映画『家へ帰ろう』は第二次世界大戦で故郷を追われアルゼンチンで生きたユダヤ人がポーランドの友人を訪ねる話。ネタバレ、感想。

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2019年製作
映画「家へ帰ろう」
待っていたのは70年越しの奇跡でした アルゼンチンから故郷ポーランドへホロコーストから逃れた仕立屋が約束を果たすために旅に出る、感動のロードムービー 原題:EL ULTIMO TRAJE/英題:THE LAST SUIT

『家へ帰ろう』(93分/スペイン・アルゼンチン/2017)

原題 『El ultimo traje』

私は戦争映画があまり好きではない。何故かというと必ず訪れるであろう悲劇に胸が締め付けれて苦しくなってくるからだ。激しい銃撃と爆撃、そして死んでいく人たちを見ると映画とわかっていても恐ろしくなる。中でも一番辛いのは子供や女性が乱暴に扱われている場面などは、目を閉じてしまう。この映画も戦争映画の部類に入ると言えば入るが、そういった残虐シーンはないと思い観ることにした。

第二次世界大戦という未曾有の悲劇は人間が作った。人間が悪魔になったのだ。犠牲者は一般市民が大半でるが、中でもユダヤ人と言われる民族が数百万人虐殺された。ホロコーストだ。主にヒットラーが率いるナチスによって行われた。その虐殺方法には人間のカケラさえも見えないほど非道だった。

この物語に登場する老人は戦火を逃れて遠くアルゼンチンにて生き延びた。故郷はポーランド。しかしもかれこれ70年帰っていない。親兄弟も全て殺されて帰る当てもなければ、心に大きなトラウマも抱えている。未だに悪夢を見る。アルゼンチンで仕立て屋として生業を立てて、家族を育て上げた。しかし今や老人は邪魔者扱い。終いには老人ホームへ送られる始末。ある夜、ポーランドへ帰ることを決意する。70年前、自分を助けてくれた友人に会うためだ。一着のスーツを友人に贈るためにアルゼンチンを後にした。

スペインから陸路でポーランドを目指す。しかしドイツ嫌いの彼はドイツを通らない方法を模索する。ドイツ人とも口を効きたくない。それは如何せん無理な話だ。でもそれくらい老人にとっては忌まわしい記憶となっているのだ。

入国拒否にも遭う、泥棒に現金を盗まれる、喧嘩状態の続く娘との再会。人の手は借りたくないと言いつつも誰かが助けてくれる。

ようやく故郷に着いた。かつて自分が住んだアパートがちゃんと残っていた。しかし70年経っている。果たして友人は生きているのか、、、。

映画の中で老人は殆ど笑わない。可愛い孫娘の前でも強面で接する。頑なに自分を通しているのか、それとも機嫌があるのか。何かに怒っている。そりゃあ、そうだ。戦争に怒っているのだ。罪もない家族を残虐に殺したあの戦争、あの憎っくきナチスに対して憤怒の念が消えないのだ。ポーランドでは家族を奪われた、そしてアルゼンチンでは家族に見捨てられようとしている。それは怒るのも当たり前だ。でも決して泣きつかない(ただスペインで喧嘩状態の娘にはお金を貸して欲しいと泣きついた)

最後の最後に奇跡が起きる。それが良かった。

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映画『名もなき生涯』

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映画『この道』

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この映画は反戦映画の名作になるだろう。平成最後にこの平和を願う映画に出会えたことを嬉しくたまらない。『この道』は明日の道でもある。白秋と山田が友情を築く場面は秀逸だ。この二人によって数々の童謡が日本を明るくしたことは言うまでもない。二人はいつまでも平和を願った。その気持ちだけはいつまでも未来に伝えたいと思っている。

映画『1917 命をかけた伝令』

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第一次世界大戦の少年たちは悲惨すぎる、、、

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映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』

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映画のことなら映画.comより引用

スタッフ

監督
パブロ・ソラルス
製作
ヘラルド・エレーロ アントニオ・サウラ マリエラ・ベスイェフシ
製作総指揮
ハビエル・ロペス・ブランコ
脚本
パブロ・ソラルス
撮影
フアン・カルロス・ゴメス
編集
アントニオ・フルトス
音楽 フェデリコ・フシド

キャスト
ミゲル・アンヘル・ソラブルスティン・アブラハム
アンヘラ・モリーナマリア
オルガ・ボラズゴーシャ
ユリア・ベアホルトイングリッド
マルティン・ピロヤンスキーレオナルド
ナタリア・ベルベケ

作品データ
原題 El ultimo traje
製作年 2017年
製作国 スペイン・アルゼンチン合作
配給 彩プロ
上映時間 93分
映倫区分 G

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