映画『ドリームプラン』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『ドリームプラン』公式サイト・IMDbサイト・ Rotten Tomatoesサイトにて作品情報・キャスト情報ならびにレビューをご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『ドリームプラン』
2021年製作/144分/G/アメリカ
原題:King Richard
配給:ワーナー・ブラザース映画
【監督】
レイナルド・マーカス・グリーン
【製作】ティム・ホワイト トレバー・ホワイト ウィル・スミス【製作総指揮】イーシャ・プライス セリーナ・ウィリアムズ ビーナス・ウィリアムズ ジェームズ・ラシター ジェイダ・ピンケット・スミス アダム・メリムズ リン・ハリス アラン・マンデルバーン【脚本】ザック・ベイリン【撮影】ロバート・エルスウィット【美術】ウィン・トーマス ウィリアム・アーノルド【編集】パメラ・マーティン【音楽】クリス・バワーズ【音楽監修】スーザン・ジェイコブス【エンディングテーマ】ビヨンセ
【出演】
ウィル・スミス アーンジャニュー・エリス
サナイヤ・シドニー デミ・シングルトン トニー・ゴールドウィン ジョン・バーンサル
(C)2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
- 【夢に向かって頑張っている映画】
- 映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
- 映画『行き止まりの世界に生まれて』
- 映画『ファヒム パリが見た奇跡』
- 映画『カセットテープ・ダイアリーズ』
- 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
- 映画『ルース・エドガー』
- 映画『ハリエット』
- 映画『チアダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
- 映画『マディソン郡の橋』
- 映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』
- 映画『キングダム』
- 映画『リメンバー・ミー』
- 映画『風をつかまえた少年』
- 映画『パリに見出されたピアニスト』
- 映画『レディ・マエストロ』
- 映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』
- 映画『さよなら くちびる』
- 映画『王様になれ』
- 映画『ブレス あの波の向こうへ』
- 映画『ガラスの城の約束』
- 映画『リアム16歳、はじめての学校』
- 映画『ビリーブ 未来への大逆転』
- 映画『旅のおわり世界のはじまり』
- 映画『トールキン 旅のはじまり』
- 映画『チワワちゃん』
- 映画『芳華-Youth-』
- 映画『翔んだカップル』
- 映画『WAVES ウェイブス』
映画『ドリームプラン』外部リンク
【HPサイト】
映画『ドリームプラン』公式サイト
【予告映像】
映画『ドリームプラン』トレーラー
【公式Twitter】
映画『ドリームプラン』
【IMDbサイト】
【 Rotten Tomatoesサイト】
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映画『ドリームプラン』のオススメ度は?
星4つです
父は絶対的な「王様」です
ウィリアムズ姉妹が世界一になった理由がわかる
78ページの計画通りの人生
スポ根&毒親と「笑えない」
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映画『ドリームプラン』の作品情報・概要
『ドリームプラン』原題『King Richard』2021年にアメリカ合衆国で公開の伝記映画。レイナルド・マーカス・グリーン監督作品。主演はウィル・スミス(映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』や映画『アラジン』)。本作は、テニス選手ビーナス・ウィリアムズとセリーナ・ウィリアムズの父でありコーチであるリチャード・ウィリアムズの生涯を描いている。テニス未経験どころか指導者の経験も皆無の彼の型破りな子育てとトレーニングの日々をコミカルで愛情あふれる様子で構成されている。富裕層のスポーツであるテニスに貧しい黒人が挑戦し、世界ナンバーワンのプレイヤーに育てるまでの軌跡を描いている。アーンジャニュー・エリス、サナイヤ・シドニー、デミ・シングルトン、トニー・ゴールドウィン、ジョン・バーンサル(映画『モンタナの目撃者』や映画『フォードvsフェラーリ』)らが出演。
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映画『ドリームプラン』の受賞歴
第79回ゴールデン・グローブ賞
主演男優賞:ウィル・スミス
第94回アカデミー賞のノミネート
【作品賞】
【主演男優賞】ウィル・スミス
【助演女優賞』アーンジャニュー・エリス
【歌曲賞】「Be Alive」ビヨンセ
【脚本賞】ザック・ベイリン
【編集賞】パメラ・マーティン
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映画『ドリームプラン』のあらすじ・ネタバレ
リチャード・ウィリアムズ(ウィル・スミス)はテレビで優勝したテニスプレイヤーが4万ドルの小切手を受け取る姿を見て、自身の子どもをテニスプレイヤーに育てることを決意する。しかも彼はテニスはおろか指導者としての経験も皆無。しかも貧乏である。当時、テニスは白人の富裕層のスポーツであり、黒人である彼らが挑戦して、成功するのは未知数であった。彼は独学でテニスの教育法を研究して78ページにも及ぶ計画書を作成する。そして常識破りの計画を実行に移すのだった。ギャングがはびこるカリフォルニア州コンプトンの公営テニスコートで、周囲からの批判や数々の問題に立ち向かいながら奮闘する父のもと、ビーナス・ウィリアムズ(サナイヤ・シドニー) とセリーナ・ウィリアムズ(デミ・シングルトン) 姉妹はその才能を開花させていく。
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映画『ドリームプラン』の感想・内容
「ウィル・スミスが天下を獲った映画」となります。おそらくですが、第94回アカデミー賞でウィル・スミスは主演男優賞を獲得するのではないかと言われております。辛口映画評論サイトの Rotten Tomatoesで大絶賛されています。本映画『ドリームプラン』が大ヒットいしている原因は何といっても「実話」だからだと思います。世界的テニスプレイヤーであるビーナス・ウィリアムズとセリーナ・ウィリアムズ姉妹を育て上げた父親・リチャード・ウィリアムズの型破りで、良い意味で“毒親”がもたらすメリットを如実に描いているからでしょう。しかも、彼らが「貧乏な黒人だった」というハンデキャップの乗り越えての偉業達成ですから、多くの人に勇気と希望を与えたことは言うまでもありません。
さて、本映画『ドリームプラン』の原題は『King Richard』となっています。“キング”なんです。つまり王様です。邦題を聞くと、何だか夢物語のような響きを与えますが、実際は父親・リチャードの独裁物語と言って良いでしょう。演じるウィル・スミスと本人を比べると本当に似ています。しかも、過去の映像がアーカイブとしてYouTubeに残っていますが、本当にそっくりです。ウィル・スミスは親娘の映像アーカイブを観て、役作りに励んだそうです。
実際、リチャードの指導方法は娘たちやコーチの意見を聞かない独自路線を貫いたそうです。自分が計画を立てて信じた道のりをひたすら邁進する、いや「邁進させる」というものです。それによって誰かの迷惑になることなど考えていないと思います。自分の道を歩めば結果として、多くの人に勇気と希望、そして幸せを与えることができると考えていたのでしょう。実際、ビーナスとセリーナは世界的なテニスプレイヤーになって、アメリカ全国民から賞賛されますから、結果的には間違っていなかったのです。しかし、リアルタイムでリチャードと接して来た人たちにとっては苦痛だったことは否めません。
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映画『ドリームプラン』の考察・評価
本映画『ドリームプラン』のように“スポ根”物語は日本でもあります。主に漫画とテレビアニメで放映されていました。『巨人の星』などはその最たる作品でした。今見返すと完全に幼児虐待・DV映画となるでしょう。自身の子どもに夢を託して「殴る蹴る」を繰り広げています。しかもロクに働きもせず酒を飲んでは暴れる父親です。これは昭和の笑い話として記憶していますが、今現在のスポ根親子はもっとスマートになっていると思います。それで、話を本映画『ドリームプラン』に戻しますが、リチャードは娘たちに手を上げることはしません。それは日本のスポ根と異なるところでしょう。
リチャード・ウィリアムズ(ウィル・スミス) の78ページの計画書は思いつきではなく、ちゃんとした理論で成り立っているところを評価するべきなのです。まず娘たちの学業を損なわせねい点が素晴らしいです。文武両道を目指します。さらに礼儀作法もちゃんと教えます。それは将来、王者になった時、敗者に対して労いと感謝の気持ちを表す様子に現れています。それと、わたしたち日本人では考えられないような貧困で治安の悪い地区で生まれ育ったため、幼い頃から「自身で身を守る術」を体現させています。劇中、幼い二人を治安の悪い地区に置き去りにします。これもトレーニングの一環です。つまり、危険を察知し、自ら回避させる方法を考えさせるためです。
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映画『ドリームプラン』の結末
それにしてもリチャード・ウィリアムズ演じるウィル・スミスは素晴らしかったです。まさに“暴君”と言っても良いでしょう。ただですね、 本映画『ドリームプラン』はビーナスとセリーナの成功を知っているから、安心して鑑賞できたことも事実なのです。実話を映画化すると結果が分かっているので、感動の度合いが深くなります。それはメリットでもありますが、真新しい物語を求める人にとっては物足りないと言わざるを得ません。
わたしとしては実話映画を踏襲しながら、オリジナル脚本での結末を描く映画を期待したいです。最初から「ハッピーエンド」がわかっているより、「一体どうなるのか」と期待と若干の不安を持ちながら映画を観たいからです。
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映画『ドリームプラン』のキャストについて
リチャード・ウィリアムズ(ウィル・スミス)
オラシーン・ウィリアムズ(アーンジャニュー・エリス)
ビーナス・ウィリアムズ(サナイヤ・シドニー)
セリーナ・ウィリアムズ(デミ・シングルトン)
ポール・コーエン(トニー・ゴールドウィン)
リック・メイシー(ジョン・バーンサル)
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まとめ 映画『ドリームプラン』一言で言うと!
「信じた道を歩めば成功するのでしょう」
成功した人の多くは「信じた道を歩いた」とか「迷いはなかった」ということが多いです。相当強い意志の持ち主たちでしょう。それとやっぱり身体的能力が高かったから成功したことも否めません。
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映画『ドリームプラン』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
レイナルド・マーカス・グリーン
製作
ティム・ホワイト トレバー・ホワイト ウィル・スミス
製作総指揮
イーシャ・プライス セリーナ・ウィリアムズ ビーナス・ウィリアムズ ジェームズ・ラシター ジェイダ・ピンケット・スミス アダム・メリムズ リン・ハリス アラン・マンデルバーン
脚本
ザック・ベイリン
撮影
ロバート・エルスウィット
美術
ウィン・トーマス ウィリアム・アーノルド
編集
パメラ・マーティン
音楽
クリス・バワーズ
音楽監修
スーザン・ジェイコブス
エンディングテーマ
ビヨンセ
リチャード・ウィリアムズ(ウィル・スミス)
オラシーン・ウィリアムズ(アーンジャニュー・エリス)
ビーナス・ウィリアムズ(サナイヤ・シドニー)
セリーナ・ウィリアムズ(デミ・シングルトン)
ポール・コーエン(トニー・ゴールドウィン)
リック・メイシー(ジョン・バーンサル)
2021年製作/144分/G/アメリカ
原題:King Richard
配給:ワーナー・ブラザース映画