映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想。ソ連の戦車T-34 出演。兵器マニア垂涎の映画。

2019年製作
スポンサーリンク

映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

T-34 レジェンド・オブ・ウォー』(113/ロシア/2018
原題『T-34

【監督】
アレクセイ・シドロフ
【製作】
ニキータ・ミハルコフ ルーベン・ディシュディシュヤン アントン・ズラトポルスキー
【出演】
アレクサンドル・ペトロフ
イリーナ・ストラシェンバウム
ビツェンツ・キーファー
ビクトル・ドブロヌラボフ
アントン・ボグダノフ
ユーリイ・ボリソフ
 

スポンサーリンク

映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』のオススメ度は?

3.0

3つです。

戦車について興味が湧きます。

狭い戦車内での緊張感が伝わってきます。

砲撃のVFXがなかなか良いです。

マトリックスを思い出します。

一応、恋愛もあります。

スポンサーリンク

映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』の作品概要

2次世界大戦時、ナチスは多くの捕虜を抱えていました。特にソ連兵ナチスの捕虜になったソ連兵。四人のソ連兵に戦車を用いたある命令をくだす。しかし、ナチスの思惑と全く違う展開に発展する。

スポンサーリンク

映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』のあらすじ・ネタバレ

ソ連の新米士官イヴシュキンは初めて出た前線の戦いで敗れてしまい、ナチス・ドイツ軍の捕虜となってしまった。捕虜になっても身分を隠していたイヴシュキンであったが、やがて身元がバレる。ナチス・ドイツはイヴシュキンに戦車を用いての演習を命じる。その戦車はソ連軍の戦車T-34だった。

スポンサーリンク

映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』の感想・評価・内容・結末

戦車の映画

私は戦争支持者でもありませんし兵器マニアでもありません。戦争映画の多くは悲惨さを伝えるため、とても重たい気持ちになります。

同時に戦争への嫌悪感をさらに深まります。でも本作は少し違いました。

確かに劇中ではたくさんの人が亡くなっています。

悲惨さを伝える描写には目を覆いたくなりますが、でもそれと違ったマニアックな意味合いで本映画を観ることをオススメします。

戦車の迫力感と精密さ、そして人間臭さもあるのです。

戦車って意外とすばしっこいのに驚いた

繰り返しますが、まず戦車の物語であると言うことを忘れてはいけません。

わたしが想像する戦車は頑丈で重厚感があって、大砲をぶっ飛ばすという物でした。そしてノロマであると。

でもこの映画に出てくる戦車はもちろん頑丈で強いのですが、とてもすばしっこいのです。

狭い所もスイスイ走って行くし、前後左右の回転も速いのです。時には片リン走行もしたり、白鳥の湖の曲に合わせて踊ったりします。

その優雅な姿を見ていると一瞬、戦争映画だと忘れてしまいそうになります。

戦車内に響く金属音の恐怖

しかも戦場での戦車での戦いがとてもリアルな描写で描かれています。特にです

音がまさかあれほど戦場で重要なのかと知りませんでした。

例えば敵からの砲弾が自身が乗る戦車の横をかすめる時の金属音は頭が割れるほどの音量であること、しかもその音は「キーン」という甲高い音であり、兵士たちの顔は恐怖と同時に歪んでいきます。

その描写が秀逸でした。

戦車内でのチームワークは乱れない

そして戦車内でのチームワークの乱れは死へ繋がります。

隊員は絶対に一糸乱れたはいけません。

司令官によって統制されて初めて戦車が人間という生き物になるのです。

この映画では四人の兵士が気持ちをひとつにしていますから、あの様に戦いを勝ち抜いたと言えるのです。

戦争映画ですが、ここに友情が見られます。

戦車は生き物

この映画はナチスドイツに捕らえられたソ連兵が脱走を企てチェコを目指します。

ナチスドイツが接収したソ連製の戦車T-34を用いて。自国の戦車です。

その過程の中で友情と愛の物語を展開していきます。所々にツッコミどころはあります。

でもこの映画は戦争の悲惨さを伝えていると同時に、戦車とは何か、戦いとは統制だ、生きることへの渇望なども伝えています。

そして一番の訴求ポイントは「戦車とは生き物である」ではないでしょうか。もちろん、生き物にするのは操縦する人間次第です。

ロシア語の響が新鮮

戦争映画にしては映画内の演出はそれほど残酷で陰惨なものではありません。ロシア語で大袈裟に語ったりするのがとてもユーモラスに聞こえます。彼らの行動や発言、それと表情に笑ってしまう場面も多々ありました。ぜひご鑑賞ください。

スポンサーリンク

まとめ 映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』一言で言うと!

「貴様と俺とは同期の桜」とは言いますが、、、

この歌をカラオケで歌う男子は多いと思います。わたしには興味ありません。何故ならば軍歌をイメージさせるからです。わたしは人と群れるのが好きではないので尚更です。本映画はソ連兵の戦地での友情も表していますが、戦場で築いた友情なんて要らないと思うのはわたしだけでしょうか。

Amazon プライム会員【30日間無料体験】

スポンサーリンク

『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング

映画『ばるぼら』ネタバレ・あらすじ「美乳」二階堂ふみ&「美尻」稲垣吾郎の衝撃愛!手塚眞とクリストファー・ドイルが紡ぐ「究極の芸術愛」誕生!感想・結末。
映画『アド・アストラ』の意味とネタバレ・あらすじ・感想・結末。ブラピ史上最高演技。宇宙は自身の心にある。困難を克服して栄光を掴む。
100年前の日本人女性とロシア人将校の秘められた恋物語『ソローキンの見た桜』ネタバレ、感想、評価
映画『雲のむこう、約束の場所』ネタバレ・あらすじ。新海誠劇場長編デビュー作品はアニメ業界に革命を起こす。そびえる巨匠たちに挑む勇気。
映画『フレンチ・コネクション』ネタバレ・あらすじ・結末。“相棒ムービー”の決定版。水谷豊はジーン・ハックマンを見ただろう。
映画『スキャンダル』ネタバレ・あらすじ・感想。成功している美女ばかりで心寄せられない。自己顕示欲の圧力が半端ない。
映画『MOTHER マザー』ネタバレ・あらすじ「長澤まさみ新境地の“毒親”に拍手喝采」感想「美女は悪女が似合う」結末「阿部サダヲの“クソ”っぷりに激怒」
映画『グッバイ、リチャード!』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。ジョニー・デップの「終活物語」愛する妻子に「心からありがとう」DV表現一切ナシ。
映画『望み』ネタバレ・あらすじ・感想・結末「息子は加害者か被害者か」崩壊する家族「世間体」も気になる映画。
映画『流浪の月』ネタバレ・あらすじ「事実と真実は異なる」感想「15年後再会した加害者と被害者の恋愛」結末「障害を乗り越えて成就」

スポンサーリンク

合わせて観たい映画

【戦争映画いろいろ】

映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』

ロシアとフィンランドの戦争えお描く

映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』フィンランドの世界での立ち位置が理解できる。ネタバレ・あらすじ・感想・評価
日本人が抱くフィンランドのイメージはとても華やかな物が多い。ムーミン、サンタクロース、オーロラ、デザインなど。特に多くの女性が憧れを持っている。でも本映画を観ると地理的に微妙な立ち位置をせざる得なかった理由がわかる。領土奪還の戦争をしたことによって民主化を保てたと言っても良い。本作は無名の戦士の家族を守る戦いである。

映画『突撃隊』

若きスティーブ・マックイーン出演作。

映画『突撃隊』作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・評価。スティーブ・マックイーンvsドン・シーゲル監督作品。クリント・イーストウッドはまだ無名だった。
映画『突撃隊』公式サイトにて作品情報・キャストもご確認ください。これからスターダムに昇り詰めようとしているスティーブ・マックイーンがドン・シーゲル監督と組んだ戦争アクション映画。マックイーンの血気盛んな雰囲気がプンプンにじみ出ています。ドン・シーゲル監督の早撮り、さらにお得意の暴力シーンもふんだん観ることができます。白黒映画ならでは迫力もあります。

映画『プライベート・ウォー』

戦地を取材する勇気ある女性ジャーナリスト

映画『プライベート・ウォー』ネタバレ・あらすじ・評価。隻眼のジャーナリスト。シリアで死す。戦地とPTSDの恐怖。終わらない戦争。
映画『プライベート・ウォー』公式サイトにて作品情報・上映館情報の紹介とネタバレ・あらすじ・感想・内容・結末について記述しています。隻眼のジャーナリスト、メリー・コルビンの半生を映画化。世界に紛争、戦争があると取材に行くのが戦争ジャーナリスト。命をかけて取材するが時には自身も傷つく。片目を失明。そして悲惨な戦争を見すぎてPTSDに陥る。それでも何度も戦地を訪れて世界に真実を発信する。最後はシリアでアサド政権の残虐性を放送して死ぬ。なぜ彼女は戦地へ行ったのか、なぜ書きたかったのか、そこには人間としても尊厳があったのだろう。
スポンサーリンク

映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
アレクセイ・シドロフ
製作
ニキータ・ミハルコフ ルーベン・ディシュディシュヤン アントン・ズラトポルスキー
脚本
アレクセイ・シドロフ
撮影
ミハイル・ミラシン
衣装
ウリヤーナ・ポリャンスカヤ
ニコライ・イヴシュキン(アレクサンドル・ペトロフ)
アーニャ(イリーナ・ストラシェンバウム)
イェーガー大佐(ビツェンツ・キーファー)
ステパン・ヴァシリョノク(ビクトル・ドブロヌラボフ)
ヴォルチョク(アントン・ボグダノフ)
イオノフ(ユーリイ・ボリソフ)
2018年製作/113分/G/ロシア
原題:T-34
配給:ツイン

タイトルとURLをコピーしました