映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
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『シャン・チー テン・リングスの伝説』
(2021年製作/132分/G/アメリカ)
原題『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings』
配給:ディズニー
【監督】
デスティン・ダニエル・クレットン
【製作】ケビン・ファイギ ジョナサン・シュワルツ【製作総指揮】ルイス・デスポジート ビクトリア・アロンソ チャールズ・ニューワース【共同製作】デビッド・J・グラント【原案】デイブ・キャラハム デスティン・ダニエル・クレットン【脚本】デイブ・キャラハム デスティン・ダニエル・クレットン アンドリュー・ランハム【撮影】ウィリアム・ポープ【美術】スー・チャン【衣装】キム・バレット【編集】ナット・サンダース エリザベット・ロナルズドッティル ハリー・ユーン【音楽】ジョエル・P・ウェスト【製音楽監修】デイブ・ジョーダン【視覚効果監修】クリストファー・タウンゼント【ビジュアル開発監修】アンディ・パーク
【出演】
シム・リウ
オークワフィナ メンガー・チャン ファラ・チャン フロリアン・ムンテアヌ ベネディクト・ウォン ミシェル・ヨー トニー・レオン ユン・ワー アンディ・リー ロニー・チェン
【HPサイト】
映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』公式サイト
【予告映像】
映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』トレーラー
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映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』のオススメ度は?
星3つです
面白いです
カンフーです
マーベル中国大陸進出
映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』の作品情報・概要
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』原題『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings』デスティン・ダニエル・クレットン監督作品(映画『黒い司法 0%からの奇跡』や映画『ガラスの城の約束』)。脚本はデヴィッド・キャラハムと共作。マーベル・コミックのキャラクター「シャン・チー」をベースに映像化。2021年のアメリカ製作のスーパーヒーロー映画。マーベル・スタジオ製作する、「マーベル・シネマティック・ユニバース」の第25作目。シム・リウ、オークワフィナ(映画『フェアウェル』)、張夢児、ファラ・チャンらが出演する。
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映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』のあらすじ・ネタバレ
サンフランシコのホテルの駐車場係をしているショーン/シャン・チー(シム・リウ) はどこにでもいる平凡な青年だ。彼の友だちケイティ(オークワフィナ) もごく普通の女性。ふたりの楽しみはお客から預かった高級車を無断で乗り回すこと。ある日、二人が市バスに乗っていると屈強な男がショーンに襲い掛かった。それまでごく普通の青年がカンフーを繰り出して男たちを蹴散らす。それを見ていたケイティは驚く。ショーンは自身の出自を話して、故郷である中国へ帰ると言い出す。そしてケイティーも付いていくことに。二人は香港にある地下格闘技会場へ足を踏み入れる。謎の女性格闘家が現れ、ショーンを打ち負かす。彼女はショーンの妹のシャーリン(メンガー・チャン)であり、各闘技場のオーナーであった。しかしそこへ父ウェンウー(トニー・レオン) が差し向けた殺し屋軍団が現れ、、、、。
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映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』の感想・内容
「マーベルがアジア市場、はっきり言えば中国市場を完全に狙った映画」といえます。もちろんビジネスとしての戦略を確実にとっていると思います。
その戦術的第一作目が本映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』言えるのでしょう。本映画は今までのマーベル映画を観てきたファンにとっては、驚きの作品だったのではないでしょうか。
戸惑った人も多いと思います。でも、これはこれで納得して、マーベルのフェイズ4のスタートを祝福したいを思っているファンも多いと思います。
ただ残念なことに「日本のことはまったく眼中にない」ことは明らかです。もう太平洋を飛び越えて、中国大陸へビジネスを活路を得ています。
まず出演俳優のほとんどがアジア系、中国系で占められています。白人はほとんど出演していません。
マーベル初の「アジア系ヒーロー誕生」なのです。このアジア系のヒーローに、欧米のファンが心寄せるかどうかはまだまだ疑問です。でも中国市場13億人の心には響くと思います。
主演のショーン/シャン・チー演じるシム・リウ は、ほとんど無名の俳優です。プロフィールもご紹介することも出来ないほど不十分です。
顔もそれほどハンサムではありません。大スター特有のどこかカリスマ的な雰囲気があるか否かと問われたら「普通」と答えることしか出来ない容姿です。カンフーアクションにおいても特筆すべき点はありません。
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映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』の考察・評価
でもここなんです。この「普通っぽさ」をマーベルは狙っていたのではないでしょうか。
世界はいま「多様性の時代のど真ん中」です。LGBTQ問題の性差別も無くなりつつありますし、白人、黒人、黄色人種などの肌に色による差別・偏見を撲滅しようという大波が世界の隅々まで届いています。
誰もが平等に仕事が出来る時代が訪れています。それは一般企業でも同様です。そして表現を生業とする俳優たちには追い風になっていると言えるでしょう。
この多様性の時代において、主演を演じたシム・リウというまったく普通の男性に幸運が訪れて、「世界のヒーローへの階段」を駆け上がるチャンスを与えただと思います。
もっと端的に言えば「アジア初のマーベルヒーローになってみろ!」とのことです。
そして本映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』は中国でも公開されます。
あれほどの広大な大地と人口を持った中国で本映画が公開されるとなれば、鑑賞した人々は「わたしも映画スターになれる」「わたしもヒーローになれる」と思うのは至極当然のことだと思います。
いわゆるヒーローに共感すると言う事は観客動員数にも比例するのです。マーベルは願ったり叶ったりでしょう。
だからこそ普通の青年を主役に選んだのではないでしょうか。また多くはケイティ演じたオークワフィナにも共感を覚えると思います。彼女も“美人女優”で売っていません。
とても普通っぽく、嫌味がまったくありません。本当に近所にいそうな女性です。それでいて、彼女の個性はとても強烈です。
わたしも彼女に親近感を持っています。映画『フェアウェル』での好演が忘れられません。
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映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』の結末
以上のこと考えながらの鑑賞となりました。物語の内容としてはさほど新しいものはありません。
父親殺しの復讐物語、英雄譚、家族の崩壊と再生の物語、そして未来は明るいと言うような訴求点があります。
またアクションにおいては、やっぱり香港映画に対するリスペクトを感じます。ワイヤーアクションとCGを舞台に展開しての激しい演技は見所満載です。
そしてやっぱり中国人がカンフーをやると「カッコイイ」ですね。しかもカンフーアクションの場面が多すぎます。ジャッキー・チェンが若かったらぜひとも出演したいと言うのではないでしょうか。ブルースリー然り。
そして物語は一応、アジアンテイストが盛り込まれています。劇中に出てきた竜のような怪物、あるいは空想上の生き物とされる麒麟。
これらは中国文化へのオマージュとして描かれていると思われます。美術セットも注目して観ました。梅の花が何本も用意されています。竹林もあります。松の林もあります。中国的に縁起の良い松竹梅です。
さて、本映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』がマーベルの本格的アジア進出の第一弾となりますが、フェーズ4の展開が楽しみになってきました。
次作からはおそらく白人、黒人俳優も登場すると思います。そしてマーベルお得意のクロスオーバー状態へと発展していくと思います。さしずめ『キャプテンマーベル』の次作も楽しみです。
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映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』のキャストについて
ショーン/シャン・チー(シム・リウ)
ケイティ(オークワフィナ)
シャーリン(メンガー・チャン)
イン・リー(ファラ・チャン)
レーザーフィスト(フロリアン・ムンテアヌ)
ウォン(ベネディクト・ウォン)
イン・ナン(ミシェル・ヨー)
ウェンウー(トニー・レオン)
グアン・ボー(ユン・ワー)
デス・ディーラー(アンディ・リー)
ジャン・ジャン(ロニー・チェン)
まとめ 映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』一言で言うと!
「誰もがヒーローになれる時代」
本映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』の主演のシム・リウは本当にごく普通の容姿をしていると思います。でも今だけです。やがて、「スター性」が身についてくるでしょう。誰もがヒーローになれると言っても、やっぱりシム・リウは「選ばれた人」なのだと思います。
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大学へ行って「絶対に作家になるんだ!」夢と勇気がもらえる映画
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映画『シャン・チー テン・リングスの伝説』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
デスティン・ダニエル・クレットン
製作
ケビン・ファイギ ジョナサン・シュワルツ
製作総指揮
ルイス・デスポジート ビクトリア・アロンソ チャールズ・ニューワース
共同製作
デビッド・J・グラント
原案
デイブ・キャラハム デスティン・ダニエル・クレットン
脚本
デイブ・キャラハム デスティン・ダニエル・クレットン アンドリュー・ランハム
撮影
ウィリアム・ポープ
美術
スー・チャン
衣装
キム・バレット
編集
ナット・サンダース エリザベット・ロナルズドッティル ハリー・ユーン
音楽
ジョエル・P・ウェスト
音楽監修
デイブ・ジョーダン
視覚効果監修
クリストファー・タウンゼント
ビジュアル開発監修
アンディ・パーク
ショーン/シャン・チー(シム・リウ)
ケイティ(オークワフィナ)
シャーリン(メンガー・チャン)
イン・リー(ファラ・チャン)
レーザーフィスト(フロリアン・ムンテアヌ)
ウォン(ベネディクト・ウォン)
イン・ナン(ミシェル・ヨー)
ウェンウー(トニー・レオン)
グアン・ボー(ユン・ワー)
デス・ディーラー(アンディ・リー)
ジャン・ジャン(ロニー・チェン)
2021年製作/132分/G/アメリカ
原題:Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings
配給:ディズニー