映画『ミッドサマー』ネタバレ・あらすじ・感想。フェスティバル・スリラー誕生。アリ・アスター監督の“感性”こそが恐ろしい。

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映画『ミッドサマー』ネタバレ・あらすじ・感想。フェスティバル・スリラー誕生。アリ・アスター監督の“感性”こそが恐ろしい。2019年公開

映画『ミッドサマー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『ミッドサマー』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

映画『ミッドサマー』 絶賛公開中
映画『ミッドサマー』 絶賛公開中
『ミッドサマー』本国ティザー予告(日本語字幕付き)|2020年2月公開

『ミッドサマー』(147分/R15+/アメリカ/2019
原題『Midsommar

【監督】
アリ・アスター
【製作】
パトリック・アンデション ラース・クヌードセン
【出演】
フローレンス・ピュー
ジャック・レイナー
ウィリアム・ジャクソン・ハーパー
ウィル・ポールター
ウィルヘルム・ブロングレン

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  1. 映画『ミッドサマー』のオススメ度は?
  2. 映画『ミッドサマー』の作品情報・概要
  3. 映画『ミッドサマー』のあらすじ・ネタバレ
  4. 映画『ミッドサマー』の感想・評価・内容・結末
    1. フェスティバル・スリラーという新たなジャンルを開拓
      1. キング作品は絶叫映画の金字塔です
    2. 若者の目的は北欧でバカ騒ぎしたいだけだったのに
      1. 若者純愛ホラーの魁かも
    3. 美しい景色と心優しい笑顔に隠された恐怖とは
      1. 美ししいイタリアを舞台。これは可哀想な若者映画です
    4. 異様な不気味、不快感が心に降り積もってくる
    5. 残酷な場面をさり気なくやってしまう恐怖
      1. キューブリック作品にも影響を受けていると思います
    6. 鬱状態に突き落とされますが観て欲しい
      1. ノーテンキな北欧映画もどうぞ
  5. 映画『ミッドサマー』のキャストについて
    1. ダニー(フローレンス・ピュー)
    2. クリスチャン(ジャック・レイナー)
    3. ジョシュ(ウィリアム・ジャクソン・ハーパー)
    4. マーク(ウィル・ポールター)
    5. ペレ(ウィルヘルム・ブロングレン)
  6. まとめ 映画『ミッドサマー』一言で言うと!
  7. 合わせて観たい映画
    1. 【オススメホラー映画】
      1. 映画『ドクター・スリープ』
      2. 映画『シャイニング』
      3. 映画『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』
      4. 映画『貞子』
  8. 映画『ミッドサマー』の作品情報

映画『ミッドサマー』のオススメ度は?

4.0

星4つです

まったく新しいタイプのホラーです

面白いです

でもエグいです

フェスティバル・スリラーです

ずっと昼です

絶叫の恐怖もありません

大音量で驚かしません

アリ・アスター監督の才能に恐怖しましょう

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映画『ミッドサマー』の作品情報・概要

『ミッドサマー』原題『Midsommar2019年公開のアメリカ合衆国・スウェーデン合作のホラー映画。監督は『ヘレディタリー/継承』で世界に衝撃を与えたアリ・アスター。主演『ファイティング・ファミリー』のフローレンス・ピュー。北欧スウェーデンのミッドサマー夏至祭に参加したアメリカの大学生たちの混迷を描く。

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映画『ミッドサマー』のあらすじ・ネタバレ

ダニー(フローレンス・ピュー) は双極性障害を持つ妹のことを心配している。電話をかけても繋がらない。予感は当たった。妹は両親を道ずれに自殺した。狂乱するダニーは恋人のクリスチャン(ジャック・レイナー) を頼る。しかしクリスチャンはダニーに嫌気がさしており、別れたいと考えている、でも言い出せない。スウェーデンからの留学生であるペレ(ウィルヘルム・ブロングレン)の誘いで旅行の計画を立てる。ジョシュ(ウィリアム・ジャクソン・ハーパー) とマーク(ウィル・ポールター) を含め4人で。しかしクリスチャンはダニーのことが気がかりだ。仕方なく旅行に誘ってみる。ダニーも行くことになる。そしてミッドサマーのスウェーデンについた一行に待ち受ける奇妙な儀式を目撃して彼らの中で何かが弾けていく、、、、。

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映画『ミッドサマー』の感想・評価・内容・結末

フェスティバル・スリラーという新たなジャンルを開拓

アリ・アスター監督の感性に驚きの念を禁じえません。この映画はホラー作品です。

ホラー映画と言ったら真夜中、絶叫、血しぶき、逃亡といったマニュアルがあるかと思いますが、本作『ミッドサマー』にはそういった描写はほとんどありません。

まずタイトル通り全てが昼なのです。ミッドサマーとは夏至のことです。北欧の夏は短いです。でも緯度が高いため夏の間はほとんどが白夜です。

そして冬はほとんどが夜です。ですから北欧の人たちの夏は思いっきり遊ぶに限るそうです。

アリ・アスター監督は“フェスティバル・スリラー”という新しいジャンルを開拓したのです。

キング作品は絶叫映画の金字塔です

若者の目的は北欧でバカ騒ぎしたいだけだったのに

本作『ミッドサマー』はスウェーデンの伝統的な夏至祭をモチーフに作られています。アメリカの大学生たちがスウェーデンへと旅行に出かけます。

誘ったのはスウェーデンからの留学生のペレ(ウィルヘルム・ブロングレン)です。

仲良しのクリスチャン(ジャック・レイナー) 、ジョシュ(ウィリアム・ジャクソン・ハーパー) 、マーク(ウィル・ポールター) はひと夏を思いっきり楽しめることを期待して参加します。

でもクリスチャンは恋人ダニーのことが気がかりです。ダニーは精神的な病を抱えています。

おまけにダニーの妹が両親と自殺したばかりです。クリスチャンは正直言ってダニーに辟易としていました。

でも別れを切り出すとダニーも自殺するかもしれないから、一応旅行に誘ったのです。ダニーは心の傷が癒えぬまま彼らと一緒にスウェーデンへと行きます。

若者純愛ホラーの魁かも

美しい景色と心優しい笑顔に隠された恐怖とは

さて、スウェーデンの奥深い村を訪れた彼らはあまりにも美しい景色や心優しい人たちに魅了されます。人々は笑顔を絶やさず歌を歌い踊りで歓迎してくれます。

太陽が降り注ぐ中でマジックマッシュルームでハイになったります。ミッドサマーとは夏至祭です。北欧の村々には固有の文化と風習が伝わっています。

彼らはその儀式の対象者としてクリスチャンたちを選んでいることが少しずつわかってきます。それが恐怖なのですが、映像がとても美しく見入ってしまうのです。

でもこの美しい映像が後半になるとさらなる恐怖を演出してくるのです。

美ししいイタリアを舞台。これは可哀想な若者映画です

異様な不気味、不快感が心に降り積もってくる

正直言ってこの映画『ミッドサマー』は不気味で不快感極まりない作品です。それがアリ・アスター監督の作風です。

そしてアリスターワールドに見事に引き込まれていくのです。絶対に何かが起きるとわかっています。迫り来る恐怖が訪れます。

でもホラー映画のお決まりの闇、絶叫、血しぶきがありません。

登場する人たち、つまり悪の存在である人たちみんなが穏やかで笑っています。

美女ばかりなのも特徴的です。

残酷な場面をさり気なくやってしまう恐怖

しかも随所に「クスッ」と笑ってしまう描写もあるのです。こんな残酷な場面で笑ってはいけないと思いつつも苦笑させられます。

映画はエログロ満載です。人間の飛び降り自殺の場面は息が止まるほどのショックを受けますし、死体が放置されている場面は言葉を失います。

でも絶叫はしません。このような恐怖感がヒシヒシと終盤に向かって心身を押しつぶしてくるのです。

観ているといつの間にか吐き気に襲われ、目を覆いたくなるけれども、指の隙間から観てしまうのです。残酷な描写をあっさりとやってしまう恐怖があります。

こんなホラー映画を作ったアリスターは天才です。

キューブリック作品にも影響を受けていると思います

鬱状態に突き落とされますが観て欲しい

この映画『ミッドサマー』の評価はとても高いです。先にも述べましたが、従来のホラー映画の常識を打ち破ったからです。

不吉、不快、不愉快、不条理、不気味満載で観客を言うなればど鬱状態に陥れてきます。鬱状態の不快さと言ったら最悪です。

映画を観終わっても纏わりついてくるのです。でも、でもです。是非とも観て欲しいのです。

それはこのアリスター監督は今後、映画史に残る名作を作るだろうと予想できるからです。アメリカって国は本当に才能豊かな若者が多いと痛感させられました。

ノーテンキな北欧映画もどうぞ

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映画『ミッドサマー』のキャストについて

ダニー(フローレンス・ピュー)

精神的に病んでいる女子大生です。妹は双極性障害で自殺を図ります。しかも両親を巻き添えにします。孤独になったダニーの心の拠り所はクリスチャンだけです。でもクリスチャンの気持ちが離れつつあることも知っています。スウエーデンの夏至祭では妹と両親の悲しいトラウマに悩まされます。フローレンス・ピューの誰かに追いかけられているような切迫感の演技が良かったです。『ファイティング・ファミリー』の強い女性とは全く異なる顔を見せてくれました。

クリスチャン(ジャック・レイナー)

大学生です。恋人ダニーを重荷と感じています。できれば別れたいのいですが、ダニーの妹と両親の死があったため言いだせません。ミッドサマーには意気揚々と参加します。単なるドラッグパーティーと思いきや様相が異なることに驚きます。

ジョシュ(ウィリアム・ジャクソン・ハーパー)

民俗学のテーマとしてスウェーデンの夏至祭を選びました。卒業論文を仕上げる目的もあります。残酷な儀式も平然と見守りノートをとります。知性教養の高い役柄を見事に演じています。

マーク(ウィル・ポールター)

同じく大学生。ドラッグ好き。スウェーデンの田舎のひと夏を思いっきりどらっぐ決めて楽しみたいという気持ちが強いです。礼儀知らずな振る舞いがいい味を出していました。

ペレ(ウィルヘルム・ブロングレン)

スウェーデンからの留学生。みんなを夏至祭に誘います。当初からの魂胆を達成します。役柄的に悪人ですが、全くその気配が見えません。最後までとっても良い人を演じています。

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まとめ 映画『ミッドサマー』一言で言うと!

「キレイな表面の真実は俗物が存在するかも」

本当の恐怖を助長するにはキレイな映像や音楽をみせながら最後の最後に一気に落とす、という鉄則が存在します。『13日の金曜日』って映画のラストは全てが解決して穏やかな光の中でリラックスしている場面が映し出されます。でも、次に一瞬で一気に恐怖のどん底に落とされるような演出で幕を引きます。日常生活でも同様かもしれません。「あんなに良い人がある日、豹変する恐怖ってあります」真実は表面からではわかりません。

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映画『ミッドサマー』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
アリ・アスター
脚本
アリ・アスター
製作
パトリック・アンデション ラース・クヌードセン
撮影
パベウ・ポゴジェルスキ
美術
ヘンリック・スベンソン
衣装
アンドレア・フレッシュ
編集
ルシアン・ジョンストン
音楽
ボビー・クルリック
ダニー(フローレンス・ピュー)
クリスチャン(ジャック・レイナー)
ジョシュ(ウィリアム・ジャクソン・ハーパー)
マーク(ウィル・ポールター)
ペレ(ウィルヘルム・ブロングレン)
サイモン(アーチー・マデクウィ)
コニー(エローラ・トルキア)
ダン(ビョルン・アンドレセン)
2019年製作/147分/R15+/アメリカ
原題:Midsommar
配給:ファントム・フィルム

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