映画『モンタナの目撃者』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『モンタナの目撃者』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
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『モンタナの目撃者』
(2021年製作/100分/G/アメリカ)
原題『Those Who Wish Me Dead』
配給:ワーナー・ブラザース映画
【監督】
テイラー・シェリダン
【製作】スティーブン・ザイリアン ギャレット・バッシュ アーロン・L・ギルバート ケビン・チューレン テイラー・シェリダン【製作総指揮】スティーブン・ティボー アシュリー・レビンソン アンドリア・スプリング ジェイソン・クロス リチャード・マコーネル キャスリン・ディーン マイケル・フリードマン セリア・コン【原作】マイケル・コリータ【脚本】マイケル・コリータ チャールズ・リービット テイラー・シェリダン【撮影】ベン・リチャードソン【美術】ニール・スピサック【衣装】カリ・パーキンス【編集】チャド・ガルスター【音楽】ブライアン・タイラー
【出演】
アンジェリーナ・ジョリー ニコラス・ホルト フィン・リトル エイダン・ギレン メディナ・センゴア
タイラー・ペリー ジェイク・ウェバー ジョン・バーンサル
【HPサイト】
映画『モンタナの目撃者』公式サイト
【予告映像】
映画『モンタナの目撃者』トレーラー
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映画『モンタナの目撃者』のオススメ度は?
星2つです
訴求ポイントが弱い
「トラウマ」からの脱却というが、、、
アンジェリーナ・ジョリー「キレがない」
映画『モンタナの目撃者』の作品情報・概要
『モンタナの目撃者』原題『Those Who Wish Me Dead』2021年アメリカ映画。サバイバルスリラーのジャンルに入る。テイラー・シェリダン監督作品。アンジェリーナ・ジョリー主演。ニコラス・ホルト(映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』や映画『女王陛下のお気に入り』)、フィン・リトル、エイダン・ギレン(映画『ボヘミアン・ラプソディ』)、メディナ・センゴア、タイラー・ペリー(映画『バイス』)、ジェイク・ウェバー 、ジョン・バーンサル(映画『フォードvsフェラーリ』)らが出演。原作はマイケル・コリータの小説『Those Who Wish Me Dead』。原題を邦訳すると「私の死を願う者たち」となる。
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映画『モンタナの目撃者』のあらすじ・ネタバレ
ハンナ(アンジェリーナ・ジョリー) は」森林消防隊員だ。しかし心に大きなトラウマを抱えていた。自身の判断ミスにうより、少年たちを助けることができず、焼死させてしまったのだ。仲間たちはハンナと気遣っている。ハンナはモンタナの森林のある塔で、火災の監視の任務についた。一方、少年コナー(フィン・リトル) は父親と共にモンタナまで逃げてきた。父親が巨大権力の汚職を知ってしまい、命を狙われているからだ。止む無く父親は殺し屋の手に落ちる。命を落とす寸前、父親は息子に手紙を渡す。生き残ったコナーはモンタナの森林をさまよう。そしてハンナと出会う。コナーは父親から託された重要な秘密を持っていた。
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映画『モンタナの目撃者』の感想・内容
「うーん、何だかなあと感じた映画」となります。主演はアンジェリーナ・ジョリーです。彼女出演の作品はそれほど観ていないので、新鮮味を持って鑑賞に出掛けました。でも、ですね、やっぱり「演技が下手」だと感じるのです。こういうシリアスな物語に於いて、彼女のパフォーマンスが十分に発揮できないのでは?と思わざる得ません。やっぱりアンジェリーナはもっと強烈なキャラクターを演じた方が良いと思うのです。『マレフィセント』がハマり役であったことがその証明と言えます。クリント・イーストウッド監督の『チェンジリング』では芸術的に撮影されているので、美しさが際立っており、強い印象を残しました。芸術路線へ行くのか思いましたが、その後、エンタメ路線へ舵を切ったのは正解だったと思います。
ちなみに元夫のブラッド・ピット出演の名作『リバー・ランズ・スルー・イット』の舞台はモンタナです。本映画『モンタナの目撃者』モンタナの美しい山を焼き払います。
そして本映画『モンタナの目撃者』に於いてのアンジェリーナの立ち位置がまったくわからなくなったのです。端的に言うと、繊細は演技が、アクションを含む肉体美で勝負するのか、となります。冒頭のハンナ(アンジェリーナ・ジョリー) の絶望感を持った表情はとても良かったです。その流れから「これは人間成長物語か」と期待させられました。でも様相が違ってきます。それはハンナの仕事が森林消防隊員であり、嫌が応にも「アクションあり」だろうと予想してしまうのです。でもアンジーの激しいアクションは結局のところあまりありませんでした。
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映画『モンタナの目撃者』の考察・評価
アンジーほどの大女優になると作品選びが難しいとも言えます。往年のハリウッド女優たちの多くは40歳を超えると良い役をもらえなくなります。
年齢と性別による差別・偏見があると指摘されています。1975年生まれなので、現在46歳です。正直言って、本映画『モンタナの目撃者』内のアクション場面は酷いものでした。多少は走っていますが、体力の衰えを隠せません。
体に「キレがない」のです。
フラフラ、ヨタヨタしているように見えるのです。最後には「痛々しい」と同情してしまったほどです。
かと言って、繊細は心の機微を表現する演技なのかと問われるとイエスとは言えません。
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ハンナはある森林火災で、リーダーを任されていた時に、自身の判断ミスによって少年らと焼死させてしまったことを後悔しています。いわゆるトラウマです。
本映画『モンタナの目撃者』の訴求ポイントは、すなわち「トラウマから脱却」であり「挑戦・格闘・復活」を手に入れるのがゴールなのです。
ハンナがどうやってトラウマを克服して、立ち上がるのかに共感、共鳴を得たいのですが、それに対しての演技が乏しいのです。
そしてハンナのバディならぬ当て馬的な存在になるコナー(フィン・リトル) と共闘することになります。
コナーは父親が巨大権力の不明瞭な資金の汚職情報を得て、口封じのため殺されて、失意のどん底にいます。
トラウマと抱かえるハンナと、今さっき父親が殺されたコナーがモンタナの森林でばったりと出会うのです。
何と言う奇遇。そして何と、森林火災が発生して、コナーを殺す殺し屋に追われると言うか「B級映画真っしぐら」です。
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まあ、最終的にはハンナは森林火災の中、コナーを守り抜いたことで、自身のトラウマを克服します。コナーは父親殺しの真相をマスコミに公開します。
でも、一体どんな汚職があったのかわかりません。
映画『モンタナの目撃者』の出演者で、注目して欲しいのはパトリック役のニコラス・ホルトとアリソン役のメディナ・センゴアです。
ホルトは『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』『女王陛下のお気に入り』『トールキン 旅のはじまり』などでは、ハンサム俳優のイメージを持っていました、最近は悪役方面へ歩を進めていることに好感を持ちます。
そしてメディナ・センゴアですが、『ハリエット』シンシア・エリボを彷彿させる逞しい演技をしてくれました。特に燃え盛る森林を馬で駆ける場面はとても美しかったです。
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映画『モンタナの目撃者』の結末
さて、本映画『モンタナの目撃者』のまとめですが、「女性森林消防隊員が判断ミスで少年を焼死させてしまったトラウマを抱えている時に父親を殺された少年と出会った。
少年を助けることでトラウマからの脱却を目指すが、殺し屋に追われるという恐怖に叩き落とされて右往左往する。
しかもモンタナの山で大火災(放火)が発生する。殺し屋を退治して、子どもを守ったことでかつてのトラウマから脱却に成功」となります。
まあ、可もなく不可もない映画でした。大ヒットは難しいでしょう。
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映画『モンタナの目撃者』のキャストについて
ハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)
パトリック(ニコラス・ホルト)
コナー(フィン・リトル)
ジャック(エイダン・ギレン)
アリソン(メディナ・センゴア)
アーサー(タイラー・ペリー)
ジェイク・ウェバー
イーサン(ジョン・バーンサル)
まとめ 映画『モンタナの目撃者』一言で言うと!
「アンジー、疲れてるでしょ」
何とも言えない映画でした。アンジーの表情が冴えないというか、疲れが溜まっている感が否めませんでした。
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映画『モンタナの目撃者』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
テイラー・シェリダン
製作
スティーブン・ザイリアン ギャレット・バッシュ アーロン・L・ギルバート ケビン・チューレン テイラー・シェリダン
製作総指揮
スティーブン・ティボー アシュリー・レビンソン アンドリア・スプリング ジェイソン・クロス リチャード・マコーネル キャスリン・ディーン マイケル・フリードマン セリア・コン
原作
マイケル・コリータ
脚本
マイケル・コリータ チャールズ・リービット テイラー・シェリダン
撮影
ベン・リチャードソン
美術
ニール・スピサック
衣装
カリ・パーキンス
編集
チャド・ガルスター
音楽
ブライアン・タイラー
ハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)
パトリック(ニコラス・ホルト)
コナー(フィン・リトル)
ジャック(エイダン・ギレン)
アリソン(メディナ・センゴア)
アーサー(タイラー・ペリー)
ジェイク・ウェバー
イーサン(ジョン・バーンサル)
2021年製作/100分/G/アメリカ
原題:Those Who Wish Me Dead
配給:ワーナー・ブラザース映画