映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』
(2018年製作/135分/G/アメリカ)
原題『Solo: A Star Wars Story』
【監督】
ロン・ハワード
【製作】
キャスリーン・ケネディ アリソン・シェアマー サイモン・エマニュエル【製作総指揮】ローレンス・カスダン ジェイソン・マクガトリン フィル・ロード クリストファー・ミラー【キャラクター原案】ジョージ・ルーカス【脚本】ジョナサン・カスダン ローレンス・カスダン【撮影】ブラッドフォード・ヤング【美術】ニール・ラモント【衣装】グリン・ディロン デビッド・クロスマン【編集】ピエトロ・スカリア【音楽】ジョン・パウエル【テーマ曲】ジョン・ウィリアムズ【オリジナル音楽】ジョン・ウィリアムズ【視覚効果監修】ロブ・ブレドウ
【出演】
オールデン・エアエンライク
ウッディ・ハレルソン エミリア・クラーク ドナルド・グローバー タンディ・ニュートン フィービー・ウォーラー=ブリッジ ヨーナス・スオタモ ポール・ベタニー ジョン・ファブロー エリン・ケリーマン リンダ・ハント ワーウィック・デイビス クリント・ハワード アンソニー・ダニエルズ レイ・パーク
【HPサイト】
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』IMDbサイト
【予告映像】
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』トレーラー
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』 2021.3.5 よる9時~11時34分放送
2021.3.5 よる9時~11時34分放送
2週続けて『スター・ウォーズ』シリーズです
あまりヒットしませんでしたが「面白い」ですよ
若者の失恋と再出発物語として観ましょう!
移民の国アメリカ人らしい物語です
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』のオススメ度は?
星3つ半です
ハンが「ハン・ソロ」になります
駆け落ちに失敗します
盗賊から成り上がって「パイロット」になります
恋人奪還に失敗「失恋」します
『スター・ウォーズ』シリーズの鑑賞順を紹介しています
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』の作品情報・概要
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』原題『Solo: A Star Wars Story』2018年公開のアメリカ映画。当初フィル・ロード&クリス・ミラー(映画『スパイダーマン:スパイダーバース』)が監督だったが「創作上の相違」から降板。急遽ロン・ハワードが監督を務めることになり話題になる。映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』。主演はオールデン・エアエンライク、映画『ガラスの城の約束』や映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』のウディ・ハレルソン、映画『ボディガード(1992)』1992)』のエミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー、タンディ・ニュートンが出演している。
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』のあらすじ・ネタバレ
遠い昔 はるかかなたの銀河系で…。それは法のない時代、複数の犯罪シンジケートが、食料、薬、ハイパー燃料などの資源をめぐり争っていた。造船で有名な惑星コレリアでは卑劣なレディ・プロキシマが逃亡者たちに保護と引き換えに犯罪行為を強要。そんな危険地帯で必死に生きる一人の若者がいた。銀河を飛び回る日を夢見て…。
惑星コレリアでハン(オールデン・エアエンライク)と恋人のキーラ(エミリア・クラーク)はレディ・プロキシマに犯罪行為を強要されて暮らしていた。そんな生活に辟易して逃亡を図る。しかし出国できたのはハン・ソロだけ。キーラは囚われの身になってしまう。ハンは帝国軍に加わりパイロットを目指す。その際、名前のハンに苗字がソロと付けられて「ハン・ソロ」となる。一人前のパイロットになって、絶対にキーラを迎えに行くという強い信念を持っているが、事は簡単に進まない。ある日、強盗団を率いるトバイアス・ベケット(ウディ・ハレルソン)とヴァル(タンディ・ニュートン)、リオ・デュラント(ジョン・ファヴロー)に出会い、仲間に加えて欲しいと嘆願する。しかし脱走兵と見破られ囚われてします。そして収容所で運命の出会いが待ち受けていた。生涯の相棒となるウーキー族の戦士チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)と初めて顔を合わすのだった。
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』の感想・内容
「ハン・ソロが失恋する映画」です。本映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』が公開されるとネット上に多くの批判的コメントが羅列されたのは記憶に新しいです。
その内訳は「ハン・ソロの“ソロ”に決められ方が安直すぎる」とか「恋愛は要らない」とか「師匠を殺すなよ」「アクションシーンが多すぎる」など、散々です。
特に『スター・ウォーズ』ファンが一番がっかりしたのは、はやはり、ハン・ソロの出自に触れたことだと思います。
“ハン・ソロ信仰”なるものが存在するくらい、「ハンはミステリーであって」欲しかったのです。
まあ、孤児であることは許されますが、「女と駆け落ち」する際に、適当に名前を付けられたとあっては納得が行きません。
ジョージ・ルーカスの盟友スティーブン・スピルバーグヒット作
名前って大事ですよね。
例えば映画『ゴッドファーザー』で、幼いビトーがニューヨークへ流れ着いて、入国管理で名前を聞かれて出身地の「コルレオーネ」と言ってしまって、「ビトー・コルレオーネ」と名付けられたのは良いと思うのです。
それはこれらから、新世界アメリカで生きていくという市民権であり、希望でもあるからです。
でもハン・ソロの場合は国を出ていく時に名付けれらるのは全く意味が異なってくるのです。
自分を受けれ入れてくれなかった国からの脱出、つまり新しい自分を探す旅に恋人と連れ立っているところの命名は確かにガクッと来ます。
ジェームズ・キャメロン監督も『スター・ウォーズ』シリーズが好きだと思う
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』の考察・評価
でもこういう脚本にした理由もわかるのです。アメリカって移民の国ですよね。
ヨーロッパの重たい階級社会から逃れて来た人たちの集合国家です。多くの人は苗字を持っていなかったと思うのです。
持っていたとしても、アメリカ入国時にそれまでの苗字を捨てて、「由緒ある血統」を想像されるような苗字を付けた人もいるでしょう。
苗字を辿ればヨーロッパの祖先にたどり着くわけですから、彼らの存在理由を表す大事なことなのです。
そう言ったことを考慮すると、ハンに“ソロ”と名付けた理由がわかります。「どこにも出自を持たないし、属さない“ひとり”」の人間で生きる、ということです。
脚本家のジョナサン・カスダン ローレンス・カスダンがそこまで考えたかどうかは不明ですが、彼らの出自がユダヤ系であり、「流浪の民」であったいうことも見逃せません。
猿の惑星もルーカスにいい影響を与えたと思う
もしくはですね。「名無し」でも良かったと思うのです。
『スター・ウォーズ』って元々、宇宙を舞台にした西部劇オペラじゃあないですか。
ジョージ・ルーカスが尊敬する黒澤明の時代劇とジョン・フォードらの西部劇を「宇宙でやっちゃえ」的なノリでスタートしたと思うのです。
無法者やならず者って、本名名乗らないことが多いです。クリント・イーストウッドの映画『荒野のストレンジャー』なんて「名無し」なんです。
さらにドル箱三部作と言われている映画『荒野の用心棒』から始まる映画『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』 地獄の決斗』もほぼ名前がありません。
ということを鑑みるとソロに苗字は要らない設定も観たかったです。
宇宙ではなく「時間」旅行で楽しませてくれます
それと恋愛要素も排除すべきというコメントがありますが、わたし的には恋愛はあった方が良いと思います。
批判的な人は後に出会うレイアとの恋愛イメージが壊れるというものです。
「若者ってたくさん恋しますよね」恋の数だけ人間成長があるのですから、ハン・ソロの性格がちょっとひん曲がった理由も本映画のキーラ(エミリア・クラーク) との恋愛が失恋に終わったことに要因にしていると考えれば落ち着きます。
そりゃ、失恋って凹みますよ。
愛する女性を国を飛び出そうとしたのに、その女性だけが取り残されたのです。
ハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)は「絶対に救出にくる」と誓って、厳しい修行の末、戻ったのに「すでに他の男のモノ」だったのです。
これはキツイでしょ。キーラの気持ちもわかるのですよ。
ハン・ソロのことを愛しているけど、「お世話になった人を裏切れない」のです(でも殺しましたけど)
ただ、この二人が一緒に逃げていたら後のカイロ・レンが生まれませんし、『スター・ウォーズ』シリーズすらなかったわけですから、ある意味、ハン・ソロに別れを告げたキーラに感謝すべきでしょう。
爆笑SF映画「監督ティモ・ブオレンソラは偉大」です
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』の結末
次に「師匠を殺すなよ」ですが、確かにこれはハン・ソロらしくないと思います。容赦無く殺します。
先に発泡するのです。これは日本の武士道精神にも、西洋の騎士道精神にも反する行為です。
よく西部劇で一対一の決闘をする際「抜け」という合図の元、殺し合いが始まります。ハンはそれ以前に撃っているのです。
これはダメですね。いくら自分を裏切った師匠と言えど「アウト」です。ハンの冷酷なイメージが付いてしまいます。
この場面を観て思い出すのはハリソン・フォード主演の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』です。短剣を振り回して決闘を挑んでくる人間に即さま発砲して殺す場面です。これも人道に反します。
しかもコメディっぽく殺人を演出しています。ひょっとしたら監督のロン・ハワードは、その場面へのオマージュとしての演出だったのでしょうか。
インドのSF映画は日本を超えている
最後に「アクションシーンが多すぎる」ですが、これは同感です。
もちろん本シリーズがアクションシーンが多いのは周知ですが、あまりにもカメラが動きすぎているのです。“振り回しすぎ”なんです。
特にロングショットで左右にパンしたり、上下にティルドアップとダウンはキツイです。映画で固定ショットで、「きっちりかっちり」と観せてくれる場面の比重が多いほど、心に響くものです。
撮影監督のブラッドフォード・ヤングのプロフィールを見ますと、映画以外にもMGMT、ノラ・ジョーンズ、ベックなどのアーティストのミュージックビデオの撮影もされていますから、納得しました。
ただ、ハン・ソロの人間形成にとっては本映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』はアクセントになていると思います。
挑戦、葛藤、挫折、復活、再挑戦、失恋、再出発が描かれているからです。
エンディングのチューバッカと共にファルコン号を操る顔には未来への希望があったので、良かったと思います。
やっぱり若者の明日へ向かって生きるエネルギーって素晴らしいし、応援したい気持ちになりました。
マイケル・クライトンの描く物語は必見!
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』のキャストについて
ハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)
ドバイアス・ベケット(ウッディ・ハレルソン)
キーラ(エミリア・クラーク)
ランド・カルリジアン(ドナルド・グローバー)
ヴァル(タンディ・ニュートン)
L3-37(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)
チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)
ドライデン・ヴォス(ポール・ベタニー)
リオ(声)(ジョン・ファブロー)
エンフィス・ネスト(エリン・ケリーマン)
レディ・プロキシマ(声)リンダ・ハント
ウィーゼル(ワーウィック・デイビス)
クリント・ハワード
アンソニー・ダニエルズ
ダース・モールレイ・パーク
まとめ 映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』一言で言うと!
「若い時は好きなように生きなさい」
羨ましい映画です。こんな若者になりたかったです。若い時って、恐れを知らないものです。なんでも挑戦します。歳をとると「ダメなんじゃあないか」って言い訳を作って挑戦しません。好きなことをもっとやっておけば良かったと感じるこの頃です。
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合わせて観たい映画
【スター・ウォーズシリーズ】
映画『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』
ジョージ・ルーカスが監督に復帰!22年ぶりです。
映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
アナキンの心の苦悩と恋愛を描いていると言うが・・・・。
映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
アナキンがついにダースサイドに落ちます
映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』
『スター・ウォーズ』シリーズ第一弾、全てはここから始まった
映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』
ハン・ソロが、、、。レジスタンス最大に危機に、、、。
映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』
完全なるハッピーエンド これで銀河は平和になった
映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』
スター・ウオーズシリーズ一番の人気作品と言われています。
映画『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』
シリーズ一番の問題作です。でも観ておくべき!
映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』
スカイ・ウォーカーファミリーの物語が終わります
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ロン・ハワード
製作
キャスリーン・ケネディ アリソン・シェアマー サイモン・エマニュエル
製作総指揮
ローレンス・カスダン ジェイソン・マクガトリン フィル・ロード クリストファー・ミラー
キャラクター原案
ジョージ・ルーカス
脚本
ジョナサン・カスダン ローレンス・カスダン
撮影
ブラッドフォード・ヤング
美術
ニール・ラモント
衣装
グリン・ディロン デビッド・クロスマン
編集
ピエトロ・スカリア
音楽
ジョン・パウエル
テーマ曲
ジョン・ウィリアムズ
オリジナル音楽
ジョン・ウィリアムズ
視覚効果監修
ロブ・ブレドウ
ハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)
ドバイアス・ベケット(ウッディ・ハレルソン)
キーラ(エミリア・クラーク)
ランド・カルリジアン(ドナルド・グローバー)
ヴァル(タンディ・ニュートン)
L3-37(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)
チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)
ドライデン・ヴォス(ポール・ベタニー)
リオ(声)(ジョン・ファブロー)
エンフィス・ネスト(エリン・ケリーマン)
レディ・プロキシマ(声)リンダ・ハント
ウィーゼル(ワーウィック・デイビス)
クリント・ハワード
アンソニー・ダニエルズ
ダース・モールレイ・パーク
2018年製作/135分/G/アメリカ
原題:Solo: A Star Wars Story
配給:ディズニー