映画『インビクタス/負けざる者たち』ネルソン・マンデラを演じるモーガン・フリーマンがそっくりです。勇者についてネタバレ、評価、感想

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【ワーナー公式】映画(ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信)|インビクタス/負けざる者たち
インビクタス/負けざる者たち(モーガン・フリーマン,マット・デイモン,)に関する情報をこちらでご覧になれます。

『インビクタス/負けざる者たち』
(113分/米/2009年)
原題『Invictus』

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ネルソン・マンデラという偉大な人間を忘れてはならない。彼に見えたのは未来に光り輝くあらゆる色だったのだ

アパルトヘイトについて逆の立場で考えてみればわかるはずだ

 かつてアパルトヘイトという最悪の人種差別政策があったのをご存知だろうか?アパルトヘイトは、アフリカーンス語で「分離、隔離」を意味する言葉である。白人が政治、経済、教育、文化等を含むすべてにおいての優先順位が最上であり、有色人種である黒人、アジア人に対して徹底的な差別政策を行っていた。白人以外は参政権はない。白人との婚姻も認めない、居住地も隔てられ、飲食店の出入りも制限されたりした。無論、公共の乗り物も白人と有色人種は別車両にするなど人種差別が行われた。

遠い場所で起きた出来事にも目を向ける気持ちが大事

 われわれ日本人は経済活動が認められ、馬鹿げた称号名誉白人と呼ばれていた恥ずかしい事実が残っている。結局は白人に見下されて媚びを売っていたのだ。南アフリカは1991年までこの政策が行われていた。歴史を端的に紐解くとかつてのアフリカ大陸は大自然の中で主に黒人たちが静かに平和に、もちろん自由で幸せな暮らしをしていた。そこへ植民地開拓、宣教という大義で白人が足を踏み入れた。でもそれは侵略と陵辱と強奪と弾圧と差別の始まりであったと言える。どれだけ多くの人が殺戮されたのか計算できないだろう。そして彼らの大地を支配したのだ。元来はアフリカ人の土地だったのである。

自由、自由、自由、平等、平等、平等、平和、平和、平和と連呼するマンデラの声が聞こえる

 さて、このような差別と苦痛と絶望しかない世界に光明を当てたのがネルソン・マンデラである。マンデラは不屈の人だ。決して諦めない。強靭な精神力を持っていた。投獄され拷問されても黒人の自由を得るために戦い続けた。心から尊敬する。やがて南アフリカはアパルトヘイト政策は世界中から非難され、、制裁も受けるようになる。結果、アパルトヘイト政策も撤廃になる。そしてマンデラが大統領になった。

 しかし国民にはわだかまりがある。特に白人には最悪な出来事だ。それは今まで差別し弾圧して来た黒人と平等になり、しかも国の大統領が黒人になったのだ。それがマンデラ。マンデラはかつて牢屋で拷問を受け、27年も投獄されたいた人間。恨みつらみもあるはずだ。白人たちが復讐されると恐れ慄いくのも当たり前だ。しかし、マンデラは違った。実に賢明で寛大で紳士だった

ラグビーを愛する者は紳士なり。マンデラこそ全身全霊ジェントルマンだ

 マンデラは白人に対して復讐など一切しなかった。自分が受けた苦痛などどこ吹く風のように振る舞った。そこがマンデラの指導者として高い評価を受けるところだと思う。マンデラは白人と黒人の一体を成した国を作るためにラグビーを用いた。混合チームを作りW杯での優勝を狙った。それが功を奏する。最初はぎこちないがチームはまとまり勝ち続ける。国もまとまっていく。町のあちこちで黒人と白人が抱き合う。観ていて胸が熱くなる。ラグビーを通して国をまとめ上げたのだ。素晴らしい知恵だと感嘆する。

ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩「我が運命を決めるのは我なり、我が魂を制するのは我なり」に身震いする

 さて、この映画の映画化権は主演のモーガン・フリーマンが持ちイーストウッドに監督を依頼したそうだ。二人は過去において2作共演している。『許されざる者』と『ミリオンダラー・ベイビー』だ。もう気心は知れているだろう。撮影はオール南アフリカ。ここでちょっと疑問に感じるのだが、アメリカ人である彼ら(主演マット・デイモンも含)はラグビーのことを知っているのだろうか?なぜならアメリカで主流のスポーツはアメフトだ。ルールも違う。ましてやアメリカでの上映公開は成功するのか、、、等と素人ながらに考えてしまった。でもそんな心配はいらないだろう。御大クリント・イーストウッドなのだ。何を撮ろうが、許されるのだ。撮れば伝説になるのだ。 

 映画のタイトルの『インビクタス』は英国の詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩「インビクタス」に由来するそうだ。マンデラは獄中でこの詩を詠み奮い立たせたそうだ。劇中で何度も繰り返す「我が運命を決めるのは我なり、我が魂を制するのは我なり」はどんな辛いことで負けない不屈の精神の象徴である。イーストウッドも相当、不屈な精神を持っているに違いない。まだまだ伝説は続く。

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ウイキペディアより引用

Invictus

監督 クリント・イーストウッド

脚本 アンソニー・ペッカム

原作 ジョン・カーリン

製作 ロリー・マクレアリー

ロバート・ロレンツ

メイス・ニューフェルド

クリント・イーストウッド

製作総指揮 モーガン・フリーマン

ティム・ムーア

ゲイリー・バーバー

ロジャー・バーンボーム

音楽 カイル・イーストウッド

マイケル・スティーヴンス

撮影 トム・スターン

編集 ジョエル・コックス

ゲイリー・D・ローチ

配給 ワーナー・ブラザース

公開 アメリカ20091211

    日本   201025

上映時間 132

製作国 アメリカ合衆国

    南アフリカ共和国

言語 英語

製作費 $60,000,000

興行収入 $122,233,971

 

 

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