映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『甦る三大テノール 永遠の歌声』
(2020年製作/93分/G/ドイツ)
原題『Three Tenors: Voices for Eternity – 30th Anniversary Event』
【製作】
エルマー・クルーゼ
【製作総指揮】
ジャン=アレクサンドル・ンティビハブワ
【脚本】
アクセル・ブリュッゲマン
【出演】
ルチアーノ・パバロッティ プラシド・ドミンゴ ホセ・カレーラス
ズービン・メータマリオ・ドラディ ノーマン・レブレヒトディディエ・ド・コッティニー ブライアン・ラージ ブリン・ターフェルニコレッタ・マントバーニ ポール・ポッツ ラロ・シフリンティ ボール・ルーダス ジョナサン・マックオーギー・カスタニョーラ マルコ・アルミリアート
【HPサイト】
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』公式サイト
【予告映像】
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』トレーラー
- 映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』のオススメ度は?
- 映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』の作品情報・概要
- 映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』のあらすじ・ネタバレ
- 映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』の感想・内容
- 映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』の考察・評価
- 映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』の結末
- 映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』のキャストについて
- まとめ 映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』一言で言うと!
- 【オススメ新着映画】
- 合わせて観たい映画
- 【オススメ音楽映画】
- 【ドキュメンタリー映画オススメ】
- 映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』
- 映画『行き止まりの世界に生まれて』
- 映画『ようこそ映画音響の世界へ』
- 映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』
- 映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』
- 映画『M 村西とおる狂熱の日々 完全版』
- 映画『キューブリックに魅せられた男』
- 映画『ドリーミング村上春樹』
- 映画『サウナのあるところ』
- 映画『ジョアン・ジルベルトを探して』
- 映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』
- 映画『アートのお値段』
- 映画『フリーソロ』
- 映画『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』
- 映画『イメージの本』
- 映画『シード 生命の糧』
- 映画『イル・ヴォーロ with プラシド・ドミンゴ 魅惑のライブ 3大テノールに捧ぐ』
- 映画『カーライル ニューヨークが恋したホテル』
- 映画『RBG 最強の85才』
- 映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』
- 『ホイットニー ~オールウエイズ・ラブ・ユー〜』
- 『私は、マリア・カラス』
- 『エリック・クラプトン~12小節の人生~』
- 映画『カニバ パリ人肉事件38年目の真実』
- 映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』の作品情報
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』のオススメ度は?
星3つ半です
「オペラに酔いしれましょう」
気持ちいいです
やっぱり「パバロッティ」は良い
イタリア語を習いたくなります
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』の作品情報・概要
イタリアを代表するオペラ歌手であるルチアーノ・パバロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの「3大テノール」が共演する模様を「始まりから終わりまで」を未公開映像などを交えて構成しているドキュメンタリー作品。始まりは白血病を克服したホセ・カレーラスの復活を祝して。終わりはパバロッティの死。製作はエルマー・クルーゼ。脚本はアクセル・ブリュッゲマン。
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』のあらすじ・ネタバレ
イタリアの三大テノール歌手のひとりであるホセ・カレーラスが白血病になる。イタリア国民が見守る。最先端な治療の末、カレーラスは白血病を克服する。そして復帰へ向けて歩み出す。持ち上がった企画は同じく三大テノール歌手のルチアーノ・パバロッティ、プラシド・ドミンゴを集めてコンサート開く案。パバロッティはもはや巨匠。ドミンゴの激しいライバル心が問題だ。カレーラスが二人の間に入り、ユニットが結成される。指揮者はズービン・メータ 。そして1990年のイタリアワールドカップ・サッカーの前夜祭ローマ・カラカラ浴場で開かれたコンサートは大絶賛される。評判を得てアメリカへ。94年ロサンゼルス・ドジャースタジアムで開催されたコンサートは全世界で13億人が視聴し、世界的なオペラブームが起きる。
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』の感想・内容
「魂が揺さぶられる声を持つ人たちの映画」だと思います。わたし、結構なイタリア好きなんですよ。イタリア映画であればなんでもござれです。オペラも素人ながら好きなんです。それは映画『ゴッドファーザーPARTIII』』の影響が大きいです。もちろんイタリア語は話せませんから、深遠までは理解できないけれど、やっぱり「心に来るモノ」があります。それで映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』ですが、一瞬「あれ?昨年もやっていたよね」と錯覚しそうになりました。映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』です。こちらはルチアーノ・パバロッティの半生を描いたドキュメンタリーですが、やはりプラシド・ドミンゴとホセ・カレーラスが出演しています。予告もほとんど同じように感じてしまうほど似通っていました。
もちろん、現存するフィルムが限られているので映像が被ってしまうのは仕方ないです。ですから鑑賞前は「フィルムの使い回し映画」とタカをくくっていました。けれど実際に映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』を観ると、そんな小さなことはどうでも良いと思わせてくれる3人のテノールに酔いしれてしまったのです。「やっぱり素敵」なんですよ。映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』でも全く同じ場面がありましたが、大画面で、しかも大音量で聴くオペラは最高だと思います。
本映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』では三人のテノール歌手の性格がちゃんと反映されていることを意識して観ることをオススメします。「優しく天使のような声を持つパバロッティ」「真面目なドミンゴ」「最年少で恐れ知らずのカレーラス」です。それを頭に入れて鑑賞するともっと楽しめます。
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』の考察・評価
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』にはちゃんとした物語があります。ホセ・カレーラスが白血病に罹り、奇跡的に完治して復活します。それを祝福したルチアーノ・パバロッティとプラシド・ドミンゴ。さらに指揮者のズービン・メータの4人が組んで、カレーラスと一緒にステージに立とうと言うのが源流になっています。しかもこの時点のパバロッティとドミンゴは互いを牽制し合っていました。若いドミンゴのライバル心がすごいのです。すでに世界的な歌手であったパバロッティは大人の対応を取っています。カレーラスが間に入って、ようやくドミンゴとパバロッティが手を取り合います。この辺りの人間性の描き方は面白いと思いました。
最初の舞台は1990年7月7日土曜日、イタリア ローマ。1980年に世界遺産に登録されたカラカラ浴場でルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、そして指揮者ズービン・メータ率いるフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団がコンサートを行いました。6,000人の観客は万雷の拍手を送りました。一番驚いたのは4人です。新しい音楽の波に埋もれそうだったオペラにイタリア国民が耳を傾けたからです。そしてここから4人の快進撃が始まります。イタリア開催の第14回FIFAワールドカップにて再び披露されたのです。これがまた大成功となったのです。
あとは二匹目のドジョウならぬ、三匹、四匹を捕まえようと、4人はアメリカへのツアーを決行します。ギャランティーがワンステージ、100万ドルです。一人100万ドルです。お金が絡んでくると4人の関係もぎくしゃくしてくるものです。一番の被害者は指揮者のズービン・メータです。「感動するオペラを届けたい」純粋な気持ちでリハーサルに励むも、パバロッティたちは天狗になっており、真面目に練習をしなくなっていました。ここはとても胸が軋みましたね。
このアメリカツアーに驚くべき人物が登場しました。映画音楽の作曲家であるラロ・シフリンが編曲家として参加しているのです。シフリンと聞いて真っ先に思い起こすのはクリント・イーストウッドです。映画『ダーティーハリー』の音楽を担当した大家です。他には映画『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』もやっています。ラロ・シフリンがパバロッティらと対面する映像は必見です。
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』の結末
さて4人はアメリカツアーを大成功させます。アメリカで開催された第15回FIFAワールドカップでの決勝戦前夜祭コンサートでは13億人が視聴したそうです。さらに欲が出てきます。世界ツアーに向かいます。1998年パリ、2002年横浜。流石に2007年にルチアーノ・パヴァロッティが死去して終わります。でもその際、他のテノール歌手という代替案も出たそうですが、それはさすがに節操がないから取りやめになったと思われます。
*映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』では二番目の妻ニコレッタ・マントヴァーニのインタビューが多かったですが、本映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』では少ないです。おそらくパバロッティーの権利問題の処理があまりうまく行っていない印象を受けました。
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』のキャストについて
ルチアーノ・パバロッティ
プラシド・ドミンゴ
ホセ・カレーラス
ズービン・メータ
マリオ・ドラディ
ノーマン・レブレヒト
ディディエ・ド・コッティニー
ブライアン・ラージ
ブリン・ターフェル
ニコレッタ・マントバーニ
ポール・ポッツ
ラロ・シフリン
ティボール・ルーダス
ジョナサン・マック
オーギー・カスタニョーラ
マルコ・アルミリアート
まとめ 映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』一言で言うと!
「オペラは良い!」
【オススメ新着映画】
合わせて観たい映画
【オススメ音楽映画】
映画『ジュディ 虹の彼方に』
レネー・ゼルウィガー圧巻演技!
映画『ロケットマン』
エルトン・ジョンが愛される理由がここにある
映画『ヘヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル!』
抱腹絶倒間違いなしのおバカさん映画です!
映画『ボヘミアン・ラプソディ』
フレディーは一生懸命生きた!
映画『さよなら くちびる』
成田凌、門脇麦、小松菜奈の演技が最高潮です!
映画『ティーンスピリット』
エル・ファニングのプロモーション映画?
映画『ポップスター』
傍若無尽な演技をするナタリー・ポートマンがいます
映画『ジョアン・ジルベルトを探して』
ボサノバの巨匠に会うことができたのか!
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』
こんな悪女に愛された男は幸せなのか?
『ホイットニー ~オールウエイズ・ラブ・ユー〜』
誰がヒューストンを追い詰めたのか描かれています
『エリック・クラプトン~12小節の人生~』
クラプトンがこんなに「クソ人間」とは知りませんでした
映画『イル・ヴォーロ with プラシド・ドミンゴ 魅惑のライブ 3大テノールに捧ぐ』
本場イタリアのオペラには圧巻です!
映画『尾崎豊を探して』
この映画に尾崎は描かれていなかった
【ドキュメンタリー映画オススメ】
映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』
マイケル・ムーアのアポなし突撃取材を観るべし!
映画『行き止まりの世界に生まれて』
この映画はダントツで素晴らしい「少年の叫び」を聞いてください
映画『ようこそ映画音響の世界へ』
映画をより高い芸術へと導く人たちの物語
映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』
愛する人と農業だけで暮らせたら本当に幸せ
映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』
三島由紀夫がたった一人で全共闘と対峙します
映画『M 村西とおる狂熱の日々 完全版』
村西とおるさんはすごい「嘘が全くありません」
映画『キューブリックに魅せられた男』
キューブリック捧げ過ぎてこんな姿に、、、
映画『ドリーミング村上春樹』
村上春樹が好き過ぎて翻訳家になった女性がいます
映画『サウナのあるところ』
フィンランドではサウナに入れば誰もが「平等」です
映画『ジョアン・ジルベルトを探して』
最後の最後にジルベルトが登場、、、
映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』
図書館とは人なんです
映画『アートのお値段』
アート作品の値段はこうして決定されます。
映画『フリーソロ』
命をかけて岩山を登る男アレックス
映画『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』
芸術はいつの世も戦争に翻弄される運命にある
映画『イメージの本』
神さま、仏さま、ゴダールさま。
映画『シード 生命の糧』
タネを消滅させて人間は何を得るのだろうか?
映画『イル・ヴォーロ with プラシド・ドミンゴ 魅惑のライブ 3大テノールに捧ぐ』
イタリアの地で実際の歌声を聴けるなら本望です
映画『カーライル ニューヨークが恋したホテル』
確かにニューヨークの代表のホテルですが、、、
映画『RBG 最強の85才』
アメリカ最強の女性弁護士はほっこりバアさんだった
映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』
永遠にエレガンスでいてください
『ホイットニー ~オールウエイズ・ラブ・ユー〜』
ホイットニー、なぜ「ヘルプ!」と叫ばなかったのだ
『私は、マリア・カラス』
あなたの一途な生き方が世界に響いてます
『エリック・クラプトン~12小節の人生~』
とにかく死ななくて良かったね
映画『カニバ パリ人肉事件38年目の真実』
佐川くんはなぜ殺人を犯したのか、その真実
映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
製作
エルマー・クルーゼ
製作総指揮
ジャン=アレクサンドル・ンティビハブワ
脚本
アクセル・ブリュッゲマン
ルチアーノ・パバロッティ
プラシド・ドミンゴ
ホセ・カレーラス
ズービン・メータ
マリオ・ドラディ
ノーマン・レブレヒト
ディディエ・ド・コッティニー
ブライアン・ラージ
ブリン・ターフェル
ニコレッタ・マントバーニ
ポール・ポッツ
ラロ・シフリン
ティボール・ルーダス
ジョナサン・マック
オーギー・カスタニョーラ
マルコ・アルミリアート
2020年製作/93分/G/ドイツ
原題:Three Tenors: Voices for Eternity – 30th Anniversary Event
配給:ギャガ