映画『空母いぶき』は忖度映画である。ネタバレ、感想、評価、残念。

2019年製作
スポンサーリンク

映画『空母いぶき』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『空母いぶき』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。

『運だぜ!アート』ツイッターアカウント

映画『空母いぶき』公式サイト
映画『空母いぶき』公式サイト。主演・西島秀俊、佐々木蔵之介。5.24 全国公開

映画『空母いぶき』(134分/日本/2019)

スポンサーリンク
  1. 映画『空母いぶき』の作品情報
  2. 映画『空母いぶき』の作品概要
  3. 映画『空母いぶき』のあらすじとネタバレ
  4. 映画『空母いぶき』の感想・内容
    1. クランクインしてから脚本が手直しされたのだろうか
    2. 同調圧力に屈したのか、権力に忖度したのか、、、
    3. 真の映画人は忖度しない
  5. 映画『空母いぶき』の結末・評価
    1. 表現の自由が失われてしまう危惧感
    2. 隙間だらけになった脚本を埋めるための配役なのではないか
  6. 映画『空母いぶき』まとめ 一言で言うと!
  7. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
  8. 合わせて観たい映画
    1. 【軍隊に関する映画】
      1. 映画『愛と青春の旅だち』
      2. 映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』
      3. 映画『ゴッドファーザー』
      4. 映画『硫黄島からの手紙』
      5. 『アメリカン・スナイパー』
    2. 【戦争に関する映画】
      1. 映画『この世界の片隅に』
      2. 映画『硫黄島からの手紙』
      3. 映画『父親たちの星条旗』
      4. 映画『名もなき生涯』
      5. 映画『1917 命をかけた伝令』
      6. 映画『彼らは生きていた』
      7. 映画『ジョジョ・ラビット』
      8. 映画『プライベート・ウォー』
      9. 映画『アルキメデスの大戦』
      10. 映画『芳華-Youth-』
      11. 映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』
      12. 映画『愛と死の記録』
      13. 映画『あゝひめゆりの塔』
      14. 映画『父と暮せば』
      15. 映画『絶唱(1975)』
      16. 『アメリカン・スナイパー』
  9. 映画『空母いぶき』の作品情報

映画『空母いぶき』の作品情報

【原題】
空母いぶき
【製作年】
2019年
【製作国】
日本
【上映時間】
134分
【日本公開】
2019年
【原作】
かわぐちかいじ
【監督】
若松節朗
【脚本】
伊藤和典 長谷川康夫

【キャスト】
西島秀俊
佐々木蔵之介 本田翼 小倉久寛 高嶋政宏 玉木宏 戸次重幸
市原隼人 堂珍嘉邦 片桐仁 和田正人 石田法嗣

【HPサイト】
映画『空母いぶき』公式サイト
【予告映像】
映画『空母いぶき』トレーラー

スポンサーリンク

映画『空母いぶき』の作品概要

日本がもし他国によって軍事攻撃されたどうするか?をテーマにした作品。原作者のかわぐちかいじさんの意図が全く反映されていない。

スポンサーリンク

映画『空母いぶき』のあらすじとネタバレ

南西諸島を航行中の空母いぶきが東亜連邦という新興国に攻撃された。憲法遵守の元、攻撃する。

スポンサーリンク

映画『空母いぶき』の感想・内容

クランクインしてから脚本が手直しされたのだろうか

俳優にとって出演する映画を選ぶと言うことはとても重要だ。

まず良い作品になる、ならないかは設計図である脚本の良し悪しで決まると言って良い。その設計図をちゃんと読むことができるのが良い俳優の証と言える。

だから伸びない俳優は脚本を読めない俳優とレッテル貼られ、声もかからないと言う悪循環に陥る。

西島さんは優秀な俳優だ。

勝手な予想だが、初期の脚本を読んで出演をオッケーしたが、それからすったもんだの繰り返しで、改定された脚本になったのではないか。

西島さんもどうしようなかったと思いたい。

同調圧力に屈したのか、権力に忖度したのか、、、

この映画は正直言ってクソみたい脚本だ。

何も描かれていない。まず政府の忖度し過ぎている映画だ。

政府のご機嫌を損ねないように必死に作った、と言う印象しか受けない。おそらくであるが、今夏、衆参同時選挙が行われる可能性が高い。

もし与党が圧勝すれば一気に改憲へと進むだろう。

政府としては長年の夢であった日本独自の憲法を持つことになる。

であるから本作に於いて自衛隊は絶対に先制攻撃をしない、専守防衛に徹する。

そして攻撃された際の事実を重ねて“戦闘”を行うことに徹している。ちなみ戦闘と戦争は違うそうだ。前者は自衛隊が戦うモノで、後者は国家が戦うことを意味するそうだ。人を殺すことには同じだが、、、。

もし先制攻撃、あるいは既成事実が曖昧のまま攻撃した際は憲法違反になると言う束縛された世論に裁かれる憂いもあるからだ。

はっきり言ってしまえば誰も責任を取りたくないからだ。

真の映画人は忖度しない

この無責任の空気感がこの映画には漂っているから駄作になってしまったのだ。

プロデューサーを始め、出資者たち製作者サイドの姿勢と思考が忖度という無責任なチャネルを作ってしまった。

無論、犠牲者は俳優である。主演の西島さんはとても良い俳優だ。

何と言っても彼はテレビではなく映画でずっと活躍してきた。映画を愛しているからこそ私は応援しているのだ。

でもだ、本作は俳優たちとは違う次元の人たちの知性も教養の皆無どころか、この映画がどっち転ぼうと構わない、転んだ方で利用するだけという貧困なる精神が駄作になった所以と言えるのだ。

例えば『バイス』を観て欲しい。一切の忖度がない。とても勇気あるアメリカの映画人たちの素晴らしい作品だ。

スポンサーリンク

映画『空母いぶき』の結末・評価

表現の自由が失われてしまう危惧感

はっきり言ってしまえば、本作で伝えるメッセージは「改憲に賛成」もしくは「改憲に反対」だけで良いのだ。

宣言すれば良いのだ。

映画という芸術はそういう役目を持っているのだ。こういう時代は曖昧にしてはいけないのだ。

もし後者を宣言したなら、今後の映画製作に暗雲がかかると心配するなら映画をやらなければ良い。今年観た『この道』を見習って欲しい。完全なる反戦映画だ。『ソラーキンの見た桜』も反戦映画だ。だからこそ本作は追従して欲しかった。

だからこそ、表現の自由が遵守されている国であることを今一度、確認しておきたい。

隙間だらけになった脚本を埋めるための配役なのではないか

さて、一応映画についての感想を書いておく。

まず不要というか違和感を覚えたのはコンビニ店長、中井貴一を取り巻く人たちの関係性である。全くストーリーに関係ない。

一瞬、自衛隊員の家族、もしくは恋人なのかと勝手に想像したが何も繋がりがない。であるから削除で良い(中井貴一が出演している理由はおそらく今夏公開される『記憶にございません!』への忖度だろう)

もう一つ、記者二人が空母に乗船しているが、彼らの役割が希薄すぎる。

どう見てもジャーナリストではない。

真のジャーナリストであるなら監禁状態を力づくで抜け出し艦内をカメラを振り回し取材するべきである。

艦長と激しく争うくらいの演出があれば良かったがまるでない。何もせず監禁状態でいる腰抜けジャーナリストなど見たくない。

こんな良いなりの牧羊みたいに口をポカーンと開けているだけの記者は不要である。であるからこちらも削除。

結果的に隙間だらけの脚本ってことを露呈している。

そしてもう一つとても大切なことがある。

製作者たちは原作者のかわぐちかいじさんへの尊敬の念を持っているのだろうか。

原作とは似てもいつかない作品になってしまった。

それが最大の侮辱だ。制作費は回収できるだろう、でも映画に対して不信感を抱いた人は帰ってこない。失ったものは大きいことを認識しなければいけない。

スポンサーリンク

映画『空母いぶき』まとめ 一言で言うと!

映画は忖度しない崇高な芸術である!

スポンサーリンク

『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング

【ネタバレ考察】映画『愛と青春の旅だち』あらすじ「ラストの主題歌で感涙」感想「フォーリー軍曹はアカデミー賞受賞」結末
映画『ホタル』ネタバレ・あらすじ「高倉健さん悲痛」「反日メディア製作の虚飾映画」感想「特攻の母も泣いている」結末
映画『鉄道員(ぽっぽや)』ネタバレ・あらすじ「高倉健さんと小林稔侍さんの“友情”」感想「昭和の男の生き様あり!」結末。
映画『エリカ38』実話・ネタバレ・あらすじ・感想 浅田美代子の詐欺師が最高!
映画『閉鎖病棟 それぞれの朝』ネタバレ・あらすじ・結末。正義の男「鶴瓶に乾杯」に涙する綾野剛と小松菜奈。
映画『ペイルライダー』ネタバレ・あらすじ・感想。『シェーン』と『荒野のストレンジャー』の合わせ技であるが、名作『許されざる者』への重要な映画である。
映画『真昼の死闘』ネタバレ・あらすじ・感想。「絶好調」クリント・イーストウッド&「世界的大女優」シャーリー・マクレーンとの珍道恋愛映画。
映画『ボディガード(1992)』ネタバレ・あらすじ。ホイットニー・ヒューストンの「歌を聴く映画」感想「ケビン・コスナー役得」結末は「オールウェイズ・ラヴ・ユー」です。
映画『エデンの海(1976)』ネタバレ・あらすじ山口百恵「オシッコ出てる」樹木希林「パンツ売ってください」感想「LGBTQには苦痛な作品」結末
映画『荒野のストレンジャー』あらすじ・ネタバレ・感想。クリント・イーストウッド最初の西部劇映画は謎解き満載
スポンサーリンク

合わせて観たい映画

【軍隊に関する映画】

映画『愛と青春の旅だち』

リチャード・ギアとデブラ・ウィンガーが愛を育む

【ネタバレ考察】映画『愛と青春の旅だち』あらすじ「ラストの主題歌で感涙」感想「フォーリー軍曹はアカデミー賞受賞」結末
【ネタバレ考察】映画『愛と青春の旅だち』あらすじ「ラストの主題歌で感涙」感想「フォーリー軍曹はアカデミー賞受賞」結末・ 歌詞・名言・テーマ曲と音楽の紹介。映画『愛と青春の旅だち』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『愛と青春の旅だち』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『愛と青春の旅だち』の作品情報・概要『愛と青春の旅だち』原題『An Officer and a Gentleman』1982年のアメリカの青春恋愛映画。テイラー・ハックフォード監督作品。リチャード・ギア主演。デブラ・ウィンガー、デビッド・キース、リサ・ブロント共演。鬼軍曹フォーリーを演じたルイス・ゴセット・ジュニアが1982年度アカデミー助演男優賞を受賞している。主題歌『愛と青春の旅だち』もアカデミー歌曲賞を受賞している。ジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズが歌った。本映画の成功は『トップガン』製作の後押しになったと言われている。

映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』

クリント・イーストウッドが「ポンコツ」を育ててグレナダへ

映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッド「ポンコツ集団」とグレナダ侵攻で大活躍。
映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』ネタバレ・あらすじ・感想。クリント・イーストウッド「ポンコツ集団」とグレナダ侵攻で大活躍。映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』の作品情報・概要『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』原題『Heartbreak Ridge』1986年公開のアメリカ映画。クリント・イーストウッド監督・主演。戦争帰りの兵士が鬼教官となって若者を?兵士として教育していく。その過程で若いエリート上官との諍いや、元妻への愛を絡めて進行していく。当初「ポンコツ」だった若者と一緒にグレナダへ行って戦うことで若者の成長を描いている。

映画『ゴッドファーザー』

アル・パチーノ演じるマイケルは軍隊帰りの好青年だった

映画『ゴッドファーザー』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。コッポラvsブランドvsパチーノが描く「家族愛」世界最高映画。支配の先に光は見えず。
映画『ゴッドファーザー』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。コッポラvsブランドvsパチーノが描く「家族愛」世界最高映画。支配の先に光は見えず。 映画『ゴッドファーザー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ゴッドファーザー』の作品情報・概要 ゴッドファーザー』原題『The Godfather』1972年に公開されたアメリカ映画。フランシス・フォード・コッポラ監督作品。マーロン・ブランド主演。マリオ・プーゾの小説『ゴッドファーザー』を映画化。公開されるや否や大ヒット。当時の興行記録を塗り替える。第45回アカデミー賞でアカデミー賞で「作品賞・主演男優賞・脚色賞」を受賞した。1990年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された。当時としてはタブーであったマフィアネタを映画として真正面から扱った画期的な作品。マーロン・ブランドは落ち目であったが本作出演で絶対的な地位を確立した。

映画『硫黄島からの手紙』

二宮くんは故郷に残した妻子に生還を誓う

映画『硫黄島からの手紙』ネタバレ・あらすじ・感想。二宮和也が役者になった映画。イジケっぷりが最高。
映画『硫黄島からの手紙』ネタバレ・あらすじ・感想。二宮和也が役者になった映画。イジケっぷりが最高。映画『硫黄島からの手紙』の作品情報・概要『硫黄島からの手紙』原題『Letters from Iwo Jima』2006年のアメリカ合衆国の戦争映画。『父親たちの星条旗』(原題『Flags of Our Fathers』)と企画された「硫黄島プロジェクト」の日本側視点の作品となる。栗林忠道陸軍大将が本土の妻子に当てた手紙『「玉砕総指揮官」の絵手紙』(栗林忠道・著 吉田津由子・編)に基づいて脚本を練られている。監督は『父親たちの星条旗』と同じくクリント・イーストウッド。

『アメリカン・スナイパー』

クリント・イーストウッド監督『アメリカン・スナイパー』実話は映画史上最高傑作の反戦映画である。ネタバレ、感想、評価
クリント・イーストウッドは多くの戦争映画を制作している。西部劇作品も一貫して戦争映画だ。『許されざる者』『ミスティック・リバー』『ミリオンダラー・ベイビー』も戦争映画だ。そして本作はおそらくイーストウッド自身ストレートに描いた最高傑作の反戦映画であると言える。事実、アメリカの戦争映画の興行収入の記録を作った。そこに反戦の事実がある。

イラク戦争で「スナイパー」として活躍したが、、、

【戦争に関する映画】

映画『この世界の片隅に』

戦争映画の認識を変えた名作

映画『この世界の片隅に』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。こうの史代+片渕須直×のんちゃんで邦画史上最高映画決定!「いま“片隅”にある平和に感謝したい」
映画『この世界の片隅に』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。原作こうの史代+片渕須直×のんちゃんで邦画史上最高映画決定!「いま“片隅”にある平和に感謝したい」映画『この世界の片隅に』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『この世界の片隅に』公式サイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 映画『この世界の片隅に』の作品情報・概要『この世界の片隅に』(このせかいのかたすみに)作家・こうの史代の同名漫画を映画化。『アリーテ姫』『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督・脚本の長編アニメーション映画。資金調達に困窮し、クラウドファンディングを募って資金を集める。2016年11月12日に日本国内63館で封切られた。しかしすぐに公開規模を累計484館(2019年10月31日時点)まで拡大してロングランとなる。

映画『硫黄島からの手紙』

二宮和也の名演が素晴らしい

映画『硫黄島からの手紙』ネタバレ・あらすじ・感想。二宮和也が役者になった映画。イジケっぷりが最高。
映画『硫黄島からの手紙』ネタバレ・あらすじ・感想。二宮和也が役者になった映画。イジケっぷりが最高。映画『硫黄島からの手紙』の作品情報・概要『硫黄島からの手紙』原題『Letters from Iwo Jima』2006年のアメリカ合衆国の戦争映画。『父親たちの星条旗』(原題『Flags of Our Fathers』)と企画された「硫黄島プロジェクト」の日本側視点の作品となる。栗林忠道陸軍大将が本土の妻子に当てた手紙『「玉砕総指揮官」の絵手紙』(栗林忠道・著 吉田津由子・編)に基づいて脚本を練られている。監督は『父親たちの星条旗』と同じくクリント・イーストウッド。

映画『父親たちの星条旗』

アメリカ側から見た硫黄島

映画『父親たちの星条旗』ネタバレ・あらすじ・感想。“硫黄島の戦い”英雄にされた三者三様の人生を描く。
映画『父親たちの星条旗』ネタバレ・あらすじ・感想。“硫黄島の戦い”英雄にされた三者三様の人生を描く。 映画『父親たちの星条旗』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『父親たちの星条旗』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『父親たちの星条旗』の作品情報・概要 『父親たちの星条旗』原題『Flags of Our Fathers』2006年公開のアメリカ映画。クリント・イーストウッドが監督作品。ジェームズ・ブラッドリーが父ジョン・“ドク”・ブラッドリーの半生を彼の知り合いたちを取材し、ロン・パワーズとまとめたノンフィクション本『硫黄島の星条旗』(原題: Flags of Our Fathers)を元にしている。脚本は『ミリオンダラー・ベイビー』のポール・ハギスを迎えている。スティーヴン・スピルバーグが率いるドリームワークスらが製作。太平洋戦争の最大の激戦と言われている硫黄島の戦いを本作と『硫黄島からの手紙』の「硫黄島プロジェクト」を立ち上げ、本作はアメリカ側からの視点で描いた名作である。

映画『名もなき生涯』

何も利益もない「神の教えに忠実」でいたいだけ

映画『名もなき生涯』ネタバレ・あらすじ・感想。テレンス・マリック自身の神への忠誠映画。正義を通して得られるものは?
映画『名もなき生涯』ネタバレ・あらすじ・感想。テレンス・マリック自身の神への忠誠映画。正義を通して得られるものは? 映画『名もなき生涯』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『名もなき生涯』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認できます。映画『名もなき生涯』の作品情報・概要『名もなき生涯』原題『A Hidden Life』2019年のアメリカ合衆国・ドイツの伝記映画。テレンス・マリック監督作品。アウグスト・ディール主演。ヴァレリー・パフナー)ブルーノ・ガンツ共演。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツに併合されたオーストリアを舞台に田舎の農村で農業を営みながら、信仰心の厚い夫婦の生涯を描く。ナチス・ドイツからの忠誠を拒否することで人間の尊厳を貫き通した名もなき人がいた。

映画『1917 命をかけた伝令』

第一次世界大戦の塹壕戦での伝令は少年が担った

映画『1917 命をかけた伝令』ネタバレ・あらすじ・感想。塹壕戦の恐怖。ワンカット風に撮影した戦争映画。アカデミー賞3冠。
映画『1917 命をかけた伝令』ネタバレ・あらすじ・感想。塹壕戦の恐怖。ワンカット風に撮影した戦争映画。アカデミー賞3冠。 映画『1917 命をかけた伝令』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『1917 命をかけた伝令』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間情報のご確認も可能です。 『1917 命をかけた伝令』原題『1917』2019年制作のイギリス・アメリカ合衆国の戦争映画。第一次世界大戦の塹壕戦を舞台に2人の若きイギリス兵が伝令を届ける一日を全編ワンカット風に撮影している。サム・メンデス監督。第92回(2020年)アカデミー賞では撮影賞、視覚効果賞、録音賞の3冠。

映画『彼らは生きていた』

ピーター・ジャクソンの作家性に驚愕

映画『彼らは生きていた』ネタバレ・あらすじ・感想。「賢者は歴史に学べ!」ピーター・ジャクソンの作家性に驚嘆。映画史を変える名作。
映画『彼らは生きていた』ネタバレ・あらすじ・感想。「賢者は歴史に学べ!」ピーター・ジャクソンの作家性に驚嘆。映画史を変える名作。映画『彼らは生きていた』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『彼らは生きていた』公式サイトを案内し作品・キャスト・上映館・お時間情報のご確認も可能です。映画『彼らは生きていた』の作品情報・概要『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどのピーター・ジャクソン監督作品。イギリスの帝国戦争博物館が所蔵する2,200時間を超える第一次世界大戦を記録した映像を最新のデジタル技術で修復・着色・3D化して制作している。退役軍人のインタビュー音声も交えて戦争、主に塹壕戦のおぞましさを伝えている。

映画『ジョジョ・ラビット』

母のプライドは死んでも消えない

映画『ジョジョ・ラビット』ネタバレ・あらすじ・感想。戦争を二度と繰り返さない。差別・偏見もダメ。スカーレット・ヨハンソンアカデミー助演ノミネート。
映画『ジョジョ・ラビット』ネタバレ・あらすじ・感想。戦争を二度と繰り返さない。差別・偏見もダメ。スカーレット・ヨハンソンアカデミー助演ノミネート。映画『ジョジョ・ラビット』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ジョジョ・ラビット』公式サイトを紹介し、作品・キャスト・上映館・お時間の案内もしています。映画『ジョジョ・ラビット』の作品概要『ジョジョ・ラビット』原題『Jojo Rabbi』2019年のアメリカ合衆国のコメディ映画。タイカ・ワイティティ監督。主演はローマン・グリフィン・デイヴィス。共演はトーマシン・マッケンジー、タイカ・ワイティティ、レベル・ウィルソン、スティーブン・マーチャント、アルフィー・アレン、サム・ロックウェル、スカーレット・ヨハンソン。少年の成長を通して戦争のおぞましさを訴求している。

映画『プライベート・ウォー』

隻眼の女性ジャーナリスト「シリアで死す」

映画『プライベート・ウォー』ネタバレ・あらすじ・評価。隻眼のジャーナリスト。シリアで死す。戦地とPTSDの恐怖。終わらない戦争。
映画『プライベート・ウォー』公式サイトにて作品情報・上映館情報の紹介とネタバレ・あらすじ・感想・内容・結末について記述しています。隻眼のジャーナリスト、メリー・コルビンの半生を映画化。世界に紛争、戦争があると取材に行くのが戦争ジャーナリスト。命をかけて取材するが時には自身も傷つく。片目を失明。そして悲惨な戦争を見すぎてPTSDに陥る。それでも何度も戦地を訪れて世界に真実を発信する。最後はシリアでアサド政権の残虐性を放送して死ぬ。なぜ彼女は戦地へ行ったのか、なぜ書きたかったのか、そこには人間としても尊厳があったのだろう。

映画『アルキメデスの大戦』

戦争阻止のための計算式ってあるのか?

映画『アルキメデスの大戦』戦争を阻止と言っているが結局、止められなかった数学者。ネタバレ・感想・評価 菅田将暉さんだけの130分
映画『アルキメデスの大戦』戦争を阻止と言っているが結局、止められなかった数学者。ネタバレ・感想・評価 菅田将暉さんだけの130分 映画『アルキメデスの大戦』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『アルキメデスの大戦』公式サイト・IMDbサイト・ Rotten Tomatoesサイトにて作品情報・キャスト情報ならびにレビューをご確認ください。 YouTubeで予告映像もご覧ください。

映画『芳華-Youth-』

戦争の一番の犠牲者は子どもと女性

映画『芳華-Youth-』には激動の70年代を生きた若者の青春、恋愛、苦悩と戦争の悲劇を描いた作品である。ネタバレ、あらすじ、評価
1970年代の中国は決して豊かな国ではなかった。文化大革命の影響で多くの知識人が投獄されたり、強制労働へと駆り出された。若者たちにとって人民軍に入ることが生き残る術の一つであった。その人民軍を慰問するの歌劇団にこの映画のテーマは置かれている。若き団員は青春を謳歌し、恋い焦がれ、泣き、そして戦争へと歩を進める。哀しき時代の物語。

映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』

記者の精神は真実を伝えるためにある

実話『バイス』と『記者たち 衝撃と畏怖の真実』でイラク戦争の嘘が見えてくる。ネタバレ、感想、評価
イラク戦争とはなんだったのか?この映画は9.11を機にイラク戦争へと向かうアメリカ合衆国と国民、そして世界を翻弄する情報を流す人々を描く映画である。多勢に無勢となると人間は多勢の方に流れてしまう。嘘、デマがまかり通り、罪のない多くの人の命が消え、国家自体も消滅の危機に陥ることもある。情報を信じるのも自己責任である。

映画『愛と死の記録』

戦争が終わっても戦いが終わらない人もいる

映画『愛と死の記録』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。渡哲也&吉永小百合「悲恋を通して核兵器反対」を描く名作。広島と長崎を忘れてはいけない。
映画『愛と死の記録』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。渡哲也&吉永小百合「悲恋を通して核兵器反対」を描く名作。広島と長崎を忘れてはいけない。映画『愛と死の記録』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『愛と死の記録』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 映画『愛と死の記録』の作品情報・概要『愛と死の記録』1966年製作の日本映画。吉永小百合、渡哲也主演。中尾彬、芦川いづみ、浜川智子共演。蔵原惟繕監督作品。原作は大江健三郎の「ヒロシマ・ノート」の中で紹介された実話をベースにしている。当初は浜田光夫だったが右目を負傷し、渡哲也が代役となった。本映画で共演した吉永小百合と渡哲也は私生活でも恋愛に発展したことで話題となる。

映画『あゝひめゆりの塔』

沖縄での戦闘で罪のない女性が亡くなった

映画『あゝひめゆりの塔』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。吉永小百合さんの“涙”に「不戦を誓う」ひめゆり学徒隊を忘れてはいけない。
映画『あゝひめゆりの塔』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。吉永小百合さんの“涙”に「不戦を誓う」ひめゆり学徒隊を忘れてはいけない。映画『あゝひめゆりの塔』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『あゝひめゆりの塔』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『あゝひめゆりの塔』の作品情報・概要『あゝひめゆりの塔』1968年9月21日に公開された日本の映画である。舛田利雄監督作品。主演は吉永小百合。浜田光夫、和泉雅子、遠山智英子共演。太平洋戦争末期の沖縄を舞台に沖縄師範学校の女子学生たちの悲劇を描く。

映画『父と暮せば』

原爆で死んだ父が亡霊となって娘に会いにきた

映画『父と暮せば』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。好演・宮沢りえvs圧巻・原田芳雄 が描く黒木和雄監督「反戦映画」8月6、9日は絶対に忘れない。
映画『父と暮せば』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。好演・宮沢りえvs圧巻・原田芳雄 が描く黒木和雄監督「反戦映画」8月6、9日は絶対に忘れない。映画『父と暮せば』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『父と暮せば』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『父と暮せば』の作品情報・概要。『父と暮せば』作家・井上ひさしによる戯曲を黒木和雄監督が映画化。主演・宮沢りえ。共演は原田芳雄と浅野忠信。原爆投下後の1948年の広島を舞台に被爆した父の亡霊と娘を描いた二人芝居。舞台劇の構成で展開していく。原爆で破壊された広島の街はCGで再現。撮影箇所は父娘の家と図書館くらいである。宮沢りえと原田芳雄の演技が素晴らしい。

映画『絶唱(1975)』

若き二人の恋愛を邪魔したのは戦争です

映画『絶唱(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。山口百恵と三浦友和が“駆け落ち”して描く「反戦映画」の代表作。
映画『絶唱(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。山口百恵と三浦友和が“駆け落ち”して描く「反戦映画」の代表作。映画『絶唱(1975)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『絶唱(1975)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『絶唱(1975)』の作品情報・概要。『絶唱』(ぜっしょう)1975年12月20日に公開された日本映画。西河克己監督作品。製作ホリ企画。配給は東宝。作家・大江賢次の同名作品を映画化。山口百恵文芸作品第三弾。恋人役は三浦友和。山陰の大地主の息子と貧しい山番の娘が愛を成就する物語。しかし戦争という悲劇に翻弄されてしまう。封建制度、地主制、さらには家父長制度への提言が込められている。

『アメリカン・スナイパー』

狙撃兵って「ヒーロー」なのだろうか?

クリント・イーストウッド監督『アメリカン・スナイパー』実話は映画史上最高傑作の反戦映画である。ネタバレ、感想、評価
クリント・イーストウッドは多くの戦争映画を制作している。西部劇作品も一貫して戦争映画だ。『許されざる者』『ミスティック・リバー』『ミリオンダラー・ベイビー』も戦争映画だ。そして本作はおそらくイーストウッド自身ストレートに描いた最高傑作の反戦映画であると言える。事実、アメリカの戦争映画の興行収入の記録を作った。そこに反戦の事実がある。

 

 

スポンサーリンク

映画『空母いぶき』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
若松節朗
原作
かわぐちかいじ
脚本
伊藤和典 長谷川康夫
企画
福井晴敏
監修
かわぐちかいじ
撮影監督
柴主高秀
照明
長田達也
録音
尾崎聡
美術
原田満生 江口亮太
音楽
岩代太郎

秋津竜太(西島秀俊)
新波歳也(佐々木蔵之介)
本多裕子(本田翼)
田中俊一(小倉久寛)
滝隆信(高嶋政宏)
瀬戸斉明(玉木宏)
淵上晋(戸次重幸)
迫水洋平(市原隼人)
有澤満彦(堂珍嘉邦)
藤堂一馬(片桐仁)
岡部隼也(和田正人)
葛城政直(石田法嗣)
柿沼正人(平埜生成)
吉岡真奈(土村芳)
森山しおり(深川麻衣)
浮船武彦(山内圭哉)
山本修造(千葉哲也)
井上明信(金井勇太)
加藤虎ノ介
赤司徹(三浦誠己)
浦田鉄人(工藤俊作)
清家博史(横田栄司)
岸博之
備前島健(渡辺邦斗)
遠藤雄弥
橋本一郎
後藤光利
山田幸伸
綱島郷太郎
大村正則(袴田吉彦)
井上肇
藤田宗久
中野啓一(中井貴一)
中根和久(村上淳)
沢崎勇作(吉田栄作)
沖忠順(佐々木勝彦)
城山宗介(中村育二)
石渡俊通(益岡徹)
晒谷桂子(斉藤由貴)
湧井継治(藤竜也)
垂水慶一郎(佐藤浩市)
和田正幸(伊達円祐)
一ノ瀬隆(岩谷健司)
飯野智司(今井隆利)
横山由依
2019年製作/134分/G/日本
配給:キノフィルムズ

タイトルとURLをコピーしました