映画『日本独立』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
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『日本独立』
(2020年製作/127分/G/日本)
【監督・脚本】
伊藤俊也
【ゼネラルプロデューサー】森千里【エダゼクティブプロデューサー】田中剛【スーパーバイザー】奥山和由【企画】鍋島壽夫【プロデューサー】芳川透【撮影】鈴木達夫【照明】水野研一【録音】中村淳【美術】稲垣尚夫【装飾】相田敏春【衣装】大塚満 古藤博【特殊メイク】江川悦子【ヘアメイク】山村光代【音響効果】柴崎憲治【ポストプロダタションスーバーパイザー】佐藤正晃【編集】只野信也【音楽】大島ミチル【語り】奥田瑛二【スクリプター】内田智美【キャスティング】石垣光代【助監督】土肥拓郎【制作担当】白石治【ラインプロデューサー】姫田伸也
【出演】
浅野忠信
宮沢りえ
小林薫
アダム・テンプラー ロバート・D・ヒース・Jr. ベネディクト・セバスチャン
柄本明 渡辺大 松重豊 伊武雅刀 佐野史郎 石橋蓮司 大鶴義丹 青木崇高 浅田美代子 梅宮万紗子 野間口徹
【HPサイト】
映画『日本独立』公式サイト
【予告映像】
映画『日本独立』トレーラー
映画『日本独立』のオススメ度は?
星3つ半です
日本国憲法について考えさせられます
錚々たる俳優が出演しています
日本は真に「独立」しているのでしょうか?
映画『日本独立』の作品情報・概要
『日本独立』伊藤俊也監督作品。映画『ある船頭の話』の浅野忠信主演。2020年12月18日に公開された日本映画。吉田茂と白洲次郎が終戦から憲法制定、独立に至る歴史の裏側を日本側とアメリカ側の両方の視点から描いている。映画『父と暮せば』や映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の宮沢りえ、小林薫、映画『空に住む』や映画『楽園』の柄本明 渡辺大 映画『引っ越し大名!』や映画『罪の声』の松重豊 映画『カイジ ファイナルゲーム』の伊武雅刀 佐野史郎 映画『泥だらけの純情(1977)』や映画『鉄道員(ぽっぽや)』の石橋蓮司 大鶴義丹 青木崇高 映画『エリカ38』や映画『朝が来る』の浅田美代子 梅宮万紗子 映画『えんとつ町のプペル』の野間口徹らが熱演している。
映画『日本独立』のあらすじ・ネタバレ
1945年8月15日終戦。日本はアメリカ要するGHQに統治される。東京は焼け野原。8月30日、マッカーサー到着。10月4日GHQから「自由の指令」が発令される。マッカーサーが近衛文麿に憲法改正示唆する。田舎で農業をやっていた白洲次郎(浅野忠信) は自身にお役目が回ってくるのを確信していた。妻の白洲正子(宮沢りえ) も同様で、吉田茂(小林薫) が先か、近衛文麿(松重豊) が先かと案じていた。白州に声をかけたのは吉田。二人はGHQ主導で作られてしまう憲法に危惧していた。天皇制の維持を盾に、戦争の放棄と軍隊所持の禁止の強要するマッカーサーに反目していた。GHQが集めた人選は憲法の専門家も研究者もいない、素人集団だった、、、、。
映画『日本独立』の感想・内容
「日本国憲法のあり方を再考させられる映画」です。とても面白い映画です。わたしたちの国の憲法が作られた経緯を知って驚きました。「知らなかった」では済まされないと感じています。本映画『日本独立』はそうそうたる俳優・女優たちが出演しています。音楽は作曲家の大島ミチルさんが担当しています。監督は伊藤俊也です。もう大ベテランの映画人です。伊藤俊也監督の情熱と日本を想う気持ちが溢れています。映画の内容については賛否両論があると思いますが、多くの人に観てもらいたい作品です。
さて本映画『日本独立』について「右だ、左だ」などの論争が起きているのも事実です。憲法改正に引導するために製作されたと揶揄する人もいます。もちろん、こういった歴史的映画にはメッセージを盛り込むのは必然ですから、鑑賞した人が判断すれば良いと思っています。わたしは純粋に「日本国憲法についてもう一度勉強しよう」と思っています。本映画『日本独立』で描かれている憲法作成の順序、人選、作成、制定、発表の過程を見ると確かに疑問マークが出てきます。「こんなに雑に作られたの?」とか「アメリカ政府の脅しが酷すぎる」と腸が煮えくり返ること数回でした。
特に問題だと感じたのはアメリカ側から選ばれた人たちに、法律や憲法の専門家・研究者が皆無だということです。誰もいなかったと描かれています。そして驚いたのは、ベアテ・シロタ・ゴードンの描き方が厳しい演出となっていたことです。わたしはてっきりベアテ・シロタ・ゴードンは日本国憲法を作成するにあたり、知性教養が高く、思慮深く、そして日本愛に満ちて仕事に取り組んだというイメージがありました。しかしながら本作では全くの仕事ができないただの「おバカさん」的なキャラクター設定になっています。彼女のファーストショットですが、派手なメイクと衣装で、お尻を振りながら男たちの視線に満足しています。実際、ベアテ・シロタ・ゴードンの最初の仕事は世界各国の憲法が書かれている書籍を図書館から集めてくることだったことは事実です。でも今考えれば、大事な憲法を作るのですから、もっと慎重になるべきだったと思います。結局、彼女が集めてきたロシア、中国、ドイツ、アメリカ、その他の国の憲法から抜き出すように作成されていたのですから。しかもたったの8日間で作られてしまったのです。
映画『日本独立』の結末・評価
本映画『日本独立』は憲法改定に弾みをつけるのは難しいかもしれません。それは観客動員数があまりにも延びていないからです。テレビ番組を用いての番宣もあまりされていません。大抵のテレビ局は左寄りの報道をしますから、右寄りとイメージされてしまう本映画『日本独立』は苦戦を強いられるでしょう。しかしわたし的には「日本国憲法を改定して欲しい」という想いは強くなりました。こんなデタラメな手法と過程で作られたことに憤りを感じるのです。改憲に反対の人たちはすぐに「再び戦争をしたいのか」と噛み付きます。それはテレビや新聞などのマスコミが「改憲イコール戦争」というネガティブキャンペーンを刷り込まれてしまったからです。
あれだけ悲惨な戦争を経験したわたしたち日本人はもう2度とあのような惨禍を求めていません。「改憲イコール平和」となるべく日本国憲法を目指せば良いのです。世界に誇り高い憲法9条の精神を重んじた真の平和憲法を作り上げて欲しいです。
映画『日本独立』のキャストについて
白洲次郎(浅野忠信)
白洲正子(宮沢りえ)
吉田茂(小林薫)
アダム・テンプラー
ロバート・D・ヒース・Jr.
ベネディクト・セバスチャン
松本烝治(柄本明)
吉田満(渡辺大)
近衛文麿(松重豊)
芦田均(伊武雅刀)
美濃部達吉(佐野史郎)
幣原喜重郎(石橋蓮司)
楢橋渡(大鶴義丹)
まとめ 映画『日本独立』一言で言うと!
「改憲賛成!」
でも絶対的に平和国家を希求する憲法であって欲しい。
合わせて観たい映画
【オススメ反戦映画】
映画『絶唱(1975)』
山口百恵と三浦友和が描く「反戦映画の傑作!」
映画『ホタル』
高倉健さん自身が「反戦」の代表的な俳優
映画『父と暮せば』
宮沢りえさんと原田芳雄さん親子が描く被爆都市・広島
映画『アメリカン・スナイパー』
クリント・イーストウッドはまっすぐ「戦争反対!」と言及!
映画『スパイの妻 劇場版』
黒沢清監督の恐ろしさを改めて知る、、、
映画『炎の舞』
戦争が二人を切り裂いたことは間違いなし!
映画『オフィシャル・シークレット』
一人の女性の勇気が戦争を阻止する!
映画『愛と死の記録』
原子爆弾は本当に恐ろしいものです
映画『あゝひめゆりの塔』
彼女たちには大きな夢と希望があっただろうに、、、
映画『この世界の片隅に』
反戦映画の最高傑作です
映画『硫黄島からの手紙』
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映画『となりのトトロ』
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映画『父と暮せば』
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映画『絶唱(1975)』
あまりにも悲劇すぎる映画です
映画『潮騒 しおさい(1975)』
三浦友和の「男気」に山口百恵が惚れます
映画『カツベン!』
成田凌くんの最高演技かも!
映画『エリカ38』
エリカは間違いなく昭和の女です
映画『ホタル』
高倉健さん自身が“昭和の男”の代表でした
映画『日本独立』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
伊藤俊也
脚本
伊藤俊也
ゼネラルプロデューサー
森千里
エダゼクティブプロデューサー
田中剛
スーパーバイザー
奥山和由
企画
鍋島壽夫
プロデューサー
芳川透
撮影
鈴木達夫
照明
水野研一
録音
中村淳
美術
稲垣尚夫
装飾
相田敏春
衣装
大塚満 古藤博
特殊メイク
江川悦子
ヘアメイク
山村光代
音響効果
柴崎憲治
ポストプロダタションスーバーパイザー
佐藤正晃
編集
只野信也
音楽
大島ミチル
語り
奥田瑛二
スクリプター
内田智美
キャスティング
石垣光代
助監督
土肥拓郎
制作担当
白石治
ラインプロデューサー
姫田伸也
白洲次郎(浅野忠信)
白洲正子(宮沢りえ)
吉田茂(小林薫)
アダム・テンプラー
ロバート・D・ヒース・Jr.
ベネディクト・セバスチャン
松本烝治(柄本明)
吉田満(渡辺大)
近衛文麿(松重豊)
芦田均(伊武雅刀)
美濃部達吉(佐野史郎)
幣原喜重郎(石橋蓮司)
楢橋渡(大鶴義丹)
小林秀雄(青木崇高)
ツナ(浅田美代子)
麻生和子(梅宮万紗子)
昭和天皇(野間口徹)
2020年製作/127分/G/日本
配給:シネメディア