょうか。人任せもダメ、自然任せもダメ、絶対にモノにしてやるという気概が大事だと。

松岡茉優さん出演作品

映画『万引き家族』

映画『勝手にふるえてろ』

松坂桃李くん出演作品

映画『新聞記者』

パーフェクトワールド

映画『少年』

森崎ウィンくん出演作品

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映画『蜜蜂と遠雷』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
石川慶
原作
恩田陸
脚本
石川慶
製作
市川南
エグゼクティブプロデューサー
山内章弘
プロデューサー
佐藤善宏 石黒裕亮 加倉井誠人
ラインプロデューサー
大西洋志
プロダクション統括
佐藤毅
撮影監督
ピオトル・ニエミイスキ
照明
宗賢次郎
録音
久連石由文
美術
我妻弘之
装飾
篠田公史
スタイリスト
高橋さやか
ヘアメイク
酒井夢月
スクリプター
藤島理恵
VFXスーパーバイザー
廣田隼也
編集
太田義則
音響効果
柴崎憲治
劇中音楽
篠田大介
音楽プロデューサー
杉田寿宏
「春と修羅」作曲
藤倉大
ピアノ演奏
河村尚子 福間洸太朗 金子三勇士 藤田真央
オーケストラ演奏
東京フィルハーモニー交響楽団
助監督
川口浩史
製作担当
相良晶

栄伝亜夜(松岡茉優)
高島明石(松坂桃李)
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)
風間塵(鈴鹿央士)
高島満智子(臼田あさ美)
仁科雅美(ブルゾンちえみ)
ジェニファ・チャン(福島リラ)
眞島秀和
片桐はいり
菱沼忠明(光石研)
田久保寛(平田満)
ナサニエル・シルヴァーバーグアンジェイ・ヒラ
嵯峨三枝子(斉藤由貴)
小野寺昌幸(鹿賀丈史)
2019年製作/119分/G/日本
配給:東宝