映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』ネタバレ・感想。三島由紀夫圧勝!東大全共闘の遠吠えが虚しい。

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映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』ネタバレ・感想。三島由紀夫圧勝!東大全共闘の遠吠えが虚しい。2020年公開

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

映画『三島由紀vs東大全共闘 50年目の真実』公式サイト
禁断のスクープ映像、解禁! 自決1年前に何があったのか? 伝説の討論会を13人の証言者と紐解く衝撃のドキュメンタリー!!
【公式】『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』3.20(金)公開/本予告

『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』(108分/G/日本/2020

【監督】
豊島圭介
【製作】
平野隆
【出演】
三島由紀夫
芥正彦
木村修
橋爪大三郎

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映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』のオススメ度は?

4.0

4つです

三島由紀夫がカッコ良いです

全共闘はカッコ悪いです

「言葉VS言葉」

学生運動というお祭り

団塊の世代の遠吠え

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映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』の作品情報・概要

1969年(昭和44年)513日に東京大学駒場キャンパス900番教室(現・講堂)で行われた、三島由紀夫と東大全共闘の討論会についての記録したフィルムを再編集した映画。ドキュメンタリー作品。本討論会はTBSだけが撮影を許された。討論会に出席していた存命の人物も多く登場して、フィルムの三島由紀夫について語っている。

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映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』のあらすじ・ネタバレ

作家・三島由紀夫と東大全共闘との伝説の討論会の様子を軸に展開されるドキュメンタリー作品。19695月、東京大学駒場キャンパスで三島由紀夫は千人を超す東大生の前にたった一人で登壇した。警視庁からの警護を断って、命がけで三島は彼らと対峙した。三島と学生たちは水と油。しかし決して暴力は振るわない。言葉と言葉の戦いが繰り広げられる。映画は過去のフィルムに現在、存命している元東大全共闘の人たちのインタビューを挿入することで三島由紀夫という人間の魅力を浮き立たせている。

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映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』の感想・評価・内容・結末

三島由紀夫の“なりきり度”がすごい

この映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』はとても見ごたえのある作品でした。TBSのディレクターが再編集して作り上げているとのこと。

わたしはテレビ局のディレクターなど映画の監督として認めていませんが、本作はそれなりの形に収まっていると思います。

というか「三島由紀夫がすごい」の一言になります。これだけ個性が強い人を主役に添えると映画は成り立ちます。

よく映画は「役者が全て」と言いますが、まさにその通りだと思います。これはドキュメンタリー映画ですが、三島は演じています。なりきっています。

だからすごいのです。

理論武装の東大生に圧勝する三島由紀夫を見よ!

この映画の内容について感想を述べる前に三島由紀夫のナルシストぶりに驚きました。

たぶん三島はいつも「誰かに見られている」「かっこよくしなくてはいけない」ということを常々、意識していたと思います。

彼の人生はまさに「美と死」をとことん追求したものだったからです。

映画の中で三島は決して感情を高らかにしません。三島から見たら東大の学生など子供です。子供が喚き立てようがどうでも良いのでしょう。

屁理屈武装して来ようが一向だにしません。この映画を観ていると三島由紀夫の「圧勝」なのです。

右翼も左翼も紙一重です

カッコいいのです。たった一人で東大全共闘の中へ突っ込んでいきます。下手したら殺される可能性もあったとのことです。

東大生たちは左翼思想の持ち主です。今となっては化石のような思想です。そして三島由紀夫は天皇を敬う生粋の右翼思想の持ち主です。

この水と油の両雄が討論するのですから混じり合うことは絶対にありません。答えは最初から見えています。どっちも譲りません。

でも三島由紀夫は学生たちの質問や意見を真正面から受け止めて答えています。逃げも隠れもしません。素晴らしいです。

正直、頭の良い東大生が使う難しい言葉が理解できない場面も多くありますが、三島はそれに対してわかりやすく答えています。

わたしはこの明快な回答こそが答えだと思うのです。左翼思想の学生の言葉は伝わりにくいのです。

ですから彼らの目指す革命に理解できなかったのです。でも、三島の言葉はわかりやすいのです。わかりやすいから人はそちらへ向かうのです。

この違いがあったと思います。結局、右翼も左翼も本当に紙一重だと思います。

やっぱりクソだった団塊の世代の人たち

今となっては学生運動なんて馬鹿らしいと感じています。

主に団塊の世代と呼ばれる人たちが中心だっと思いますが、本当に彼らは良い時代に生きたのだと感じます。

だって学生運動とか言ってますが、単なる馬鹿騒ぎと変わらないのですよ。今の時代の若者がクラブへ行って盛り上がっているのと変わらないのですよ。

バリケード作って、火炎瓶投げて暴れて、酒飲み歌って、、、。めっちゃ楽しそうじゃあないですか。

大学へ行かなくても卒業単位も出るし。言葉で理論武装して正義感ぶっているけど、一人では何もできない連中ですよ。

わたし、段階の世代に人たちって大っ嫌いなんです。

結局、東大生は何をしたかったのだろうか?

だって学生運動が下火になると彼らは普通に就職するわけですよ。あれだけ嫌っていた資本主義の世界に身を投じます。

彼らの世代ってバブルを謳歌してますよね。会社の経費で飲み食いはするわ、海外旅行へ行くわ、郊外に家を建てるわで、めっちゃ恵まれていますよ。

バブル弾けてもクビになるどころか、クビを切る方に回されているのですよ。「何が共産革命だ」「何が労働紛争だ」とこっちが聞きたくなるのですよ。

わたしたちの世代は就職氷河期ですよ。何も良いことないですよ。

彼らは結局「革命」とか言っておきながら何をしたかったのでしょうか?

面倒臭い人たちの相手はしなくていい

団塊の世代の人たちって常に人や社会や国家を批判することから始めるのですよ。それが生き甲斐なんでしょうね。

話していると説教くさいし、自慢くさいし、しつこい人たちが多いです。

それで何か意見をいうと「同期が200万人だよ、俺たちの時代は一学年20クラスもあった。だから生存競争がきつかった」と言います。

そして自分たちが頑張ったから今の日本があるとまで言います。違いますよ。生き物で本当に組織の役に立つのはたった20パーセントだってこと。

アリは働き者ってイメージですが、実際に働いているのは20パーセント。その20パーセントを集めるとやっぱり20パーセントしか働かないそうです。

だから200万の同期がいたら40万人しか働かなかったんですよ。残りの160万人はオンブに抱っこでしょ。

めっちゃ怠け者じゃあないですか。

まあ、これは極論になりますが。で、つまりどの世代になっても20パーセントの人間が社会を作り出しているのですよ。

そのことをちゃんと理解して欲しいのです。「自分が日本を作った」「今の若者は覇気がない」等は言って欲しくないのですよ。

時代錯誤も甚だしい

「時代が違う」のです。

団塊の世代の人たちは結局、革命を成功させられなかったのでしょ。

敗者ですよね。その敗者を日本社会は受け入れたのですよ。

なんて大きな裁量なのでしょうか。映画を観ていて痛快になりました。三島由紀夫はカッコいい、でも東大生はカッコ悪いです。本当に恥ずかしい人たちです

話は逸れましたが、この映画を観ていて三島由紀夫と討論する学生が情けなくなってきたのです。

情けない理由はわたしが社会人になった時の上司たちはこの団塊の世代の人たちがのさばっていたことに遡ります。でも当時はそんなこと知りませんでした。

彼らは何も仕事ができない人が多かったのです。でも役職は上がっているから命令だけはするのです。

パソコンも使えないし、覚えようともしませんでした。会議となれば意見と称して反対と批判を繰り返して、解決案を出さない人ばかりでした。

しかも無駄に会社に残って残業代を稼ぐわ、経費で飲みに行くことばかり考えるわで、本当にクズのような人たちが多かったです。

三島由紀夫の「言葉の力」に圧倒された映画

この映画の学生運動を行なっていた人たちの未来が見えてしまって本当に痛快でした。中身のない人たちの未来です。

そして三島由紀夫の言葉の力に圧倒されました。

彼があの時代に何を考え、どう生きたのか、そしてなぜあのような死に方をしたのかがわかった気がしました。「美」ですね。

死ぬことが美だったのです。一芸術家として一番美しい死に方があれだったのです。有言実行ですよね。映画の中でも言っています。

兎にも角にも「三島由紀夫カッコいい」と頷いた映画でした。

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映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』のキャストについて

三島由紀夫

三島由紀夫はとにかくカッコ良いのです。生き様が見えます。常に「誰かに見られている」とを意識しているようです。数十年後、映画になることを予感したのでしょうか、役者としての三島がいます。素晴らしい演技でした。

芥正彦

東京大学きっての理論派だそうです。三島と討論します。三島の揚げ足を取ろうとしています。あら探しをしています。頑張っていますが、全くダメです。難しい単語は出てきますが、心に響きません。だから革命は実現できなかったのです。途中で退席します。つまり負けです。芥正彦さんは唯一、いまだにカッ飛んでるという点では好感が持てます。今さら「あの運動は間違いだった」なんて言えないでしょう。そしてこの映画で三島由紀夫について語ることで二度目の敗北となったと思います。

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まとめ 映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』一言で言うと!

「弱く吠える犬たちは惨めだ」

本当に弱い犬はよく吠えるとわかった映画です。弱いから群れをなして集団で吠えて威圧しようとする。でも三島由紀夫には全く通用しませんでした。学生運動を貫き通せずに、革命も起こせなかった団塊の世代の人たちって「本当にカッコ悪い」です。

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映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
豊島圭介
企画プロデュース
平野隆
プロデューサー
竹内明 刀根鉄太
共同プロデューサー
大澤祐樹 星野秀樹 岡田有正
撮影
月永雄太
録音
小川武
編集
村上雅樹
音楽
遠藤浩二
音楽プロデューサー
溝口大悟
ナレーション
東出昌大
助監督
副島正寛
アシスタントプロデューサー
吉原裕幸 諸井雄一 韮澤享峻
企画協力
小島英人
題字
赤松陽構造
三島由紀夫
芥正彦
木村修
橋爪大三郎
篠原裕
宮澤章友
原昭弘
椎根和
清水寛
小川邦雄
平野啓一郎
内田樹
小熊英二
瀬戸内寂聴
2020年製作/108分/G/日本
配給:ギャガ

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