映画『ノイズ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『ノイズ』公式サイト・IMDbサイト・ Rotten Tomatoesサイトにて作品情報・キャスト情報ならびにレビューをご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『ノイズ』
(2022年製作/128分/G/日本)
配給:ワーナー・ブラザース映画
【監督】
廣木隆一
【原作】筒井哲也【脚本】片岡翔【企画】北島直明【プロデューサー】北島直明 里吉優也【製作】沢桂一 堀義貴 池田宏之 菊川雄士 藤本鈴子 森田圭 弓矢政法 松橋真三 田中祐介【エグゼクティブプロデューサー】伊藤響【ラインプロデューサー】榊田茂樹【撮影】鍋島淳裕【照明】かげつよし【録音】深田晃【美術】丸尾和行【装飾】吉村昌悟【スタイリスト】浜井貴子【ヘアメイク】永江三千子【VFXプロデューサー】赤羽智史【編集】野本稔【音楽】大友良英【助監督】吉村昌晃【スクリプター】沖宏美【キャスティング】緒方慶子【制作担当】小沼秀剛 宮下直也
【出演】
藤原竜也 松山ケンイチ 神木隆之介 黒木華 伊藤歩 渡辺大知 酒向芳 迫田孝也 鶴田真由 波岡一喜 菜葉菜 寺島進
余貴美子 柄本明 永瀬正敏 大石吾朗 諏訪太朗 飯島莉央 丸山真亜弥
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映画『ノイズ』外部リンク
【HPサイト】
映画『ノイズ』公式サイト
【予告映像】
映画『ノイズ』トレーラー
【公式Twitter】
映画『ノイズ』
【IMDbサイト】
映画『ノイズ』
【 Rotten Tomatoesサイト】
映画『ノイズ』
映画『ノイズ』のオススメ度は?
星3つ半です
やっぱり「藤原竜也さん」ですね
絶海の孤島で過疎の村なのに、、、
なぜ「若者」が多い、、、
映画『ノイズ』の作品情報・概要
『ノイズ』は、筒井哲也による日本の漫画作品(『グランドジャンプ』にて2018年1月号から2020年4月号まで連載)を映画化。廣木隆一監督作品。クライムサスペンス映画。主演は藤原竜也(『カイジ 人生逆転ゲーム』)と松山ケンイチ(映画『ホテルローヤル』)。神木隆之介(映画『ラストレター』や『君の名は。』)、黒木華(映画『小さいおうち』や映画『浅田家!』)、伊藤歩、渡辺大知(映画『見えない目撃者』)、酒向芳(映画『あなたの番です 劇場版』)、迫田孝也、鶴田真由、波岡一喜、菜葉菜(映画『赤い雪 Red Snow』)、寺島進(映画『孤狼の血 LEVEL2』)、余貴美子、柄本明(映画『ある船頭の話』や映画『燃えよ剣』)、永瀬正敏(映画『さくら』や映画『空に住む』や映画『カツベン!』)、大石吾朗、諏訪太朗、飯島莉央、丸山真亜弥らが出演。「地方創生推進特別交付金」5億円支給で色めき立つ島に不審な男が現れたことで大混乱になる。
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映画『ノイズ』の受賞歴
無し(2022年1月現在)
映画『ノイズ』のあらすじ・ネタバレ(簡単)
孤島・猪狩島で青年・泉圭太(藤原竜也) が生産を始めた黒イチジクが高く評価されたことで、島民は沸き立つ。なんと国から「地方創生推進特別交付金」5億円の支給が決まるからだ。過疎化で苦しむ島民たちに希望の兆しが見える。しかし、島民ではない小御坂睦雄(渡辺大知) という男の登場によって、平和な島に不穏な空気が流れることに。小御坂の不審な言動に違和感を覚えた泉圭太と幼なじみの猟師・田辺純(松山ケンイチ) 、新米警察官・守屋真一郎(神木隆之介)の3人。彼らは小御坂を追い詰めていく。そして、圭太の娘の失踪を機に誤って小御坂を殺してしまう。3人はこの殺人を隠すことする。小御坂の足取りを追って警察官・畠山努(永瀬正敏) と青木千尋(伊藤歩) がやってきた。なんと小御坂は元受刑者のサイコキラーであったのだ。平和な島は騒然となる。
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映画『ノイズ』のあらすじ・ネタバレ(詳細)
映画『ノイズ』のあらすじ:起
愛知県の離れ小島にて、泉圭太(藤原竜也)は黒いイチジクの農園を妻・泉加奈(黒木華)
と娘・泉恵里奈(飯島莉央)と一緒に営んでいました。
小さい頃から島で育ってきた圭太は幼馴染の田辺純(松山ケンイチ)に手伝ってもらい、黒いイチジクを島の名品にしようと努めていたのです。
そんなある日、農園の近くで不審者・小御坂睦雄(渡辺大知)と遭遇し、怪しみつつも帰宅。圭太は家にいたはずの娘の姿が無かったことで周辺を探し、純や守屋真一郎(神木隆之介)に電話をします。
真一郎は警察官として島の駐在を務め始めており、イノシシとぶつかった高齢の横田庄吉(柄本明)の車の対応を済ませていました。
イノシシを猟師の純の元に運び、そこで電話を受けたことで圭太の元へ。圭太は農園の温室で不審者を発見して純たちを呼び、入り口を塞ぎます。
純は猟銃を構えますが不審者は臆することなく近寄ってきて、圭太ともみあいになった際に頭を打って死亡…。
真一郎は事故を無かったことにするのが島のためだと考えました。圭太が捕まれば島の特産品の話も無くなってしまう…。
3人は事故を隠蔽することにし、死体を運んでイノシシと一緒に大きな冷蔵庫に入れるのです。
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映画『ノイズ』のあらすじ:承
翌日、死体を埋めに行こうと集まった3人ですが、なんと県警本部の刑事・畠山努(永瀬正敏)と青木千尋(伊藤歩)と数名が島に集まってきたと知って驚愕。
不審者の正体は元受刑者のであり、保護司・鈴木賢治(諏訪太朗)が就職活動のために連れてきたとのこと…保護司が遺体で見つかったことで元受刑者の捜索が始まったと知った圭太たちは遺体を運ぶのを延期します。
町長・庄司華江(余貴美子)は圭太の農業のおかげで5億円の交付金が国から支給されるはずでしたが、庄吉から圭太たちが死体を運んでいるという知らせを受けて3人を訪ねました。
彼女は死体を見て3人が隠そうとしているのに安堵しつつも、圭太以外が罪を被って自首すべきだと言うのです。
そこに庄吉が現れて彼女に刃物を突き刺し、純にとどめをさされた町長は死亡。
彼女が構えていたスタンガンのせいで庄吉も心不全で亡くなりました。
3人は警察の捜査が及ぶのも時間の問題だと思いましたが、庄吉の家族や町長の秘書たちに協力を仰ぐことを決意。みんな島のためにと思って一つのウソを作り上げるのです。
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映画『ノイズ』のあらすじ:転
庄吉は天寿を全う。元受刑者は町長を殺して船を奪って姿を消したことにました。
刑事はその話はウソではないかと思い、真一郎の言動から純と共に怪しみます。
そして、刑事が冷蔵庫を調べるという話を聞いた真一郎は観念して自害…。
元受刑者と町長を殺したのは自分だという告白を動画で残しました。
圭太と純は農場に死体を移していたため犯行はバレず、真一郎の死を嘆くのです。
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映画『ノイズ』のあらすじ:結
その日の夜、町民宛てに一斉メールが届きます。
それは「元受刑者の死体は黒イチジクの木の下」という内容であり、警察が捜査を始めると圭太は観念して本当の犯人は自分だと言いました。
そのメールは純が送ったものであり、圭太の妻のことが昔から好きだったからこそ圭太を貶めるためのものだったのです。
圭太は刑務所に送られ、純は彼の代わりに農場や圭太の妻子を気遣うようになりました。
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映画『ノイズ』の感想・内容
「個性派俳優の演技合戦を観る映画」となります。若手、というかもはや中堅俳優がこぞって出演しています。
筆頭は藤原竜也さんと松山ケンイチさんになります。 若干、若いですが、神木隆之介くんも3人の同級生として良い味を出しています。
そして黒木華さんがとても素晴らしい演技をしていました。もちろん、わたしの大好きな永瀬正敏さんの演技は本当に「渋」「力がある」ものでした。
永瀬さんが出演するとスクリーンが引き締まります。俳優人生、「映画一本」というプライドが漲っています。
配信されたプレミアトークを見ていても、藤原竜也さんらの俳優陣は永瀬さんに尊敬の念を表していたのが印象的でした。
さて、本映画『ノイズ』は漫画家・筒井哲也氏が『グランドジャンプで連載していた作品を映画化しています。
「ノイズ」ってなんでしょうか。雑音と訳します。実際は自分に不都合なる存在を指すと思います。
原作と大きく異なるのは舞台を絶海の孤島に変更したところです。逃げ場がない島ということで、緊張感が生まれています。
ただ暖かい南の島ではなく、厳冬の北国の島であったなら、もっと恐ろしい雰囲気になっていたと思います。
でも南方じゃあないとイチジクが育たないからこの設定でオッケーとします。
物語的には「死体を隠す」「見つからないようにする」が主軸となっています。
一瞬、A24作品の“死体映画”『スイス・アーミー・マン』と映画『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』を彷彿させましたが、まったく異なります。
本映画『ノイズ』の特筆すべき点は「地方創生推進特別交付金」が絡んでくるところです。
しかも絶海の孤島に大金が国から投入されるという設定が現代的だと言えます。日本の地方都市や田舎の財政はとても厳しい現実があります。
つい2、3年前まで「町おこし協力隊」とか「田舎へ移住」というプロジェクトを国が率先して行なっていました。
若者が過疎化された地域へ行って活性化に成功して、ビジネスとして成り立たせるのであればとても歓迎される事業であると思っています。
しかしながら、現実的には地域との温度差もあって難しい局面があります。
同様に本映画『ノイズ』のように資源・人材に乏しい絶海の孤島にとっては、「地方創生推進特別交付金」は喉から手が出るほど欲しいのです。
しかも5億円です。本映画『ノイズ』はこの5億円が水の泡と消えないように「死体を隠す」物語です。
そこには魑魅魍魎な人間関係も重なってきて、一瞬たりとも目が離せない展開となっています。
映画『ダーティハリー』ネタバレ・あらすじ・感想・内容・評価。クリント・イーストウッドは70年代疲弊していたアメリカ社会の正義のヒーロー。
映画『ノイズ』の考察・評価
さて、本映画『ノイズ』の起点となるのは泉圭太(藤原竜也) が黒いイチジクの栽培を商品化したところにあります。
彼の同級生である漁師・田辺純(松山ケンイチ) と警察官・守屋真一郎(神木隆之介) らが右往左往します。
故意であるか否かは結末を観ればわかりますが、小御坂睦雄(渡辺大知) という島の外からやってきた男を殺してしまうのです。
3人は事件にならないように画策しますが、そうは問屋が卸さないのです。警察がやってきます。畠山努(永瀬正敏) と青木千尋(伊藤歩) です。
彼らは小御坂を探します。小御坂はかつて人を殺した元受刑者でした。しかもサイコキラーです。
それを知った泉らは慌てふためきますが、「サイコキラーを殺してもオッケーではないか」などと考えてしまうところが田舎っぺの所以だと感じます。
いわゆる“ムラ社会”で育った世間知らずが見え隠れします。
一瞬、映画『楽園』のような展開になるのかなあと思いました。横田庄吉(柄本明) さんの登場で期待させました。
本映画『ノイズ』は過疎で苦しむ田舎の“ムラ社会”の人間関係を踏襲しつつ、「同級生である3人の本音」が見え隠れする展開に緊張感が張り詰めた秀作と言えます。
映画『タイトロープ』はクリント・イーストウッド主演作品で最も陰惨な映画である。また俳優として転換期であった。
映画『ノイズ』の結末
さて、本映画『ノイズ』について遠陵なく評論させていただきます。正直言って、「駄作」です。
というか脚本が稚拙すごると言えます。矛盾点が多すぎます。
例えばサイコキラー・小御坂睦雄(渡辺大知)が保護司・鈴木賢治(諏訪太朗)を殺す場面ですが、いくらサイコキラーと言えど、真昼間で、しかも走行中の車の後部座席から首を絞めるようなことはしないでしょう。
サイコキラーって頭が良いと思うのです。こんな殺しかたしたら一発で足がつくでしょう。
さらに車が畑の真ん中という目立つ場所に放置して逃げますが、発見されるまで1日かかるというのもおかしい。
いくら映画と言えど、もう少しひねって欲しいと思いました。今時の脚本の書き方としては「古い」のです。こういう設定というかプロットってもうあり得ないと思うのです。
昔の映画でしたら、オッケーです。例えばビルの下を歩いていたら、上から危険物が落ちてきて「危なかった」って脚本って今ではほとんどないでしょ。
それを書いたら笑われるのです。新米警官・守屋真一郎(神木隆之介)って、一体何歳なのでしょうか?
泉圭太(藤原竜也)と田辺純(松山ケンイチ)が30歳前後として、守屋は同級生ですから同年齢のはず。
でも、故郷の島に帰ってきて、交番周りのお巡りさんということはそうとう「ダメな警官」に映るんです。
実際、心優しい青年ですが、警察官の現場を積んでいれば同級生にも非情になれるのです。だから警察官に向いてないのです。最後は自殺するし。
さらに、猟師の田辺純(松山ケンイチ)の解体小屋が杜撰すぎますね。あんなところで解体作業できません。
劇中やたら「衛生的に」と言っていましたが、普通、解体作業をする小屋は水回りが最低でも2箇所ないといけません。それは血抜きという一番大事の時に必要だからです。
それとあれだけ多くの警察官が来て、島中で小御坂睦雄(渡辺大知)を探している最中、町長・庄司華江(余貴美子)を殺して、船に運ぶのって不可能だと思うのです。絶対に誰か見てますよ。
さらに庄司の携帯が行方不明という流れになりますが、今時の携帯は少なからず電波を発信しています。
とても微弱ですが、警察からキャリアに協力要請をだせば一瞬で見つけられます。なんとも稚拙すぎる脚本です。
というわけで、一体、本映画『ノイズ』は何が言いたかったのわからない一品となっています。
てっきり「地方創生推進特別交付金」の奪い合いと過疎化が進んでいる地方都市の苦境を乗り越える若者たちの挑戦を訴求しているかと思いました。
しかしそんななことは一切ありませんでした。
映画『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』ネタバレ・あらすじ・感想。虐待されアル中、シリアルキラーになった原因は“毒親”のせいである。
映画『ノイズ』のレビュー・コメント
島に朝を告げるクラシックの音楽と、シリアスな展開が印象に残る映画でしたね。
圭太たち3人はどうやって元受刑者の死を隠蔽するのかが気になり、町民の力も借りるようになるという展開はハラハラします。
誰かが失言をするのではないか、裏切る人は出ないのか…そうした思いで映画を見つつ、真一郎が口を滑られた際には人柄も感じさせました。
真一郎は素直でウソが苦手な性格なんだなと感じさせつつ、「犯人の死体が見つかれば安心」と言ってしまったことで刑事に怪しまれてしまう…。
そうして動揺しないよう努める様は目が離せません。
もうウソはつけないと追い込まれた真一郎は、優しい性格や母親からの期待もあったからこそ自ら命を絶ったのではと思いました。
銃を口内に突きつけるシーンでは、駐在所に血が飛び散らないようビニールで覆っていたのも印象的。母親が飾ってくれた花にも血がかからないようにしているのには彼の性格を感じさせます。
そして、純は言葉数が少なくて表情から感情を読み取りたいと思って見入ってしまいましたね。
実は圭太の妻となった女性を昔から好きだったことがラストで明かされますが、圭太がそのことと向き合っていたら犯人に挙げられずに済んだのか…。今となっては分かりません。
圭太は妻も娘も好きなんだなということが節々に感じさせます。
幸せな家庭を築き、島の救世主と呼ばれる彼だからこそ隠蔽の際には必死に考えを巡らせたのでしょうね。
刑事から色々と質問を受ける際には動じた様子もなく落ち着いて応対しているのが見どころだとも言えるでしょう。
喜びの感情は大きく表す彼でしたが、最後の泣く演技では声を上げずに静かに泣くようにしていたのが印象に残りました。
映画全体を通して、登場人物を演じる俳優たちが過剰に演技をするのではなく、現実でもどこかで見たことがあるようなリアルな演技をしていたのが良かったです。
また、映画の時間配分や間の取り方が上手だなと感じさせました。登場人物が喋るシーンでは無理にアップで映さず、全体を移したまま動きが見れるという演出も今作の特徴でしょう。
登場人物の動きを追いつつも、彼らの心情を考えさせられるストーリーが見どころで、その中でも高齢の庄吉が町長に襲い掛かったり、純が暗躍していたと知ったシーンは特に印象に残りました。
映画『ノイズ』のキャストについて
泉圭太(藤原竜也)
田辺純(松山ケンイチ)
守屋真一郎(神木隆之介)
泉加奈(黒木華)
青木千尋(伊藤歩)
小御坂睦雄(渡辺大知)
横田昭一(酒向芳)
野毛二郎(迫田孝也)
守屋仁美(鶴田真由)
酒井義昭(波岡一喜)
横田洋子(菜葉菜)
岡崎正(寺島進)
庄司華江(余貴美子)
横田庄吉(柄本明)
畠山努(永瀬正敏)
山下伸介(大石吾朗)
鈴木賢治(諏訪太朗)
泉恵里奈(飯島莉央)
加奈(中学生時代)(丸山真亜弥)
まとめ 映画『ノイズ』一言で言うと!
「めっちゃイチジク美味いじゃん!」
過疎で、しかも本島から隔絶されてしまっている島って本島に存在すると思います。実際は死活問題だと思います。一番の問題は嫁取り、婿取りだと思います。
映画『テッド・バンディ』ネタバレ・あらすじ・結末。真実なんて存在しない。隣に殺人者がいるかもしれない。
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映画『ノイズ』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
廣木隆一
原作
筒井哲也
脚本
片岡翔
企画
北島直明
プロデューサー
北島直明 里吉優也
製作
沢桂一 堀義貴 池田宏之 菊川雄士 藤本鈴子 森田圭 弓矢政法 松橋真三 田中祐介
エグゼクティブプロデューサー
伊藤響
ラインプロデューサー
榊田茂樹
撮影
鍋島淳裕
照明
かげつよし
録音
深田晃
美術
丸尾和行
装飾
吉村昌悟
スタイリスト
浜井貴子
ヘアメイク
永江三千子
VFXプロデューサー
赤羽智史
編集
野本稔
音楽
大友良英
助監督
吉村昌晃
スクリプター
沖宏美
キャスティング
緒方慶子
制作担当
小沼秀剛 宮下直也
泉圭太(藤原竜也)
田辺純(松山ケンイチ)
守屋真一郎(神木隆之介)
泉加奈(黒木華)
青木千尋(伊藤歩)
小御坂睦雄(渡辺大知)
横田昭一(酒向芳)
野毛二郎(迫田孝也)
守屋仁美(鶴田真由)
酒井義昭(波岡一喜)
横田洋子(菜葉菜)
岡崎正(寺島進)
庄司華江(余貴美子)
横田庄吉(柄本明)
畠山努(永瀬正敏)
山下伸介(大石吾朗)
鈴木賢治(諏訪太朗)
泉恵里奈(飯島莉央)
加奈(中学生時代)(丸山真亜弥)
2022年製作/128分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画