映画『プラダを着た悪魔』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『プラダを着た悪魔』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『プラダを着た悪魔』
(110分/アメリカ/2006)
原題『The Devil Wears Prada』
【監督】
デビッド・フランケル
【製作】
ウェンディ・フィネルマン
【原作】
ローレン・ワイズバーガー
【脚本】
アライン・ブロッシュ・マッケンナ
【編集】
マーク・リボルシー
【音楽】
セオドア・シャピロ
【出演】
アン・ハサウェイ
メリル・ストリープ
エミリー・ブラント
スタンリー・トゥッチ
エイドリアン・グレニアー
サイモン・ベイカー
【HPサイト】
映画『プラダを着た悪魔』IMDbサイト
【予告映像】
映画『プラダを着た悪魔』トレーラー
- 映画『プラダを着た悪魔』日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』 2020.10.16 よる9時~10時54分放送
- 映画『プラダを着た悪魔』のオススメ度は?
- 映画『プラダを着た悪魔』の作品情報・概要
- 映画『プラダを着た悪魔』のあらすじ・ネタバレ
- 映画『プラダを着た悪魔』の感想・内容
- 【夢に向かって頑張っている映画】
- 映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
- 映画『行き止まりの世界に生まれて』
- 映画『ファヒム パリが見た奇跡』
- 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』
- 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
- 映画『ルース・エドガー』
- 映画『ハリエット』
- 映画『チアダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
- 映画『マディソン郡の橋』
- 映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』
- 映画『キングダム』
- 映画『リメンバー・ミー』
- 映画『風をつかまえた少年』
- 映画『パリに見出されたピアニスト』
- 映画『レディ・マエストロ』
- 映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』
- 映画『さよなら くちびる』
- 映画『王様になれ』
- 映画『ブレス あの波の向こうへ』
- 映画『ガラスの城の約束』
- 映画『リアム16歳、はじめての学校』
- 映画『ビリーブ 未来への大逆転』
- 映画『旅のおわり世界のはじまり』
- 映画『トールキン 旅のはじまり』
- 映画『チワワちゃん』
- 映画『芳華-Youth-』
- 映画『翔んだカップル』
- 映画『WAVES ウェイブス』
映画『プラダを着た悪魔』日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』 2020.10.16 よる9時~10時54分放送
2020.10.16 よる9時~10時54分放送
アン・ハサウェイが世界の大スターになった映画です。
とても可愛いです。
いや、めちゃくちゃ綺麗です。
メリル・ストリープの「パワハラ上司」ぶりも必見!
「夢実現」のために「我慢」する映画です
映画『プラダを着た悪魔』のオススメ度は?
星3つです
アン・ハサウェイが変身します
メリル・ストリープの「パワハラ」
「夢実現」には忍耐が必要なのか?
我慢した先に成功があるのか?
「女性活躍映画」です!
映画『プラダを着た悪魔』の作品情報・概要
『プラダを着た悪魔』原題『The Devil Wears Prada』2006年に公開されたアメリカ映画。原作はローレン・ワイズバーガー。ワイズバーガー自身が『ヴォーグ』で編集長アシスタントを経験した体験をもとに書かれた。華やかなファッション業界の様子と厳しい現実、そして夢へ向かって「頑張る女性」たちをユーモアたっぷりに描いている。アン・ハサウェイ主演で世界的な大スターになった。映画『マディソン郡の橋』映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』メリル・ストリープ共演。
映画『プラダを着た悪魔』のあらすじ・ネタバレ
名門大学を卒業したアンドレア・サックス(アン・ハサウェイ) はジャーナリスト志望。しかしすぐにはジャーナリストにはなれない。ニューヨークで彼女は幸運にも女性の憧れの的であるファッション誌の『ランウェイ』の編集部に就職することになる。もともとファッション音痴。編集長・ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)が全ての権限を持っており絶対服従の世界。黒くても白と言わなければいけない。アンドレアは仕事はもちろん、彼女のプライベートの世話まですることに。厳しいミランダのもとで修行をすれば「どこへ行っても通用する」と頑張る。
映画『プラダを着た悪魔』の感想・内容
「コメディー映画」です。「アン・ハサウェイの大プロモーション映画」です。でも「女性活躍映画」でもあります。
特にメッセージ性がある映画ではありませんし、これから社会人として生きていくに当たって、多少は役に立つ映画です。
それは「パワーハラスメント」「ブラック企業」という組織に入った時に、この映画を思い出すからです。
正直言って本映画『プラダを着た悪魔』は完全なる「パワハラ上司」であり、実社会においてはもはや“化石化”しなければいけない人です。
世の中、変わりました。本映画『プラダを着た悪魔』が公開されたのは2006年ですから、その時はまだ企業におけるコンプライアンスがそれほど定められていなかったことがわかります。
あれから14年で、世の中はとても「ハラスメント問題」にデリケートになっていますから、本映画『プラダを着た悪魔』は時代検証する研究材料としてはとても良い素材だと言えます。
ビリーの「活躍」を応援したい
さて、本映画『プラダを着た悪魔』の見所はやっぱりメリル・ストリープとアン・ハサウェイのキャスティングにあったと思います。
もうストリープは世界的な大女優ですから、集客が見込めます。しかし片やハサウェイはまだまさ青い女優です。
映画『アン・ハサウェイ/裸の天使』での脱ぎっぷりで、勝負をかけています。これは立派ですね。欧米の俳優は作品性を高めるためなら男女問わず果敢に裸体になります。
もちろん、女優さんはそれに挑戦したことへの見返りが十分あります。業界内でのイメージが良くなります。
そして自身のステップアップになり、次作から大きな作品へのオファーも増えますし、ギャラのアップにもつながります。
アン・ハサウェイは次作で映画『ブロークバック・マウンテン』に出演し成功への階段を登り始めています。そして本映画『プラダを着た悪魔』での主演です。
共演はメリル・ストリープですから、ハサウェイにとって「願ったり叶ったり」だったのではないでしょうか。絶対に“ガッツポーズ”したと思います。
戦後日本の「女性活躍」を予感させる映画です
さてさて肝心の映画ですが、アン・ハサウェイのプロモーションビデオと言って良いほど、彼女を魅力的に撮っています。
「この子を大スターにするぞ」というエージェントの気合が感じられます。
テーマ的には“変身”です。そして“共感”で結実します。
映画が終わるときには見事にその双方が達成されています。
最初はファッションに興味のないダサい女の子が流行にのファッションに身を包み“出来る女感”を出して、成功への階段を駆け上がっていく様はまるで「みにくいアヒルの子」状態、あるいは「虫めづる姫君」の逸話を彷彿させる展開になっています。
戦争阻止へ頑張る「女性活躍」の勇気
この展開はまさにアン・ハサウェイの魅力を大全開なのです。
美しさと仕事を比例させて演出することにより、相乗効果が高まり、より引き込まれる演出になっています。
そして最後に再び、自分の目指す夢に戻って、ジャーナリストへの転職します。ここでわたしたちは同じ世界に生きる人なのだと“共感”し応援したくなるのです。
しかもハサウェイが本当に若くてハツラツとしていますから、スクリーン映えします。性格も良さそうです。
これは間違いなく当たり役だったでしょう。映画は世界中にヒットしますからハサウェイは万々歳の映画です。
ダメ夫に任せられない「女性作家」として活躍しよう!
但し、もっとハサウェイへの共感を高める手法があったのですが、それはやっていません。その手法とはズバリ“イジメ”の演出なんです。
ハラスメント上司のメリル・ストリープがもっともっと厳しく、横暴であり、アン・ハサウェイ が涙にくれる場面が多用されるともっとハサウェイへの共感が高くなったと思います。
でもここは大女優ストリープのイメージがありますから、そこまで彼女を悪役にするのに躊躇したのではないでしょうか。
山口百恵さんスペインで「大活躍?」
映画『プラダを着た悪魔』の結末・評価
ハサウェイのチャームポイントは間違いなくあの“大きな口”です。
ジュリア・ロバーツが出てきた時も驚きましたが、ハサウェイの口にはロバーツよりも上品なイメージ与えたと思います(決してロバーツが下品と言っているのではありません)
しかも姿勢が良いので服が似合います。似合いすぎです。
最初の登場でダサい服って言われますが、わたし的にそれがダサいと思わないくらいカッコいいのですよ。
なんかパンツ姿も様になっていると思うのですよ。彼女がダサいのであったなら『アニー・ホール』のダイアン・キートンなんか否定されてしまうのです。
本映画『プラダを着た悪魔』の監督のデヴィッド・フランケルは正直、あまり知りませんでした。以後の作品も少ないです。
おそらくですが、広告業界出身なのかなってイメージしました。というのは“同ポジ”ショットを多用しているからです。
同ポジとは同じ構図の中で時間が移り変わることで、雰囲気を表現することです。例えば一時期流行ったタイムラプスなんかもその一種です。
富士山を朝から晩まで撮り続けて1分くらいに編集するととても効果的です。
親の虐待を乗り越えて起業家として「大活躍」する女性!
本映画『プラダを着た悪魔』ではまずミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ) の横暴ぶりを表す場面で、彼女が出社した時にアンドレア・サックス(アン・ハサウェイ) の机の上にバックとコートをドサっと乱暴に置いていく場面を何回も見せます。
如何に横暴で恐ろしい女かがわかります。
そして次にミランダ・プリーストリーが変身する場面では彼女がニューヨークの街を歩きながら、車が横切った次のショットでは服が変わっていく様、出社してからボールにある大きな柱に隠れて、出てきたらまた服がを変わっていたりをマドンナの歌に合わせて演出しています。
これはうまい演出だと思います。広告業界の人が好む方法です。
女優のんちゃんの「大活躍」をもっと観たい!
本映画『プラダを着た悪魔』でアン・ハサウェイは次のように言っています。「痩せている方がいいとか、ちょっとバカな方がいいとか、多くの女性が名声にとらわれて、実力を磨くことを忘れているわ。私は若い女性たちに夢をあきらめないでほしいし、そのために努力することも忘れないでほしい。じっとしていても何も始まらないし、簡単に手に入るものを信用しないでね」と。
当時、多くの才能ある女性は男社会の中で埋没されてしまう存在であったこと、そして男相手に見た目や、名声だけを求めがちで、自分自身への投資を忘れてしまいっている。しっかりとした知性教養をつければ成功もつかめるのだ、と言っていると思います。
映画『プラダを着た悪魔』のキャストについて
アンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)
ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)
エミリー(エミリー・ブラント)
ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)
ネイトエイドリアン・グレニアー
クリスチャン・トンプソン(サイモン・ベイカー)
まとめ 映画『プラダを着た悪魔』一言で言うと!
「大スターへ階段を一気に駆け上がるチャンス」
まさにアン・ハサウェイに訪れた千載一遇のチャンスだったと思います。しかも共演はメリル・ストリープです。ヒットは確約済みです。如何にここで自分を売り出すかです。ハサウェイは見事にやりきりました。
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映画『プラダを着た悪魔』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
デビッド・フランケル
製作
ウェンディ・フィネルマン
製作総指揮
カレン・ローゼンフェルト ジョー・カラッシオロ・Jr.
原作
ローレン・ワイズバーガー
脚本
アライン・ブロッシュ・マッケンナ
撮影
フロリアン・バルハウス
美術
ジェス・ゴンコール
編集
マーク・リボルシー
音楽
セオドア・シャピロ
音楽監修
ジュリア・ミシェルズ
アンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)
ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)
エミリー(エミリー・ブラント)
ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)
ネイトエイドリアン・グレニアー
クリスチャン・トンプソン(サイモン・ベイカー)
2006年製作/110分/アメリカ
原題:The Devil Wears Prada
配給:20世紀フォックス映画