映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』フィンランドの世界での立ち位置が理解できる。ネタバレ・あらすじ・感想・評価

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映画「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」
北限の大地、3年2か月、壮絶なる戦闘の果てに兵士たちは何を得たのか。/原題:Tuntematon sotilas
フィンランド映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』予告編6/22より新宿武蔵野館ほか全国順次公開!

『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』(132/フィンランド/2017
原題 Tuntematon sotilas

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映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』のオススメ度は?

3

3つです.

正直、戦闘シーンの連続で疲れます。

フィンランドの歴史をちょっと勉強してから行きましょう。

青、オレンジとかのフィンランドカラーは一切ありません。

フィンランドのヨーロッパにおける立ち位置がわかります。

うーん、彼氏と行くのが良いかも。

女の子同士だとつまらないと思います。

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映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』の作品概要

フィンランドで大ヒットした戦争映画。ソ連との継続戦争を描いている。本映画を観ると国際的なフィンランドの立ち位置がわかる。特に東側に取り込まれなかった理由と西側とも程よい距離を持って生き抜いてきた宿命と逞しさもわかる。

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映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』のあらすじ・ネタバレ

第二次世界大戦時、フィンランドはソ連の取られた領土奪還のために戦う。それはドイツと同盟を組み戦う。大国ソ連に対して小国であるフィンランドはゲリラ戦を展開して一時は領土を取り戻す。しかし戦局は厳しくなり、敗走を重ねて領土奪還への目的は難しくなっていく。本映画は無名の戦士4人の男たちの視線から戦争の悲惨さを描いている。

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映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』の感想・評価・内容・結末

フィンランドのイメージは良いが、実は複雑な歴史がある

近年の北欧ブームによってフィンランドのイメージは格段に良い。ムーミン、サンタクロース、オーロラ、ノキア、デザイン、幸福度ランキング、教育水準などは、特に女性の関心を引く物が多い

ただ地理的にどこにあるのかを知らない人も多い。わたしもその一人であった。本映画を観るに当たって改めて世界地図を見た。北欧の中でも特殊な位置にあることがわかった

西はスウエーデン、東はロシアに接している。スウエーデンは良いがロシアにこれだけ国境を接しているプレッシャーは相当なものであると感じた。

フィンランドが敗戦国であったことを知っているか?

本作は第二次世界大戦時におけるフィンランドとロシアとの戦争を題材にしている。フィンランドで大ヒットした映画である。

正直、戦争物の映画は腐る程ある。特に第二次世界大戦の映画のほとんどは戦勝国である英米仏ソの連合国から描かれているのが圧倒的だ。

最近は敗戦国であるドイツ、日本、イタリア作品も多くなってきた。それで本作はフィンランドを舞台にしている。わたしの無教養で申し訳ないが、フィンランドが敗戦国とは知らなかった

恥ずかしい限りである。ドイツと同盟を結んでソビエトと戦争をしていたのだ。戦後は西側とも東側とも適度な距離を取りながら生き延びてきた

国のために戦うのではない、家族のために戦うのだ

本映画はかつてフィンランドが持っていた領土を奪還するために戦った男たちの物語である。最初から最後までほとんど戦闘シーンである。正直、わたしは戦争映画は苦手である。

あまりにも長すぎる。時折、戦士の休日として家族の元へ帰る場面がわたしにとっても休息の時間であり、物語を再認識する時間になった。

この映画に出てくる男たちはタイトル通り無名の戦士だ。国家のために戦うとか言わない。家族のために戦うというのだ。もっと言うなら家族と平和に暮らす家を守るために戦うのだ。

戦地はフィンランド内だ。普通の戦争映画は他国の領土へ行って戦うのがほとんどだが、本戦争はフィンランドの領土でのみ戦うから男たちの言葉に説得力がある。確かに他の戦争はバカげている。自分たちの土地ではないところへ出かけて破壊と殺戮の限りを尽くす。それってやっぱりおかしい。

有史以来、人間だけがバカげた戦争を繰り返している

まあ、戦争自体が異常なことは言うまでもない。人間は有史以来ずっと戦ってきた。それは本能だからしようがないと言う人がいるが、やっぱり愚かなことだと思う。

何故ならば悲しむ人がいること、そして憎悪を生み出すことだ。フィンランド人は今でもロシア人に対して良い感情を持っていないと言う。

わたしたち日本人に対しても良い感情を持っていない国もある。一旦、そういった負の感情がつくと取り除くのは難しいだろう。

無名の戦士たちは勇敢に戦ったが、、、領土は、、、

映画は結局、フィンランドは領土を取り返すことができずに終わる。そして兵士は家へ帰る。生き残って家族と再開した瞬間はホッとした。

本映画を観ていてロシアのことを考えてみた。ロシアの面積は世界一だ。彼らはあれだけ広大な土地を持っているのに今だに拡大路線を歩んでいる。

日本との領土問題である北方領土も然り。一度、手に入れた領土は絶対に返さない国民だと改めて感じた。フィンランド人はそのことを知っていたのだと思う。

話し合いでは領土奪還は無理だから戦争をしたのだ。そう考えると北方領土返還は不可能だと改めて感じた。

しかし、戦争映画を観るのは疲れ果てる観終わった後は悲壮感に包まれる。だから実際に戦争に巻き込まれたらと考えるとゾッとするし、そうなってはいけないと思う。戦争はとにかく反対だ。

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映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』まとめ 一言で言うと!

戦争を考えた人間こそが地上で一番愚かな生物だ!

地球上で戦争を行う生物は人間だけだろう。植物も動物も昆虫も多少の争いはあるが、それは意味のあるものだ。無秩序に破壊、殺戮はしないだろう。人間は知性が発達したから、武器を作り、人も土地も支配してきた。でも本当に進化を遂げたら無の境地になるのではないだろうか。つまりは戦うと疲れる、疲れるとは止めようってみんながなれば良いと思う。無理か。

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映画『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』の作品情報

映画.comより一部引用

スタッフ
監督
アク・ロウヒミエス
『4月の涙』(11)
製作
アク・ロウヒミエス
ミーヤ・ハービスト
ミッコ・テンフネン
原作
バイノ・リンナ
脚本
アク・ロウヒミエス
ヤリ・オラビ・ランタラ
撮影
ミカ・オラスマー
キャスト
エーロ・アホ(ロッカ)
『4月の涙』(11)『グッド・サン』(11)

ヨハンネス・ハロパイネンカリルオト
アク・ヒルビニスミヒエタネン
ハンネス・スオミヴァンハラ
アルットゥ・カプライネン
ユッシ・バタネンコスケラ
パウロ・ベサラリューティ
サムエル・バウラモ
作品データ
原題 Tuntematon sotilas
製作年 2017年
製作国 フィンランド
配給 彩プロ
上映時間 132分
映倫区分 PG12