ドキュメンタリー映画『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』戦争にはステータスが必要だった。ネタバレ、感想

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2019年製作

http://hitlervspicasso-movie.com

『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』(97分/伊・仏・独/2018)

原題 Hitler contro Picasso e gli altri

監督 クラウディオ・ポリ

毎年必ずと言っていいほど、ヒトラーに関わる映画が公開される。もう何年もだ。それだけヒトラーが世界に与えた影響が多いということだ。これだけ映画の題材になるということは戦争とは不幸を永遠に作り出すという証明だ。また二度と戦争を起こしてはいけないというメッセージとして映画は有効的だ。

この映画はヒトラーが故郷のリンツにルーブル博物館に勝る美術館を作るべく、ヨーロッパ各地から多種多様な芸術作品を集め、それがどのような末路を迎えたかを追いかけたドキュメンタリーである。約60万点を集めた。多くは回収されたが未だ10万点は行方不明だ。破壊されたのか燃やされたのか、あるいは誰かが隠し持っているのかもわからない。

ヒトラーとナチスドイツは何故、美術品を集めたかの答えは単純だ。今でいうセレブになるためだ。芸術はステータスを上げるのだ。ナチスの権威と誇りと地位をあげて、国民にプロパガンダしたかったのだ。集め方は強奪もしたし、安価で買い取ったりした。映画を観ていると、ヒトラーとゲッペルスの収集争いが面白い。互いに一番価値のある作品をとにかく手に入れようと躍起だ。彼らは本当に芸術好きであったかわからないが、無闇に捨てたりしていないので少しは救われる。

全編に渡って多くの名画が映し出される。同時に白黒映像でヒトラーや戦争の様子も映し出される。現実で起きた戦争は白黒の色のない世界で、想像された美術品は鮮やかな色彩という対比で描いている。ゆえに実際に起きた白黒の時代の方が心に残るような気がした。

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映画のことなら映画.comより引用

スタッフ
監督 クラウディオ・ポリ
製作総指揮 ベロニカ・ボッタネッリ
原案 ディディ・ニョッキ
脚本 サビーナ・フェデーリ 
アリアンナ・マレリ
編集 クラウディオ・ポリ
音楽 レモ・アンツォビーノ
字幕監修 中野京子

キャスト
トニ・セルビッロ

作品データ
原題 Hitler contro Picasso e gli altri
製作年 2018
製作国 イタリア・フランス・ドイツ合作
配給 クロックワークス、アルバトロス・フィルム
上映時間 97
映倫区分 G

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