映画『望み』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『望み』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
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『望み』
(108分/G/日本/2020)
【監督】
堤幸彦
【原作】雫井脩介【脚本】奥寺佐渡子【製作】堀内大示 楮本昌裕 松木圭市鈴木一夫 飯田雅裕 五十嵐淳之【企画】水上繁雄【プロデューサー】二宮直彦 天馬少京千綿英久 内山雅博【撮影】相馬大輔【照明】佐藤浩太【主題歌】森山直太朗
【出演】
堤真一 石田ゆり子 岡田健史 清原果耶 加藤雅也 市毛良枝 松田翔太竜雷太
映画『望み』外部リンク
【HPサイト】
映画『望み』公式サイト
【予告映像】
映画『望み』トレーラー
【公式Twitter】
映画『望み』
【IMDbサイト】
【 Rotten Tomatoesサイト】
映画『望み』
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映画『望み』のオススメ度は?
星3つ半です
「考えさせられる映画」です
「加害者か被害者か」
家族とは簡単に「崩壊」するのか
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映画『望み』の作品情報・概要
『望み』2020年公開のドラマ映画。殺人事件で行方不明となった息子を巡って「加害者か、それとも被害者か」揺れ動く家族の心情を描いている。マスコミのバッシング、遠ざかる知り合い、そして夫婦の価値観の相違などを家を通して描いている。原作は雫井脩介の長編小説。堤幸彦監督作品(映画『十二人の死にたい子どもたち』)主演は堤真一(映画『一度死んでみた』)共演は石田ゆり子(映画『マチネの終わりに』)、清原果耶(映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』)岡田健史。
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映画『望み』のあらすじ・ネタバレ
高校生の石川規士(岡田健史)は将来プロのサッカー選手を目指している。しかし練習中、故意のタックルを受けて膝を壊し、夢は崩壊する。父・石川一登(堤真一) は建築士。父がデザインした家は瀟洒だ。母・石川貴代美(石田ゆり子)はフリーで校正の仕事をしている。 妹・石川雅(清原果耶)は名門女子高を目指している中学生。怪我をしてから規士の素行が悪くなる。心を開かない。そして外泊が増える。そんな時、石川家族が暮らす町で殺人事件が起きる。容疑者は少年たち。規士がか変わっている可能性がある。家族の心が揺れ動く、、、。
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映画『望み』の感想・内容
「自分が当事者だったら」と置き換えて考えさせられる映画
「とても良い映画」だと思います。「自分が当事者だったら」と置き換えて考えてしまいます。
父と母と娘の三人の心情曲線の上下がをうまく描けていました。
息子が殺人者でないことを祈る父、息子が殺人者であっても全てを受け入れる母、そして兄が被害者であっても良いと思う妹。
この物語は少年犯罪における被害者と加害者の心の葛藤の双方を表しています。最初は加害者、結果は被害者になります。
物語が進んでいく過程で被害者とされた家族が受けるマスコミからのバッシングや、それまで仲の良かった友人、知人、仕事先の人々からも非難され、手のひら返しなどもうまく表しています。
しかし最後の15分ほどは被害者家族となっています。ここに前半に立ち込めた加害者家族への“怒り”という感情の全てが沈下されるのです。
息子が殺人を犯しました「家族は崩壊」するのでしょうか
“家と家族の形”に焦点を当てて理想が崩壊していく様を描いている
凶悪犯罪を犯した少年は数年の刑務所暮らしを経て、出所して氏名を変えて新しい人生を生きて行きます。
プライバシーは守られるので自分が喋らなければ過去の犯罪のことはバレません。少年法は彼らに寄り添いすぎた効率の良い法律ともいえます。
ただ本映画『望み』ではそこに焦点を当てていません。あくまでも“家族の形”に焦点を当てています。その形は物の見事に崩れます。
音を立てて見事に崩壊していくのです。
美しいもの、理想の家族が壊れていく、汚くて、残虐な存在だったということをデザイナーハウスを用いて対比させていると思います。
とても強い「家族愛」が描かれている名作
誰もが羨むようなデザイン住宅に住むのは居心地がいいのか、、、
父・石川一登(堤真一) はフリーランスの設計士。母・石川貴代美(石田ゆり子) もフリーランスで校正の仕事をしています。
息子・石川規士(岡田健史) は高校生で将来はプロのサッカー選手を目指しています。妹・石川雅(清原果耶)は中学三年生の受験生です。
彼らが暮らす家は誰もが羨むようなデザイン住宅です。建築士の一登が設計しました。内装もこだわっています。
吹き抜けのリビングが一番の魅力で、アイランドキッチンも自慢です。
顧客を招いて「仲の良い家族」をアピールしています。家の中は本当にきれいに整頓されています。
一枚板の食卓テーブル上や、キッチンカウンターの上、あるいは書棚に至っては1ミリも動かしてはいけないような緊張感があるほど整理整頓されています。
夫の無実を信じた深い「家族愛」と人種差別をテーマに
プチセレブ感を気取る石川ファミリーの崩壊が“家”に綿密に用意されている
和的な畳や座卓などはありません。ところどころ西洋的な調度品が見受けられます。
でもたったひとつだけ気になる“モノ”がありました。アイランドキッチンの奥の棚の上にある段ボールです。
このダンボールだけが浮いています。後半明らかになるのですが、おそらくネットで購入した有機野菜(オーガニック)が入っている段ボールかと思います。
ここにも妻・石川貴代美(石田ゆり子)のこだわりと家族を思う気持ちが現れていますが、それが崩壊していく様子も後半にわかります。
たかがダンボールですが、本映画『望み』にはプチセレブ感を気取る石川ファミリーの崩壊が、この“家”に綿密に用意されていることも忘れてはいけません。
無実の夫が死刑にされるかも「家族の悲痛」が聞こえる
無機質なモノが感情を得た魚のように動き出し「石川ファミリーの人間性」があぶり出されていく
本映画『望み』は整理整頓されていた家の中が、徐々にですが、乱れていきます。壊れていくのです。
綺麗な外壁は他者から落書きされたり、卵をぶつけられています。でもこれは他者からの被害です。
しかし家の中では、必ず食器が片付けられていたテーブルに、食器が置かれたままになっていたり、料理は絶対に自分で作っていた貴代美だが、スーパーの出来合い物を食べていたり、、、そしてスーパーで野菜を購入していたり、、、。
貴代美は有機野菜にこだわっているのでスーパーなどの農薬を使った野菜は買っていないと言うオープニングのイメージを壊します。
でも事件が起こってから、彼女の全てが狂い出してくる様子を見事に表しています。しかも貴代美はそれを修正しようとしません。
変わって一登は汚れた外壁や残飯を綺麗に片付けます。この二人の対比も秀逸です。
世間体を気にする一登と世間体より息子の命が大事と考える貴代美がいます。
時計の音や遠くから聞こえてくる町の音も絶妙なタイミングで、心の変化を助長しています。
こう言ったところはさすがに『トリック』などを作った堤監督だなあと思わせる演出です。
この殺人事件を通して心が乱れていく様子を瀟洒な家、風通しの良い吹き抜けリビング、憧れのキッチン、デザイン性の高い調度品などの無機質なものが、まるで感情を得た魚のように動き出して、初めて石川ファミリーの人間性があぶり出されていくのです。
映画『望み』の結末・評価
脚本の奥寺佐渡子さんも良いし撮影監督の相馬大輔さんも素晴らしい
本映画『望み』はやはり脚本が良いと思います。脚本は奥寺佐渡子さんです。無駄なセリフはほとんど無いように思います。
行間の“感情”がしっかりある本だと思います。
後半、一登 と貴代美 感情を爆発させますか、それまではあまり言葉に頼らず表情で感情をうまく表しています。脚本のなせる技だと思います。
それと撮影がとても良いと思いました。撮影監督は相馬大輔さんです。
堤監督の映画は割とキャメラを動かす作品が多いイメージがあります。サスペンスを帯びた作品になるとその効果は出てくることもあります。
しかしながら本映画『望み』のように人間の感情の機微を捉えるにはやはりカメラは固定されていた方が私たちに伝わってきます。カメラが動くと集中できません。
パンフレットで読んだのですが、本映画『望み』は外観は青梅市で、室内はセットを組んで撮影されています。
ですからクレーンやレール、あるいは固定する場所が十分に計算されていると感じました。しかしながら撮影はステディカムを多用したと書いてあり驚きました。
「家族」は血の繋がりではなく一緒に過ごした「時間」
雅を演じる清原果耶さんが将来的に大きく飛躍する可能性があるから照明も気合が入る
照明もとても良いと思います。照明は佐藤浩太さん。
一登、貴代美、規士、雅の個々のショットが良かったです。
一登の事務所でも落胆した表情、貴代美がリビングと併設する仕事部屋に当たる“アンニュイ”な光、規士の部屋に入る寒色系の雰囲気、そして雅の明るく人懐っこくて温かみのある光です。
特に雅に当てる照明がよかったです。最初のショットの明るい女子中学生、次のショットは母親と喧嘩して部屋にこもったときの表情、明るい笑顔と悲しい涙の心情を素晴らしい光で輪郭を表していたと思います。
おそらく照明の佐藤浩太さん的には気合が入ったのではないでしょうか。それは雅を演じる清原果耶さんが将来的に大きく飛躍する可能性があるからです。わたしもこの女優さんの将来が楽しみです。
映画スタッフというのはとても敏感ですから「清原果耶さんのべストショットを撮っておこう」という気持ちになるのも無理はありません。
冤罪で服役している夫に寄り添う「家族」の心中は?
結末は石川ファミリーは被害者家族になりますが「完全なるハッピーエンド」ではない
さて映画は予想していた通り進んでいきます。結末は石川ファミリーは被害者家族になります。
勧善懲悪的な映画だと言うことは、最初からわかっていました。もし、この映画の結末が究極のバットエンドであったのならヒットは見込めません。
結末が石川ファミリーが加害者家族になって終わるのであれば、非常に後味が悪いです。
カンヌ映画祭に出品するつもりであったのなら、バッドエンドにしたと思いますが、堤幸彦監督はあまり海外にこだわっていません。
国内でヒットして、資金回収する職人です。
加害者家族が苦しむ人生を送ってほしいと言う声も否めない、、、
けれども映画ファンであるなら「バッドエンドを観たい」という人もいます。加害者家族が苦しむ人生を送ってほしいと言う声があるのは否めません。
でも本映画『望み』はそうなっていません。割と後味が良い結末になっています。ここはちょっと考えてもよかったのではないでしょうか。
演出的に気になる箇所があるけれど、、、、
演出的に気になった箇所はいくつかあります。
ひとつは高山毅(竜雷太)が一登を殴る場面です。こういった少年犯罪の時は怒りが抑え抑えられず加害者家族に攻撃をする人もいるが事実です。
でもあのようにマスコミの面前で暴力を振るうという事はまずないでしょう。特に日本人は人の目を気にしますから。
しかもあのような演出は過去の多くの映画で見られるパターン化されていますから、もっと違う形での演出が欲しかったです。
この場面では間違いなく加害者の父親である一登への憎しみを強める頂点になると思うのです。
この頂点から後半の真相が分かった時の落差がとても重要な場面になるのです。ですからもっと違う演出であって欲しいのです。
例えば一登と高山が揉み合った時に、老齢の高山が倒れて逆に暴力を受けているイメージをテレビ、あるいはネットで拡散されて、さらに加害者とい悪のレッテルが貼られるとか。
実際は加害者家族が被害者家族のお通夜や葬儀に出席するということはないと思うのです。ないからこそ、この場面の演出にはこだわって欲しかったというのが本音です。
もうひとつ。こういう犯罪を犯した加害者家族と思われる人たちには、世の中全ての人が敵になるのでしょうか。それが分かりません。
一人くらいは一登に心を寄せる友だちがいても良いのではないでしょうか。その方がよりリアルに感じます。
それとも友だちと連絡ができないほど、世間はマスコミに毒されてしまっているのでしょうか。いや、必ず支えてくれる人はいます。
と考えると一登はとても孤独な人間だということがわかってきます。友だちも信頼できる人もいない孤独な人間であるからこそ、家の外見や内装デザインや調度品などの外面だけを綺麗に装い自分をアピールしている人間ということです。
原作者の雫井脩介や脚本家の奥寺佐渡子さん、そして堤幸彦監督の訴求ポイントはここにもあったのではないでしょうか。
「他人の芝生は青い」のようにどんな家族も外見上は綺麗に装っているけど、実際は違う、そしていとも簡単に崩壊してしまう家族、、、。
そういう家族って結構あるような気がします。ただ本映画『望み』では少年犯罪がひとつのきっかけになっただけです。
「とても考えさせられる映画」でした。
*映画の中で高山毅(竜雷太)が石川一登(堤真一) に「もうあんたの仕事は受けない」という場面に違和感を覚えました。なぜならば、仕事を発注するのは一登です。一般的に一登の方が強い立場です。
*ジャーナリストの内藤重彦(松田翔太) が最後に石川貴代美(石田ゆり子) に謝りますが、実際はそんなことしないのがジャーナリストです。彼はスクープを取ることに命をかけています。本映画『望み』ではマスコミのクソっぷりも描いていますから、最後の最後まで「クソである」必要があったと思います。
映画『望み』のキャストについて
石川一登(堤真一)
建築士。社交性あり。家族想い。高校生の息子に若干厳しいが思いやりもある。息子が加害者ではないと信じている。
石川貴代美(石田ゆり子)
フリーランスの校正者。息子を溺愛している。息子が加害者であっても「生きていて欲しい」と願っている。
石川規士(岡田健史)
高校生。プロサッカー選手を目指していたがケガで断念。拗ねている。悪い友だちができた雰囲気。
石川雅(清原果耶)
中学生。名門私立高校を目指している受験生。兄が犯人でないこと、あるいは被害者であって欲しいと考えている。
まとめ 映画『望み』ひと言で言うと!
「罪を悪んで人を悪まず」
よく使われる言葉ですが、そんな簡単には割り切れないと思います。もし自分の家族が殺されてしまったらその犯人のことは絶対に許せません。許せるような人間になるにはわたしは100年かかる気がします。
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映画『望み』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
堤幸彦
原作
雫井脩介
脚本
奥寺佐渡子
製作
堀内大示 楮本昌裕 松木圭市 鈴木一夫 飯田雅裕 五十嵐淳之
企画
水上繁雄
プロデューサー
二宮直彦 天馬少京 千綿英久 内山雅博
音楽プロデューサー
茂木英興
撮影
相馬大輔
照明
佐藤浩太
録音
鴇田満男
美術
磯見俊裕
装飾
前田亮
衣装
宮本まさ江
ヘアメイク
市川温子 岡野瑞恵
編集
洲崎千恵子
音楽
山内達哉
主題歌
森山直太朗
VFXスーパーバイザー
岩崎朋之
記録
井手希美
キャスティング
新江佳子
助監督
日高貴士
制作担当
篠宮隆浩
石川一登(堤真一)
石川貴代美(石田ゆり子)
石川規士(岡田健史)
石川雅(清原果耶)
三浦貴大
早織
西尾まり
平原テツ
渡辺哲
寺沼俊嗣(加藤雅也)
織田扶美子(市毛良枝)
内藤重彦(松田翔太)
高山毅(竜雷太)
2020年製作/108分/G/日本
配給:KADOKAWA