映画『ハウルの動く城』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『ハウルの動く城』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。
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『ハウルの動く城』
(2004年製作/119分/日本)
原題『Howl’s Moving Castle』
【監督】
宮崎駿
【原作】ダイアナ・ウィン・ジョーンズ【脚本】宮崎駿【プロデューサー】鈴木敏夫【製作担当】奥田誠治 福山亮一【作画監督】山下明彦 稲村武志 高坂希太郎【美術監督】武重洋二 吉田昇【色彩設計】保田道世【デジタル作画監督】片塰満則【映像演出】奥井敦【録音演出】林和弘【デジタル撮影】藪田順二 高橋わたる 田村淳【整音】井上秀司【効果】野口透【音楽】久石譲【主題歌】倍賞千恵子【アニメーション制作】スタジオジブリ
【出演】
倍賞千恵子 木村拓哉 美輪明宏 我修院達也 神木隆之介 伊崎充則 大泉洋 大塚明夫
原田大二郎 加藤治子
【HPサイト】
『ハウルの動く城』スタジオジブリ公式サイト
映画『ハウルの動く城』IMDbサイト
【予告映像】
映画『ハウルの動く城』トレーラー
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- 映画『ハウルの動く城』日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』で、2006年7月21日に初放映され、32.9パーセントの高視聴率を記録。
- 映画『ハウルの動く城』のオススメ度は?
- 映画『ハウルの動く城』の作品情報・概要
- 【夢に向かって頑張っている映画】
- 映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
- 映画『行き止まりの世界に生まれて』
- 映画『ファヒム パリが見た奇跡』
- 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』
- 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
- 映画『ルース・エドガー』
- 映画『ハリエット』
- 映画『チアダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
- 映画『マディソン郡の橋』
- 映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』
- 映画『キングダム』
- 映画『リメンバー・ミー』
- 映画『風をつかまえた少年』
- 映画『パリに見出されたピアニスト』
- 映画『レディ・マエストロ』
- 映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』
- 映画『さよなら くちびる』
- 映画『王様になれ』
- 映画『ブレス あの波の向こうへ』
- 映画『ガラスの城の約束』
- 映画『リアム16歳、はじめての学校』
- 映画『ビリーブ 未来への大逆転』
- 映画『旅のおわり世界のはじまり』
- 映画『トールキン 旅のはじまり』
- 映画『チワワちゃん』
- 映画『芳華-Youth-』
- 映画『翔んだカップル』
- 映画『WAVES ウェイブス』
映画『ハウルの動く城』日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』で、2006年7月21日に初放映され、32.9パーセントの高視聴率を記録。
以降の視聴率は下降している。以下参照。
1 、2006年7月21日 32.9%
2、 2008年10月3日 18.7%
3、 2010年7月16日 19.0%
4 、2013年1月4日 11.8%
5 、2015年10月2日 15.5%
6、 2018年8月10日 14.5%
7 、2021年4月2日 14.0%
映画『ハウルの動く城』のオススメ度は?
星4つです
面白いです
さすが「倍賞千恵子」さんです
原作はダイアナ・ウィン・ジョーンズ
宮崎駿演出で名作になる
映画『ハウルの動く城』の作品情報・概要
『ハウルの動く城』原題『Howl’s Moving Castle』2004年スタジオジブリ制作の日本の長編アニメーション映画。宮崎駿監督作品。原作はイギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説『魔法使いハウルと火の悪魔』(原題:Howl’s Moving Castle)から。宮崎にとっては『魔女の宅急便』以来、15年ぶりの他社原作からの作品となる。呪いで老婆にされた少女ソフィーと魔法使いハウルの奇妙な共同生活が、宮崎監督により「戦火の恋」を柱として脚色され描かれている。物語は原作とはかなり異なる。特に後半は戦争描写が付け加えられている点。しかしながら原作者ジョーンズは宮崎監督を信頼して「ハウルの性格を変えないように」とだけ注文をつけた。映画鑑賞後は「とても素晴らしかった。宮崎は私が執筆したときと同じ精神で映画を作った」とコメントした。倍賞千恵子(映画『小さいおうち』や映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』)、木村拓哉、美輪明宏(映画『もののけ姫』)、我修院達也、神木隆之介(映画『借りぐらしのアリエッティ』や映画『ラストレター』や『君の名は。』)、伊崎充則、大泉洋(映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』)、大塚明夫、原田大二郎、加藤治子らが声優を務めた。
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映画『ハウルの動く城』のあらすじ・ネタバレ
映画『ハウルの動く城』のあらすじ:起
汽車の走る昔ながらの街でソフィーは帽子を作って生活していました。戦争が間近となっているため駐在する兵士も多く、ソフィーは声をかけられて困った様子…強引な兵士たちは彼女を連れて行こうとしますが、そこに魔法使いのハウルが助けに入ります。
彼はソフィーと共に空を歩くようにして兵から逃げ、彼女はハウルに心を奪われたような気持ちを抱きました。
すると、ハウルへの嫉妬のせいか荒れ地の魔女がやって来て呪いをかけられてしまうソフィー…おばあちゃんになってしまったので、家にはいられないと思い街を出ます。
道中でカカシを助けると、カカシはお礼に暖を取れる場所を教えました。カカシはハウルの動く城を連れてきたことにソフィーは驚きつつも中へ。
そこで暖炉の火が喋ったと思いきや、彼は火の悪魔カルシファーだと名乗って城を動かしているのは自分だと話しました。
映画『ハウルの動く城』のあらすじ:承
朝になってチャイムが鳴り、マルクルが客人の対応をします。ドアの向こうは4つの異なる場所に繋がっており、ハウルは2つの国から戦争に招集されるのです。
ちょうどハウルが帰宅してマルクルから招集の話を聞き、ソフィーがなぜいるのか問いかけました。
彼女は老婆の姿では気付かないだろう思いつつ、汚い城内を掃除するためにいると言います。そうして部屋や風呂場の掃除をしますが、ハウルの術を解いてしまったことで彼は黒髪になってしまって生きる気力を失うのです。
ソフィーとマルクルは彼を介護すると、そこで魔法学校のサリバンから招集をかけられていると知りました。
映画『ハウルの動く城』のあらすじ:転
ハルクはソフィーに母親と偽って戦争へは行かなくて済むよう取り計らって欲しいと言い、彼女は仕方なく学校へ。
そこでサリバンが荒地の魔女の魔力を奪ったと知って、ハウルが現れました。彼はサリバンに挨拶をしつつソフィーを連れ戻して荒れ地の魔女も一緒に城へ。
ハウルはソフィーを守るために戦争へ赴き、心配した彼女はカルシファーを城から連れ出して自身の髪を生贄にして縮小した城を再び動かします。
しかし、荒地の魔女がカルシファーにハウルの心臓があると知って手に取り、自身が燃えても手放さなかったためソフィーは水をかけました。
城が崩れてソフィーはハウルが死んでしまったのではないかと思い泣き始めると、ハウルからもらった指輪が道を示します。
その先に進むとハウルとカルシファーが出会った時間につながり、彼女は「待ってて」と伝えて現代に戻りました。
映画『ハウルの動く城』のあらすじ:結
ボロボロになったハウルを見つけたソフィーは彼と子供の頃に交わした約束を思い出したと告げます。
そして荒地の魔女に懇願してハウルの心臓を返してもらい、ハウルへ戻してカルシファーを解放しました。
しかし、カルシファーの魔法が解けたことで乗り物が停止し谷底へ落ちそうに…カカシが命がけでソフィーを助け、ぐったりしたカカシにソフィーはお礼のキスをします。
愛する者のキスを受けたカカシは呪いが解け、隣国の王子と姿を変えました。彼は国に戻って戦争を終わらすと言い、その光景を見ていたサリバンも大臣たちに戦争を終わらせるよう取り計らうのでした。
自由になったハウルやカルシファーはソフィー達と共に過ごします。
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映画『ハウルの動く城』の感想・内容
声優は倍賞千恵子&木村拓哉で魔法とファンタジーを楽しめる!
魔法使いを題材にしているだけあって様々な魔法の演出が見どころでしたね。サリバンの使う幻想的な魔法や、ハウルの動く城の行く場所を選べるドアなどファンタジー映画ならではの雰囲気も素敵です。
ハウルはソフィーの手を取って悠々と宙を歩いたり、羽を生やした黒い魔物に姿を変えたりするのが見どころでしょう。
特に魔物になった時には戦争のまっ最中に身を置いて戦闘機と対峙し、そこから無数の敵が出てきた際にも応戦するのには目を見張りました。
多くの敵を前にしたハウルですが、単独でも全く引けを取らないのが凄いです。
しかし、姿を変える時間が長いと人間に戻れなくなるという危険性があり、戦い終わってからの疲れた様子を見ると好んで戦争に参加しているわけではないことが伝わってきました。強くや優しい魔法使いだったなと思います。
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映画『ハウルの動く城』の考察・評価
ハウルの魅力を高めた楽曲『世界の約束』
表情を大きく変えるタイプではないハウルでしたが、ソフィーのことを大切に思っているのはよく分かりました。
最後のシーンで城が狙われて窮地に陥った際に「守らなければならないものができた、君だ」とソフィーに言って出ていくのが印象深いです。
一方でハウルは荒地の魔女に対して、おもしろそうだから近づいたと語っていましたね。無邪気さ故か、どんな女性にも興味を持つという姿勢なのかはわかりませんが、執拗に追われる身となって後悔していたようです。
荒地の魔女はハウルの気を引きたいと言うよりかは、心臓を欲していたことから我が物にしようという感じがするので恐ろしく思えました。彼女とたちとの関りからハウルの魅力が伝わってきます。
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映画『ハウルの動く城』の結末
ソフィーと荒れ地の魔女などのキャラクターが多彩
荒地の魔女の横暴によりにソフィーの運命が変わっていくのが見ものとなりましたね。最初は呪いをかけられておばあちゃんにさせられたことで街を出ることになりました。
後半では荒地の魔女が恋い焦がれたハウルの心臓を発見して離そうとせず…ソフィーは彼女を助けるために水をかけてしまうのです。
荒地の魔女のそうした行為は一見、許されるものではありませんでした。しかし、ソフィーはハウルの動く城にたどり着いたり、ハウルの子供の頃の出来事を知ったりと結果的には良かったと言える展開になったのです。
荒地の魔女としての本能だったのかもしれないと思うと悪い人では無いのかなと…ソフィーのように優しい視点で見ると捉え方が変わるなと思いました。
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映画『ハウルの動く城』のキャストについて
ソフィー(倍賞千恵子)
ハウル(木村拓哉)
荒地の魔女(美輪明宏)
カルシファー(我修院達也)
マルクル(神木隆之介)
小姓(伊崎充則)
かかしのカブ(大泉洋)
国王(大塚明夫)
ヒン(原田大二郎)
サリマン(加藤治子)
まとめ 映画『ハウルの動く城』一言で言うと!
「原作も素晴らしいが宮崎監督の脚本も素晴らしい」
映画では原作に忠実に物語を展開する手法と、オリジナルストーリーを加味するパターンがあります。原作者にとっては悩みところです。自分の物語を改変されることが屈辱だからです。けれども、原作者と監督の双方の思想が高ければ理解相互が達成されて、名画になるのです。
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【ディズニー映画】
映画『ハウルの動く城』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
宮崎駿
原作
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
脚本
宮崎駿
プロデューサー
鈴木敏夫
製作担当
奥田誠治 福山亮一
作画監督
山下明彦 稲村武志 高坂希太郎
美術監督
武重洋二 吉田昇
色彩設計
保田道世
デジタル作画監督
片塰満則
映像演出
奥井敦
録音演出
林和弘
デジタル撮影
藪田順二 高橋わたる 田村淳
整音
井上秀司
効果
野口透
音楽
久石譲
主題歌
倍賞千恵子
アニメーション制作
スタジオジブリ
ソフィー(倍賞千恵子)
ハウル(木村拓哉)
荒地の魔女(美輪明宏)
カルシファー(我修院達也)
マルクル(神木隆之介)
小姓(伊崎充則)
かかしのカブ(大泉洋)
国王(大塚明夫)
ヒン(原田大二郎)
サリマン(加藤治子)
2004年製作/119分/日本
配給:東宝