映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』公式サイト・IMDbサイト・ Rotten Tomatoesサイトにて作品情報・キャスト情報ならびにレビューをご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『世界の中心で、愛をさけぶ』
(2004年製作/138分/日本)
配給:東宝
【監督】
行定勲
【原作】片山恭一【脚本】行定勲 坂元裕二 伊藤ちひろ 行定勲【製作】本間英行
【プロデューサー】市川南 春名慶【撮影】篠田昇【照明】中村裕樹【録音】伊藤裕規【美術】
山口修【編集】今井剛【音楽】めいなCo.【キャスティング】田中忠雄【助監督】蔵方政俊【製作担当者】前田光治
【出演】
大沢たかお 柴咲コウ 長澤まさみ 森山未來 天海祐希 杉本哲太 宮藤官九郎 津田寛治 近藤芳正 木内みどり 田中美里 山崎努
【長澤まさみ映画】『コンフィデンスマンJP 英雄編』ネタバレ・あらすじ「長澤まさみ祭り!」感想「四代目ツチノコは誰に?」結末「マルタ島ロケに意味がある」
- 【“障害”と戦う恋愛映画オススメ】
- 【夢に向かって頑張っている映画】
- 映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
- 映画『行き止まりの世界に生まれて』
- 映画『ファヒム パリが見た奇跡』
- 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』
- 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
- 映画『ルース・エドガー』
- 映画『ハリエット』
- 映画『チアダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
- 映画『マディソン郡の橋』
- 映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』
- 映画『キングダム』
- 映画『リメンバー・ミー』
- 映画『風をつかまえた少年』
- 映画『パリに見出されたピアニスト』
- 映画『レディ・マエストロ』
- 映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』
- 映画『さよなら くちびる』
- 映画『王様になれ』
- 映画『ブレス あの波の向こうへ』
- 映画『ガラスの城の約束』
- 映画『リアム16歳、はじめての学校』
- 映画『ビリーブ 未来への大逆転』
- 映画『旅のおわり世界のはじまり』
- 映画『トールキン 旅のはじまり』
- 映画『チワワちゃん』
- 映画『芳華-Youth-』
- 映画『翔んだカップル』
- 映画『WAVES ウェイブス』
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』外部リンク
【HPサイト】
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』公式サイト
【予告映像】
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』トレーラー
【公式Twitter】
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』
【IMDbサイト】
【 Rotten Tomatoesサイト】
【長澤まさみ映画】『MOTHER マザー』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。長澤まさみ「新境地の“毒親”」に拍手喝采。阿部サダヲの“クソ”っぷりに激怒。
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のオススメ度は?
星3つ半です
「観なければ泣けない映画」です
悲しすぎる「恋愛」
でも憧れてしまう
一応「ハッピーエンド」です
【長澤まさみ映画】『コンフィデンスマンJP プリンセス編』ネタバレ・あらすじ「長澤まさみちゃんだから“大ヒット”」感想「竹内結子さんと三浦春馬さんの演技に涙」結末「続編ヒットも確約」
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の作品情報・概要
『世界の中心で、愛をさけぶ』日本の小説家・片山恭一の青春恋愛小説を映画化。行定勲監督作品。通称「セカチュー」2004年5月東宝系にて公開。主演は大沢たかおと柴咲コウ。興行収入85億円、観客動員数620万人を記録。主題歌の「瞳をとじて」も大ヒットした。長澤まさみ、森山未來(映画『モテキ』)、天海祐希(『カイジ 人生逆転ゲーム』や映画『チアダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』)、杉本哲太、宮藤官九郎 、津田寛治(映画『ONODA 一万夜を越えて』や『この道』)、近藤芳正(映画『もののけ姫』や映画『バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら』)、木内みどり(映画『絶唱(1975)』や映画『エリカ38』や映画『ラストレター』)、田中美里、山崎努らが出演。長澤まさみの体当たり演技が話題となった。
【長澤まさみ映画】『マスカレード・ナイト』ネタバレ・あらすじ「木村拓哉vs長澤まさみ“鉄壁”大ヒット」感想・結末。
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の受賞歴
長澤まさみ
- 第29回報知映画賞:助演女優賞
- 第17回日刊スポーツ映画大賞:新人賞
- 第22回わかやま市民映画祭:助演女優賞
- 第47回ブルーリボン賞:助演女優賞 ※『深呼吸の必要』と合わせて
- 第29回エランドール賞:新人賞
- 第28回日本アカデミー賞:最優秀助演女優賞、話題賞俳優部門
- 第42回ゴールデンアロー賞:映画賞
森山未來
- 第47回ブルーリボン賞:新人賞
- 第28回日本アカデミー賞:新人俳優賞、優秀助演男優賞
- 作品及びスタッフ
第28回日本アカデミー賞
- 最優秀撮影賞:篠田昇
- 最優秀照明賞:中村裕樹
- 会長功労賞:企画チーム
- 優秀作品賞
- 優秀監督賞:行定勲
- 優秀音楽賞:めいなCo.
- 優秀美術賞:山口修
- 優秀録音賞:伊藤裕規
- 優秀編集賞:今井剛
- 第22回ゴールデングロス賞
- 日本映画部門 最優秀・金賞
- マネーメイキング監督賞:行定勲
- ゴールデングロス話題賞:製作委員会
【長澤まさみ映画】『モテキ』ネタバレ・あらすじ「森山未來&長澤まさみのラブコメ」感想「ピエール瀧&新井浩文さん出演」結末「事故映画?地上波放送は?」
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のあらすじ・ネタバレ
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のあらすじ:起
サクは律子との結婚を控えていたある日、彼女は置き手紙を残してどこか行ってしまった。
困ったサクは旧友の龍之介の店へ行ってその旨を伝えると、台風上陸のニュースが放送しているのを見て律子が映っていたことに驚きます。
サクはそれを見て高松に向かいつつ、高校の頃を思い出しました。
1986年、木庭子高校に通うサクは校長先生が急逝したことで弔辞が始まる前に到着。
先生への弔事を読む生徒の広瀬はしっかりしており、才色兼備であるためお高いイメージがありました。
サクが原チャリに乗っていると広瀬に呼び止められます。
そして、後ろに乗ってきていきなり名前で呼んで来たことから、かわれていると思いましたが、その後も2人で過ごすようになりました。
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のあらすじ:承
ある日、広瀬はカセットテープが欲しくてミッドナイトウェーブという深夜ラジオにお便りを出すと言うとサクも同意。
彼はお便りに「彼女が白血病である」というウソを書いたことでお便りが読まれ、喜んで広瀬に報告をしにいきます。
カセットテープがもらえると喜んでもらうはずでしたが、彼女はサクのウソに怒っていたのです。
サクは謝り、広瀬はカセットに互いの声を録音するようにしようと言い出して二人は声を残すようになりました。
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のあらすじ:転
サクは友人の計らいで広瀬と共に夢島へ。
2人で過ごしつつ次の日の朝に帰ろうとすると、広瀬は唐突に倒れてしまってそのまま入院…。
サクは広瀬が白血病だと知って深夜ラジオに再びお便りを出し、「白血病の彼女が治って元気になった」とウソを報告して彼女が元気になることを祈ります。
広瀬は病室でそのお便りをラジオで聞いているとサクが現れ、「オーストラリアのウルルは世界の中心と思えるほどの場所だから行ってみたい」と言いました。
2人はパスポートを作るためには病院をコッソリ抜け出して重蔵のカメラ店に行って撮影を頼みます。
広瀬は徐々に弱っていき、サクは婚姻届けを持って病室のガラス窓越しに報告してそのままキスをしました。
そうしてもうすぐ17歳になるというある夜、広瀬を連れ出してオーストラリアに行くために空港へ。
しかし、台風による欠航により望みは叶わず…彼女は倒れてしまい、サクは必死に「助けてください」と叫びました。
その後、広瀬は最後の録音テープを律子に託しますが、彼女は事故に逢って届けることができませんでした。
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のあらすじ:結
大人になった律子は高知を訪ね、重蔵の店に飾られていた写真を見てサクと広瀬の関係を知ります。
サクは律子を見つけて彼女の悲しみを知りつつ、広瀬の最期のテープを受け取りました。
広瀬は「遺骨の灰をウルルの風の中に撒いて欲しい」と言うことや、サクに会えて良かった、サクはその後を生きて欲しいと遺していたのです。
サクは律子と共にウルルへ行き、広瀬の灰を巻きました。
【長澤まさみ映画】『50回目のファーストキス』ネタバレ・あらすじ「長澤まさみはやっぱり綺麗だ!」感想「記憶が消えるって不幸ではないよ」結末「山田孝之くんは誠実」
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の感想・内容
・登場人物とストーリーが印象的
『世界の中心で愛を叫ぶ』というタイトルが映画の後半にかけて、どういう意味なのかが明かされる展開が良かったです。
入院生活が続くことになった広瀬は世界の中心であるウルルに行ってみたいと思い、台風によって行く手を阻まれてしまう…。
サクの必死さが叫びを通じて伝わってきました。
広瀬の夢を叶えられなかったことや、死んでしまったことへのショックでサクは彼女を思い出さないようにしていたのかもしれませんね。
そうして律子と結婚するにあたり、過去と向き合うことになったサクが広瀬の遺したテープを聞いて結審するのも印象的です。
ウルルへ行って「世界の中心がどこにあるかわかった気がする」と言い、10年以上の時を経て広瀬の死から逃げていたことに折り合いをつけたとわかるラストは感動的でした。
律子は広瀬の入院中に知り合った元気な少女だったと映画の中盤で明かされます。
彼女はサクと広瀬のことを知らずに結婚に至ったようですが、重蔵の写真館で結婚用の衣装を着た2人の写真を見た際には驚いた様子でしたね。
2人が記念用に残していた晴れ姿は素敵だなとも思いつつ、律子が2人のことに気付くキッカケとなったと思うとストーリーのつながりが良くできていたと感じさせます。
【長澤まさみ映画】『海街diary』ネタバレ・あらすじ「美しすぎる四姉妹」感想「是枝監督大満足」結末「家から逃れられない姉妹」
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の考察・評価
・広瀬や演出が素敵
カメラ店の重蔵は校長先生が好きだったのですが戦争により思いを遂げられなかったというエピソードは、広瀬に大きな影響を与えましたね。
好きな人が先にいなくなる気持ちはどういうものか…白血病だった彼女はサクのことを考えていたと伝わってくるシーンです。
重蔵は人生の半分の時間を校長先生への想いに費やしていたことに対し、広瀬は羨望の眼差しを抱いていたように見えました。
一方、サクはその時は広瀬が亡くなることを全く想定しておらず、深く考えることは無かったようですね。
だからこそ深夜ラジオのお便りに採用されやすいようなウソを投稿したようですが、広瀬はその便りを聞いても自身の病の話はしませんでした。
サクに心配かけたくないという気持ちと、彼と共に元気に楽しく過ごしたいという気持ちがあったのではと思わされます。
【長澤まさみ映画】『すばらしき世界』ネタバレ・あらすじ「2021年度最高作品決定!」感想「西川美和vs役所広司+仲野太賀with長澤まさみで弱者見殺社会に“喝”」結末
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の結末
広瀬の残したカセットテープの内容はどこか詩的な表現があったのが心に残ります。
科学室の薬品の臭いや、体育館のワックスの効いた床が鳴る音など学校の様子がそのまま思い出せるような心地でした。
他の演出では、ラストのオーストラリアのウルルのシーンが見どころです。
日本では見れないような広大な風景と、サクが小瓶を取り出して中に入っていた広瀬の遺骨を風に流すようにするシーンは心に残りました。
【長澤まさみ映画】『キングダム』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。「友情」と「夢」実現に向かって生きる若者が美しい。山崎賢人 、吉沢亮、 長澤まさみ、 橋本環奈らの好演技は必見!
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のキャストについて
朔太郎(大沢たかお)
律子(柴咲コウ)
アキ(長澤まさみ)
高校生の朔太郎(サク)(森山未來)
天海祐希
杉本哲太
宮藤官九郎
津田寛治
近藤芳正
木内みどり
田中美里
重蔵(山崎努)
まとめ 映画『世界の中心で、愛をさけぶ』一言で言うと!
「わかっているのに“泣けて”きます」
絶対に観た方が良い映画です。誰もが胸を痛めます。こんな恋愛に憧れますが、死んでしまっては、、、、。泣ける!
【長澤まさみ映画】『コクリコ坂から』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。兄妹恋愛ではなく“団塊の世代”への郷愁映画。朝鮮戦争が生んだ愛の軌跡。
『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
合わせて観たい映画
【“障害”と戦う恋愛映画オススメ】
映画『ロミオとジュリエット』
映画『伊豆の踊子(1974)』
映画『潮騒 しおさい(1975)』
映画『絶唱(1975)』
映画『マディソン郡の橋』
映画『美女と野獣(1991)』
映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』
映画『ラストレター』
映画『アパートの鍵貸します』
映画『マチネの終わりに』
映画『ボーダー 二つの世界』
映画『あなたの名前を呼べたなら』
映画『秒速5センチメートル』
映画『マーウェン』
映画『ほしのこえ』
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』
映画『リヴァプール、最後の恋』
【夢に向かって頑張っている映画】
映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
大学生活は思いっきり遊んで勉強もするぞ!
映画『行き止まりの世界に生まれて』
苦しかった日々を乗り越えて「挑戦」するのだ!
映画『ファヒム パリが見た奇跡』
移民の僕でもチャンスがある国フランス
映画『カセットテープ・ダイアリーズ』
大学へ行って「絶対に作家になるんだ!」夢と勇気がもらえる映画
映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
男女差別があった時代の女流作家の生き方が描かている
映画『ルース・エドガー』
両親には感謝しているけど「良い子」でいるのもキツイ
映画『ハリエット』
人を助けるのがわたしの使命
映画『チアダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
目指すは全米制覇!
映画『マディソン郡の橋』
夢見た人とひと時の恋
映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』
この国の行方をタクシーに乗せて
映画『キングダム』
目指すは天下の大将軍
映画『リメンバー・ミー』
父の夢は僕の夢
映画『風をつかまえた少年』
貧しくても夢があれば生きていける
映画『パリに見出されたピアニスト』
夢の叶え方がわからない少年に手を差し伸べる人
映画『レディ・マエストロ』
女性指揮者のパイオニアが困難を乗り越えて夢を実現する物語
映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』
ソ連から亡命してまで自身の夢を掴んだ
映画『さよなら くちびる』
音楽をやりたい!その夢を果たすために何が必要か?
映画『王様になれ』
カメラマンになりたいんだ!と叫びが聞こえる映画
映画『ブレス あの波の向こうへ』
どんな時も頭の中はサーフィンの事ばかり
映画『ガラスの城の約束』
毒親の妨害を振り切って夢はまっしぐら
映画『リアム16歳、はじめての学校』
名門大学目指して母と息子で目指す受験
映画『ビリーブ 未来への大逆転』
女という事で笑われようがやりたいことがあるから気にしない
映画『旅のおわり世界のはじまり』
異国の地で歌手になることを決意した女の子
映画『トールキン 旅のはじまり』
仲間と未来の夢を語り合う青年たち
映画『チワワちゃん』
青春の儚いエネルギーが大爆発しています
映画『芳華-Youth-』
戦争に青春を取られてしまう悲劇
映画『翔んだカップル』
薬師丸ひろ子が時代を築いた理由がわかります
映画『WAVES ウェイブス』
アメリカの高校生の青春は残酷な運命に、、、
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
行定勲
原作
片山恭一
脚本
行定勲 坂元裕二 伊藤ちひろ 行定勲
製作
本間英行
プロデューサー
市川南 春名慶
撮影
篠田昇
照明
中村裕樹
録音
伊藤裕規
美術
山口修
編集
今井剛
音楽
めいなCo.
キャスティング
田中忠雄
助監督
蔵方政俊
製作担当者
前田光治
朔太郎(大沢たかお)
律子(柴咲コウ)
アキ(長澤まさみ)
高校生の朔太郎(サク)(森山未來)
天海祐希
杉本哲太
宮藤官九郎
津田寛治
近藤芳正
木内みどり
田中美里
重蔵(山崎努)
2004年製作/138分/日本
配給:東宝