映画『インビクタス 負けざる者たち』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『インビクタス 負けざる者たち』公式サイト・IMDbサイト・ Rotten Tomatoesサイトにて作品情報・キャスト情報ならびにレビューをご確認ください。
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『インビクタス 負けざる者たち』
2009年製作/134分/G/アメリカ
原題:Invictus
配給:ワーナー・ブラザース映画
【監督】
クリント・イーストウッド
【製作】クリント・イーストウッド ロリー・マクレアリー ロバート・ロレンツ メイス・ニューフェルド【製作総指揮】モーガン・フリーマン ティム・ムーア ゲイリー・バーバー ロジャー・バーンバウム【原作】ジョン・カーリン【脚本】アンソニー・ペッカム【撮影】トム・スターン【美術】ジェームズ・J・ムラカミ【編集】ジョエル・コックス ゲイリー・D・ローチ
【出演】
モーガン・フリーマン マット・デイモン トニー・キゴロギ スコット・イーストウッド
- 映画『インビクタス 負けざる者たち』外部リンク
- 映画『インビクタス 負けざる者たち』NHK BSプレミアム放送 2022年7月6日(水)午後1時00分〜3時15分
- 映画『インビクタス 負けざる者たち』のオススメ度は?
- 映画『インビクタス 負けざる者たち』の作品情報・概要
- 映画『インビクタス 負けざる者たち』の受賞歴
- 映画『インビクタス 負けざる者たち』のあらすじ・ネタバレ
- 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
- 合わせて観たい映画
- 【格差社会を描いた映画】
- 映画『MOTHER マザー』
- 映画『ミッドナイトスワン』
- 映画『ばるぼら』
- 映画『滑走路』
- 映画『絶唱(1975)』
- 映画『万引き家族』
- 映画『誰も知らない』
- 映画『存在のない子供たち』
- 映画『行き止まりの世界に生まれて』
- 映画『人数の町』
- 映画『天気の子』
- 映画『エリカ38』
- 映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
- 映画『パブリック 図書館の奇跡』
- 映画『凪待ち』
- 映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』
- 映画『鵞鳥湖の夜』
- 映画『はちどり』
- 映画『レ・ミゼラブル』
- 映画『パラサイト 半地下の家族』
- 映画『ジョーカー』
- 映画『カイジ 人生逆転ゲーム』
- 映画『希望の灯り』
- 映画『タロウのバカ』
- 映画『存在のない子供たち』
- 映画『荒野にて』
- 映画『ドッグマン』
- 映画『マイ・フェア・レディ』
- 映画『ウエスト・サイド物語』
- 映画『愛と青春の旅だち』
- 映画『黒い司法 0%からの奇跡』
- 映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』
- 映画『わたしは金正男を殺してない』
- 映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』
- 映画『朝が来る』
- 映画『スキャンダル』
- 映画『七人の侍』
- 映画『ミリオンダラー・ベイビー』
- 映画『道』
- 映画『楽園』
- 映画『第三夫人と髪飾り』
- 映画『グラン・トリノ』
- 映画『赤い雪 Red Snow』
- 映画『帰れない二人』
- 【差別をテーマにしたオススメ映画】
- 【格差社会を描いた映画】
映画『インビクタス 負けざる者たち』外部リンク
【HPサイト】
映画『インビクタス 負けざる者たち』公式サイト
【予告映像】
映画『インビクタス 負けざる者たち』トレーラー
【公式Twitter】
映画『インビクタス 負けざる者たち』
【IMDbサイト】
映画『インビクタス 負けざる者たち』
【 Rotten Tomatoesサイト】
映画『インビクタス 負けざる者たち』
映画『インビクタス 負けざる者たち』NHK BSプレミアム放送 2022年7月6日(水)午後1時00分〜3時15分
2022年7月6日(水)午後1時00分〜3時15分放送
映画『インビクタス 負けざる者たち』のオススメ度は?
星4つです
「差別と偏見」を無くそう!
世界平和希求映画!
映画『インビクタス 負けざる者たち』の作品情報・概要
『インビクタス 負けざる者たち』原題『Invictus』2009年のアメリカ映画。「invictus」とは、ラテン語で「征服されない」「屈服しない」を意味する語。ラテン語のフレーズ「morior invictus」は、「死ぬまで屈服しない」を意味する。「征服されない者」が日本語に一番近いとされる。主演はモーガン・フリーマン(映画『ショーシャンクの空に』や映画『ミリオンダラー・ベイビー』や映画『許されざる者(1992)』)。他はマット・デイモン(映画『スティルウォーター』や映画『ヒア アフター』)、トニー・キゴロギ、スコット・イーストウッド(映画『キャッシュトラック』)らが出演。
映画『インビクタス 負けざる者たち』の受賞歴
第34回 日本アカデミー賞(2011年)
ノミネート 外国作品賞
第82回 アカデミー賞(2010年)
ノミネート 主演男優賞 モーガン・フリーマン助演男優賞 マット・デイモン
第67回 ゴールデングローブ賞(2010年)
ノミネート 最優秀主演男優賞(ドラマ) モーガン・フリーマン最優秀助演男優賞 マット・デイモン最優秀監督賞 クリント・イーストウッド
映画『インビクタス 負けざる者たち』のあらすじ・ネタバレ
映画『インビクタス 負けざる者たち』の感想・内容
ネルソン・マンデラという偉大な人間を忘れてはならない。彼に見えたのは未来に光り輝くあらゆる色だったのだ
アパルトヘイトについて逆の立場で考えてみればわかるはずだ
かつてアパルトヘイトという最悪の人種差別政策があったのをご存知だろうか?アパルトヘイトは、アフリカーンス語で「分離、隔離」を意味する言葉である。白人が政治、経済、教育、文化等を含むすべてにおいての優先順位が最上であり、有色人種である黒人、アジア人に対して徹底的な差別政策を行っていた。白人以外は参政権はない。白人との婚姻も認めない、居住地も隔てられ、飲食店の出入りも制限されたりした。無論、公共の乗り物も白人と有色人種は別車両にするなど人種差別が行われた。
遠い場所で起きた出来事にも目を向ける気持ちが大事
われわれ日本人は経済活動が認められ、馬鹿げた称号“名誉白人”と呼ばれていた恥ずかしい事実が残っている。結局は白人に見下されて媚びを売っていたのだ。南アフリカは1991年までこの政策が行われていた。歴史を端的に紐解くとかつてのアフリカ大陸は大自然の中で主に黒人たちが静かに平和に、もちろん自由で幸せな暮らしをしていた。そこへ植民地開拓、宣教という大義で白人が足を踏み入れた。でもそれは侵略と陵辱と強奪と弾圧と差別の始まりであったと言える。どれだけ多くの人が殺戮されたのか計算できないだろう。そして彼らの大地を支配したのだ。元来はアフリカ人の土地だったのである。
映画『インビクタス 負けざる者たち』の考察・評価
自由、自由、自由、平等、平等、平等、平和、平和、平和と連呼するマンデラの声が聞こえる
さて、このような差別と苦痛と絶望しかない世界に光明を当てたのがネルソン・マンデラである。マンデラは不屈の人だ。決して諦めない。強靭な精神力を持っていた。投獄され拷問されても黒人の自由を得るために戦い続けた。心から尊敬する。やがて南アフリカはアパルトヘイト政策は世界中から非難され、、制裁も受けるようになる。結果、アパルトヘイト政策も撤廃になる。そしてマンデラが大統領になった。
しかし国民にはわだかまりがある。特に白人には最悪な出来事だ。それは今まで差別し弾圧して来た黒人と平等になり、しかも国の大統領が黒人になったのだ。それがマンデラ。マンデラはかつて牢屋で拷問を受け、27年も投獄されたいた人間。恨みつらみもあるはずだ。白人たちが復讐されると恐れ慄いくのも当たり前だ。しかし、マンデラは違った。実に賢明で寛大で紳士だった
ラグビーを愛する者は紳士なり。マンデラこそ全身全霊ジェントルマンだ
マンデラは白人に対して復讐など一切しなかった。自分が受けた苦痛などどこ吹く風のように振る舞った。そこがマンデラの指導者として高い評価を受けるところだと思う。マンデラは白人と黒人の一体を成した国を作るためにラグビーを用いた。混合チームを作りW杯での優勝を狙った。それが功を奏する。最初はぎこちないがチームはまとまり勝ち続ける。国もまとまっていく。町のあちこちで黒人と白人が抱き合う。観ていて胸が熱くなる。ラグビーを通して国をまとめ上げたのだ。素晴らしい知恵だと感嘆する。
映画『インビクタス 負けざる者たち』の結末
ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩「我が運命を決めるのは我なり、我が魂を制するのは我なり」に身震いする
さて、この映画の映画化権は主演のモーガン・フリーマンが持ちイーストウッドに監督を依頼したそうだ。二人は過去において2作共演している。『許されざる者』と『ミリオンダラー・ベイビー』だ。もう気心は知れているだろう。撮影はオール南アフリカ。ここでちょっと疑問に感じるのだが、アメリカ人である彼ら(主演マット・デイモンも含)はラグビーのことを知っているのだろうか?なぜならアメリカで主流のスポーツはアメフトだ。ルールも違う。ましてやアメリカでの上映公開は成功するのか、、、等と素人ながらに考えてしまった。でもそんな心配はいらないだろう。御大クリント・イーストウッドなのだ。何を撮ろうが、許されるのだ。撮れば伝説になるのだ。
映画のタイトルの『インビクタス』は英国の詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩「インビクタス」に由来するそうだ。マンデラは獄中でこの詩を詠み奮い立たせたそうだ。劇中で何度も繰り返す「我が運命を決めるのは我なり、我が魂を制するのは我なり」はどんな辛いことで負けない不屈の精神の象徴である。イーストウッドも相当、不屈な精神を持っているに違いない。まだまだ伝説は続く。
『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
合わせて観たい映画
【格差社会を描いた映画】
映画『MOTHER マザー』
毒親が生まれたのは格差社会が原因?

映画『ミッドナイトスワン』
LGBTQに対する差別・格差は早急に解決して欲しい

映画『ばるぼら』
ばるぼらは社会の“排泄物”のように扱われた

映画『滑走路』
イジメから非正規社員問題まで絡めた名作

映画『絶唱(1975)』
封建制度の時代の格差ってどうしようなかった、、、

映画『万引き家族』
是枝監督の描く映画は「痛い」

映画『誰も知らない』
是枝監督が世界の映画作家に与えた影響は多大なり!

映画『存在のない子供たち』
戸籍も存在もない社会って“格差”どころじゃあない

映画『行き止まりの世界に生まれて』
格差と虐待は比例するのか

映画『人数の町』
格差もまったく存在しない町へ行こう!

映画『天気の子』
このふたりも日本社会からはみ出していると言える

映画『エリカ38』
エリカが詐欺師になったのは貧しい生い立ちから

映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
黒人というだけで“チャンス”が与えられない社会がある

映画『パブリック 図書館の奇跡』
「笑うな!」ホームレスにだって人権があります!

映画『凪待ち』
社会の底辺で生きてきた男、、、

映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』
無教養が格差を広げている

映画『鵞鳥湖の夜』
発展すればするほど格差が広がります

映画『はちどり』
韓国社会の現実は恐ろしい

映画『レ・ミゼラブル』
この少年たちの“怨恨”は根深い

映画『パラサイト 半地下の家族』
アカデミー作品賞獲得という快挙!

映画『ジョーカー』
格差が招いた犯罪

映画『カイジ 人生逆転ゲーム』
日本の底辺男の希望映画です

映画『希望の灯り』
かつての東西冷戦の格差って?

映画『タロウのバカ』
タロウが悲しすぎる

映画『存在のない子供たち』
生まれたという存在がないとは、、、

映画『荒野にて』
無学な父親を亡くしてしまい、、、

映画『ドッグマン』
不条理すぎる映画です

映画『マイ・フェア・レディ』
イギリスの階級社会で這い上がるのは難しい、、、

映画『ウエスト・サイド物語』
人種が絡んだ格差社会って辛い

映画『愛と青春の旅だち』
パイロット目指す若者と工場で働く女の子の恋愛

映画『黒い司法 0%からの奇跡』
いつも黒人が“容疑者”にされてしまう理由はなに?

映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』
差別・嫌悪される理由は本人にも問題ありでは、、、

映画『わたしは金正男を殺してない』
貧しい国から来た女性を使っての犯罪です

映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』
少年たちはアメリカ社会の未来を憂いての犯行だったのか

映画『朝が来る』
格差社会もあるけれど教育が大事だと思う、、、

映画『スキャンダル』
男どもに「一泡吹かせてやる!」ダンサーたちの挑戦!

映画『七人の侍』
黒澤明が描く“格差社会”はダイナミックだ

映画『ミリオンダラー・ベイビー』
ど貧乏育ちだけど「成功したい」気持ちに嘘はない

映画『道』
人生は厳しい“道”ばかりだけど「間違い」はしたくない

映画『楽園』
田舎の“ムラ社会”の中の“格差社会”って陰険だ

映画『第三夫人と髪飾り』
格差というより“習慣”とか“伝統”と言った理由で、、、

映画『グラン・トリノ』
人種差別者が“格差社会”に初めて気がついたら!

映画『赤い雪 Red Snow』
貧しいことは悲劇です

映画『帰れない二人』
中国の発展がもたらす“格差社会”は速度が早い

【差別をテーマにしたオススメ映画】
映画『伊豆の踊子(1974)』
職業差別・女性差別が厳しすぎる

映画『ルース・エドガー』
差別・偏見はアメリカ社会から消えないのか

映画『ハリエット』
こんなに強い女性人権活動家はいない

映画『ナイチンゲール』
ジェニファー・ケント監督が描く#MeToo映画最高傑作

映画『レ・ミゼラブル』
華やかなパリには差別世界が広がっている

映画『黒い司法 0%からの奇跡』
ここはアメリカですか?

映画『ブラック・クランズマン』
黒人差別をコミカルに描いた名作

映画『ビール・ストリートの恋人たち』
若い二人の恋愛に差別の障害が、、、涙が止まりません

映画『グリーンブック』
黒人ミュージシャンと白人ドライバーの友情物語

映画『あなたの名前を呼べたなら』
インドのカースト制度は終わらない

映画『ジョジョ・ラビット』
ユダヤ人差別が凄まじい

映画『ゴッズ・オウン・カントリー』
LGBT映画の最高作品

映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』
ネイティブインディアンのために戦う白人

映画『存在のない子供たち』
存在さえ認められないとは酷すぎます

映画『風をつかまえた少年』
黒人であるがためにチャンスも乏しいのか、、

映画『ジャングル・ブック(2016年の映画)』
これは必見!動物から差別される人間を描いている

『美女と野獣(1991)』
見かけで判断していはダメ

映画『天使にラブ・ソングを…』
ウーピー・ゴールドバーグ最高ハッピー

映画『37セカンズ』
これは必見です!佳山明さんの演技がすごい!

スタッフ・キャスト
監督
クリント・イーストウッド
製作
クリント・イーストウッド ロリー・マクレアリー ロバート・ロレンツ メイス・ニューフェルド
製作総指揮
モーガン・フリーマン ティム・ムーア ゲイリー・バーバー ロジャー・バーンバウム
原作
ジョン・カーリン
脚本
アンソニー・ペッカム
撮影
トム・スターン
美術
ジェームズ・J・ムラカミ
編集
ジョエル・コックス ゲイリー・D・ローチネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)
フランソワ・ピナール(マット・デイモン)
トニー・キゴロギ
スコット・イーストウッド2009年製作/134分/G/アメリカ
原題:Invictus
配給:ワーナー・ブラザース映画