映画『ボーダー 二つの世界』あらすじ・ネタバレ・作品情報・感想・評価。LGBTをも凌駕した多様性の映画。美しい心になれる映画

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映画『ボーダー 二つの世界』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

映画『ボーダー 二つの世界』公式サイト 2019.10.11(金) ROADSHOW
『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者が贈る切なくも美しい究極の北欧ミステリー。10月11日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国ロードショー。
映画『ボーダー 二つの世界』予告編|10/11(金)公開

『ボーダー 二つの世界』110/スウェーデン・デンマーク合作/2018

原題『Grans

【監督】
アリ・アッバシ
【製作】
ニナ・ビスゴード ペトラ・ヨンソン
【出演】
エバ・メランデル
エーロ・ミロノフ

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映画『ボーダー 二つの世界』のオススメ度は?

5

5つです。

多様性を認める時代になりました。

まったく新しい感覚の映画です。

イラン系デンマーク人監督です。

アリ・アッバシという名前です。

映画史に残る名監督になるでしょう。

恋人と観に行ってください。

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映画『ボーダー 二つの世界』の作品概要

原作は「ぼくのエリ 200歳の少女」のヨン・アイビデ・リンドクビスト。監督は若きイラン系デンマーク人のアリ・アッバシ。第71回カンヌ国際映画祭ある視点部門でグランプリを受賞した北欧ミステリー。

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映画『ボーダー 二つの世界』のあらすじ・ネタバレ

醜い容姿を持つティーナは人間の感情を匂いで嗅ぎ分けるという特殊能力を持っており、税関で働いている、酒、ドラッグは元より、違法なビデオ、写真のデータも見つけ出すことができる。そんなある日、ティーナと同じような容姿を持つボーレと知り合う。ティーナなボーレに惹かれて愛し合うようになるが、、、。

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映画『ボーダー 二つの世界』の感想・評価・内容・結末

まったく新しい感覚にさせてくれた映画の登場

まず2019年にこの映画に出会えたことを感謝します。これはとても素晴らしい映画だと思いました。

映画としてまったく新しい感覚をもらいました

わたしの場合、映画を観ると面白かった、楽しかった、悲しかった、感動した、おかしかった、その他、心の琴線に触れる感情に包まれます。

また、映画館を出る時、例えばちょっと重い映画の場合はその余韻を家まで持ち帰る楽しみもあります。

映画とは人間の感情に刺激を与えてくれて、精神的な成長を促してくれる素晴らしい芸術です。

この映画は新しい空を広げてくれた

それで、本映画ですが、上気した感情とはまったく異なる気持ちにさせてくれたのです。

映画館を出る時、とても爽やかな気持ちにさせてくれたのです。

こんな感覚は未だかつてありません。

外に出た時にパッと空が大きく開けたような感じだったのです。何か新しい世界を知った喜びだったと思うのです。

うまく表現できせんが、恋焦がれる人に思いを告げてお付き合いすることになった時の感覚と似ています。

目を背けたくなることもあるけど、本質を見ることが大事

まずこの映画について簡単に説明します。

予告を観た時はとても重たい気持ちになりました。

わたし自身、重たい映画が好きです。ハッピーエンドというより、映画が終わってからも心に余韻を残して徐々に消化していく時間が好きなのです。

ですから本映画の予告を観た時もそうなる期待を持っていました。

まず主人公の容姿が特殊であること。

それは差別的な対象になる容姿で目を背けたくなるものです。

もちろんこれは個人の感覚にもよりますが、大抵の人は直視を拒むものです。

人の感情を嗅ぎ分けられる

実際、映画が始まると主人公以外の人々も彼女を奇異な目で見ます。

見てはいけないものを見たという表情をする人もいます。

生まれながらに人間とは違う姿です。そして彼女は人とは違う特殊能力を持っています。

「人の感情を嗅ぎ分けられる」のです。港の税関で働いています。

入国する際に違法なモノを匂いで嗅ぎ分けるのです。

酒、ドラッグはもちろん、幼児性写真のデータなども嗅ぎ分けられます。国からは重宝されています。

こんなに美しい性描写は観たことがない

しかしある日、自分と同じような容姿をした人物と出会います。

それから彼女の運命は変わっていきます。

映画はまったく予想がつきません。

ホラーでもありません。

サスペンスでもありません。

強いて言えばラブロマンスです。

映画の中には性描写もあります。

でもその性描写はとても美しいモノです。

本当に二人が愛し合う場面は神聖な儀式のようで息を止めて見入ってしまいました。

人と違うことの大切さを知ろう

人は少数と多数に分けられた時、多数派が正当とか、正常と決めがちです。

また人と違うことをやると後ろ指を指されることもあります。

人数が多い方に属した方が楽な場合もありますが、生まれながらに変えられないこともあります。

まずは今とても重要な問題になっている性差別です。

今までは男女と2つの性で分けられてきました。でも今はもう性で分かることを止めようという動きがあります。

わたしもそう思います。性には多様性があっても良いのです。

アリ・アッバシ監督が描く世界を観られる幸せ

この映画では性の多様性どころか、自分の容姿と性も違うし、さらに本人が望めば新しい性が出てきます。

それがとても素晴らしいと思いました。

男でも女でもないし、自分が望めばどちらの性も選べるのです。

この映画の監督はイラン系デンマーク人です。

名前はアリ・アッバシと言います。

わたしは昔からイラン人映画監督が好きでした。アッバス・キアロスタミ、サミラ・マフマルバフ、サミラ・マフマルバフ、最近ではアスガー・ファルハディなど。

彼らの世界観はわたしたち日本人のそれとは異なるモノです。

人間は自分にない能力に恐れを持ちますが、同時に憧れも持ちます。

イラン人の思想に対して深い敬意を持ってしまうのです。

この映画のアリ・アッバシ監督の世界観たるや、まったく新しい世界を開けてくれたのです。ですから先述した映画館を出る時に空が開けたような感覚にさせてくれたのです。

本当に心優しい映画です

映画について少し書きますが、ハッピーエンドです。完全なるハッピーエンドです。

地球はわたしたち人間だけのものではありません。わたしたちが知らない世界があり、人間とは異なる人も住んでいます。

それを認めましょう!

容姿が異なることを異端と決め付けたり、差別、偏見を持ってはいけません。

関係ないのです。多様性を認めること大事なのです。

新しい時代が来ています。

新しい時代にこのアリ・アッバシ監督の映画をこれてつざきらも観ることができる喜びを享受したいと思いました。

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まとめ 映画『ボーダー 二つの世界』一言で言うと!

「人と同じでも良し、違っても良し!」

学校では「個性を大事にしろ」と教えらた記憶があります。でも社会に出て個性を主張すると今度は「空気を読め」と言われます。どっちなんだ?と思った経験はありませんか?特に日本の社会は人と同調することが求められます。それはそれで良いと思います。島国ですし、村社会で生きてきた歴史があります。でも個性を発揮して道を切り開いた人もいます。そういう人は強かったと思います。今の世の中はなぜか窮屈感を感じますが、わたしは個性を発揮する時代であると感じています。やりたいことをやって生きたいと思っています。

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映画『ボーダー 二つの世界』の作品情報

映画.comより一部引用

スタッフ・キャスト
監督
アリ・アッバシ
製作
ニナ・ビスゴード ペトラ・ヨンソン
製作総指揮
ミタ・ルイーズ・フォルデイガー・ソーレンセン トマス・エスキルソン ルイス・ティスネ トマス・ガメルトフト
原作
ヨン・アイビデ・リンドクビスト
脚本
アリ・アッバシ イサベラ・エクルーフ ヨン・アイビデ・リンドクビスト
撮影
ナディーム・カールセン
美術
フリーダ・ホアス
衣装
エルサ・フィッシャー
編集
オリビア・ニーアガート=ホルム アナス・シュコフ
音楽
クリストファー・ベリ マーティン・ディルコフ
ティーナエバ・メランデル
ボーレエーロ・ミロノフ
2018年製作/110分/R18+/スウェーデン・デンマーク合作
原題:Grans
配給:キノフィルムズ