映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』ネタバレ・あらすじ・感想。性を選択できる自由がある。LGBTQと多様性の時代。

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』ネタバレ・あらすじ・感想。性を選択できる自由がある。LGBTQと多様性の時代。 LGBT映画
スポンサーリンク

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

https://www.phantom-film.com/ronit-esti/

『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』(114分/PG12/イギリス/2017
原題『Disobedience

【監督】
セバスティアン・レリオ
【製作】
フリーダ・トレスブランコ エド・ギニー レイチェル・ワイズ
【出演】
レイチェル・ワイズ
レイチェル・マクアダムス
アレッサンドロ・ニボラ

スポンサーリンク
  1. 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のオススメ度は?
  2. 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の作品情報・概要
      1. LGBTQにテーマをおいた映画
  3. 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のあらすじ・ネタバレ
  4. 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の感想・内容
    1. 単なるLGBT恋愛物語ではありません
    2. ユダヤ教徒の二人だから意義がある
  5. 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の考察・評価
    1. 人間は思考する生き物だから“性”の選択ができる
    2. 非常にデリケートな映画です
    3. ドキドキハラハラする演出
  6. 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の結末
    1. 呪縛から開放された喜びを共有する喜び
  7. 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のキャストについて
    1. ロニート・クルシュカ(レイチェル・ワイズ)
      1. とても癖のある役柄を難なくこなしています
    2. エスティ・クパーマン(レイチェル・マクアダムス)
    3. ドヴィッド・クパーマン(アレッサンドロ・ニボラ)
  8. まとめ 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』一言で言うと!
  9. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
  10. 合わせて観たい映画
    1. 【LGBTに関連した映画】
      1. 映画『ボーダー 二つの世界』
      2. 映画『グッバイ、リチャード!』
      3. 映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
      4. 映画『ペイン・アンド・グローリー』
      5. 映画『スケアクロウ』
      6. 映画『永遠に僕のもの』
      7. 映画『ロケットマン』
      8. 映画『ゴッズ・オウン・カントリー』
      9. 映画『さよなら くちびる』
      10. 映画『コレット』
      11. 映画『ある少年の告白』
      12. 映画『グリーンブック』
      13. 映画『女王陛下のお気に入り』
      14. 映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』
      15. 映画『J・エドガー』
  11. 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の作品情報

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のオススメ度は?

3.5

3つ半です

単なるLGBT映画ではありません

ユダヤ教徒としても苦悩

自由を得たい

を選択できる時代

スポンサーリンク

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の作品情報・概要

『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』原題『Disobedience2017年に制作された愛米英合作のドラマ映画である。セバスティアン・レリオ監督作品。主演はレイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムス。本作はナオミ・アルダーマンが2006年に上梓した小説『Disobedience』を原作としている。厳格なユダヤ教徒の女性の恋愛物語。もはや人間において性を分ける必要はない。

LGBTQにテーマをおいた映画

スポンサーリンク

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のあらすじ・ネタバレ

厳格なユダヤ教徒のラビの娘として育ったロニート・クルシュカ(レイチェル・ワイズ) は父と対立して家出した。ロニートの恋愛は男女問わず人を愛すること。遠くニューヨークでカメラマンとして生業を立てている。ある日、父が亡くなったとの知らせを受け帰郷する。そしてかつて愛したエスティ・クパーマン(レイチェル・マクアダムス) と再会する。しかしエスティは幼馴染のドヴィッド・クパーマン(アレッサンドロ・ニボラ)の妻となっている。3人は互いを交錯させながらラビの葬儀の日を迎えることに、、、。

スポンサーリンク

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の感想・内容

単なるLGBT恋愛物語ではありません

わたしたち日本人の宗教は一体なにでしょうか?この映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』は厳格なユダヤ教社会で繰り広げられる恋愛物語です。

でも単なる恋愛物語ではありません。近年、映画ではLGBTの人たちをテーマに作品が多く作られていますが、本作もその流れに乗っています。

ただもっと高度というか、知性的にも哲学的にもそして宗教的にも深い作品です。

ユダヤ教徒の二人だから意義がある

世界中には多くの宗教があります。それらの宗教で同性愛を認めているものはあるのでしょうか。

わたしの見解でパッと浮かぶ宗教はありません。大抵の宗教の教義では禁じられているような気がします(すみません、わたしの見識が足りないかもしれません)

本映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』は女性同士の恋愛をユダヤ教という宗教を舞台に展開していきます。

ユダヤ教徒と聞いてイメージするのはやは差別・偏見の歴史に翻弄され、世界を流浪してようやくイスラエルを建国した人たちです。

彼らは差別されてきたからこそ性の自由も認めるくらいの器量なのではと思いがちですが、やはりその点は異なるようです。

スポンサーリンク

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の考察・評価

人間は思考する生き物だから“性”の選択ができる

人間は動植物と違って思考する生き物です。そして思考を繰り返して進化してきたと思います。

動植物界はオスとメスあるいは雄しべと雌しべに分けることができますが、思考を持ったわたしたちは自分でを決める自由を手に入れたのです。性の選択ができる生き物なのです。

確かに古くからの宗教や哲学、概念は大事ですが新しい思考の発展を止めることは出来ません。それが人間なのです。

非常にデリケートな映画です

この映画のロニート・クルシュカ(レイチェル・ワイズ) とエスティ・クパーマン(レイチェル・マクアダムス) も決して間違った人間ではありません。

一昔前なら同性愛の人たちを病気扱いしていましたが、今では多様性を認める社会になっています。堂々と公言できる時代です。

よってこの映画の厳格なユダヤ教を舞台に繰り広げれる物語はとても意義があると思います。

ユダヤ教の心の広さと受容性を世界に伝えなければいけませんから、脚本も演出も細心の配慮を持って作られているのがわかります。

ドキドキハラハラする演出

さて、映画を観ているととても切ない気持ちとハラハラドキドキする場面で心拍数が落ち着くませんでした。

ロニートとエスティーの再会する場面にドヴィッド・クパーマン(アレッサンドロ・ニボラ)がいる気まずさと周囲の人たちの視線。

でも二人はもう火がついています。再び燃え盛った炎は消えません。そして人目を忍んで愛し合います。

とても美しいです。お互いが優しさを持っていたわりながら愛を交わします。そして二人とも本当の愛の存在を確認します。

スポンサーリンク

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の結末

呪縛から開放された喜びを共有する喜び

結果的にエスティーはドヴィッドに本当の自分の存在を告げます。ドヴィッドはショックで狂乱します。

ですが、ここからがユダヤ教の懐の深さを見せるのです。「選択の自由がある」というのです。

この瞬間、ロニートとエスティーはようやく人として認められ自由になれたのです。

自然界の動植物は生まれた時、何らかの呪縛を持っているでしょうか。持っていません。

人間が思考を持ったから呪縛されてしまったのです。

ですからこの「選択の自由がある」という言葉は生まれた瞬間に立ち返ることができるのです。

呪縛されても良いし、自由になっても良いということです。自分自身で決めなさいということです。

とても深い映画でした。

スポンサーリンク

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のキャストについて

ロニート・クルシュカ(レイチェル・ワイズ)

厳格なユダヤの教えに抗い家出しカメラマンになっています。父親はユダヤ教のラビ。レイチェル・ワイズが本作に惚れ込んで製作も担当しています。演技も素晴らしい。野生的で自分を通す人間を表現するには十分でした。

とても癖のある役柄を難なくこなしています

エスティ・クパーマン(レイチェル・マクアダムス)

かつてロニートを愛していましたが、周囲に気がつかれやめました。女性しか愛せないことを隠してドヴィッドと結婚します。レイチェル・マクアダムスは物静かな女性を演じています。でも心には何かしらのシコリを持っています。それが切なくつたわてきました。

 

ドヴィッド・クパーマン(アレッサンドロ・ニボラ)

厳格なユダヤ教の教えを守っています。ロニートに思いを寄せていましたが、今はエスティーを妻に迎えています。ロニートの帰郷に不安を覚えます。厳しい宗教の次期指導者になる予定ですが、愛するエスティーのことが心配でたまりません。苛立ちを押し殺しながら苦悩する演技が良かったです。

スポンサーリンク

まとめ 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』一言で言うと!

「熱せられた鉄を冷ますのは難しい」

一度、燃え盛って鎮火した鉄をもう一度、火にくべるとさらに強くなります。恋とは鉄を同じで再会すると収拾がつかないものです。若ければ若いほど熱くなるのです。

スポンサーリンク

『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング

映画『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。
不条理すぎる映画『ドッグマン』実話の解説・感想・ネタバレ・あらすじ・評価。マッテオ・ガローネ監督の描く人間の本質は闇だ。
映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のあらすじ・ネタバレ「グッズが欲しくなる」解説「 興行収入好調!」感想「荒木飛呂彦漫画」評価
映画『第三夫人と髪飾り』ネタバレ・あらすじ「一夫多妻の時代“愛のレッスン”は芸術的“官能美”」感想「新しい才能アッシュ・メイフェア監督登場」結末「現代ベトナム女性は自由?」
【ネタバレ考察】映画『愛と青春の旅だち』あらすじ「ラストの主題歌で感涙」感想「フォーリー軍曹はアカデミー賞受賞」結末
映画『ヘルドッグス』ネタバレ・あらすじ「相関図を見ないとわからない」感想「松岡茉優が可愛い」結末「続編あるでしょ!」
映画『楽園』ネタバレ・あらすじ・結末。ムラ社会は日本社会の縮図。長老(独裁者)の「決めつけ」こそ悪害なのだ。綾野剛、佐藤浩市もOKだが村上虹郎が最高だ!
映画『MOTHER マザー』ネタバレ・あらすじ「長澤まさみ新境地の“毒親”に拍手喝采」感想「美女は悪女が似合う」結末「阿部サダヲの“クソ”っぷりに激怒」
映画『ホタル』ネタバレ・あらすじ「高倉健さん悲痛」「反日メディア製作の虚飾映画」感想「特攻の母も泣いている」結末
映画『ふりむけば愛』ネタバレ・あらすじ「山口百恵と三浦友和が結婚を決意したサンフランシスコロケ」感想「大林監督恐るべし!」結末

スポンサーリンク

合わせて観たい映画

【LGBTに関連した映画】

映画『ボーダー 二つの世界』

新しい「性」の世界を描いています

映画『ボーダー 二つの世界』あらすじ・ネタバレ・作品情報・感想・評価。LGBTをも凌駕した多様性の映画。美しい心になれる映画
映画『ボーダー 二つの世界』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館情報を記載しています。またネタバレ・あらすじ・感想・評価・まとめについても書いています。北欧デンマークから新たな映画が届きました。監督はイラン系デンマーク人です。容姿による差別・偏見、さらに性差別の問題についても大きなメッセージを感じ取ります。多様性の時代が到来しました。認め合うことが21世紀を生きるテーマ。

映画『グッバイ、リチャード!』

初めて男性と愛し合うジョニー・デップ

映画『グッバイ、リチャード!』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。ジョニー・デップの「終活物語」愛する妻子に「心からありがとう」DV表現一切ナシ。
映画『グッバイ、リチャード!』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。ジョニー・デップの「終活物語」愛する妻子に「心からありがとう」DV表現一切ナシ。映画『グッバイ、リチャード!』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『グッバイ、リチャード!』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『グッバイ、リチャード!』の作品情報・概要『グッバイ、リチャード!』原題『The Professor』2018年に公開されたアメリカ合衆国のドラマ映画である。ウェイン・ロバーツ監督作品。主演は『ギルバート・グレイプ』『デッドマン』『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』などのジョニー・デップ。共演は『ラ・ラ・ランド』『ポルターガイスト』のローズマリー・デウィット、『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』 『ゾンビランド:ダブルタップ』のゾーイ・ドゥイッチ。

映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』

卒業前夜に「彼女に愛を告げた」でも振られた

映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。「ガリ勉女子高生」の大逆襲!抱腹絶倒&お涙頂戴映画!
映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。「ガリ勉女子高生」の大逆襲!抱腹絶倒&お涙頂戴映画!映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の作品情報・概要『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』原題『Booksmart』2019年公開のアメリカ合衆国の青春映画。『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』『リチャード・ジュエル』出演女優オリヴィア・ワイルドの監督デビュー作品。女優のみならず演出の才能もあることを披露。主演は『レディ・バード』のビーニー・フェルドスタインと『デトロイト』『ビューティフル・ボーイ』のケイトリン・ディーヴァーが務める。「ガリ勉女子」という設定に全米が熱狂&狂喜した。  

映画『ペイン・アンド・グローリー』

ずっと昔愛した人と再会して「再び生きる」気持ちになれた

映画『ペイン・アンド・グローリー』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。“痛み”を乗り越えた先に「人生は輝く」ペドロ・アルモドバル監督の自伝的映画。
映画『ペイン・アンド・グローリー』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。“痛み”を乗り越えた先に「人生は輝く」ペドロ・アルモドバル監督の自伝的映画。 映画『ペイン・アンド・グローリー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ペイン・アンド・グローリー』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ペイン・アンド・グローリー』の作品情報・概要『ペイン・アンド・グローリー』原題『Dolor y gloria』英題『 Pain and Glory』2019年のスペインのドラマ映画。ペドロ・アルモドバル監督・脚本作品。アントニオ・バンデラス主演。ペネロペ・クルス、アシエル・エチェアンディア、レオナルド・スバラーリャ、ノラ・ナバス、フリエタ・セラーノ共演。第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、バンデラスが男優賞を受賞した。ペドロ・アルモドバルの自伝的要素が色濃く反映されている。母の死によって心身ともに満身創痍になった映画監督が復活への道を歩むまでを過去を回想しながら描いている。過去が栄光なら現在は痛み。

映画『スケアクロウ』

純愛なる男同士の愛の物語

映画『スケアクロウ』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。ジーン・ハックマンvsアル・パチーノでカンヌでパルム・ドール獲得。アメリカン・ニューシネマ代表作。
映画『スケアクロウ』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。ジーン・ハックマンvsアル・パチーノでカンヌでパルム・ドール獲得。アメリカン・ニューシネマ代表作。 映画『スケアクロウ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『スケアクロウ』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『スケアクロウ』の作品情報・概要『スケアクロウ』原題『Scarecrow』1973年公開のアメリカ映画。製作会社はワーナー・ブラザース。ジェリー・シャッツバーグ監督作品。主演はジーン・ハックマンとアル・パチーノ。題名は日本語で「案山子」とか「みすぼらしい人」あるいは「痩せ衰えた人」という意味。第26回カンヌ国際映画祭においてパルム・ドールと国際カトリック映画事務局賞をダブル受賞。アメリカン・ニューシネマの中で異色の部類に入る作品。

映画『永遠に僕のもの』

彼の心が欲しい美しすぎる犯罪者の恋物語

映画『永遠に僕のもの』実話はロレンソ・フェロ&チノ・ダリンの純愛ゲイ物語。作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・評価。ペドロ・アルモドバル製作
1971年、アルゼンチンで起きた凶悪事件をモチーフに描かれています。犯人は若く美しい少年であった。残虐な手口ががさらに神秘性を高めた。本作はペドロ・アルモドバルが製作し、主演に新鋭ロレンソ・フェロを迎えて作られました。すでにアルゼンチンでは大ヒットしています。本作のテーマにはLGBTQへの理解も込められています。

映画『ロケットマン』

性について悩むエルトン・ジョンの魂の叫びが聞こえます。

エルトン・ジョン伝記映画『ロケットマン』はカミングアウトする勇気&愛の尊さを世界に歌う。作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・評価
エルトン・ジョンは世界的に有名なミュージシャンである。彼の人生は波乱万丈であるが、命が救われたのは彼が真の愛を諦めずに探したからだろう。ゲイであることを世界にカミングアウトした勇気。ドラッグ、アルコール依存症からの復活。そして結婚、更に子どもをもうけるなど今ではとても幸せだ。本映画はミュージカルとなっておりとても楽しく観ることができる。

映画『ゴッズ・オウン・カントリー』

本当に美しい若い二人の恋物語です

美しきゲイ映画『ゴッズ・オウン・カントリー』LGBTの差別・偏見なき世界を願う名作。作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・評価・内容
イギリス、ヨークシャーで家業の牧場で日々働く青年ジョニーは毎日鬱屈した日々を過ごしている。時折街出て、男を買う。ある日、ルーマニアから来た青年と出会い、恋に落ちる。彼との出会いで鬱屈した生活から抜け出し、仕事にも人生にも前向きに生きていくことを決意する。愛があれば恋愛は異性であろうと同姓であろうと関係ない。

映画『さよなら くちびる』

主人公のハルは自身の性に悩みながら音楽活動をしている、彼女が思いを寄せる女性はすでに、、、、。

映画『さよなら くちびる』青春エネルギー濃厚 ネタバレ・あらすじ・評価・成田凌 門脇麦 小松菜奈の演技が最高潮 音楽映画
ハルとレオ。二人はアルバイト先で出会い、音楽ユニットを結成する。ハルはレオにギターを教えて路上で歌う。評判となり全国へライブ活動に出かける。マネージャーとしてシマが加わる。しかし二人の関係は悪化し、解散の決意をする。3人は最後のツアーをするが、ハルレオの人気が火がついてしまう。解散するか継続か、3人は悩む。青春音楽物語。

映画『コレット』

フランスの女流作家の波乱万丈の人生を描いている。半世紀前に勇気を出して同性愛を告白した女性。

映画『コレット』ネタバレ、あらすじ。女流作家シドニー=ガブリエル・コレットを演じるキーラ・ナイトレイの演技は絶品。女性の挑戦、勇気、希望の映画です。
今だに女性の社会進出を歓迎しない男は多い。世界的な女性作家シドニー=ガブリエル・コレットでさえも夫の強制により社会に出る機会を長く待った。この物語は文才のないダメ夫に嫁いだばかりに、作家としての才能を開花する女性の物語である。同時に女性の権利を広く訴えることでフランス女性たちに勇気と希望を与えた人生をつぶさに描いている。

映画『ある少年の告白』

同性愛を矯正する学校に入れらた少年たち。しかし本当の性を見つけて生きていく決意をする。

映画『ある少年の告白』LGBTへ理解を深めてくれます。ネタバレ、評価、あらすじ。
近年LGBTに関する映画が多く公開されている。今まで差別されてきた歴史もあるが、なぜこれほど多作されているのかを考えてみる。特にアメリカでは性的マイノリティーへの差別意識が高いことに改めて驚いた。その背景にはキリスト教プロテスタントの一派であるバプティスト教会の影響が大きい。本作を観ることでトランプ大統領とアメリカが観えてくる。

映画『グリーンブック』

有名な黒人ピアニストが人種差別を戦う過程で自身のセクシャリティーを告白している。

2019年アカデミー賞 三部門受賞!納得『グリーンブック』は実話の男の友情物語。感想、評価、ネタバレ
この映画は天才黒人ピアニストが危険を承知の上で南部アメリカを旅することで人種差別撤廃を訴えている。共に旅するのが、陽気なイタリア人の用心棒。凸凹コンビが織りなすドラマに涙する。喜怒哀楽は元より、差別と言う醜い人間の感情を撤廃しなければ幸せな未来は訪れないと痛感させる映画である。人間は本音で話し合えば仲良くなれるのだ。

映画『女王陛下のお気に入り』

イギリス王室の物語。アン王女と侍女の関係を描いている。

映画『女王陛下のお気に入り』は豪華絢爛なセットと衣装に大英帝国と言う時代が見える。エマ・ストーンが美しい。感想とネタバレあり。
イギリス王朝を舞台にした映画である。王朝物はたくさんあるが、本作のアン王女には可愛げが全くない。人間の持つ本性とは権力を手に入れるとこれほどまでに醜くなるのかを痛切した。高い場所から見下すことで自己のアイデンティティーを保っているように見える。またアン王女に取り付く侍女たちも権力を宝石の如く手に入れようとする。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

アメリカ女子テニスのスーパースターが性差別撤廃に向けて戦う。自身も同性愛者とカミングアウトする。

世紀の対決『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』この一戦から女性の地位が向上した
『バトル・オブ・ザ・セクシーズ 』(122分/米/2017) 原題  『Battle of the Sexes』 女性の地位向上と男女差別是正を目指したテニス選手の物語でもあるが、LGBTへの理解を世界に示した勇気ある女性の物語である。 ア...

映画『J・エドガー』

長年FBIを務めたエドガーの半生

クリント・イーストウッド監督『J・エドガー』は実話。米大統領を操った男である。ケネディーの死にも関与している。ネタバレ、感想、評価。
『J・エドガー』 (138分/米/2011) 原題『J. Edgar』 アメリカの近代史はJ・エドガー無しには語れない。功績も大きいが非難の声もある。 約50年、FBI長官を務める。情報収集に全力をかけた人生。 ジョン・エドガー・フーヴァー...
スポンサーリンク

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
セバスティアン・レリオ
製作
フリーダ・トレスブランコ エド・ギニー レイチェル・ワイズ
製作総指揮
ローズ・ガーネット ダニエル・バトセック ベン・ブラウニング グレン・バスナー アンドリュー・ロウ エリック・ラウファー ジョバンナ・ランドール
原作
ナオミ・オルダーマン
脚本
セバスティアン・レリオ レベッカ・レンキェビチ
撮影
ダニー・コーエン
美術
サラ・フィンレイ
衣装
オディール・ディックス=ミロー
編集
ネイサン・ヌーゲント
音楽
マシュー・ハーバート
ロニート・クルシュカ(レイチェル・ワイズ)
エスティ・クパーマン(レイチェル・マクアダムス)
ドヴィッド・クパーマン(アレッサンドロ・ニボラ)
2017年製作/114分/PG12/イギリス
原題:Disobedience
配給:ファントム・フィルム

タイトルとURLをコピーしました