映画『キャッツ』ネタバレ・あらすじ・感想。“生”の躍動感が伝わって来なかった。

映画『キャッツ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 2019年製作
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映画『キャッツ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『キャッツ』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。

YouTubeで予告映像もご覧ください。

https://cats-movie.jp

『キャッツ』(109分/G/イギリス・アメリカ合作/2019
原題『Cats』

【監督】
トム・フーパー
【製作】
トム・フーパー ティム・ビーバン
エリック・フェルナー デブラ・ヘイワード
【出演】
フランチェスカ・ヘイワード
ロビー・フェアチャイルド
ジェニファー・ハドソン
ジュディ・デンチ

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映画『キャッツ』のオススメ度は?

2.5

2つ半です

事前にキャッツのDVD鑑賞をオススメします

歌と踊りは素晴らしいです

セットも素晴らしいです

肉体美も素晴らしいです

ただ付いていくのが、、、

トム・フーバー監督は挑戦しました

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映画『キャッツ』の作品概要

『キャッツ』原題『Cats』は、TS・エリオットの『キャッツポッサムおじさんの猫とつき合う法』に基づいた同名のミュージカル劇を原作として映画化。ミュージカル・ファンタジー・コメディ・ドラマ映画。監督は『英国王のスピーチ』 『レ・ミゼラブル』のトム・フーバー。

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映画『キャッツ』のあらすじ・ネタバレ

ロンドンの裏路地に捨てられたネコ。その夜はネコたちにとって特別な夜だった。歌って踊って天上への旅たちを目指す。

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映画『キャッツ』の感想・評価・内容・結末

おそらくとても素晴らしい物語だと思います。本映画『キャッツ』はとても楽しみにしていました。しかしながらわたしはキャッツを生で鑑賞したことがありません。ですから映画で観る喜びを抱いて映画館に行きました。冒頭から歌とダンスの連続でした。それはとても華やかで一瞬で虜になりました。しかしながらずっと歌とダンスだけで続くにつれて集中力が途切れていく自分がいました。

映画『キャッツ』ネタバレ・あらすじ・感想。“生”の躍動感が伝わって来なかった。

つまりわたしはこの名作『キャッツ』についていけなくなったのです。失敗でした。やっぱりキャッツの舞台を生で、あるいはDVDで視聴してから鑑賞すべきでした。話は大体わかっていましたが、延々と続く歌とダンスで瞼が重くなり、ウトウトとしてしまったのです。「いけない、いけない、寝てはダメだ」と何度も頬をつねるのですが、耐えられませんでした。

映画『キャッツ』ネタバレ・あらすじ・感想。“生”の躍動感が伝わって来なかった。

決して悪いのではありません。セットも豪華絢爛です。役者のメイクも独特です。クロマキーやCGは最小限しか使っていません。撮影も2、3台以上のキャメラで捉えています。ミュージカルの撮影はとても難しいと思います。前後左右に演者が動き回りますから見切れないように注意を払います。動きがあるので顔のアップは多用できません。舞台全体の雰囲気が大事です。

監督のトムフーバーは良い仕事をしたと思います。評価は散々です。酷評されています。でもこのキャッツという名作を映画化したことがひとつの実績と言えるでしょう。全編にわたってセリフにメロディを付けての演出は並大抵の能力では不可能です。演じる役者もネコに扮していますから顔でも感情表現も難しかったと思います。鍛え上げられた体には余計な贅肉はありませんでした。おそらく本映画のために相当鍛え上げたのでしょう。準備万端だったと思います。

映画『キャッツ』ネタバレ・あらすじ・感想。“生”の躍動感が伝わって来なかった。

でも、でもです。映画を通してどうしても伝わって来ないモノがありました。それは躍動感なのです。生の躍動感が伝わって来ないのです。役者の息使い、床を叩く足音、飛び散る涙と汗、匂い、そして空気に伝わる体温です。五感でいうと本映画には視覚と聴覚は抜群だったでしょう。しかし臭覚、味覚、触覚が未熟でした。それともう一つ、第六感がありません。この場合の第六感は夢や希望、挑戦などを総じて「生きるって素晴らしいなあ」という感覚のことを指します。これが伝わって来なかったのです。

ゆえにわたしが舞台鑑賞歴が少ないことが理由かと思います。今一度、キャッツのDVDを鑑賞してからリベンジしたく思っています。またレビュではメイクに不要なCGを施しているのが気持ち悪い、不気味だという書き込みがありますが、わたしは気になりませんでした。それは美術として見れば納得できました。

映画『キャッツ』ネタバレ・あらすじ・感想。“生”の躍動感が伝わって来なかった。

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まとめ 映画『キャッツ』一言で言うと!

「ミュージカルはやっぱり“生”に限る」

歌って踊る物語が主体ならやっぱり舞台に限るのかもしれません。躍動感が圧倒的に違います。小さな子どもが幼稚園で行う劇などが感動を覚えるのはやっぱりそこに生きている生き物の存在があるからだと思います。

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映画『キャッツ』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
トム・フーパー
製作
トム・フーパー ティム・ビーバン エリック・フェルナー デブラ・ヘイワード
製作総指揮
スティーブン・スピルバーグ アンドリュー・ロイド=ウェバー アンジェラ・モリソン ジョー・バーン
原作
T・S・エリオット アンドリュー・ロイド=ウェバー
原案
T・S・エリオット アンドリュー・ロイド=ウェバー
脚本
トム・フーパー リー・ホール
撮影
クリストファー・ロス
美術
イブ・スチュワート
衣装
パコ・デルガド
ヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)
マンカストラップ(ロビー・フェアチャイルド)
グリザベラ(ジェニファー・ハドソン)
オールドデュトロノミー(ジュディ・デンチ)
バストファージョーンズ(ジェームズ・コーデン)
ミストフェリーズ(ローリー・デビッドソン)
スキンブルシャンクス(スティーブン・マックレー)
ラム・ラム・タガー(ジェイソン・デルーロ)
ジェニエニドッツ(レベル・ウィルソン)
ガス(イアン・マッケラン)
マキャヴィティ(イドリス・エルバ)
ボンバルリーナ(テイラー・スウィフト)
マンゴジェリー(ダニー・コリンズ)
ランペルティーザ(ニーブ・モーガン)
2019年製作/109分/G/イギリス・アメリカ合作
原題:Cats
配給:東宝東和

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