映画『劇場版 アーヤと魔女』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『劇場版 アーヤと魔女』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
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『劇場版 アーヤと魔女』
(2020年製作/83分/日本)
配給:東宝
【監督】
宮崎吾朗
【原作】ダイアナ・ウィン・ジョーンズ【脚本】丹羽圭子 郡司絵美【企画】宮崎駿【プロデューサー】鈴木敏夫【アニメーションプロデューサー】森下健太郎【制作統括】吉國勲 土橋圭介 星野康二【キャラクター・舞台設定原案】佐竹美保【キャラクターデザイン】近藤勝也【アニメーションディレクター】タンセリ【CGスーパーバイザー】中村幸憲【背景】武内裕季【音楽】武部聡志【主題歌】シェリナ・ムナフ【エンディングテーマ】シェリナ・ムナフ【主題歌(演奏)】亀本寛貴 高野清宗 シシド・カフカ 武部聡志【エンディングテーマ(演奏)】亀本寛貴 高野清宗 シシド・カフカ 武部聡志【音響演出】笠松広司【アフレコ演出】木村絵理子【アニメーション制作】スタジオジブリ【制作】NHK NHKエンタープライズ 【著作】NHKエンタープライズ
【出演】
平澤宏々路 寺島しのぶ 豊川悦司 濱田岳 シェリナ・ムナフ 木村有 柊瑠美 岩崎ひろし ニケライ・ファラナーゼ 谷口恵美 齋藤優聖 鈴木花穏 石田さくら 佐伯美由紀 徳田章
【HPサイト】
映画『劇場版 アーヤと魔女』公式サイト
【予告映像】
映画『劇場版 アーヤと魔女』トレーラー
- 【夢に向かって頑張っている映画】
- 映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
- 映画『行き止まりの世界に生まれて』
- 映画『ファヒム パリが見た奇跡』
- 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』
- 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
- 映画『ルース・エドガー』
- 映画『ハリエット』
- 映画『チアダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
- 映画『マディソン郡の橋』
- 映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』
- 映画『キングダム』
- 映画『リメンバー・ミー』
- 映画『風をつかまえた少年』
- 映画『パリに見出されたピアニスト』
- 映画『レディ・マエストロ』
- 映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』
- 映画『さよなら くちびる』
- 映画『王様になれ』
- 映画『ブレス あの波の向こうへ』
- 映画『ガラスの城の約束』
- 映画『リアム16歳、はじめての学校』
- 映画『ビリーブ 未来への大逆転』
- 映画『旅のおわり世界のはじまり』
- 映画『トールキン 旅のはじまり』
- 映画『チワワちゃん』
- 映画『芳華-Youth-』
- 映画『翔んだカップル』
- 映画『WAVES ウェイブス』
映画『劇場版 アーヤと魔女』のオススメ度は?
星3つ半です
「ロックアニメ」として楽しめます
アーヤは「したたか」
応援したい
映画『劇場版 アーヤと魔女』の作品情報・概要
『アーヤと魔女』英題『 Earwig and the Witch』イギリス人作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズによるファンタジー小説を映画化。宮崎吾朗監督作品(映画『コクリコ坂から』)。スタジオジブリ制作のアニメーション映画。2020年12月30日に2021年4月29日に簡易版がNHK総合テレビジョンで放映され、て2021年8月27日に劇場公開された。魔法使いの家に養子として引き取られたアーヤがいじめに負けず奮闘する物語。宮崎駿は「マーヤはしたたかな少女」と評価している。
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映画『劇場版 アーヤと魔女』のあらすじ・ネタバレ
映画『劇場版 アーヤと魔女』のあらすじ:起
一人の魔女が赤ん坊を連れて孤児院のための施設「子どもの家」へバイクで向かっていました。
他の魔女に追われていた彼女は施設の前に赤ん坊と手紙を置いて去り、鳴き声に気付いた園長は赤ん坊の名前が「あやつる」だと知ります。
園長はその子を「アーヤ・ツール」と名付けて育てました。
10歳になったアーヤはある夜、子どもたちを引き連れてベッドのシーツをかぶってお化けごっこをします。
そうした中でアーヤはカスタードと立ち入り禁止となっている塔の屋上に行き、ステキな夜景が広がっていたことに感動するのでした。
アーヤは誰かにもらわれたいとは思わず、施設の人たちが自分の思い通りになってくれていたため満足していたのです。
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映画『劇場版 アーヤと魔女』のあらすじ:承
次の日、園長が近所の人から「施設におばけがいた」という知らせを受け、アーヤは自分が先導したと伝えます。
今日、誰かがもらわれてしまうという話を聞いていたため最後に楽しみたかったというアーヤの言葉に園長は感動し。こんなに良い子がもらわれないことを嘆くのです。
アーヤは大好きなパイを焼いてくれる料理長にも愛想良くしつつカスタードと本を読むのでした。そこにふくよかな体型の女性と背の高い男性が施設を訪ね、子供たちは並ばせられて園長はそれぞれの子を紹介していきます。
アーヤは大男が人とは違うことに気付きつつ、2人は相談してアーヤを選びますが彼女はカスタードと一緒にいたいと園長に言うのです。
それでもお迎えが決まったということでアーヤは荷造りをして2人に付いていくことに…家に到着してからは「嫌だったら逃げ出せばいい」という心地で過ごします。
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映画『劇場版 アーヤと魔女』のあらすじ:転
ふくよかな女性はベラ・ヤーガという名の魔女であり、大男のマンドレークは怒らせるととても恐ろしい…アーヤはベラ・ヤーガの手伝いのために拾われたといわれますが、代わりに魔術を教えてくれと言います。
多くの人から依頼を受けていたベラ・ヤーガは色々な材料の加工をアーヤに任せ、アーヤは毎日クタクタになりました。
アーヤは夜にコッソリ家を散策して「EARWIG」というバンドの存在を知り、赤ん坊の頃に持たされていたカセットテープに書いてあった名前と一緒だったことでその曲を聞いて過ごします。
また、ベラ・ヤーガの使い魔である黒猫のトーマスと仲良くなったことでアーヤは魔法除けの術を使ってみることに…魔術について書かれたノートを見ながら材料を調合していき、トーマスの指示で呪文を唱えて魔法除けを完成させました。
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映画『劇場版 アーヤと魔女』のあらすじ:結
その後、ベラ・ヤーガが全く魔法を教えてくれないことに嫌気が差したアーヤはノートを見て彼女に腕を生やすという魔術を試します。
ベラ・ヤーガは2本の手が生えてきたことに驚いてアーヤのイタズラだとわかり、自室に閉じ込めてからネズミを食べさせるという罰を与えることにしました。
トーマスはそれを聞いて震えあがり、アーヤは魔法除けが効いているから大丈夫だと落ち着かせます。
部屋にたくさんのミミズが送られたアーヤは隣のバスルームの方に空けた穴にミミズを入れていきましたたが、なんと隣室はマンドレークの部屋をつながっていたため彼は激怒。
ベラ・ヤーガのミミズだとわかってマンドレークは彼女の調合室を荒らすことに…アーヤはその間にマンドレークの部屋に行くと「EARWIG」と書かれた3人組の写真を発見。
マンドレークとベラ・ヤーガ、そして赤い髪のボーカルの女性がいて、その女性がバンドを抜けたという話を聞きました。
アーヤはマンドレークに「自分はいなくならないから」と言いつつも立派な魔女になると伝えると、彼はベラ・ヤーガが今後は魔術を教えると言うのです。
それから半年が経ってアーヤはマンドレークとベラ・ヤーガと共に仲良く暮らしていると、アーヤの母親が「メリークリスマス」と言ってやって来て物語は幕を閉じます。
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映画『劇場版 アーヤと魔女』の感想・内容
・映像や演出に注目!
ジブリ作品の最新作ということでCGアニメーションで作られた『アーヤと魔女』。ベラ・ヤーガの家の草木やゴチャゴチャと魔術の素材が並ぶ部屋などの絵は、これまでのジブリ作品を思い出させましたね。
また、ベラ・ヤーガやマンドレークが怒りを露にして姿を変えていき、恐ろしさを感じるシーンも印象的…マンドレークは頭を沸騰させるような演出があって、アーヤが朝食を作るのに失敗した時には真っ赤になって怒るのです。
彼が一番恐ろしく変貌したのは映画の後半でしょう。ミミズを部屋に入れられた際にマンドレークは激怒して魔物のような身体になって登場…命の危機を感じさせる姿に対し、さすがのアーヤも思わず隠れるほどでしたね。
そんな彼がアーヤと仲を深めた後は「アーヤちゃん」と親し気に呼ぶというギャップも良かったです。
絵の良さと魔術についての見どころもありました。ベラ・ヤーガに言われてアーヤが材料をすり潰して細かくしたり混ぜ合わせたりしていくのですが、その際に色が変化していくのが魔術っぽさを感じさせましたね。
特にアーヤが魔法除けの材料を合わせていった時に、グルグルと混ぜている時の軌跡は赤や白のラインが混ざっていったり、完成時に光りだしたりするのがおもしろかったです。
そして、魔法除けが完成したらどうするのかと思いきや、完成した軟膏のようなものを体に塗りたくるという古風な手法だったのも意外でした。
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映画『劇場版 アーヤと魔女』の考察・評価
・この設定がおもしろい!
ジブリ作品としては珍しいと思ったのは、冒頭からロックな音楽が流れることでしたね。
これはストーリーの中盤以降でわかることですが、アーヤの母親とベラ・ヤーガ、マンドレークの3人組がバンドを結成していたからでしょう。
途中でバンドとして活躍していたシーンもあって、マンドレークは部屋でキーボードのようなものを弾いていたりもするのが良かったです。
音楽特有の盛り上がりが良く伝わってきたのが印象に残りました。また、最後の方でアーヤがベラ・ヤーガのドラムは一流だと知って、その話をした際に彼女が軽やかに実験器具を叩いていたのがカッコ良かったです。
他にも10歳のアーヤの性格は目を見張ります。魔女である母親が「あやつる」と名付けたのが相応しいと思えるほどに、周りの人へ取り入るのが得意なのです。
何を言えば喜ぶのかがわかるという観察力や、何をするのが最適化を察する賢さが凄かったと思いました。
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映画『劇場版 アーヤと魔女』の結末
最後はアーヤの母親がやって来て物語は終わりますが、魔女である母親とその後どういった話を繰り広げるのか気になりましたね。
「EARWIG」のボーカルだった母親とベラ・ヤーガやマンドレークが顔を合わせたらバンドが復活するのか、アーヤは母親のことをどう思うのか…色々と思いを巡らせたくなるストーリーの終わり方でした。
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映画『劇場版 アーヤと魔女』のキャストについて
アーヤ(平澤宏々路)
ベラ・ ヤーガ(寺島しのぶ)
マンドレーク(豊川悦司)
トーマス(濱田岳)
シェリナ・ムナフ
木村有里
柊瑠美
岩崎ひろし
ニケライ・ファラナーゼ
谷口恵美
齋藤優聖
鈴木花穏
石田さくら
佐伯美由紀
徳田章
まとめ 映画『劇場版 アーヤと魔女』一言で言うと!
「虐待は許さない!」
本映画では里親による虐待もテーマにありますが、若干抑えられているニュアンスがあります。世界的に子どもに対する暴力・虐待は絶対にダメです。
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映画『劇場版 アーヤと魔女』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
宮崎吾朗
原作
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
脚本
丹羽圭子 郡司絵美
企画
宮崎駿
プロデューサー
鈴木敏夫
アニメーションプロデューサー
森下健太郎
制作統括
吉國勲 土橋圭介 星野康二
キャラクター・舞台設定原案
佐竹美保
キャラクターデザイン
近藤勝也
アニメーションディレクター
タンセリ
CGスーパーバイザー
中村幸憲
背景
武内裕季
音楽
武部聡志
主題歌
シェリナ・ムナフ
エンディングテーマ
シェリナ・ムナフ
主題歌(演奏)
亀本寛貴 高野清宗 シシド・カフカ 武部聡志
エンディングテーマ(演奏)
亀本寛貴 高野清宗 シシド・カフカ 武部聡志
音響演出
笠松広司
アフレコ演出
木村絵理子
アニメーション制作
スタジオジブリ
制作
NHK NHKエンタープライズ スタジオジブリ
著作
NHK NHKエンタープライズ スタジオジブリ
アーヤ(平澤宏々路)
ベラ・ ヤーガ(寺島しのぶ)
マンドレーク(豊川悦司)
トーマス(濱田岳)
シェリナ・ムナフ
木村有里
柊瑠美
岩崎ひろし
ニケライ・ファラナーゼ
谷口恵美
齋藤優聖
鈴木花穏
石田さくら
佐伯美由紀
徳田章
2020年製作/83分/日本
配給:東宝