映画『仮面の男』ネタバレ・あらすじ・感想・まとめ。レオナルド・ディカプリオが一番輝いている時代。作品はコケました。

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映画『仮面の男』公式サイトにて作品情報・キャスト等の紹介をしています。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

The Man in the Iron Mask (1998) ⭐ 6.5 | Action, Adventure, Drama
2h 12m | PG-13

『仮面の男』(132分/アメリカ/1998)
原題『The Man in the Iron Mask』

【監督】
ランダル・ウォレス
【製作】
ラス・スミス ランダル・ウォレス
【出演】
レオナルド・ディカプリオ
ジェレミー・アイアンズ
ジョン・マルコビッチ

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映画『仮面の男』のオススメ度は?

3.0

3つです。

フランスの王族の話です。

ルイ14世の話です。

双子でした。

弟は鉄仮面をされ幽閉されています。

仮面を剥がすと「まあ、美しい」レオ様。

レオ様の一番美しい時期だったと思います。

一人で観てください。

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映画『仮面の男』の作品概要

フランスが舞台。ルイ14世と鉄仮面伝説をモチーフにかつて活躍した三銃士の復活と活躍を描いています。さらにルイ14世の出生の秘密と逆転人生をうまく表現しています。レオナルド・ディカプリオ主演(映画『タイタニック(1997)』や映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

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映画『仮面の男』のあらすじ・ネタバレ

暴君のように振る舞うルイ14世。側近も国民も王様の逆鱗に触れないように我慢していた。ルイは欲しいものは何でも手に入れなければ気が済まない。女性もだ。側近の女性を手に入れるために女性の恋人を戦地の前線に送り死なせてしまう。それから側近たちは謀反を企むようになる。しかもルイには双子の弟がいた事実が明らかになる。

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映画『仮面の男』の感想・評価・内容・結末

この映画はフランスのルイ14世の時代を舞台にしています。ヨーロッパの王族をテーマにした映画の王道はフランス物とイギリス物はとりわけ人気が高く、毎年必ずと言っていいほど製作されています。遠い日本ではこのようなお話は歴史の授業であまり習っていませんから、正直言って付いていくのがやっとです。わたしも必死で観ています。登場人物、歴史的な戦い、陰謀などわけがわからなくなります。

でも、でもです。本映画はレオナルド・ディカプリオだけを観ていて良いのです。断言します。物語は後付けで構いません。ディカプリオがとにかく綺麗なんです。ピカピカ、ツルツル、キッラキッラなんです。美しすぎるのです。あの大スクリーンから見つめられると本当に気絶してしまいそうです。息が出来ません。

本映画『仮面の男』は1998年製作です。映画好きの人ならパッと頭に浮かのは『タイタニック』です。1997年製作です。タイタニックで全世界の女性の心を独り占めにした翌年に発表されたのです。わたし個人の分析で言わせてもらいますが、「レオ様、一番美しい時代」です。24歳のレオ様です。タイタニックの時はまだ少年ぽさがありました。でも本作は大人8割、少年2割って感じなのです。大人のセクシーさと少年のウルウル感が相乗効果として見事に出ています。これはたまりません。

その後の『セレブリティ』と『ザ・ビーチ』ではもう少年ぽさは観られなくなります。ですから本映画は必見なのです。一人二役やっていますが、双方ともに魅力があります。この演技を観るかぎり「やっぱり只者ではなかった」と感じます。単なる子役上がりとは言わせません。素晴らしいのです。

さて、肝心の映画ですが暴君であったルイ14世が改心して大衆で最も愛された王様になっていく物語です。ただ出自が双子であり、双子は縁起が悪いと見なされていた時期であり、一人は幽閉されています。弟です。しかも鉄仮面を付けられています。兄はすでに王様でありますが、とても傲慢で人に極悪非道人で、側近からも恐れられています。欲しい物はなんでも手に入れます。特に女性です。部下の婚約者でも容赦しません。とにかく酷い男です。ルイが怒鳴る場面のレオ様は本当に怖いのです。あんな綺麗なお顔から発せられる暴言に「キャっ」などと嬉しい悲鳴をあげそうでしたが、物語の流れを読むと悲惨な状況なので口に手を当てて我慢しました。

映画はやっぱり予定調和で進んでいきます。幽閉されていた弟は人格者であり、側近たちは弟を王に据えようとします。この辺りのやりとりが面白いです。二人が画面いっぱいに映ると何だか得した気分になります。二人ですよ、レオ様がフ・タ・リ。クー、たまりません。

この映画の脇を固める俳優たちも素晴らしいです。ジョン・マルコヴィッチは個性派俳優として有名ですが、本作では正義の騎士を演じています。この後まさか『マルコヴィッチの穴』で世界を驚かすとは思いもよりませんでした。さらにジェレミー・アイアンズです、イギリスの名優です。彼が出てくるだけでスクリーンがビシっと締まります。ダルタニアン役のガブリエル・バーンもレオ様を見守る暖かい視線が印象的でした。

繰り返しますが、ヨーロッパの王族の物語は苦手だと決めつけないで観てください。案外単純なのです。この映画はコケました。ヒットしませんでした。でもいいのです。

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まとめ 映画『仮面の男』一言で言うと!

「美しいモノにはトゲがある、レオ様にもそんな時期があった」

バラの花は美しいです。美しいからトゲがある、いやトゲがあったから美しくなれた、のでしょうか。どっちが先かはわかりません。無論、美しいと感じるのはわれわれ人間だけだと思います。けれど人間においてはやはり一番命が輝いている時期があります。20前後でしょうか。たぶん、その時期が一番の生命エネルギーが強いから美しいのでしょう。わたしもそんな時期があったのでしょうか。レオ様のトゲならずっと刺されていても良いです。

美しすぎるレオ様

仮面の男が一番でしょう!

この時はもうスケコマシになってます

まだ青臭いのが良い

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映画『仮面の男』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ランダル・ウォレス
脚本
ランダル・ウォレス
原作
アレクサンドル・デュマ
エグゼクティブプロデューサー
アラン・ラッド・Jr.
製作
ラス・スミス ランダル・ウォレス
撮影
ピーター・サシツキー
美術
アンソニー・プラット
音楽
ニック・グレニー=スミス
編集
ウィリアム・ホイ
衣装デザイン
ジェームズ・アシュソン
字幕
戸田奈津子
King Louis(レオナルド・ディカプリオ)
Philippe(レオナルド・ディカプリオ)
Aramis(ジェレミー・アイアンズ)
Athos(ジョン・マルコビッチ)
Porthos(ジェラール・ドパルデュー)
D’Artagnan(ガブリエル・バーン)
Queen Anne(アンヌ・パリロー)
Christine(ジュディット・ゴドレーシュ)
1998年製作/132分/アメリカ
原題:The Man in the Iron Mask
配給:UIP

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