映画『ノッティングヒルの恋人』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『ノッティングヒルの恋人』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『ノッティングヒルの恋人』
(123分/アメリカ1999)
原題『Notting Hill』
【監督】
ロジャー・ミッシェル
【製作】
ダンカン・ケンワーシー
【製作総指揮】
ティム・ビーバン リチャード・カーティス エリック・フェルナー
【脚本】
リチャード・カーティス
【撮影】
マイケル・コールター
【美術】
スチュアート・クレイグ
【衣装】
シュナ・ハーウッド
【編集】
ニック・ムーア
【音楽】
トレバー・ジョーンズ
【主題歌】
エルビス・コステロ
【出演】
ジュリア・ロバーツ
ヒュー・グラント
ヒュー・ボネビル
エマ・チャンバーズ
ジェームズ・ドレイファス
リス・エバンス
ティム・マキナニー
ジーナ・マッキー
【HPサイト】
映画『ノッティングヒルの恋人』IMDbサイト
【予告映像】
映画『ノッティングヒルの恋人』トレーラー
映画『ノッティングヒルの恋人』NHK BSプレミアム放送 11月4日(水)午後1時00分~3時05分
11月4日(水)午後1時00分~3時05分
映画『ノッティングヒルの恋人』のオススメ度は?
映画『ノッティングヒルの恋人』の作品情報・概要
『プリティ・ウーマン』や『ベン・イズ・バック』のジュリア・ロバーツ主演。
映画『ノッティングヒルの恋人』のあらすじ・ネタバレ
映画『ノッティングヒルの恋人』の感想・内容
ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントの恋愛映画でラブコメ映画の中でも最高作品と言われています。ちなみにジュリアのライバルはメグ・ライアンです(映画『めぐり逢えたら』)つい最近ヒューグラントが「ラブコメ映画は嘘だ」と言うコメントを発表しています。かつて自身がラブコメ映画の人気俳優として多くの映画に出演してきましたが、本当の恋愛とはハッピーエンドではなく、バットエンドが多いと言う意味で発言しています。もし続編を撮るのであれば本映画ノッティングヒルのその後の2人の物語ならオッケーと言っています。結婚した2人はその後、子どもを設けて泥沼の離婚劇を行うという物語にしたいそうです。そのほうがリアリティーがあるからです。
さて本映画ノッティングヒルの恋人は全編に渡ってジュリア・ロバーツのプロモーション映画と言ってもいいでしょう。めちゃくちゃ“良い人アピール”な演技をしています。ずっと笑顔です。発言も穏やかで優しいです。
好感度をビジネスにしている有名人にとっては悪評は最悪です。誤解をされるような発言や軽率な行動はすぐ記事にされたり、パパラッチに写真を撮られたりするので死活問題となるのです。本映画『ノッティングヒルの恋人』のジュリア・ロバーツは実際そう言ったバッシングに遭っているの演じやすかったのではないでしょうか。
『ノッティングヒルの恋人』のジュリア・ロバーツが出演したプリティーウーマンの逆バージョンです。先の作品が娼婦だった女性がお金持ちと出会って恋に落ちて這い上がっていくと言うシンデレラ物語です。『ノッティングヒルの恋人』はバツイチでしがない本屋を経営する青年と世界的な大女優の恋が成就すると言うものです。物語も単純です。出会って、思い思われ、振ったり振られ、最後は一緒になります。ただそこに介在するのは大人の事情です。男は一般人でお金もない青年、女は世界的な大女優でお金もあります。しかし維持があります。プライドがあります。世間体があります。お互い素直になればいいのになれない自分たちがいます。これは恋の駆け引きで有利に立とうと言う支配欲から来るものでしょう。
お決まりですが一度別れます。離れ離れになった2人は気持ちだけを募らせる日々が描かれています。特に男の方は未練タラタラです。新しい女性を紹介してもらうのですが踏み切れません。そんな時にまた大女優がロンドンにやってきました。もう心穏やかではありません。彼の友人や家族が協力して大女優にそして再開させようと躍起になります。彼女が映画のプロモーションで記者会見を行っているところに乱入します。そして記者にふんしたような男が質問を投げかけます。男が自分が間違っていたあの時の答えはナシにしたいと言ったらどうするかと言う質問に対してジュリアはロンドンに残る永遠にと答えます。そして2人は記者や報道関係者の真ん中で抱き合ってキスをするのです。まぁこの演出を見ているとちょっとこっぱずかしくなってくるんですよね。そういう時代だったんでしょう。
映画『ノッティングヒルの恋人』の結末・評価
こういったシンデレラストーリーの男バージョンは結実にうまく向かわせるのは実は難しいことなのです。理由は男がちっぽけなプライドにこだわるからです。自分よりも地位も名声も経済的な力も上の女性に対して、から尿するのですが、せめてもの主導権は全て自分に欲しいと思うからです。これは世界共通ですね。そんなものはへのつっぱりにもなりません。
2人ともある程度豊かな国に住んで、知性教養があるとなおさらです。相手を思うんばかる気持ちも邪魔をさせるのです。もし2人が若くそれほど人生における知性教養がなかったら、片方が有名なお金持ちでも勢いで恋を成就する展開になるでしょう。相手に迷惑をかけると言う感情はとても不要なものなのです。
日本人はこの言葉が好きです。それは結局失敗したときの言い訳に使う言葉としては便利です。この場合は失恋したときの言い訳です。なおかつ相手に迷惑をかけたくないと言う自分の優しさをアピールしているに過ぎないのです。つまり勇気のないヘタレが言う言葉が「迷惑をかけるな」です。
イギリス人も同じようにプライド高き人たちです。でもこの映画の中では「迷惑をかけるな」という言葉は一切出てきません。日本映画を見ると山口百恵と三浦友和が出演した『絶唱』がありますが、こちらは百恵がお金持ちの男と結婚することをためらいます。それは「こんなわたしと結婚したら迷惑をかけるから」の一言に尽きるでしょう。
映画『ノッティングヒルの恋人』のキャストについて
ジュリア・ロバーツ
ヒュー・グラント
ヒュー・ボネビル
エマ・チャンバーズ
ジェームズ・ドレイファス
まとめ 映画『ノッティングヒルの恋人』一言で言うと!
「どっちが得した恋愛?」
すみません、下世話なこと考えてしまいました。日本の有名人も一般人と結婚する人が多いです。それは“業界人”は信じられない人が多いからでしょうが、やはり「好感度アップ」の狙いがあるのでしょうか。となると本映画『ノッティングヒルの恋人』はアニーが得したと思います(笑)
『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
合わせて観たい映画
【障害があるから面白い恋愛映画】
映画『ロミオとジュリエット』
映画『伊豆の踊子(1974)』
映画『潮騒 しおさい(1975)』
映画『絶唱(1975)』
映画『マディソン郡の橋』
映画『美女と野獣(1991)』
映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』
映画『ラストレター』
映画『アパートの鍵貸します』
映画『マチネの終わりに』
映画『ボーダー 二つの世界』
映画『あなたの名前を呼べたなら』
映画『秒速5センチメートル』
映画『マーウェン』
映画『ほしのこえ』
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』
映画『リヴァプール、最後の恋』
映画『ノッティングヒルの恋人』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ロジャー・ミッシェル
製作
ダンカン・ケンワーシー
製作総指揮
ティム・ビーバン リチャード・カーティス エリック・フェルナー
脚本
リチャード・カーティス
撮影
マイケル・コールター
美術
スチュアート・クレイグ
衣装
シュナ・ハーウッド
編集
ニック・ムーア
音楽
トレバー・ジョーンズ
主題歌
エルビス・コステロ
ジュリア・ロバーツ
ヒュー・グラント
ヒュー・ボネビル
エマ・チャンバーズ
ジェームズ・ドレイファス
リス・エバンス
ティム・マキナニー
ジーナ・マッキー
1999年製作/123分/アメリカ
原題:Notting Hill
配給:松竹、ギャガ・ヒューマックス