映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
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『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
(2021年製作/97分/G/アメリカ)
原題『A Quiet Place Part II』
【監督】
ジョン・クラシンスキー
【製作】マイケル・ベイ アンドリュー・フォーム ブラッド・フラー ジョン・クラシンスキー【製作総指揮】アリソン・シーガー ジョアン・ペリターノ アーロン・ジャナス【キャラクター創造】ブライアン・ウッズ スコット・ベック【脚本】ジョン・クラシンスキー【撮影】ポリー・モーガン【美術】ジェス・ゴンコール【衣装】カシア・ワリッカ=メイモン【編集】マイケル・P・ショーバー【音楽】マルコ・ベルトラミ【視覚効果監修】スコット・ファーラー
【出演】
エミリー・ブラント キリアン・マーフィ
ミリセント・シモンズ ノア・ジュプ ジャイモン・フンスー ジョン・クラシンスキー
【HPサイト】
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』公式サイト
【予告映像】
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』トレーラー
- 映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のオススメ度は?
- 映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の作品情報・概要
- 映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のあらすじ・ネタバレ
- 映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の感想・内容
- 映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の考察・評価
- 映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の結末
- 映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のキャストについて
- まとめ 映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』一言で言うと!
- 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
- 合わせて観たい映画
- 【家族がテーマの映画】
- 映画『朝が来る』
- 映画『罪の声』
- 映画『めぐり逢えたら』
- 映画『空に住む』
- 映画『ミッドナイトスワン』
- 映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
- 映画『オン・ザ・ロック』
- 映画『浅田家!』
- 映画『望み』
- 映画『となりのトトロ』
- 映画『WAVES ウェイブス』
- 映画『ゴッドファーザーPARTIII』
- 映画『リメンバー・ミー』
- 映画『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』
- 映画『ポルトガル、夏の終わり』
- 映画『フェアウェル』
- 映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』
- 映画『借りぐらしのアリエッティ』
- 映画『この世界の片隅に』
- 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
- 映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』
- 映画『黒い司法 0%からの奇跡』
- 映画『ファイティング・ファミリー』
- 映画『人生の特等席』
- 【家族がテーマの映画】
- 映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の作品情報
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のオススメ度は?
星5つです
「大感動します」
「家族愛のホラー」としてNo. 1作品
ミリセント・シモンズを「応援」しました
素晴らしい!
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の作品情報・概要
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』原題『A Quiet Place: Part II』2020年に製作されたアメリカ合衆国のホラー映画で2018年に公開されたホラー映画『クワイエット・プレイス』の続編。ジョン・クラシンスキー監督作品。主演はエミリー・ブラント(映画『プラダを着た悪魔』)。キリアン・マーフィ、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュプ(映画『ハニーボーイ』や映画『フォードvsフェラーリ』)、ジャイモン・フンスー(映画『チャーリーズ・エンジェル』)らが出演。監督は「成長した子供たち(リーガンとマーカス)に焦点を当てている。2人は世界を探検すると共に、自分の身を自分で守る術を習得していくのです」と述べている。
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のあらすじ・ネタバレ
父リー・アボット(ジョン・クラシンスキー)はスーパーで買い物をして、息子マーカス・アボット(ノア・ジュプ) のリトルリーグの試合を見にいく。野球場に着いて、妻エヴリン・アボット(エミリー・ブラント)と 娘のリーガン・アボット(ミリセント・シモンズ) を抱擁を交わし、マーカスの打席を見守っている。すると遥か彼方空の向こうが閃光と、煙が立ち上がる。野球を見ていた人々は次々と家路へ急ぐ。しかし人々は次第にパニックに陥っていく。やがて、得体の知れない“何か”が街で暴れ出す。リーはシモンズと、エヴリンはマーカスを連れて逃げるが、、、。
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の感想・内容
「大感動間違いなしのサスペンスホラー映画」となります。「もう一度観に行きたい映画」になります。何が素晴らしいかと言うと、“子ども”の活躍なのです。本当に涙が出てきました。大人より子どもが勇気を出して得体のしれない“何か”と戦うのです。もう「頑張れ!」「やっつけろ」って叫んでしまうのです。本映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』自体が「音を立ててはいけない」「しゃべってもいけない」という触れ込みなのに、鑑賞しているわたしが応援の声をあげていました。本当に素晴らしかったです。
本映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の主人公は間違いなくリーガン・アボット(ミリセント・シモンズ) です。彼女は聴覚障害を持っています(実は彼女自身、聴覚障害を持っているとのことです)音が聞こえないのです。手話と話し相手の唇を読んでコミュニケーションを取っています。そして結末は聴覚障害というハンデをものとのせず、得体の知れない“何か”と戦って打ち負かすのです。本当に大感動なのです。
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の考察・評価
さて、本映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は前作、映画『クワイエット・プレイス』の続編ということもありますが、期待に胸を膨らませていました。前作は大音響で「人を怖がらす」ハリウッド手法を用いずに、「沈黙の恐怖」を持って世界を驚愕させてくれました。ジャパニーズホラーは沈黙からの恐怖を得意としていますが、ハリウッドは“絶叫”が観客に直接的に伝わることで、恐怖が生まれます。邦画のように「染み込むような恐怖」ではありません。ですが、『クワイエット・プレイス』はヒシヒシと恐怖が「忍び寄り」さらに「染み込んで」そして「貫いていく」のです。最後の貫き部分ではハリウッドお得意の大音量も加わってきます。この演出法は必見です。これから模倣するフリムメーカーが出てくるでしょう。
本映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の主人公は上記しましたが、聴覚障害者のリーガン・アボット(ミリセント・シモンズ) です。冒頭、父親リー・アボット(ジョン・クラシンスキー)と逃げる場面で、音が消えます。映画館に沈黙が流れます。それはリーガンの世界を表しています。本映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は「無音」が随所に挿入されてきます。これは聴覚障害者の人の立場に立つ意味合いもありますし、恐怖を一層引き立てる狙いもあります。ジョン・クラシンスキー監督の才能の高さも認識できます。
まずテンポが抜群に良いです。まったく飽きません。緩急の使い方が素晴らしいのです。ひと昔前のホラー映画って、最初から最後まで全力疾走で走り抜けるのが通例でしたが、いまでは、本映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のようにカーブや、フォークを交えて展開しているのが本流です。ホラー映画って一歩間違えると「コメディになってしまう」からとても難しいのです。ですから、喜怒哀楽の緩急をつけることで、観客を映画の中へ引き込むのです。
さて、本映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は間違いなく「家族愛の物語」です。前作では家族の柱である父親が死にました。父親と母親が懸命に娘リーガン・アボット(ミリセント・シモンズ) と息子マーカス・アボット(ノア・ジュプ)、さらに生まれたばかりの次男を守り通します。大人である両親が子どもへ愛を貫きます。でも 本映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』では、リーガンとマーカスが大きく成長する物語となっているのです。ここがアメリカらしい展開です。「いつも逃げてばかりで要られない」とか「絶対に諦めない」そして「困難を乗り越える」というアメリカンスピリッツを完全に体現させてくれます。
実際、今現在も世界は“コロナ禍”に包まれています。コロナ自体「得体の知れない“何か”」ではないでしょうか。そして人々はソーシャルディスタンスを念頭に、従来のようなコミュニケーションができなくなっています。大声を出すことに躊躇している現状です。本映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のように信頼できるのは家族だけという状況に似通っています。劇中にもありましたが、リーガン・アボット(ミリセント・シモンズ) とエメット(キリアン・マーフィ)に危害を加える人間が出てきます。彼らは外部からの侵入者は敵とみなして生きています。 コミュニケーションをとりません。コロナでも同じようなことがありました。他の地域から来た人間を入れなかったり、追い払ったりと、、、。人間というのは得体の知れない“何か”を怖がる性質を持っています。これは本能なのかもしれません。もし知的教養が高ければ、学習して恐怖を克服することができます。ということはこういった得体の知れない“何か”の登場、あるいは“開発”すれば、人間の感情なんて思いのままになると言うことです。とても恐ろしいです。
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の結末
さて、本映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の最後が本当に大感動です。「行けー」「やっつけろ!」と叫んだ人もいるでしょう。そりゃ、鑑賞中は声を出せないストレスもあったから当たり前でしょう。この場面の演出も編集も素晴らしいです。リーガン・アボット(ミリセント・シモンズ) とマーカス・アボット(ノア・ジュプ) の子ども二人が交互に映し出されるのですが、非常に頼もしいのです。ふたりの目の力に強い意志が読み取れます。本映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』はおそらくですが、第3部が製作されると予想されます。ひょっとしたら、宇宙からやってきた“何か”の正体を暴く物語になるのかもしれません。個人的には“何か”に焦点を合わせて欲しくないです。『エイリアン』や『プレデター』の上書きになってしまうからです。このまま「家族愛の映画」として製作して欲しいです。そしてリーガン・アボット(ミリセント・シモンズ) とマーカス・アボット(ノア・ジュプ)の二人が誰かと恋に落ちて、子どもを作って欲しいです。こんなに危険な時代でも「愛し合う勇気」って大事だと世界に伝えて欲しいです。
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』のキャストについて
エヴリン・アボット(エミリー・ブラント)
エメット(キリアン・マーフィ)
リーガン・アボット(ミリセント・シモンズ)
マーカス・アボット(ノア・ジュプ)
謎の生存者ジャイモン・フンスー
リー・アボット(ジョン・クラシンスキー)
まとめ 映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』一言で言うと!
「ホラー映画は家族と観るに限る」
こんなに素晴らしいホラー映画を作ったジョン・クラシンスキー監督に感謝です。できることなら本映画は家族と一緒に観ることをお勧めします。
『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
合わせて観たい映画
【家族がテーマの映画】
映画『朝が来る』
河瀬直美は徹底的に「家族」のあり方にこだわっています
映画『罪の声』
あの声を録音した母には恨みはない
映画『めぐり逢えたら』
パパに「新しい奥さんを!」と願う息子が健気です
映画『空に住む』
ネコだけが家族?
映画『ミッドナイトスワン』
「わたしがあなたの母親になってみせる」
映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
「生まれ育った家を取り戻したい」だけ、、、
映画『オン・ザ・ロック』
「娘が離婚の危機だって?」張り切る父親をビル・マーレイが好演
映画『浅田家!』
写真を通して「家族愛」を深める映画
映画『望み』
少年犯罪に巻き込まれた息子の安否を巡って、、、
映画『となりのトトロ』
やっぱり家族みんなで暮らしたい
映画『WAVES ウェイブス』
高校生の息子が殺人犯になってしまった、、、
映画『ゴッドファーザーPARTIII』
イタリア人の家族愛は深すぎる
映画『リメンバー・ミー』
死んでしまった父を呼び戻すのだ!
映画『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』
てんやわんやの家族物語
映画『ポルトガル、夏の終わり』
終活のためにみんなを集めたが、、、
映画『フェアウェル』
生まれは中国で育ちはアメリカ「わたしはわたし」
映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』
ほんわか家族に癒される映画です
映画『借りぐらしのアリエッティ』
小人家族の小さな幸せ物語
映画『この世界の片隅に』
優しい家族と乗り越える
映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
アメリカ人好きな家族映画の決定版
映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』
家族で農場経営って本当に理想的です
映画『黒い司法 0%からの奇跡』
絶対に「無実」だと信じる強い家族
映画『ファイティング・ファミリー』
家族の夢を実現するために「わたしは戦う!」
映画『人生の特等席』
頑固オヤジが愛娘と仲直り、、、
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ジョン・クラシンスキー
製作
マイケル・ベイ アンドリュー・フォーム ブラッド・フラー ジョン・クラシンスキー
製作総指揮
アリソン・シーガー ジョアン・ペリターノ アーロン・ジャナス
キャラクター創造
ブライアン・ウッズ スコット・ベック
脚本
ジョン・クラシンスキー
撮影
ポリー・モーガン
美術
ジェス・ゴンコール
衣装
カシア・ワリッカ=メイモン
編集
マイケル・P・ショーバー
音楽
マルコ・ベルトラミ
視覚効果監修
スコット・ファーラー
エヴリン・アボット(エミリー・ブラント)
エメット(キリアン・マーフィ)
リーガン・アボット(ミリセント・シモンズ)
マーカス・アボット(ノア・ジュプ)
謎の生存者ジャイモン・フンスー
リー・アボット(ジョン・クラシンスキー)
2021年製作/97分/G/アメリカ
原題:A Quiet Place Part II
配給:東和ピクチャーズ