映画『ある少年の告白』LGBTへ理解を深めてくれます。ネタバレ、評価、あらすじ。

2019年製作
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『ある少年の告白』115//2018年)
原題 Boy Erased

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  1. 近年、LGBTに関する作品が多い。本作は厳格な宗教と矯正施設について深く描いている
    1. 性の対象は自由である。人間とは進化してきた生き物であることの証明である
    2. アメリカは性に対して寛大だと思っていたが、日本の方が寛大かもしれない
    3. どこの国も田舎は保守的だ。閉鎖的であるからこじ開けるのは難しい
    4. 自分の子供の性的趣向が親にとっては恥なのか、、、それが信じられない
    5. “承認”されないという苦痛から始まる
    6. 男が男に恋して何が悪い。この映画はとてもロマンティックに描かれている
    7. 矯正施設の恐ろしさを見事に描いている
    8. 矯正施設を通して初めて本当に自分に気がついた
    9. 初めての父との対話、初めての主張が少年を大人にする。父もまた成長する
    10. 本当の親子になる始まりの一歩に涙してしまった
    11. 【ルーカス・ヘッジズの他の作品】
      1. 映画『ベン・イズ・バック』
    12. 【宗教観について考える映画】
      1. 映画『歎異抄をひらく』
      2. 映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』
      3. 映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』
      4. 映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』
      5. 映画『ヒア アフター』
      6. 映画『魂のゆくえ』
      7. 映画『ある少年の告白』
      8. 映画『幸福なラザロ』
    13. 【LGBTに関連した映画】
      1. 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』
      2. 映画『ボーダー 二つの世界』
      3. 映画『グッバイ、リチャード!』
      4. 映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
      5. 映画『ペイン・アンド・グローリー』
      6. 映画『スケアクロウ』
      7. 映画『永遠に僕のもの』
      8. 映画『ロケットマン』
      9. 映画『ゴッズ・オウン・カントリー』
      10. 映画『さよなら くちびる』
      11. 映画『コレット』
      12. 映画『グリーンブック』
      13. 映画『女王陛下のお気に入り』
      14. 映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』
      15. 映画『J・エドガー』
  2. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング

近年、LGBTに関する作品が多い。本作は厳格な宗教と矯正施設について深く描いている

性の対象は自由である。人間とは進化してきた生き物であることの証明である

近年、LG BTに関する映画が非常に多いと感じている。昨年も確かにあった『バトル・オブ・ザ・セクシーズボヘミアン・ラプソディ今年は『ゴッズ・オウン・カントリー』『グリーンブック

アメリカは性に対して寛大だと思っていたが、日本の方が寛大かもしれない

この映画はキリスト教プロテスタントの一教派のバプティスト教会の話だ。この教会は同性愛を認めていない。昔から自由運動が盛んなアメリカは割と同姓愛に寛大だと思っていた。特にアーティストに同性愛者が多いからそんなに差別意識がないと思っていたが、ど根強い差別意識があるらしい。私はそれがわからなかった(日本の方がLGBTに対しての差別意識が強いと思っていたからだ)でも実際はキリスト教は性に対してとても厳格なのだ。

どこの国も田舎は保守的だ。閉鎖的であるからこじ開けるのは難しい

特に南部や中西部の田舎の方へ行けば行くほど差別意識が強い。それは黒人への差別もあるが性的マイノリティーへの差別は半端ないらしい。映画の最後にも書かれているが未だに同性愛者を矯正施設に送り指導しているらしい。それも強制的に行っているらしい。とてつもない人格心外だ。日本ではそういう施設の存在は知らない。

自分の子供の性的趣向が親にとっては恥なのか、、、それが信じられない

映画はある少年が性の対象を女性ではなく男性に向かっているということを聞いた両親が少年を強引に矯正施設へ送る。あろうことか父親はバプティスト教の厳格な牧師。同性愛を許さない宗教を信じる父親にとってはとてつもない苦痛であり、世間に対して申し訳が立たない。男は男らしく、女は女らしくと言うのはどうも世界共通らしい。しかし少年は施設に入ってもやはり自分の性の対象が男であるという事実を変えることが出来ない。

“承認”されないという苦痛から始まる

なぜ彼がそうなったかはわからないが。それは生まれながらの性でもあるし、生きながら対象が変わることもあるのだ。そうなった場合の苦しみは半端ないだろう。周りが皆同じように同性愛者ならまだ良いが、誰もいない、もしくは認めてくれないのであるなら、自分の存在理由を否定された気持ちになるだろう。LGBTの苦しみは正に承認されないという苦痛から始まるのだ。これを乗り越えるのは自分だけの力では無理だ。両親、兄弟などの家族から友人、そして町の人々の理解を得られないと難しい。本当に大きな壁だ。

男が男に恋して何が悪い。この映画はとてもロマンティックに描かれている

彼が女性に対してはあまり興味をそそられなかった場面も上手に描かれている。アメリカでは誰もが楽しくハッピーであるハイスクールパーティー際に、女の子と一線を越えそうな瞬間にためらいやめてしまう。この場面はドキドキしながらも彼の心が揺れ動く繊細な様子がエキゾチックに描かれていると思う。そして大学に入ってからハンサムな少年と出会う。二人は接近する。この場面を観ると恋には男も女も関係ないのだと思えるほど、ドキドキするのだ。実に上手い。

矯正施設の恐ろしさを見事に描いている

さて、矯正施設は本当にひどい。自由など無い。トイレに行くのも監視付きだ。同じように送られてきた少年らと集団で何やら暗唱させられたり、自分の性癖とか出自について発表する、いわば自己批判までさせられる。心の清算という言葉がよく出てくる。うまい騙し言葉を作ったものだ。「生まれながらのアメフト選手はいないだろう。君たちは生まれた時は正常であったが、何かの影響でおかしくなった」という意味だ。最初はたった2週間ではあるが、効果がなければ更に厳しい施設に1年間ぐらい閉じ込められるそうだ。

矯正施設を通して初めて本当に自分に気がついた

そしてこの施設で自殺も起きてしまう。さすがに少年は耐えられなくなり施設を出る決意をする。母親は理解して助けてくれた。数年後、少年はこの施設で経験したことを新聞に投稿した。そして書籍化されることを伝えに両親の元へ帰る。母親は変わっていた。教会にはもう行っていない。父は少年と目を合わせようもしない。まだ同性愛者への理解はないらしい。少年は父に伝える。自分の性のこと、そして教会を暴露することを。

初めての父との対話、初めての主張が少年を大人にする。父もまた成長する

そして「父さんは何も僕のことをわかってくれない。自分のことしか考えていない」父は答えルことが出来ない。自分の息子がゲイであり、しかも自分たちの教会のことを暴露するからだ。しかし救いがある。少年は父に僕のことをわかってくれと告げる。父は「わかった努力してみる」と答える。この父の言葉にやっと光明が見えるのだ。それまで父親に対して意見もましてや文句も言えなかった少年が成長した証拠だ。そして父も古い固定概念に囚われていたことを拭い去る瞬間が見えたのだ。

本当の親子になる始まりの一歩に涙してしまった

この映画のメッセージはここに全て詰まっていると思う。人間は成長し変わることが出来る生き物なのだ。変わることによって新たに生まれる良好な未来があるのだ。そして本当の親子というものが築かれるのだ。この映画はそういった意味で素晴らしい。

*余談であるがニコール・キッドマンとラッセル・クロウの変わり様がすごい。お互い確かに歳をとったが、キッドマンのあの美しさどこへ行ったのだろうか、、、。クロウの逞しさもどこいったのか、、、などと感じながら見てしまった。

【ルーカス・ヘッジズの他の作品】

映画『ベン・イズ・バック』

ジュリア・ロバーツの母性愛が凄まじい

https://undazeart.com/benisback/

【宗教観について考える映画】

映画『歎異抄をひらく』

親鸞聖人の考えをわかりやすく映画にしました

映画『歎異抄をひらく』親鸞聖人を読み解く時代 石坂浩二 ネタバレ・あらすじ・感想・評価 生きる意味とはなんだ!
人はなぜ生きているのか?という問いに立ち止まる時がある。多くは人生の終盤を迎えて過去を振り返ることで“死”の準備をしている気がする。本作は『歎異抄をひらく』はそう言う疑問に答えている。親鸞聖人の弟子たちが書き残した名著をわかりやすくアニメで説明している。人間は誰もが悪人であると言うショッキングな言葉から始まる。

映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』

ヒンディー教徒とイスラム教徒の心温まる物語

笑いと涙『バジュランギおじさんと、小さな迷子』サルマン・カーンが贈るインドとパキスタンの和平への道 ネタバレ、感想
インドとパキスタンはかつては一緒の国だった。それがイギリス没落と共に双方が独立することになった。これが悲劇を生み出したと言われている。確かに宗教の違いは大きい。ヒンズーとイスラム。しかし両者は数百年も平和に共存していたのだ。それがなぜ争うことになったのかをこの機会で考えてほしい。争いの原点を知れば世界の仕組みもわかってくる。

映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』

宗教上の問題で女性の性がタブーとされている

映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』は愛妻家の鏡。女性の地位向上に貢献。作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・評価
『パッドマン 5億人の女性を救った男』(137分/印/2018) 原題  『Padman』 宗教的な理由で生理用品が使えない人たちが未だに多くいる。一人の男がタブーを破って挑戦した勇気はインドに光を与えた。パッドマンは英雄だ。 最初は愛する...

映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』

この世は宗教とか哲学とか概念など越えた進歩しなければ、、、

映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』中国の現代美術家・社会運動家のアイ・ウェイウェイが世界を漂流する
中国人現代美術家であり人権活動家のアイ・ウェイウェイ(艾未未)が世界の難民施設を撮影する。映像は固定ショットが多く美しい。しかしこう言った映画に美しさは必要かどうかについて疑問を感じる。難民の現状を映し出すがどこか無機質に感じる。傍観者になりそうだ。

映画『ヒア アフター』

臨死体験でたどり着いた独特の世界観

映画『ヒア アフター』の津波はCG。クリント・イーストウッドは来世を描く。来世への入り口で彷徨う人。感想、ネタバレ、感想。
死後の世界はあるのだろうか。いわゆる来世である。人間は死んでからの世界を想像している。つまりいつまでも“生きていたい”のだ。永遠の命が欲しいと言う想いから生まれた想念だが、実際に臨死体験をすると死後の世界があるように思えてくる。この作品は三人の青年、少年、女性が死についての想いを巡らせることで自らの人生を考えるものだ

映画『魂のゆくえ』

キリスト教の牧師が禁断の恋に挑む

イーサン・ホーク主演『魂のゆくえ』はポール・シュレイダー監督最高傑作。『地球のゆくえ』とも言える作品である。ネタバレ・あらすじ・評価
ポール・シュレイダー監督作品。50年の構想を得て書き上げた脚本を自ら監督した映画。教会の牧師があバリーコーガンつ夫婦との出会いによって自らのアイデンティティーについて深く考える。また自分のせいで戦死した息子への悔恨の思いが強く、自身も死へと向かう刹那的な物語だ。人間のせいで地球は破壊へと向かう。それを止めるべく取った行動とは、、、。

映画『ある少年の告白』

父親が牧師。でも自分がゲイであることに悩み、生き方を見つける

映画『ある少年の告白』LGBTへ理解を深めてくれます。ネタバレ、評価、あらすじ。
近年LGBTに関する映画が多く公開されている。今まで差別されてきた歴史もあるが、なぜこれほど多作されているのかを考えてみる。特にアメリカでは性的マイノリティーへの差別意識が高いことに改めて驚いた。その背景にはキリスト教プロテスタントの一派であるバプティスト教会の影響が大きい。本作を観ることでトランプ大統領とアメリカが観えてくる。

映画『幸福なラザロ』

悲しきラザロの物語

イタリア映画『幸福なラザロ』の純粋無垢な瞳に癒される。宗教的な内容もあるが理解できる。ネタバレ、評価。
映画『幸福のラザロ』はイエスの友人であり聖人のラザロを現代に蘇らせ、人間とは何か?人間はなぜ生まれて、どこを目指し、なぜ死んでいくのかを刹那的に描いた作品である。ラザロ演じるアドリアーノ・タルディオーロの純粋無垢な瞳が切ない。人のためならどんな苦行でも行う自己犠牲の精神に心が揺り動かされる。宗教的なメッセージは深く勉強になる。

【LGBTに関連した映画】

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』

宗教よりやっぱり「あなたが大事」なんです

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』ネタバレ・あらすじ・感想。性を選択できる自由がある。LGBTQと多様性の時代。
映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』ネタバレ・あらすじ・感想。性を選択できる自由がある。LGBTQと多様性の時代。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の作品情報・概要 『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』原題『Disobedience』2017年に制作された愛米英合作のドラマ映画である。セバスティアン・レリオ監督作品。主演はレイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムス。本作はナオミ・アルダーマンが2006年に上梓した小説『Disobedience』を原作としている。厳格なユダヤ教徒の女性の恋愛物語。もはや人間において性を分ける必要はない。

映画『ボーダー 二つの世界』

新しい「性」の世界を描いています

映画『ボーダー 二つの世界』あらすじ・ネタバレ・作品情報・感想・評価。LGBTをも凌駕した多様性の映画。美しい心になれる映画
映画『ボーダー 二つの世界』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館情報を記載しています。またネタバレ・あらすじ・感想・評価・まとめについても書いています。北欧デンマークから新たな映画が届きました。監督はイラン系デンマーク人です。容姿による差別・偏見、さらに性差別の問題についても大きなメッセージを感じ取ります。多様性の時代が到来しました。認め合うことが21世紀を生きるテーマ。

映画『グッバイ、リチャード!』

初めて男性と愛し合うジョニー・デップ

映画『グッバイ、リチャード!』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。ジョニー・デップの「終活物語」愛する妻子に「心からありがとう」DV表現一切ナシ。
映画『グッバイ、リチャード!』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。ジョニー・デップの「終活物語」愛する妻子に「心からありがとう」DV表現一切ナシ。映画『グッバイ、リチャード!』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『グッバイ、リチャード!』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『グッバイ、リチャード!』の作品情報・概要『グッバイ、リチャード!』原題『The Professor』2018年に公開されたアメリカ合衆国のドラマ映画である。ウェイン・ロバーツ監督作品。主演は『ギルバート・グレイプ』『デッドマン』『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』などのジョニー・デップ。共演は『ラ・ラ・ランド』『ポルターガイスト』のローズマリー・デウィット、『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』 『ゾンビランド:ダブルタップ』のゾーイ・ドゥイッチ。

映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』

卒業前夜に「彼女に愛を告げた」でも振られた

映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。「ガリ勉女子高生」の大逆襲!抱腹絶倒&お涙頂戴映画!
映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。「ガリ勉女子高生」の大逆襲!抱腹絶倒&お涙頂戴映画!映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の作品情報・概要『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』原題『Booksmart』2019年公開のアメリカ合衆国の青春映画。『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』『リチャード・ジュエル』出演女優オリヴィア・ワイルドの監督デビュー作品。女優のみならず演出の才能もあることを披露。主演は『レディ・バード』のビーニー・フェルドスタインと『デトロイト』『ビューティフル・ボーイ』のケイトリン・ディーヴァーが務める。「ガリ勉女子」という設定に全米が熱狂&狂喜した。  

映画『ペイン・アンド・グローリー』

ずっと昔愛した人と再会して「再び生きる」気持ちになれた

映画『ペイン・アンド・グローリー』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。“痛み”を乗り越えた先に「人生は輝く」ペドロ・アルモドバル監督の自伝的映画。
映画『ペイン・アンド・グローリー』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。“痛み”を乗り越えた先に「人生は輝く」ペドロ・アルモドバル監督の自伝的映画。 映画『ペイン・アンド・グローリー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ペイン・アンド・グローリー』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ペイン・アンド・グローリー』の作品情報・概要『ペイン・アンド・グローリー』原題『Dolor y gloria』英題『 Pain and Glory』2019年のスペインのドラマ映画。ペドロ・アルモドバル監督・脚本作品。アントニオ・バンデラス主演。ペネロペ・クルス、アシエル・エチェアンディア、レオナルド・スバラーリャ、ノラ・ナバス、フリエタ・セラーノ共演。第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、バンデラスが男優賞を受賞した。ペドロ・アルモドバルの自伝的要素が色濃く反映されている。母の死によって心身ともに満身創痍になった映画監督が復活への道を歩むまでを過去を回想しながら描いている。過去が栄光なら現在は痛み。

映画『スケアクロウ』

純愛なる男同士の愛の物語

映画『スケアクロウ』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。ジーン・ハックマンvsアル・パチーノでカンヌでパルム・ドール獲得。アメリカン・ニューシネマ代表作。
映画『スケアクロウ』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。ジーン・ハックマンvsアル・パチーノでカンヌでパルム・ドール獲得。アメリカン・ニューシネマ代表作。 映画『スケアクロウ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『スケアクロウ』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『スケアクロウ』の作品情報・概要『スケアクロウ』原題『Scarecrow』1973年公開のアメリカ映画。製作会社はワーナー・ブラザース。ジェリー・シャッツバーグ監督作品。主演はジーン・ハックマンとアル・パチーノ。題名は日本語で「案山子」とか「みすぼらしい人」あるいは「痩せ衰えた人」という意味。第26回カンヌ国際映画祭においてパルム・ドールと国際カトリック映画事務局賞をダブル受賞。アメリカン・ニューシネマの中で異色の部類に入る作品。

映画『永遠に僕のもの』

彼の心が欲しい美しすぎる犯罪者の恋物語

映画『永遠に僕のもの』実話はロレンソ・フェロ&チノ・ダリンの純愛ゲイ物語。作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・評価。ペドロ・アルモドバル製作
1971年、アルゼンチンで起きた凶悪事件をモチーフに描かれています。犯人は若く美しい少年であった。残虐な手口ががさらに神秘性を高めた。本作はペドロ・アルモドバルが製作し、主演に新鋭ロレンソ・フェロを迎えて作られました。すでにアルゼンチンでは大ヒットしています。本作のテーマにはLGBTQへの理解も込められています。

映画『ロケットマン』

性について悩むエルトン・ジョンの魂の叫びが聞こえます。

エルトン・ジョン伝記映画『ロケットマン』はカミングアウトする勇気&愛の尊さを世界に歌う。作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・評価
エルトン・ジョンは世界的に有名なミュージシャンである。彼の人生は波乱万丈であるが、命が救われたのは彼が真の愛を諦めずに探したからだろう。ゲイであることを世界にカミングアウトした勇気。ドラッグ、アルコール依存症からの復活。そして結婚、更に子どもをもうけるなど今ではとても幸せだ。本映画はミュージカルとなっておりとても楽しく観ることができる。

映画『ゴッズ・オウン・カントリー』

本当に美しい若い二人の恋物語です

美しきゲイ映画『ゴッズ・オウン・カントリー』LGBTの差別・偏見なき世界を願う名作。作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・評価・内容
イギリス、ヨークシャーで家業の牧場で日々働く青年ジョニーは毎日鬱屈した日々を過ごしている。時折街出て、男を買う。ある日、ルーマニアから来た青年と出会い、恋に落ちる。彼との出会いで鬱屈した生活から抜け出し、仕事にも人生にも前向きに生きていくことを決意する。愛があれば恋愛は異性であろうと同姓であろうと関係ない。

映画『さよなら くちびる』

主人公のハルは自身の性に悩みながら音楽活動をしている、彼女が思いを寄せる女性はすでに、、、、。

映画『さよなら くちびる』青春エネルギー濃厚 ネタバレ・あらすじ・評価・成田凌 門脇麦 小松菜奈の演技が最高潮 音楽映画
ハルとレオ。二人はアルバイト先で出会い、音楽ユニットを結成する。ハルはレオにギターを教えて路上で歌う。評判となり全国へライブ活動に出かける。マネージャーとしてシマが加わる。しかし二人の関係は悪化し、解散の決意をする。3人は最後のツアーをするが、ハルレオの人気が火がついてしまう。解散するか継続か、3人は悩む。青春音楽物語。

映画『コレット』

フランスの女流作家の波乱万丈の人生を描いている。半世紀前に勇気を出して同性愛を告白した女性。

映画『コレット』ネタバレ、あらすじ。女流作家シドニー=ガブリエル・コレットを演じるキーラ・ナイトレイの演技は絶品。女性の挑戦、勇気、希望の映画です。
今だに女性の社会進出を歓迎しない男は多い。世界的な女性作家シドニー=ガブリエル・コレットでさえも夫の強制により社会に出る機会を長く待った。この物語は文才のないダメ夫に嫁いだばかりに、作家としての才能を開花する女性の物語である。同時に女性の権利を広く訴えることでフランス女性たちに勇気と希望を与えた人生をつぶさに描いている。

映画『グリーンブック』

有名な黒人ピアニストが人種差別を戦う過程で自身のセクシャリティーを告白している。

2019年アカデミー賞 三部門受賞!納得『グリーンブック』は実話の男の友情物語。感想、評価、ネタバレ
この映画は天才黒人ピアニストが危険を承知の上で南部アメリカを旅することで人種差別撤廃を訴えている。共に旅するのが、陽気なイタリア人の用心棒。凸凹コンビが織りなすドラマに涙する。喜怒哀楽は元より、差別と言う醜い人間の感情を撤廃しなければ幸せな未来は訪れないと痛感させる映画である。人間は本音で話し合えば仲良くなれるのだ。

映画『女王陛下のお気に入り』

イギリス王室の物語。アン王女と侍女の関係を描いている。

映画『女王陛下のお気に入り』は豪華絢爛なセットと衣装に大英帝国と言う時代が見える。エマ・ストーンが美しい。感想とネタバレあり。
イギリス王朝を舞台にした映画である。王朝物はたくさんあるが、本作のアン王女には可愛げが全くない。人間の持つ本性とは権力を手に入れるとこれほどまでに醜くなるのかを痛切した。高い場所から見下すことで自己のアイデンティティーを保っているように見える。またアン王女に取り付く侍女たちも権力を宝石の如く手に入れようとする。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

アメリカ女子テニスのスーパースターが性差別撤廃に向けて戦う。自身も同性愛者とカミングアウトする。

世紀の対決『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』この一戦から女性の地位が向上した
『バトル・オブ・ザ・セクシーズ 』(122分/米/2017) 原題  『Battle of the Sexes』 女性の地位向上と男女差別是正を目指したテニス選手の物語でもあるが、LGBTへの理解を世界に示した勇気ある女性の物語である。 ア...

映画『J・エドガー』

長年FBIを務めたエドガーの半生

クリント・イーストウッド監督『J・エドガー』は実話。米大統領を操った男である。ケネディーの死にも関与している。ネタバレ、感想、評価。
『J・エドガー』 (138分/米/2011) 原題『J. Edgar』 アメリカの近代史はJ・エドガー無しには語れない。功績も大きいが非難の声もある。 約50年、FBI長官を務める。情報収集に全力をかけた人生。 ジョン・エドガー・フーヴァー...
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映画のことなら映画.comより引用

スタッフ
監督 ジョエル・エドガートン
製作 ケリー・コハンスキー=ロバーツ スティーブ・ゴリン ジョエル・エドガートン
製作総指揮 レベッカ・イェルダム ナッシュ・エドガートン トニー・リップ  キム・ホジャート アン・ロアク
原作 ガラルド・コンリー
脚本 ジョエル・エドガートン
撮影 エドゥアルド・グラウ
美術 チャド・キース
衣装 トリッシュ・サマービル
編集 ジェイ・ラビノウィッツ
音楽 ダニー・ベンジー ソーンダー・ジュリアーンズ

キャスト
ルーカス・ヘッジズジャレッド・イーモンズ
ニコール・キッドマンナンシー・イーモンズ
ジョエル・エドガートンヴィクター・サイクス
ラッセル・クロウマーシャル・イーモンズ
フリーブランドン
ジョー・アルウィンヘンリー
グザビエ・ドランジョン
トロイ・シバンゲイリー
デビッド・ジョセフ・クレイグマイケル
チェリー・ジョーンズマルドゥーン医師
セオドア・ペレリンゼイヴィア

作品デー
原題 Boy Erased
製作年 2018
製作国 アメリカ
配給 ビターズ・エンド、パルコ
上映時間 115
映倫区分 PG12

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