映画『タイタニック(1997)』ネタバレ・あらすじ「船上の『ロミオとジュリエット』」感想「ディカプリオ若い&ケイト・ウィンスレット17歳?」結末「ジェームズ・キャメロンが描く“格差社会”という船」

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映画『タイタニック(1997)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『タイタニック(1997)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

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『タイタニック(1997)』
(1997年製作/189分/アメリカ)
原題『Titanic』

【監督】
ジェームズ・キャメロン
【脚本】
ジェームズ・キャメロン【編集】ジェームズ・キャメロン コンラッド・バフ リチャード・A・ハリス【製作総指揮】レイ・サンキーニ【製作】ジェームズ・キャメロン ジョン・ランドー【共同製作】アル・ギディングス グラント・ヒル シャロン・マン【撮影】ラッセル・カーペンター【美術】ピーター・ラモント【音楽】ジェームズ・ホーナー【音楽監修】ランディ・ガーソン【衣装デザイン】デボラ・L・スコット【SFXスーパーバイザー】ロバート・レガート【特殊効果コーディネーター】トーマス・L・フィッシャー【スタント・コーディネーター】サイモン・クレーン【字幕】戸田奈津子【海洋部門コーディネーター】ランス・ジュリアン
【出演】
レオナルド・ディカプリオ ケイト・ウィンスレット
ビリー・ゼイン キャシー・ベイツ フランシス・フィッシャー ビル・パクストン バーナード・ヒル ジョナサン・ハイド ビクター・ガーバー デビッド・ワーナー ダニー・ヌッチ グロリア・スチュワート スージー・エイミス ヨアン・グリフィズ ジャネット・ゴールドスタイン
【HPサイト】
映画『タイタニック(1997)』IMDbサイト
【予告映像】
映画『タイタニック(1997)』トレーラー

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  1. 映画『タイタニック』日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』2021.5.7 よる9時~10時54分放送(前半)と2021.5.14 よる9時~10時54分放送
    1. 2021.5.7 よる9時~10時54分放送(前半)
    2. 2021.5.14 よる9時~10時54分放送(後半)
  2. 映画『タイタニック(1997)』のオススメ度は?
  3. 映画『タイタニック(1997)』の作品情報・概要
  4. 映画『タイタニック(1997)』のあらすじ・ネタバレ(簡単)
  5. 映画『タイタニック(1997)』のあらすじ・ネタバレ(詳細)
  6. 映画『タイタニック(1997)』の感想・内容
  7. 映画『タイタニック(1997)』の考察・評価
  8. 映画『タイタニック(1997)』の結末
  9. 映画『タイタニック(1997)』のトリビア
    1. ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ) の死因は凍死?
    2. ケイト・ウィンスレットがキャメロンに手紙を出して出演をアピール
    3. 「世界は俺のものだ!(I am the king of the world!)」と叫ぶシーンは即興演出
    4. 製作費は当時史上最高額の2億ドル
  10. 映画『タイタニック(1997)』のキャストについて
    1. ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)
    2. ローズ・デウィット・ブケイター(ケイト・ウィンスレット)
    3. キャルドン・ホックリー(ビリー・ゼイン)
    4. マーガレット・“モリー”・ブラウン(キャシー・ベイツ)
    5. ルース・デウィット・ブケイター(フランシス・フィッシャー)
    6. E・J・スミス船長(バーナード・ヒル)
    7. ブロック・ロベット(ビル・パクストン)
    8. ブルース・イスメイ(ジョナサン・ハイド)
    9. トーマス・アンドリュース(ビクター・ガーバー)
  11. まとめ 映画『タイタニック(1997)』一言で言うと!
  12. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
  13. 合わせて観たい映画
    1. 【“障害”と戦う恋愛映画オススメ】
      1. 映画『ロミオとジュリエット』
      2. 映画『伊豆の踊子(1974)』
      3. 映画『潮騒 しおさい(1975)』
      4. 映画『絶唱(1975)』
      5. 映画『マディソン郡の橋』
      6. 映画『美女と野獣(1991)』
      7. 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』
      8. 映画『ラストレター』
      9. 映画『アパートの鍵貸します』
      10. 映画『マチネの終わりに』
      11. 映画『ボーダー 二つの世界』
      12. 映画『あなたの名前を呼べたなら』
      13. 映画『秒速5センチメートル』
      14. 映画『マーウェン』
      15. 映画『ほしのこえ』
      16. 映画『COLD WAR あの歌、2つの心』
      17. 映画『リヴァプール、最後の恋』
    2. 【格差社会を描いた映画】
      1. 映画『MOTHER マザー』
      2. 映画『ミッドナイトスワン』
      3. 映画『ばるぼら』
      4. 映画『滑走路』
      5. 映画『絶唱(1975)』
      6. 映画『万引き家族』
      7. 映画『誰も知らない』
      8. 映画『存在のない子供たち』
      9. 映画『行き止まりの世界に生まれて』
      10. 映画『人数の町』
      11. 映画『天気の子』
      12. 映画『エリカ38』
      13. 映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
      14. 映画『パブリック 図書館の奇跡』
      15. 映画『凪待ち』
      16. 映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』
      17. 映画『鵞鳥湖の夜』
      18. 映画『はちどり』
      19. 映画『レ・ミゼラブル』
      20. 映画『パラサイト 半地下の家族』
      21. 映画『ジョーカー』
      22. 映画『カイジ 人生逆転ゲーム』
      23. 映画『希望の灯り』
      24. 映画『タロウのバカ』
      25. 映画『存在のない子供たち』
      26. 映画『荒野にて』
      27. 映画『ドッグマン』
      28. 映画『マイ・フェア・レディ』
      29. 映画『ウエスト・サイド物語』
      30. 映画『愛と青春の旅だち』
      31. 映画『黒い司法 0%からの奇跡』
      32. 映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』
      33. 映画『わたしは金正男を殺してない』
      34. 映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』
      35. 映画『朝が来る』
      36. 映画『スキャンダル』
      37. 映画『七人の侍』
      38. 映画『ミリオンダラー・ベイビー』
      39. 映画『道』
      40. 映画『楽園』
      41. 映画『第三夫人と髪飾り』
      42. 映画『グラン・トリノ』
      43. 映画『赤い雪 Red Snow』
      44. 映画『帰れない二人』
  14. 映画『タイタニック(1997)』の作品情報

映画『タイタニック』日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』2021.5.7 よる9時~10時54分放送(前半)と2021.5.14 よる9時~10時54分放送

2021.5.7 よる9時~10時54分放送(前半)

2021.5.14 よる9時~10時54分放送(後半)

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映画『タイタニック(1997)』のオススメ度は?

4.5

4つ半です

楽しめます

若い恋愛が燃え盛ります

沈没しても想いは消えません

上流階級の「エゴ」が見えます

船上の『ロミオとジュリエット』に涙

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映画『タイタニック(1997)』の作品情報・概要

『タイタニック』原題『Titanic』ジェームズ・キャメロン監督・脚本(映画『エイリアン2』)による1997年のアメリカ映画。沈みゆく豪華客船の中で描く『ロミオとジュリエット』的悲恋映画。上流階級と下層階級の人間模様を描いた傑作である。レオナルド・ディカプリオ(映画『仮面の男』や映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』)とケイト・ウィンスレット主演。ビリー・ゼイン(映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』)、フランシス・フィッシャー(映画『許されざる者(1992)』や映画『トゥルー・クライム』)、バーナード・ヒル、キャシー・ベイツ(映画『ミッドナイト・イン・パリ』や映画『リチャード・ジュエル』や映画『ビリーブ 未来への大逆転』)、グロリア・スチュアートらが出演。全世界で興行収入は21.9億ドルに達する。『ジュラシック・パーク』(1993年)を抜く。第70回アカデミー賞(1998年のアカデミー賞)において、作品賞、監督賞、撮影賞、美術賞、主題歌賞、音楽賞、衣裳デザイン賞、視覚効果賞、音響効果賞、音響賞、編集賞の11部門で受賞した。セリーヌ・ディオンが歌う主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」大ヒットした。

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映画『タイタニック(1997)』のあらすじ・ネタバレ(簡単)

世界最大級の豪華客船タイタニック号が沈没したのは1912年。その84年後の1996年の大西洋にて、トレジャー・ハンターのブロック・ロベット(ビル・パクストン)らはタイタニック号と共に沈んだとされる最高峰のダイアモンド・『碧洋のハート』の在り処をしていた。幾度も最新の小型潜水艇を用い深海のタイタニックの調査を行っていたが、一向に手がかりが掴めなかった。

しかし遂に上流階級女性が搭乗していたと思われる1等客室の部屋から、保存状態の良い金庫を発見し、期待で胸を高めるブロック。テレビ中継の中、金庫を開けては見たものの、『碧洋のハート』は見当たらなかった。中には泥まみれになった紙切れ(スケッチブックの切れ端)だけが残されていた。

描かれていたのは上流階級出身であろう若き女性の裸婦画。偶然、テレビを見ていたMrs.カルバート(グロリア・スチュアート)は84年前に遠い記憶に胸を焦がし、ブロックに電話して「あの絵のモデルはわたしだ」と告げる。

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映画『タイタニック(1997)』のあらすじ・ネタバレ(詳細)

タイタニック号沈没から84年後の1996年。1500人以上の乗員乗客を乗せて、沈没したタイタイニック号の引き上げ作業が行われていた。場所は北大西洋3773メートルの深海。作業を指揮しているのはトレジャー・ハンターのブロック・ロベット(ビル・パクストン)。彼は行方不明となったダイヤモンドの宝石「碧洋のハート」を見つけ出し、一攫千金を狙っていた。

幾度の調査の末、遂に歓喜の声を上げる。上流階級が宿泊していた部屋から保存状態の良い金庫から見つかったのだ。

テレビの生中継の中、引き上げられた金庫をブロックが開ける。しかし念願の「碧洋のハート」は無かった。代わりに泥まみれになった紙切れ(スケッチブック)があるだけだった。紙切れの泥を洗い流すと、そこには上流階級出身であろう美しく若い女性の裸婦画が描かれていた。そして彼女の胸につけられていたのはブロックが探し求める「碧洋のハート」だった。

偶然、テレビで見た101歳の女性ローズ・カルバート(グロリア・スチュアート)が孫娘のリジー(スージー・エイミス)に、ブロックへ電話させる。失望しているブロックは「どうせ、いたずら電話だろう」と受話器を取る。しかし彼女が言い放った言葉は「あの女性のモデルはわたしです」と言われ招待することに。

大量の荷物と共に現れたローズ・カルバート(グロリア・スチュアート)はタイタニック号の生存者のひとりであり、ローズの口からタイタニックの悲劇の航海が、ローズの船上での恋愛と共に語られていく。

遡ること84年前。1912年。イギリスのサウサンプトン港から処女航海に出ようとするタイタニック号。世界一の豪華客船に乗る上流階級の人たち、あるいはそれを見送ろうと集まった多くの群衆たちで溢れかえっていた。アメリカ・ウィスコンシン州出身の放浪画家ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)は帰国するための乗船券をギャンブルで手に入れて、イタリア人の友人・ファブリッチ(ダニー・ヌッチ)と三等船室に乗り込んだ。

一方、17歳のローズ・デウィット・ブケイター(ケイト・ウィンスレット)は上流階級のアメリカ人である。一家は父が亡くなっており、破産寸前であった。母親ルース・デウィット・ブケイター(フランシス・フィッシャー)の策略で大資産家のキャルドン・ホックリー (ビリー・ゼーン)と婚約していた。無論、ローズにとっては望まない結婚である。

若きローズは「望まない結婚」に悲観して、タイタニック号の舳先から海へ飛び降りようをする。船外で寝ていたジャックが彼女を助ける。ローズの命の恩人となったジャックは家族と上流階級の人たちから食事の招待を受ける。住む世界の相違に違和感を覚えるが、自分は「自由な放浪の画家」であることに誇りを持って応える。

画家の才能があるジャックにローズは胸をときめかせる。そして二人は激しい恋に落ちるのだった。ローズの母親ルースは下層階級にジャックを毛嫌いしており、婚約者のキャルも底知れぬ不安と嫉妬を覚えていた。しかしローズとジャックの燃え盛った恋の炎はますます燃え盛るのだった。

出港から二日後の414日、ローズはジャックにデッサンの依頼をして、裸婦画を描いてもらう。ローズはその裸婦画を金庫にしまう。そして二人は初めて結ばれる。

二人の行方を捜すキャル。ローズとジャックは船内を逃げる。ローズはジャックに「あなたと駆け落ちする」と告げる。ジャックも誠意を持って応える。何とかローズを取り戻そうと躍起になるキャルが罠を仕掛ける。ジャックのコートに「碧洋のハート」を忍ばせ、盗んだと濡れ衣を着せたのだ。そしてジャックは船の最下層の一室で手錠をかけられ監禁されてしまう。

次席一等航海士・ウィリアム・マードック(ユアン・スチュワート)は深夜の航行中、巨大な氷山を発見する。「取舵一杯、後進全速」の号令を出すがタイタニック号の右舷が衝突し激しく損傷してしまう。船底から海水が浸水していくる。

異常を聞きつけた、船の設計者トーマス・アンドリューズ(ヴィクター・ガーバー)は「2時間程度で船は沈んでしまう」と言う。船長のエドワード・スミス(バーナード・ヒル)は愕然としながらも救難信号を出した。近くを航行するかるカルパチア号が救助が到着するまでには4時間はかかるから絶望的だ。パニックになることを恐れる。救命胴衣を配布するが、やがて乗客たちも「沈みいくタイタニック号」の状況を理解して、不安に包まれていく。そして女性と子供を優先して救命ボートに乗り込んでいく。しかし、救命ボートは乗員・乗客1500人を収容する数がなかったことが判明する。

ローズは濡れ衣とわかった船底のジャック救出へと向かう。一度は救命ボートに乗ったローズだが、ジャックと離れたくない思いで、再びタイタニック号に飛び移る。二人は船内を右往左往し逃げ回る。しかしタイタニック号は船首を闇夜に向けて垂直に立ち上がる。二人は抱き合ったまま海中へと投げ出される。氷のように冷たい海で多くの人が溺死、あるいは凍死していく。辛うじて板切れに乗ったローズは体温を奪われることなく生き残る。ジャックは凍死してしまった。

ローズはジャックとの「どんなことがあっても諦めずに生きろ!」を約束として、救出の笛をちから強く吹く。救出されたカルパチア号で、ローズを捜すキャルから身を潜め、「ローズ・ドーソン」と名乗って生きることを決意する。

1996年。ブロック・ロベット(ビル・パクストン)らのタイタイニック号沈没と自らの恋物語を語ったローズ・カルバート(グロリア・スチュアート)。皆は温かい目で聞いてくれた。深夜、ローズはこっそり部屋を抜け出し、船上へ行く。ポケットから「碧石のハート」を取り出し、海へ投げ入れるのだった。その顔には「ジャック、もうすぐわたしも行くよ」という表情があった。

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映画『タイタニック(1997)』の感想・内容

「格差社会を先取りした映画」だと思います。1997年製作です。もう24年前になります。改めて鑑賞しても真新しさがあると思います。CG技術は今より多少は劣りますが、それをカバーするのはやはりジェームズ・キャメロン監督の演出が「すごい」と言わざるを得ません。ジャック・ドーソン演じる若きレオナルド・ディカプリオとローズ・デウィット・ブケイター演じるケイト・ウィンスレットの鬼気迫る演技は間違いなくジェームズ・キャメロン監督の意のままの演技ではないでしょうか。

わたしは本映画『タイタニック(1997)』を映画館で3回観ています。当時、日本に合った最大級のスクリーンで鑑賞しています。正直、あまりにもスケールの大きい話と大迫力に「圧倒」されました。もちろん、映画のタイタニック号はセット、つまり模型だと事前に知っていましたが、映画が始まるとそんなことはどうでも良いくらいに物語に引き込まれていったことを鮮明に記憶しています。

本映画『タイタニック(1997)』の魅力な何といっても若い美男と美女の二人の恋愛が悲恋で終わるところに尽きます。もう最初からわかって観るから、感動するのです。これは映画製作の王道です。そのことをわかっているジェームズ・キャメロンの偉大さに脱帽せざるを得ません。若く美しい二人の恋愛、身分という障害、迫り来る困難、手を取り合って乗り越える二人、約束された死、生きる決意、生涯の秘密、回顧する若き日々、等です。映画がヒットする方程式を教科書通りになぞった名作です。素晴らしいです。

本映画『タイタニック(1997)』は若い人からお年寄りまで、もちろん男女問わず胸を締め付けられる内容になっています。沈みゆく豪華客船の中で繰り広げられる『ロミオとジュリエット』状態の二人を「応援」したくなるわたしたちがいます。「頑張れー」と声をあげたくなるのです。でも、結果はわかっているのです。「死」が訪れます。死は人間にとって、最も避けない運命です。よりによって若い男女が死に至るという運命ほど残酷なことはありません。わたしたちは本映画『タイタニック(1997)』を鑑賞しながら「わたしもこんな素敵な恋をしてみたい」と夢見るのです。でも心のどこかに「死ぬのがわたしでhなくて良かった」と思う自分もいます。

人間って人の不幸や悲劇にとても興味を持ちます。連日、テレビのワイドショーの悲劇的なニュースに釘付けになるのは、同情心と安心感を得られるからです。世界の悲惨な状況下に置かれている人たちに同情しますが、同時に「わたしでなくて良かった」とか「わたしの子どもにはあんな想いはさせたくない」と思うのは常道です。まったくもって正しい感情です。それを踏まえると本映画『タイタニック(1997)』が世界中の人々を感動の渦に巻き込んだ理由が見えてきます。対岸の火事に自己陶酔しながら、すぐさま安心な場所に帰って来られるからです。ここまで、計算して映画を作り上げたジェームズ・キャメロンは偉大です。

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映画『タイタニック(1997)』の考察・評価

さて、本映画『タイタニック(1997)』は悲恋映画、あるいは恋愛パニック映画の代表的な一品と言われていますが、実は格差社会を描いた名画として海外では評価されています。

本映画『タイタニック(1997)』の中には「差別」と「分断」がきっちり描かれています。

いま世界中で起きている現象をタイタニックという豪華客船の中で描いているのです。

ジャックとローズの恋愛を応援するあまり、一見、見過ごしてしまいそうですが、これこそジェームズ・キャメロンが最も訴求したかったことではないでしょうか。

ご存知の通り北米に住む人たちの多くは移民です。ヨーロッパの重たい階級社会から逃れるようにアメリカ大陸にやってきました。

ジェームズ・キャメロンの祖先も然り。ヨーロッパで暮らしていてはいつまで経っても、上流社会への道は約束されません。

ですから、誰も知らない、自由に生きることができる新大陸へ夢と希望を求めたのです。

本映画『タイタニック(1997)』にはローズの母親、婚約者のキャル、その他、ジョン・ジェイコブ・アスター4世などの上流階級のお金持ちと、英語を話さないどこかの国に人や、貧しい身なりの人たちの「区別」がしっかりと描かれています。

かつて上流階級の人たちが、大陸を目指す時って、おそらく貧しい身分の人たちと同じ境遇だったのではないでしょうか。

でも、かつての自身の祖先とは違って、現在は成功と富を手に入れている「わたしたち」にとって、下層階級出身の人たちなど、「虫けら同然」のような目つきで見ています。

最も悪役的に描かれているはローズの婚約者・キャルドン・ホックリー(ビリー・ゼイン) ですが、わたし的にはローズの母親・ルース・デウィット・ブケイター(フランシス・フィッシャー) になります。

彼女がジャックを見る目は冷酷で、本当に差別的です。このフランシス・フィッシャーの演技は本当に素晴らしいです。

彼女はクリント・イーストウッド監督の『許されざる者(1992)』で、娼婦たちのボスとしても良い演技をしています(しかもクリント・イーストウッドとの間に娘を設けています)

本映画『タイタニック(1997)』の中で、「差別」と「分断」が象徴的なのは冒頭の出航場面からもわかります。

上流階級の人たちと下層階級の人たちの服装がまったく異なります。

紳士・淑女をイメージさせる帽子、ステッキに対比させるかのように、汚い身なりのジャック。船室は一番の船底でタコ部屋です。

上流階級の部屋は上階、もしくは最上階で、デッキ付きです。いわゆる「ペントハウス」です。高いところへ行けばいくほど、下の景色は良く見えるものですが、本映画『タイタニック(1997)』ではそれを描いていません。

ここにもジェームズ・キャメロン監督の皮肉が込められていると思います。

さらに、もうひとつ忘れられない場面があります。タイタニックが海に垂直に立ち上がる場面です。

多くの人たちは「上へ上へ」を目指します。ここは必見です。生物の性の象徴ではないでしょうか。

全ての生き物は種の繁栄のため産まれて、戦って、死にます。絶えず誰かを犠牲にして生き残って来ました。植物とて同じです。

植物が繁茂する森へ行くと、光を求めて我先にと「上へ上へ」と目指す戦いに出会います。わたしたちには静かに映りますが、植物の世界ほど過酷な生き方はありません。

ですから、下層階級の貧乏人ジャックがタイタニックの先端にたどり着いた瞬間こそ、「勝利宣言」だったと言っても良いのです。

ここが全てを物が立っています。もうジャックは満足したのです。一度、「天下をとった」から死んでも本望と言えば本望なのです。

もし、生きることへの強い生存本能があったのであれば、冷たい海の中でも生きながらえたのです。

実際、あの冷たい海の中で6人が生き残っています。ジャックにはそこまで、生きることへの渇望がなかったと言えます。

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映画『タイタニック(1997)』の結末

さて、本映画『タイタニック(1997)』は結果的には上流階級の人たちが多く生き残ります。

ローズも、母親のルースも憎っくきキャルも生き残ります。下層階級のジャックは無残にも冷たい深海へと沈んでいきました。

ただヨーロッパの騎士道精神はちゃんと描かれていたのは救いです。「女、子どもを優先に」です。この場面は平等に描かれていたと思います

大きな集団が出くわす、危機的な状況下では身分など関係ないこともわかります。お金も役に立ちません。

次席一等航海士・ウィリアム・マードック(ユアン・スチュワート)はキャルからもらった賄賂であるドル紙幣を投げつける場面は強烈です。

また、危機的状況下の人間は「保身」に走ることも描かれています。後に不沈艦モリーで名を成すマーガレット・モリー・ブラウン(キャシー・ベイツ) が「助けに行きましょう!」と言った時、全員が下を向きます。

「あそこへ行ったら巻き添えを食らう」です。「自分だけは助かりたい」という一心がうまく描かれていました。

ジェームズ・キャメロン監督は史実を踏まえながら、恋愛と格差社会を絶妙な脚本で描き切った才能と技術、そして先見性に感謝と敬意を送りたいと感じる映画でした。

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映画『タイタニック(1997)』のトリビア

ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ) の死因は凍死?

これは名作だから沸き起こる論争です。最期、ジャックはローズをドアの板切れに乗せて、自分は冷たい海水に浸かって救助を待ちます。4月の大西洋の海はとても冷たいです。ですからジャックは凍死してしまうのです。このジャックの死の場面に異を唱える人が続出します。ドアの板切れは「二人を乗せるに十分な大きさであった」とされているからです。映画ファンの多くは二人とも助かって「ハッピーエンド」を観たかったとの期待からですが、キャメロン監督は「ストーリー上、ジャックは死ぬ必要があった。芸術上の理由であって、物理学の話じゃない」と反論しています。映画製作者としての懸命な決断で、ジャックに死んでもらったということです。

ケイト・ウィンスレットがキャメロンに手紙を出して出演をアピール

ローズ役については、ケイトとウィノナ・ライダーとユマ・サーマン、そしてグウィネス・パルトロウが最終選考に残っていたことがわかっています。まだ女優としては実績がなく、アルバイトをしながらのケイトはキャメロン監督に「あなたローズより」と一筆を添えたバラの花束を贈ったそう。もちろん、それで出演が決まったかどうかはわからないが、ケイトの熱意は伝わったと予想できます。

「世界は俺のものだ!(I am the king of the world!)」と叫ぶシーンは即興演出

ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)がタイタニックの先取んで叫ぶ有名なシーンですが、最初の台本にはなかったセリフ。キャメロンが即興で考えて、ディカプリオに伝えたが、ディカプリオは難色を示した。でも監督に言われて絶叫する。後のアカデミー賞授賞式のコメントでキャメロンは同じセリフを言って、世界を沈黙させた。

製作費は当時史上最高額の2億ドル

製作費は尋常ではなかったようです。2億ドルですから、200億円を超えたそうです。キャメロンは破産寸前だったようです。タイタイニックとほぼ同じ大きさ(タイタニックは263メートルに対してセットは236メートル)の船舶セットを作り上げます。船内の調度品も当時と同じまま。

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映画『タイタニック(1997)』のキャストについて

ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)

アメリカ合衆国ウィスコンシン州出身の19歳。下層階級出身者。画家として成功することを目指して、ヨーロッパを数年に渡って放浪(パリ在住が多いとみられる)帰国しようと意を決してイギリスへ渡る。サウサンプトン港近くのパブにてポーカーでタイタニック号の切符を手に入れる。イタリア人の友人・ファブリッツィオ・デ・ロッシ(ダニー・ヌッチ)駆け込みで乗船する。そしてローズと出会う。ローズ・デウィット・ブケイター(ケイト・ウィンスレット) 正義感が強い青年。一途な性格。好きになったらひけない。ヨーロッパからアメリカへ帰国する理由は「階級社会では勝負できない」からとみられる。

ローズ・デウィット・ブケイター(ケイト・ウィンスレット)

アメリカ合衆国出身で両家の生まれで17歳。イギリスの上流階級が通う学校に通っていた。父が亡くなってから、財政状況が思わしくなく、破産寸前。母・ルース・デウィット・ブケイター(フランシス・フィッシャー) に政略結婚を強要され、成金富豪のキャルドン・ホックリー(ビリー・ゼイン) と婚約。ローズにとってはタイタニックは奴隷船と同じである。失意の航行となり、人生に絶望し、海への投身自殺を試みようとしたところを、ジャックに助けられる。そして恋に落ちる。芸術的な感性が高く、ジャックの画家としてニオ才能を見抜く。高い知性と教養を持っている。元来は激しい性格であるが、家督を守るために我慢していたが、ジャックとの出会いで「自分の人生を生きる」気持ちになる。

キャルドン・ホックリー(ビリー・ゼイン)

ローズの婚約者。アメリカの大富豪の御曹司。知性教養はそれほどない。自分の欲しいものを手にいれるためなら犯罪まがいのことも平気で行う。お金で人の心を買うことができると思っている。最高峰のダイアモンド・『碧洋のハート』を手に入れた。ずる賢く性格で、タイタニック沈没寸前に孤児の女児を「わたしがいないとこの子はダメだ」と嘘をついて救命ボートに乗り生き残る。後の世界恐慌で破産してピストル自殺する。

マーガレット・“モリー”・ブラウン(キャシー・ベイツ)

新興成金。ローズの母・ルースらの老舗の上流階級者からは成金であり、品性がないと見下されている。しかし実力で成功をつかんだ彼女は平然と受け流している。貧乏人であるジャックに彼女は息子の礼服を貸し出したり食事のマナーを耳打ちしたりしてジャックを陰から支える。タイタニック沈没の時に救命ボート上で救助のため引き返すのを主張した。1996年のローズが彼女を「後に不沈のモリー・ブラウンと呼ばれる」と説明している。

ルース・デウィット・ブケイター(フランシス・フィッシャー)

ローズの母。とても厳しい性格。権威主義。上流階級以外は「人間に非ず」というような態度をとっている。ローズを支配している。毒親である。保身的で自らの生活を守るためにローズとキャルを政略結婚に導く。その理由は破産寸前だったから。

E・J・スミス船長(バーナード・ヒル)

タイタニック号の船長。とても有名な船長出る。定年を間近であり、最後の航行がタイタニックの処女航海であった。スミスが船長ということで多くの乗客の乗船した。引退最後の偉業として、イギリスとアメリカの航行の最短記録を目指していた。自身の名誉を優先したばかりに氷山衝突を招いたと非難されることもある。

ブロック・ロベット(ビル・パクストン)

トレジャー・ハンター。タイタニックの研究を行ってる。実際はタイタニックと共に沈んだ金銀財宝を探している。一番の目的は『碧洋のハート』(The Heart of the Ocean)である。

ブルース・イスメイ(ジョナサン・ハイド)

タイタニック号を建造したホワイト・スターライン社の社長。処女航海に同船している。実は破産寸前の会社であった。会社再建のためにメディアを駆使して、猛烈にタイタニック号の素晴らしさをアピール。イギリスrとアメリカ間の最短記録更新を狙うことで、さらにタイタニックの権威を得てビジネス的な成功を求めている。

トーマス・アンドリュース(ビクター・ガーバー)

タイタニック号の設計主任。完璧主義者であるが、救命ボートの数を少なくしてしまうという最大のミスを犯す。タイタニックが氷山に激突した際、「2時間で沈没する」と予測してその通りとなった。最期はタイタニック号と共に水死を選ぶ。その顔には「申し訳ない」という表情があった。

スパイサー・ラブジョイ(デビッド・ワーナー)

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まとめ 映画『タイタニック(1997)』一言で言うと!

「沈みゆく船上の『ロミオとジュリエット』の差別物語の最高峰」

ジェームズ・キャメロン監督の知性教養の高さを窺い知れる映画です。豪華客船沈没の最中に繰り広げられる悲恋。そして階級社会の実情。こういう状況の中ではお金も地位も名誉も何も役に立たない。

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映画『ロミオとジュリエット』

映画『ロミオとジュリエット』ネタバレ・あらすじ・感想。恋愛映画のヒットの法則を学べる。オリヴィア・ハッセーとレナード・ホワイティングが輝いている。
ウィリアム・シェイクスピアの著名な戯曲を映画化。フランコ・ゼフィレッリが脚色・監督。イギリス出身のレナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセーが主演した。イタリアで撮影。当時16歳のハッセーがヌードシーンを演じていることも大いに話題となった。音楽はニノ・ロータ。恋愛映画の金字塔的存在。

映画『伊豆の踊子(1974)』

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映画『潮騒 しおさい(1975)』

映画『潮騒 しおさい(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想。「その火を飛び越して来い!」山口百恵&三浦友和が三島由紀夫文学で紡ぐ“リアル愛”。
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ディズニー映画『美女と野獣(1991)』の教訓が『アナ雪』の自由・独立・共感できる女性像を築きヒットへ。ネタバレ・あらすじ・感想。
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映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』

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映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』ネタバレ・あらすじ・感想。性を選択できる自由がある。LGBTQと多様性の時代。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の作品情報・概要 『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』原題『Disobedience』2017年に制作された愛米英合作のドラマ映画である。セバスティアン・レリオ監督作品。主演はレイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムス。本作はナオミ・アルダーマンが2006年に上梓した小説『Disobedience』を原作としている。厳格なユダヤ教徒の女性の恋愛物語。もはや人間において性を分ける必要はない。

映画『ラストレター』

映画『ラストレター』あらすじ・ネタバレ・感想。福山雅治vs松たか子vs岩井俊二が描く“死と再生”物語。“手紙”の錯綜が描くノスタルジー。
映画『ラストレター』あらすじ・ネタバレ・感想。福山雅治vs松たか子vs岩井俊二が描く“死と再生”物語。“手紙”の錯綜が描くノスタルジー。映画『ラストレター』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ラストレター』公式サイトの紹介。『ラストレター』は、2020年1月17日に公開の日本映画。岩井俊二監督作品。主演は松たか子。福山雅治、広瀬すず、森七菜、豊川悦司、中山美穂らら共演。SNSが普及して手紙というやりとりが困難な時代にあえて、手紙を通じて人間関係と自身の成長を築いていく人間成長物語。“死と再生”のテーマ。

映画『アパートの鍵貸します』

映画『アパートの鍵貸します』ネタバレ・あらすじ・感想。ジャック・レモン&シャーリー・マクレーンの姿に時代が見える。「パワハラはダメ!」
映画『アパートの鍵貸します』ネタバレ・あらすじ・感想。ジャック・レモン&シャーリー・マクレーンの姿に時代が見える。「パワハラはダメ!」映画『アパートの鍵貸します』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『アパートの鍵貸します』IMDbサイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 映画『アパートの鍵貸します』の作品概要 『アパートの鍵貸します』は、1960年制作のアメリカ映画。原題『The Apartment』名匠ビリー・ワイルダー監督の最高演出と言われる作品。ロマンチック・コメディー最高傑作。アカデミー作品賞、監督賞、脚本賞、美術賞、編集賞の5部門受賞。主演はジャック・レモンとシャーリー・マクレーン。ニューヨークを舞台にした恋愛映画。

映画『マチネの終わりに』

【ネタバレ酷評】映画『マチネの終わりに』あらすじ・結末。物語も演出も撮影もダメ。福山雅治&石田ゆり子の糸引くキスシーン。
映画『マチネの終わりに』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。ネタバレ・あらすじ・結末を記述。作家・平野啓一郎の原作。2015年3月から2016年1月まで毎日新聞朝刊及びnoteにて連載された。福山雅治、石田ゆり子主演で2019年に映画版が公開。有名なギタリストが自身の音楽活動に悩んでいる時にジャーナリスト洋子が現れ恋に落ちる。しかし洋子にはフィアンセがいた。恋にルールはない。洋子をものにしようとパリまでいく。

映画『ボーダー 二つの世界』

映画『ボーダー 二つの世界』あらすじ・ネタバレ・作品情報・感想・評価。LGBTをも凌駕した多様性の映画。美しい心になれる映画
映画『ボーダー 二つの世界』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館情報を記載しています。またネタバレ・あらすじ・感想・評価・まとめについても書いています。北欧デンマークから新たな映画が届きました。監督はイラン系デンマーク人です。容姿による差別・偏見、さらに性差別の問題についても大きなメッセージを感じ取ります。多様性の時代が到来しました。認め合うことが21世紀を生きるテーマ。

映画『あなたの名前を呼べたなら』

インド映画『あなたの名前を呼べたなら』身分を越えた恋物語の行方は?差別、貧困とカースト制度について考えてみる。ネタバレ・あらすじ・感想・結末・評価
カースト制度が色濃く残るインドで身分の差を越えた恋愛物語を女性映画監督ロヘナ・ゲラが描いた。監督曰く、現在では絶対に起こりえない恋物語だそうだ。監督は絶望的な差別、貧困に悩む庶民がいつか自由を手に入れ、幸せに暮らせる日を願って作ったのだろう。インド映画にしては歌、踊りの演出が抑えられ、おしゃれな作りになっている。

映画『秒速5センチメートル』

新海誠監督映画『秒速5センチメートル』初恋・ファーストキス・遠距離・再会を通じて成長する青年の心模様は桜の速度。ネタバレ・あらすじ・感想・評価。
『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』に続く、新海誠の第3作目の劇場公開作品。小学生の初恋相手の女性への想いを抱きながら生きる青年。短編三部作にまとめて青年の成長を描いている。主人公の貴樹はずっと“秒速3センチメートル”状態のままだ。いつ脱出するのか。それと相まって女性たちは過去を振り切って生きていく強さがある。

映画『マーウェン』

映画『マーウェン』ロバート・ゼメキスvsスティーブ・カレルが描くトラウマを乗り越える人間成長物語に感動。ネタバレ・あらすじ・感想・評価
些細な発言により暴行され、過去の記憶を失ったマーク・ホーガンキャンプ。トラウマを抱え、救いを人形アニメの撮影に向けた。町の人の助けによってトラウマを克服。監督はロバート・ゼメキス。主演にスティーブ・カレル。アメリカに根付くヘイトクライムをテーマに、困難を乗り越えて戦う人間成長物語を実写と人形アニメを用いて描く。

映画『ほしのこえ』

新海誠監督 映画『ほしのこえ』ミカコとノボルの宇宙恋愛物語の結末。感想・評価・ ネタバレ・あらすじ
日本を越えて世界に衝撃を与えた作品である。『ほしのこえ』は新海誠がたった一人で作り上げた。会社勤めをしながらも映画制作への情熱が消えず昼夜を通して作ったという。若き日の新海誠の情熱がほとばしる素晴らしい作品である。本映画は数々の賞を獲得した。そして新海は空高く羽ばたいた。

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』悪女が目指す究極の愛のゴール 男は悲劇 ネタバレ・あらすじ・感想
本作は第71回カンヌ国際映画祭最優秀監督賞を受賞。さらに第91回アカデミー賞では外国語映画賞・監督賞・撮影賞の3部門にノミネートされた。とても素晴らしい映画だ。社会主義時代のポーランドを舞台にピアニストと歌手の恋愛逃避劇。ワルシャワ、ベルリン、パリで展開。究極の恋愛とは命をかけること。破滅的な女、悪女だが可愛い。

映画『リヴァプール、最後の恋』

女優グロリア・グレアムの最後の恋『リヴァプール、最後の恋』あらすじ・ネタバレ・感想・評価。年齢差を超えた悲哀。
かつてアカデミ助演女優賞をとった名女優の最後の恋を映画いた作品。今や落ち目となったグロリア・グレアムは渡英しチャンスを伺っていた。そんな時、若き無名の俳優ピーターと出会い激しく恋に落ちる。二人はニューヨークに移り生活を共にするが、グロリアに悲劇が訪れる。二人は別れる事になるが、グロリアはピーターを追って再びイギリスへ向かう

【格差社会を描いた映画】

映画『MOTHER マザー』

毒親が生まれたのは格差社会が原因?

映画『MOTHER マザー』ネタバレ・あらすじ「長澤まさみ新境地の“毒親”に拍手喝采」感想「美女は悪女が似合う」結末「阿部サダヲの“クソ”っぷりに激怒」
映画『MOTHER マザー』ネタバレ・あらすじ「長澤まさみ新境地の“毒親”に拍手喝采」感想「美女は悪女が似合う」結末「阿部サダヲの“クソ”っぷりに激怒」映画『MOTHER マザー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『MOTHER マザー』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。YouTubeで予告映像もご覧ください。映画『MOTHER マザー』の作品情報・概要大森立嗣監督・脚本作品(映画『タロウのバカ』)。港岳彦も脚本。主演は長澤まさみ(映画『すばらしき世界』や映画『SING シング ネクストステージ』や映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』や映画『コクリコ坂から』)。阿部サダヲ、夏帆(映画『海街diary』や映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』)、皆川猿時(映画『ウェディング・ハイ』)、 仲野太賀(映画『あの頃。』や映画『タロウのバカ』や映画『世界の中心で、愛をさけぶ』)、土村芳(映画『空母いぶき』)、荒巻全紀、大西信満、木野花(映画『閉鎖病棟 それぞれの朝』)らが共演。新人の奥平大兼はオーディションを受けての映画デビューとなる。実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て製作。企画・製作は『新聞記者』『宮本から君へ』『ヤクザと家族 The Family』などを手がけ脚光を浴びた河村光庸。 制作はスターサンズ。

映画『ミッドナイトスワン』

LGBTQに対する差別・格差は早急に解決して欲しい

映画『ミッドナイトスワン』ネタバレ・あらすじ「草なぎくんこそ“母親”だ」感想「LGBTQ」の知識が深まる「未来に伝えたい」映画!結末「アカデミー賞2冠達成!」
映画『ミッドナイトスワン』ネタバレ・あらすじ「草なぎくんこそ“母親”だ」感想「LGBTQ」の知識が深まる「未来に伝えたい」映画!結末。映画『ミッドナイトスワン』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ミッドナイトスワン』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ミッドナイトスワン』の作品情報・概要『下衆の愛』『全裸監督』の内田英治監督最新作。LGBTQをテーマに製作したドラマ映画。本映画『ミッドナイトスワン』は「T」のトランスジェンダーの苦悩や葛藤から差別・偏見を描いている。心の痛みと体の痛みの双方の描き方が素晴らしい。さらにDV・虐待をする“毒親”から脱出して夢を掴み取る少女の成長も交えて描く感動作。草なぎ剛主演。 服部樹咲は映画初出演。初々しい演技にドキドキする。

映画『ばるぼら』

ばるぼらは社会の“排泄物”のように扱われた

映画『ばるぼら』ネタバレ・あらすじ「美乳」二階堂ふみ&「美尻」稲垣吾郎の衝撃愛!手塚眞とクリストファー・ドイルが紡ぐ「究極の芸術愛」誕生!感想・結末。
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映画『滑走路』

イジメから非正規社員問題まで絡めた名作

映画『滑走路』ネタバレ・あらすじ「萩原慎一郎さんにイジメ根絶を誓う!」水川あさみ&浅香航大&寄川歌太&木下渓「涙腺崩壊」感想「脚本家・桑村さや香が良い」結末
映画『滑走路』ネタバレ・あらすじ「萩原慎一郎さんにイジメ根絶を誓う!」水川あさみ&浅香航大&寄川歌太&木下渓「涙腺崩壊」感想「脚本家・桑村さや香が良い」結末映画『滑走路』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『滑走路』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『滑走路』の作品情報・概要詩人・歌人である萩原 慎一郎(はぎはら しんいちろう、1984年9月16日 - 2017年6月8日)原作『歌集 滑走路』をモチーフに映画化。中学時代の「いじめ」を主軸に成長した若者たちが直面する、非正規雇用、自死、過労、出産、家族のあり方について繊細に編んだ脚本が秀逸。監督は大庭功睦。脚本は桑村さや香。主演は水川あさみ、浅香航大、寄川歌太ら。共演は木下渓、池田優斗、吉村界人、染谷将太、水橋研二、坂井真紀。NHKと埼玉県が共同出資するSKIPシティと角川大映スタジオによる共同制作によって映画化された。

映画『絶唱(1975)』

封建制度の時代の格差ってどうしようなかった、、、

映画『絶唱(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。山口百恵と三浦友和が“駆け落ち”して描く「反戦映画」の代表作。
映画『絶唱(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。山口百恵と三浦友和が“駆け落ち”して描く「反戦映画」の代表作。映画『絶唱(1975)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『絶唱(1975)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『絶唱(1975)』の作品情報・概要。『絶唱』(ぜっしょう)1975年12月20日に公開された日本映画。西河克己監督作品。製作ホリ企画。配給は東宝。作家・大江賢次の同名作品を映画化。山口百恵文芸作品第三弾。恋人役は三浦友和。山陰の大地主の息子と貧しい山番の娘が愛を成就する物語。しかし戦争という悲劇に翻弄されてしまう。封建制度、地主制、さらには家父長制度への提言が込められている。

映画『万引き家族』

是枝監督の描く映画は「痛い」

映画『万引き家族』ネタバレ・あらすじ・感想。カンヌ最高賞!是枝監督vs松岡茉優+リリー・フランキー+安藤サクラ&樹木希林の名作。
映画『万引き家族』ネタバレ・あらすじ・感想。カンヌ最高賞!是枝監督vs松岡茉優+リリー・フランキー+安藤サクラ&樹木希林の名作。映画『万引き家族』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『万引き家族』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 映画『万引き家族』の作品情報・概要『万引き家族』2018年6月8日公開の日本映画。是枝裕和監督作品。第71回カンヌ国際映画祭において、最高賞であるパルム・ドールを獲得。リリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林出演。是枝監督14作品目。一貫して「家族」「弱者」「日本社会」を描いている。胸に突き刺さるような名作である。

映画『誰も知らない』

是枝監督が世界の映画作家に与えた影響は多大なり!

映画『誰も知らない』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督に多大な影響を与えた映画。
映画『誰も知らない』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督に多大な影響を与えた映画。 映画『誰も知らない』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『誰も知らない』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。  映画『誰も知らない』の作品情報・概要 2004年に公開された是枝裕和監督の日本映画。 主演の柳楽優弥が2004年度の第57回カンヌ国際映画祭にて史上最年少および日本人として初めての最優秀主演男優賞を獲得。1988年に発生したネグレクト、『巣鴨子供置き去り事件』をモチーフに是枝裕和監督が脚本を執筆。映像化まで15年の構想得て製作された。是枝監督の長編作4本目で世界にその名を轟かせた名作。

映画『存在のない子供たち』

戸籍も存在もない社会って“格差”どころじゃあない

映画『存在のない子供たち』ナディーン・ラバキー監督がレバノンの幼児虐待、人身売買、児童労働、難民、不法移民、不法就労、不当搾取を鋭利に描く。ネタバレ・あらすじ・感想・評価
存在のない子供とは出生証明書が国などの機関に提出されていない子供たち。世界を見渡すと実に多いという。存在が認められていないため病院にも行けず、学校にも行けない。しかも幼い頃から児童労働させられ、金品も搾取されている。女の子は売られていく。負のオンパレードしかない。一番大切なのは大人の教育。レバノンの女性ナディーン・ラバキー監督が描いた。

映画『行き止まりの世界に生まれて』

格差と虐待は比例するのか

映画『行き止まりの世界に生まれて』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。オバマ前大統領推薦。毒親を根絶せよ!
映画『行き止まりの世界に生まれて』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。オバマ前大統領推薦。毒親を根絶せよ! 映画『行き止まりの世界に生まれて』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『行き止まりの世界に生まれて』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『行き止まりの世界に生まれて』の作品情報・概要『行き止まりの世界に生まれて』原題『Minding the Gap』ビン・リュー監督作品のドキュメンタリー映画。2018年公開。イリノイ州ロックフォードで育ったスケートボード好きの3人の青年たちの「心の闇」を描いている。共通しているのは暴力を振るう「毒親」だった。サンダンス映画祭ブレイクスルー映画製作米国ドキュメンタリー部門特別審査員賞を受賞。第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネート。オバマ前大統領が絶賛した映画。

映画『人数の町』

格差もまったく存在しない町へ行こう!

映画『人数の町』ネタバレ・あらすじ・感想。「衣食住完備」「性欲も満たされる」としたら住むことが出来るか?
映画『人数の町』ネタバレ・あらすじ・感想。「衣食住完備」「性欲も満たされる」としたら住むことが出来るか? 映画『人数の町』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『人数の町』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『人数の町』の作品情報・概要『人数の町』2020年9月4日に公開された日本映画。2017年に第1回木下グループ新人監督賞の準グランプリを受賞した作品を映画化。監督は50歳の新人の荒木伸二、主演は映画『美人が婚活してみたら』の中村倫也と映画『楽園』映画『37セカンズ』石橋静河。衣食住が保証され、性的欲求も満たすことができるのが『人数の町』だ。多くの入所者は自己破産、犯罪、逃亡などで一般社会では生き辛い。でも一度入ってしまえば一生安泰の町。この町で生きるか脱出するか、、、、。自由とは幸せとは。

映画『天気の子』

このふたりも日本社会からはみ出していると言える

新海誠映画『天気の子』ネタバレ・陽菜と帆高は「結婚?」考察・声優。
新海誠監督映画『天気の子』ネタバレ・あらすじ・考察・声優。陽菜と帆高は?映画『天気の子』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『天気の子』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『天気の子』の作品概要 『天気の子』英題『Weathering With You』新海誠監督による日本のアニメーション映画作品。2019年7月19日公開。キャッチコピーは「これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語」。『君の名は。』(2016)の大ヒットから三年。新海誠は“天気”をテーマに映画化した作品。今や日本で天候不順が当たり前となっている。二人の少年少女が“天気”を主軸に恋愛物語を紡いでいく。現代の人柱は生きることを決意した。声優は醍醐虎汰朗、森七菜、吉柳咲良、小栗旬、本田翼など。

映画『エリカ38』

エリカが詐欺師になったのは貧しい生い立ちから

映画『エリカ38』実話・ネタバレ・あらすじ・感想 浅田美代子の詐欺師が最高!
映画『エリカ38』は実際にあった詐欺事件をモチーフにドラマとドキュメンタリー仕立ての構成で作られている。実年齢が60歳でありながら38歳と偽り男たちを色仕掛けで取り込み大金をせしめていく。見事!とい言いたくなるが、エリカ自身も男に騙されて身を滅ばせてしまった被害者と言える。本作では詐欺に引っかからない方法も学ぶことができる

映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』

黒人というだけで“チャンス”が与えられない社会がある

A24映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』ネタバレ・あらすじ「格差社会」を新感覚で描く芸術映画!結末は「東京の未来の姿」が見えた。
A24映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』ネタバレ・あらすじ「格差社会」を新感覚で描く芸術映画!結末は「東京の未来の姿」が見えた。映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』の作品情報・概要『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』原題『The Last Black Man in San Francisco』2019年に公開されたアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はジョー・タルボット。本作がデビュー作品である。主演はジミー・フェイルズとジョナサン・メジャース。A24製作で製作総指揮はブラッド・ピット。ジョー・タルボットとジミー・フェイルズは幼馴染の親友。二人が体験したサンフランシスコでの出来事を映画化しようKickstarterを通して資金調達して製作。

映画『パブリック 図書館の奇跡』

「笑うな!」ホームレスにだって人権があります!

映画『パブリック 図書館の奇跡』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。エミリオ・エステベス監督「“義務”ではなく“道徳上の任務”」を大事にしたい。
映画『パブリック 図書館の奇跡』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。エミリオ・エステベス監督「“義務”ではなく“道徳上の任務”」を大事にしたい。映画『パブリック 図書館の奇跡』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『パブリック 図書館の奇跡』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 映画『パブリック 図書館の奇跡』の作品情報・概要『パブリック 図書館の奇跡』原題『The Public』2018年制作のアメリカ合衆国のドラマ映画。かつての青春スター“ブラット・パック”のひとりであるエミリオ・エステベス監督・脚本・製作・主演。ある公共図書館の元副理事がロサンゼルスタイムズに寄稿したエッセイにインスピレーションを受けてエステベスが11年かけて映画化。共演は『天才作家の妻 40年目の真実』のクリスチャン・スレーター、『ブラック・クランズマン』『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』』のアレック・ボールドウィンら。

映画『凪待ち』

社会の底辺で生きてきた男、、、

映画『凪待ち』悔恨、依存、そして誕生 ギャンブル依存の香取慎吾のダメっぷりが最高 ネタバレ・あらすじ・評価・感想
香取慎吾のダメっぷりが素晴らしい。ギャンブル依存症の重たい役を見事に演じきった。震災地、福島で本映画を撮影した意味も納得。復興、悔恨、再生、誕生を描いている。傷ついた心に再び穏やかな凪が立つ生活を待っている人は多い。本映画に込める白石監督のメッセージは深い。未来に伝えるべき映画だ。

映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』

無教養が格差を広げている

映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。「クソ人間」「児童失踪2万件(年間)」の韓国の闇を暴く!
映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。「クソ人間」「児童失踪2万件(年間)」の韓国の闇を暴く!映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』の作品情報・概要大ヒットドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」のイ・ヨンエが、14年ぶりの映画出演で話題となったサスペンス映画。先進国の中で児童の失踪事件、誘拐事件が多い韓国社会の闇を描いた異色作品。児童の失踪、行方不明は年間2万件。児童労働や性的虐待にさらされている。監督は本作デビューのキム・スンウ。

映画『鵞鳥湖の夜』

発展すればするほど格差が広がります

映画『鵞鳥湖の夜』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。ヤクザの夫の報奨金30万元を妻はどう使うのか気になる映画。
映画『鵞鳥湖の夜』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。ヤクザの夫の報奨金30万元を妻はどう使うのか気になる映画。 映画『鵞鳥湖の夜』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『鵞鳥湖の夜』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『鵞鳥湖の夜』の作品情報・概要『薄氷の殺人』原題『白日焰火』英語題『Black Coal, Thin Ice』で第64回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した中国の気鋭ディアオ・イーナン監督作品。発展途上の中国で底辺に暮らす人々の現実を描いたノワールサスペンス。再開発から取り残された鵞鳥湖(がちょうこ)周辺地区で起きた警官殺しを主軸に、虎狼のヤクザと警察、そして娼婦の人間模様をアクションを交えて描いている。激しい雨、静かな湖、夜の街を舞台に逃亡と銃撃戦が鮮烈な印象を与えてくる。第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品作品。惜しくも『パラサイト 半地下の家族』 がグランプリ獲得になるも喝采された。

映画『はちどり』

韓国社会の現実は恐ろしい

映画『はちどり』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。韓国社会を勉強する最高の映画。
映画『はちどり』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。韓国社会を勉強する最高の映画。 映画『はちどり』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『はちどり』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『はちどり』の作品情報・概要『はちどり』原題『House of Hummingbird』2018年に公開された韓国のドラマ映画。キム・ボラ監督長編デビュー作品。主演はパク・ジフ。第69回ベルリン国際映画祭ジェネレーション14プラス部門インターナショナル審査員賞グランプリ受賞。世界各国で50以上の賞を獲得。

映画『レ・ミゼラブル』

この少年たちの“怨恨”は根深い

【ネタバレ考察】映画『レ・ミゼラブル』あらすじ・感想。貧困が暴動の温床である。差別・騒乱の無限ループがパリの真実。
【ネタバレ考察】映画『レ・ミゼラブル』あらすじ・感想。貧困が暴動の温床である。差別・騒乱の無限ループがパリの真実。映画『レ・ミゼラブル』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『レ・ミゼラブル』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『レ・ミゼラブル』の作品情報・概要文豪ビクトル・ユゴーの小説『レ・ミゼラブル』の舞台となったパリ郊外のモンフェルメイユで撮影された映画。移民・難民・貧困・差別・暴力・無教養・無寛容にならざるを得ない人間模様を通して無限地獄へと誘う。人はこれほどまでに愚かな生き物かをまざまざと見せつけられる。監督のラジ・リは生まれがモンフェルメイユで現在も住んでいる。フランス・パリの華やかな世界とは裏腹に移民国家である実情が力強く表現されている。

映画『パラサイト 半地下の家族』

アカデミー作品賞獲得という快挙!

映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。ポン・ジュノ監督が“七放世代”の人生を代弁。アカデミー作品賞受賞作品!
「パラサイト 半地下の家族」作品賞含む最多4冠!(作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞)映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。ポン・ジュノ監督が“七放世代”の人生を代弁。アカデミー賞ノミネート作品。映画『パラサイト 半地下の家族』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。公式サイトを紹介し、作品情報・キャスト情報も得ることができます。『パラサイト 半地下の家族』2019年韓国作品。コメディ・ホラー映画。ポン・ジュノ監督。主演ソン・ガンホ。イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム共演。第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初となるパルム・ドールの受賞作品。2020年(第92回)アカデミー作品賞にノミネートされた。

映画『ジョーカー』

格差が招いた犯罪

映画『ジョーカー』ネタバレ・あらすじ・評価・感想。「神or悪魔?」を観て決めよ!ジョーカー続出でアメリカ熱狂。
映画『ジョーカー』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館ならびにあらすじ・ネタバレ・感想・結末・評価について記載してます。本映画はいま世界中で話題沸騰になっています。ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を獲得しています。貧しいアーサーが如何にジョーカーになるのか、正義と悪は表裏一体。アメリカに根付く格差社会への反発。世界はジョーカーを救世主と見るか、悪魔と見るのか。

映画『カイジ 人生逆転ゲーム』

日本の底辺男の希望映画です

金曜ロードSHOW!映画『カイジ 人生逆転ゲーム』ネタバレ・あらすじ。藤原竜也vs香川照之vs天海祐希の“狂演”。他人事ではない物語。
金曜ロードSHOW!映画『カイジ 人生逆転ゲーム』ネタバレ・あらすじ。藤原竜也vs香川照之vs天海祐希の“狂演”。他人事ではない物語。映画『カイジ 人生逆転ゲーム』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『カイジ 人生逆転ゲーム』の作品概要 漫画家、福本伸行原作の人気コミックを実写映画化。毎日目的もなく自堕落な日々を送る青年が友人の借金の保証人になり、多額の負債を抱えてしまう。金融業者に捉えられて、奇想天外なゲームに挑む。ゲームを通して自堕落だった自身を諌めて、何とか立ち上がろうともがき苦しむ姿を描いている。藤原竜也主演。香川照之、天海祐希出演。監督は『ごくせん』佐藤東弥。日本テレビ製作。

映画『希望の灯り』

かつての東西冷戦の格差って?

映画『希望の灯り』は東西統一後のドイツが抱える格差社会への提言と未来を憂う人々の物語。ネタバレ、評価。
巨大スーパーマーケットの従業員が描く人間模様。若きクリスティアンとベテランのブルーノ。二人は世代を越えて友情を育む。スーパーではフォークリフトの取り合いが鍵になる。免許取得に励むクリスティアンが恋する相手が人妻だった。自暴自棄なるがブルーノに救われる。ある日、ブルーノの身に、、。人妻マリオンとの恋の行方も気になる。

映画『タロウのバカ』

タロウが悲しすぎる

大森立嗣監督映画『タロウのバカ』ネタバレ・あらすじ・感想・評価・内容。“ニッポンのバカ”を表現。菅田将暉vs仲野太賀vsYOSHI の競演こそが狂宴だ。
映画『タロウのバカ』公式サイトにて作品情報・上映館・お時間の紹介。ネタバレ・あらすじ・感想・評価・結末。大森立嗣監督が描く現代ニッポンの無責任、無関心、無感動時代の虚しさを表現。ウワベの美しさばかり気にする人たちが無意識に社会から排除される人たちを作り出している。現実に対して目を背けない確かな心を持つことが大事だ。

映画『存在のない子供たち』

生まれたという存在がないとは、、、

映画『存在のない子供たち』ナディーン・ラバキー監督がレバノンの幼児虐待、人身売買、児童労働、難民、不法移民、不法就労、不当搾取を鋭利に描く。ネタバレ・あらすじ・感想・評価
存在のない子供とは出生証明書が国などの機関に提出されていない子供たち。世界を見渡すと実に多いという。存在が認められていないため病院にも行けず、学校にも行けない。しかも幼い頃から児童労働させられ、金品も搾取されている。女の子は売られていく。負のオンパレードしかない。一番大切なのは大人の教育。レバノンの女性ナディーン・ラバキー監督が描いた。

映画『荒野にて』

無学な父親を亡くしてしまい、、、

映画『荒野にて』ネタバレ、評価。新鋭チャーリー・ブルマーの眼差しが切ない
この映画『荒野にて』はアメリカ映画に慣れ親しんだ人には驚きを与えるかもしれない。とても淡々と静かに進んでいく。アクションなどない。明るさもない。とにかくこの映画の主人公のチャーリー・プラマーの孤独感が際立っている。初めての友達が馬だ。その馬の命を守るために旅に出る。しかし若いがゆえに、教養もないが故に、無くしたり得たりする。

映画『ドッグマン』

不条理すぎる映画です

不条理すぎる映画『ドッグマン』実話の解説・感想・ネタバレ・あらすじ・評価。マッテオ・ガローネ監督の描く人間の本質は闇だ。
映画『ドッグマン』公式サイトにて作品情報・上映館も紹介とネタバレ・あらすじ・感想・評価・結末について記述。マッテオ・ガローネ監督の描く人間の不条理という感情はとても厳しい。胸が痛くなる。正直者は損をするのか。でも本作のマルチェロも立派な悪人だ。犬をモチーフに描いている。最後の最後でマルチェロは犬のように勝ち誇ったように叫ぶが、なぜか負け犬の遠吠えに聞こえた。生きるって難しい。

映画『マイ・フェア・レディ』

イギリスの階級社会で這い上がるのは難しい、、、

映画『マイ・フェア・レディ』ネタバレ・あらすじ「オードリー・ヘプバーンの代表作であり、屈辱的な映画」感想「レックス・ハリソンは上手い」結末
映画『マイ・フェア・レディ』ネタバレ・あらすじ「オードリー・ヘプバーンの代表作であり、屈辱的な映画」感想「レックス・ハリソンは上手い」結末映画『マイ・フェア・レディ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『マイ・フェア・レディ』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『マイ・フェア・レディ』の作品情報・概要『マイ・フェア・レディ』原題『My Fair Lady)』1964年制作のアメリカ合衆国のミュージカル映画。ジョージ・キューカー監督作品。出演はオードリー・ヘプバーンとレックス・ハリソン。ブロードウェイで上演同名ミュージカル(主演はジュリー・アンドリュースとレックス・ハリソンだった)を映画化。紆余曲折の末、映画ではオードリー・ヘプバーンが演じることに。同年のアカデミー作品賞ほか8部門を受賞した。オードリー・ヘプバーンの代表作の一つとして知られているが、劇中で自身の歌唱が使用されなかったことで大きく傷つけられた作品である。

映画『ウエスト・サイド物語』

人種が絡んだ格差社会って辛い

映画『ウエスト・サイド物語』ネタバレ・あらすじ「分断」「人種差別」感想「アメリカの移民社会の闇をダンスと歌で描く恋愛映画」結末。
映画『ウエスト・サイド物語』ネタバレ・あらすじ「分断」「人種差別」感想「アメリカの移民社会の闇をダンスと歌で描く恋愛映画」結末。映画『ウエスト・サイド物語』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ウエスト・サイド物語』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『ウエスト・サイド物語』の作品情報・概要シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を元にして、ジェローム・ロビンスとアーサー・ローレンツが物語を書き、アーネスト・レーマンが脚本を執筆しました。音楽はレナード・バーンスタイン。ブロードウェイ・ミュージカルとして上演されました。恋愛物語を主軸にポーランド移民とプエルトルコ移民の争いをダンスと歌で描いた名作です。差別・偏見・憎悪が“分断”を助長させた状況は現在のアメリカ社会の映し絵とも言える。

映画『愛と青春の旅だち』

パイロット目指す若者と工場で働く女の子の恋愛

【ネタバレ考察】映画『愛と青春の旅だち』あらすじ「ラストの主題歌で感涙」感想「フォーリー軍曹はアカデミー賞受賞」結末
【ネタバレ考察】映画『愛と青春の旅だち』あらすじ「ラストの主題歌で感涙」感想「フォーリー軍曹はアカデミー賞受賞」結末・ 歌詞・名言・テーマ曲と音楽の紹介。映画『愛と青春の旅だち』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『愛と青春の旅だち』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『愛と青春の旅だち』の作品情報・概要『愛と青春の旅だち』原題『An Officer and a Gentleman』1982年のアメリカの青春恋愛映画。テイラー・ハックフォード監督作品。リチャード・ギア主演。デブラ・ウィンガー、デビッド・キース、リサ・ブロント共演。鬼軍曹フォーリーを演じたルイス・ゴセット・ジュニアが1982年度アカデミー助演男優賞を受賞している。主題歌『愛と青春の旅だち』もアカデミー歌曲賞を受賞している。ジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズが歌った。本映画の成功は『トップガン』製作の後押しになったと言われている。

映画『黒い司法 0%からの奇跡』

いつも黒人が“容疑者”にされてしまう理由はなに?

映画『黒い司法 0%からの奇跡』ネタバレ・あらすじ・感想。アメリカの光と陰。「正義の反対は貧困である」
映画『黒い司法 0%からの奇跡』ネタバレ・あらすじ・感想。アメリカの光と陰。「正義の反対は貧困である」 映画『黒い司法 0%からの奇跡』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『黒い司法 0%からの奇跡』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。『黒い司法 0%からの奇跡』原題『Just Mercy』2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。デスティン・ダニエル・クレットン監督作品。主演はマイケル・B・ジョーダン。本作はブライアン・スティーヴンソンが2014年に発表したノンフィクション『黒い司法 死刑大国アメリカの冤罪』を原作としている。ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソン共演。人種差別と死刑制度問題を絶妙に内包する物語。

映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』

差別・嫌悪される理由は本人にも問題ありでは、、、

映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』ネタバレ・あらすじ・感想。トラボルタ「ストーカー」を怪演してラズベリー賞最低主演男優賞を受賞。
映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』ネタバレ・あらすじ・感想。トラボルタ「ストーカー」を怪演してラズベリー賞最低主演男優賞を受賞。映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ファナティック ハリウッドの狂愛者』の作品情報・概要『ファナティック ハリウッドの狂愛者』原題『The Fanatic』2019年制作のアメリカ合衆国のスリラー映画。 フレッド・ダースト監督作品。ジョン・トラボルタが狂気に満ちたストーカーを演じる。イメージチェンジを図るつもりだったかは定かではないがトラボルタは本映画『The Fanatic』と『ワイルド・レース』で第40回ゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞を受賞するという結果になった。

映画『わたしは金正男を殺してない』

貧しい国から来た女性を使っての犯罪です

映画『わたしは金正男を殺してない』ネタバレ・あらすじ「北朝鮮の完全犯罪?」感想「首謀者は誰?」結末「真相は“藪の中”」
映画『わたしは金正男を殺してない』ネタバレ・あらすじ「北朝鮮の完全犯罪?」感想「首謀者は誰?」結末「真相は“藪の中”」映画『わたしは金正男を殺してない』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『わたしは金正男を殺してない』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 映画『わたしは金正男を殺してない』の作品情報・概要。2017年2月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で起きた『金正男暗殺事件』の真相をドキュメンタリーとして製作。実行犯となった二人の女性インドネシア人・シティ・アイシャとベトナム人・ドアン・ティ・フォンが拘留され、裁判にかけられ、釈放されるまでを二人の生い立ちを交えて描いている。事件の真相も追求するが結局はマレーシア政府の北朝鮮との関係性を重視した結果「藪の中」となる。もし北朝鮮の犯行であったのなら「完全犯罪」が成功した事件となる。

映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』

少年たちはアメリカ社会の未来を憂いての犯行だったのか

映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』ネタバレ・あらすじ「アメリカの暴力と差別と恥の歴史」を“アポなし取材”感想「アメリカ銃社会に変わり無し!」結果
映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』ネタバレ・あらすじ「アメリカの暴力と差別と恥の歴史」を“アポなし取材”感想「アメリカ銃社会に変わり無し!」結果。映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』の作品情報・概要『ボウリング・フォー・コロンバイン』原題『Bowling for Columbine』2002年に製作されたアメリカ映画である。マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画。1999年4月20日に発生した『コロンバイン高校銃乱射事件』を主軸に展開。最初は犯人である二人の少年像へ向かうが次第に「アメリカ社会」への批判と非難を強めていく。アポなし突撃取材の手法は秀逸。アメリカの黒歴史からブッシュ政権への批判と巨大スーパーマーケットKマートの銃弾販売禁止に至るまでの突撃具合には頭がさがる。2002年カンヌ国際映画祭 55周年記念特別賞受賞、2003年アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞受賞作品。

映画『朝が来る』

格差社会もあるけれど教育が大事だと思う、、、

映画『朝が来る』ネタバレ・あらすじ「朝斗のまなざし」描く河瀬直美監督最高!「“不妊治療”と“特別養子縁組”制度」への理解「世界を目指す」蒔田彩珠の好演!感想・結末。
映画『朝が来る』ネタバレ・あらすじ「朝斗のまなざし」描く河瀬直美監督最高!「“不妊治療”と“特別養子縁組”制度」への理解「世界を目指す」蒔田彩珠の好演!感想・結末。映画『朝が来る』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『朝が来る』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『朝が来る』の作品情報・概要『朝が来る』 英題『True Mothers』カンヌ国際映画祭で高く評価されている河瀬直美監督が辻村深月による長編ミステリー小説である『朝が来る』を映画化。子どもが出来ない夫婦は不妊治療を諦め、特別養子縁組制度を用いて子どもを迎え入れる。その子どもの実母は中学生で妊娠してしまいやむをえず子供を手放してしまう。しかし両者は数年後に対面する。変わり果てた実母の要求は「子どもを返してくれ、出来なければお金をくれ」出演は永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子。

映画『スキャンダル』

男どもに「一泡吹かせてやる!」ダンサーたちの挑戦!

映画『スキャンダル』ネタバレ・あらすじ・感想。成功している美女ばかりで心寄せられない。自己顕示欲の圧力が半端ない。
映画『スキャンダル』ネタバレ・あらすじ・感想。成功している美女ばかりで心寄せられない。自己顕示欲の圧力が半端ない。映画『スキャンダル』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『スキャンダル』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認できます。映画『スキャンダル』の作品情報・概要『スキャンダル』原題『Bombshell』2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。ジェイ・ローチ監督作品。主演はシャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーのハリウッドを代表する女優。ジョン・リスゴー、ケイト・マッキノン、コニー・ブリットン、マルコム・マクダウェル、アリソン・ジャネイらが共演。アメリカ4大ネットワークのFOXテレビで起きた実際のセクハラ事件をモチーフに製作された。

映画『七人の侍』

黒澤明が描く“格差社会”はダイナミックだ

映画『七人の侍』あらすじ・ネタバレ・感想。黒澤明監督が日本を元気にした。映画史上最高傑作。閉塞感が漂う今こそ観るべし!
映画『七人の侍』あらすじ・ネタバレ・感想。黒澤明監督が日本を元気にした。映画史上最高傑作。閉塞感が漂う今こそ観るべし! 映画『七人の侍』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『七人の侍』IMDbサイトもご紹介し、作品・キャスト情報等もご確認頂けます。 映画『七人の侍』の作品概要 『七人の侍』(しちにんのさむらい)は、1954年(昭和29年)4月26日に公開された日本映画。黒澤明監督作品。主演は三船敏郎と志村喬。モノクロ、スタンダード・サイズ、207分。東宝製作・配給。1954年ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞し日本国民を歓喜の渦に巻き込み希望をもたらした。

映画『ミリオンダラー・ベイビー』

ど貧乏育ちだけど「成功したい」気持ちに嘘はない

映画『ミリオンダラー・ベイビー』ネタバレ・あらすじ・感想。アカデミー賞四冠。クリント・イーストウッド最高作品。「死ぬ自由もある」
映画『ミリオンダラー・ベイビー』ネタバレ・あらすじ・感想。アカデミー賞四冠。クリント・イーストウッド最高作品。「死ぬ自由もある」映画『ミリオンダラー・ベイビー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ミリオンダラー・ベイビー』IMDbサイトもご紹介し作品情報・キャスト情報のご確認もできます。     映画『ミリオンダラー・ベイビー』の作品概要 『ミリオンダラー・ベイビー』原作『Million Dollar Baby』2004年のアメリカ合衆国の映画。製作・配給会社はワーナー・ブラザースで、監督・製作・主演はクリント・イーストウッド。ジェリー・ボイドの短編集『Rope Burns:Stories From the Corner』を元にポール・ハギスが脚本を執筆。第77回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞(ヒラリー・スワンク)・助演男優賞(モーガン・フリーマン)を受賞。  

映画『道』

人生は厳しい“道”ばかりだけど「間違い」はしたくない

映画『道』ネタバレ・あらすじ・結末。イタリア映画最高作品。人は「道」で人生の喜怒哀楽の機微を知る。失って気がつく大切な愛がある。
映画『道』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『道』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報も紹介しています。『道』原題『 La Strada』1954年製作・公開のイタリア映画。イタリア映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督作品。1956年のアカデミー外国語映画賞を受賞した。アンソニー・クインとジュリエッタ・マシーナが主演。イタリア映画の代表作品。

映画『楽園』

田舎の“ムラ社会”の中の“格差社会”って陰険だ

映画『楽園』ネタバレ・あらすじ・結末。ムラ社会は日本社会の縮図。長老(独裁者)の「決めつけ」こそ悪害なのだ。綾野剛、佐藤浩市もOKだが村上虹郎が最高だ!
映画『楽園』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。YouTubeで予告映像も紹介しています。ネタバレ・あらすじ・結末まで書いています。2019年10月18日に公開の日本映画。監督・脚本は瀬々敬久。主演は綾野剛。第76回ヴェネツィア国際映画祭公式イベント「Focus on Japan」正式出品作品。原作は吉田修一の短編小説集『犯罪小説集』

映画『第三夫人と髪飾り』

格差というより“習慣”とか“伝統”と言った理由で、、、

映画『第三夫人と髪飾り』ネタバレ・あらすじ「一夫多妻の時代“愛のレッスン”は芸術的“官能美”」感想「新しい才能アッシュ・メイフェア監督登場」結末「現代ベトナム女性は自由?」
映画『第三夫人と髪飾り』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館情報もご確認ください。運だぜ!アートでは映画のネタバレ・あらすじ・感想・内容、そして結末を書いています。本映画『第三夫人と髪飾り』は19世紀の北ベトナムを舞台にしています。ベトナム出身の女性監督アッシュ・メイフェアの長編デビュー作です。一夫多妻制度が残る時代です。14歳の少女が養蚕の大富豪へと嫁ぎます。すでに三人目の妻です。役割は男児を出産すること。男尊女卑の時代でした。映像がとにかく美しいです。

映画『グラン・トリノ』

人種差別者が“格差社会”に初めて気がついたら!

映画『グラン・トリノ』ネタバレ・あらすじ・感想・考察。クリント・イーストウッド「新保守主義時代到来を予見した物語」
映画『グラン・トリノ』ネタバレ・あらすじ・感想・考察。クリント・イーストウッド「新保守主義時代到来を予見した物語」映画『グラン・トリノ』公式サイト記載。作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・考察を中心に記述。クリント・イーストウッド監督主演作品。東欧移民の子孫であるコワルスキーはアメリカに忠誠を誓い尽力してきた。朝鮮戦争帰還後、フォード自動車で真面目に働き引退。しかし自動車産業は今や斜陽。近隣にはモン族というアジア人が増えている。ある日、コワルスキーの家に泥棒が入る。犯人はモン族の少年。しかしコワルスキーは初年の境遇を知り緊密になっていく。やがて友情が生まれ、コワルスキーの差別・偏見の気持ちに変化が訪れる。

映画『赤い雪 Red Snow』

貧しいことは悲劇です

永瀬正敏✖️菜葉菜W主演+井浦新の映画『赤い雪 Red Snow』(実話)は“ズシリ”と積もった。人間の記憶は曖昧で都合よく作られる。感想とネタバレ。
この映画は実話を元に制作されたと言うが、とても残酷な物語だ。人間の記憶とは都合よく出来ている。自分への関心を防ぐため、あるいは興味を向けるために記憶を作り変えることも可能だ。それを行うのは気まぐれな心もあるが、実際は無意識に計算された心が作り出している。一度発動するとそれが新たな記憶になるが、心は不自由になってしまう。

映画『帰れない二人』

中国の発展がもたらす“格差社会”は速度が早い

映画『帰れない二人』ネタバレ・あらすじ・感想・評価。三峡ダムから北京五輪、そしてIT監視社会の中国で織りなす男女の悲哀。
映画『帰れない二人』公式サイトにて作品情報・上映館の紹介、ネタバレ・あらすじ・感想・評価を検証。2001年中国はWTO加盟、北京オリンピック開催決定の報がもたらされ、活気ずくきっかけとなった年である。2006年には世界最大の貯水量と発電力をもつ三峡ダムが完成。そして2017年の現代中国。これらの3つの時代を生きた男女の恋愛物語を中国の発展の中で見られる光と影を巧みにジャ・ジャンクー監督が描いている映画である。
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映画『タイタニック(1997)』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ジェームズ・キャメロン
脚本
ジェームズ・キャメロン
編集
ジェームズ・キャメロン コンラッド・バフ リチャード・A・ハリス
製作総指揮
レイ・サンキーニ
製作
ジェームズ・キャメロン ジョン・ランドー
共同製作
アル・ギディングス グラント・ヒル シャロン・マン
撮影
ラッセル・カーペンター
美術
ピーター・ラモント
音楽
ジェームズ・ホーナー
音楽監修
ランディ・ガーソン
衣装デザイン
デボラ・L・スコット
SFXスーパーバイザー
ロバート・レガート
特殊効果コーディネーター
トーマス・L・フィッシャー
スタント・コーディネーター
サイモン・クレーン
字幕
戸田奈津子
海洋部門コーディネーター
ランス・ジュリアン
ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)
ローズ・デウィット・ブケイター(ケイト・ウィンスレット)
キャルドン・ホックリー(ビリー・ゼイン)
マーガレット・“モリー”・ブラウン(キャシー・ベイツ)
ルース・デウィット・ブケイター(フランシス・フィッシャー)
ブロック・ロベット(ビル・パクストン)
E・J・スミス船長(バーナード・ヒル)
ブルース・イスメイ(ジョナサン・ハイド)
トーマス・アンドリュース(ビクター・ガーバー)
スパイサー・ラブジョイ(デビッド・ワーナー)
ファブリッツィオ・デ・ロッシ(ダニー・ヌッチ)
ミセス・カルバート(グロリア・スチュワート)
リジー・カルバート(スージー・エイミス)
ロウ 五等航海士(ヨアン・グリフィズ)
Irish Mommyジャネット・ゴールドスタイン
1997年製作/189分/アメリカ
原題:Titanic
配給:20世紀フォックス映画

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