映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』公式サイト・IMDbサイト・ Rotten Tomatoesサイトにて作品情報・キャスト情報ならびにレビューをご確認ください。
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『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』
(2021年製作/131分/R15+/アメリカ)
原題:The United States vs. Billie Holiday
配給:ギャガ
【監督】
リー・ダニエルズ
【製作】リー・ダニエルズ ジョーダン・ファッジ ジョー・ロス ジェフ・キルシェンバウム パメラ・オアス・ウィリアムズ タッカー・トゥーリー【製作総指揮】ヒラリー・ショー ジェレミー・アレン ヨハン・ハリ デニス・スタットン マーク・ボンバック パティ・ロング カシアン・エルウィズ【原作】ヨハン・ハリ【脚本】スーザン=ロリ・パークス【撮影】アンドリュー・ダン【美術】ダニエル・T・ドランス【編集】ジェイ・ラビノウィッツ【音楽】クリス・バワーズ【音楽監修】
リン・ファインシュタイン
【出演】
アンドラ・デイ トレバンテ・ローズ ギャレット・ヘドランド ナターシャ・リオン ダバイン・ジョイ・ランドルフ ミス・ローレンス・ワシントン ロブ・モーガン トーン・ベル
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映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』外部リンク
【HPサイト】
映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』公式サイト
【予告映像】
映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』トレーラー
【公式Twitter】
映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』
【IMDbサイト】
【 Rotten Tomatoesサイト】
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映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』のオススメ度は?
星3つです
悲しすぎる人生
「男運」悪い
「ドラッグ」はダメでしょ!
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映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』の作品情報・概要
『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』原題『The United States vs. Billie Holiday』2021年に公開されたアメリカ合衆国の伝記映画である。リー・ダニエルズ監督作品。ヨハン・ハリが2015年に発表したノンフィクション『麻薬と人間 100年の物語』が原作。『奇妙な果実』という黒人差別の悲惨さを人々に知らしめ、44歳の若さで死去したアメリカジャズ界の伝説的歌手・ビリー・ホリデイを伝記として描いている。公民権運動に大きな影響を与えた反面、ホリデイの私生活は恋人からの暴力に苦しみ、自らは酒・ドラッグ依存に陥っていた。アンドラ・デイ、トレバンテ・ローズ、ギャレット・ヘドランド(映画『ドリームランド』)、ナターシャ・リオン、ダバイン・ジョイ・ランドルフ、ミス・ローレンス・ワシントン、ロブ・モーガン(映画『ドント・ルック・アップ』)、トーン・ベルらが出演。
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映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』の受賞歴
第79回ゴールデングローブ賞
- 主演女優賞 (ドラマ部門):アンドラ・デイ受賞
アカデミー賞
- 主演女優賞:アンドラ・デイノミネート
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映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』のあらすじ・ネタバレ
エレオノーラ・フェイガン(ビリー・ホリデイ)は1915年にアメリカ合衆国のフィラデルフィアで生まれた。母サディ・フェイガンは19歳、父クラレンス・ホリデイ17歳であった。生活は貧しく母は売春をせざる得なかった。父はジャズ・ギタリストであった。エレオノーラは祖父、親戚の元で育てられた。従姉妹からの暴力、そして近所の男からの乱暴もあった。素行が悪く何度も少年院に送られる。その後、母と一緒にニューヨークへ出て歌手としてのチャンスを掴む。1940年代は人種差別の撤廃を求める人々が国に立ち向かった公民権運動の黎明期であった。アメリカ合衆国政府はビリー・ホリデイ(アンドラ・デイ)の「奇妙な果実」の大ヒット曲を危惧していた。それは多くの黒人たちが反乱のチャンスを伺っていたからだ。FBIは、絶大な人気を誇る黒人ジャズシンガー・ビリー・ホリデイが人々を扇動すると危険視し彼女にターゲットを絞ることにする。そしておとり捜査官としてビリーのもとに黒人の捜査官ジミー・フレッチャー(トレバンテ・ローズ)が送り込まれた。しかし彼は肌の色や身分の違いも越えて人々を魅了し、逆境に立つほど輝くビリーのステージパフォーマンスにひかれていく。しかし、その先には、FBIの仕かけた罠や陰謀が待ち受けていた。
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映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』の感想・内容
「悲惨な人生を送った歌姫映画」となります。あまりにも悲惨すぎる人生だったと思います。本映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』はビリー・ホリデイがアメリ社会で人種差別で苦悩している黒人たちへ勇気と力を与えたというメッセージが強く描かれています。もちろん、その功績は大きいです。しかしながら、彼女の実際に私生活は本当に悲惨なものであったかについての描写はオブラートに包んでいると思われます。
ビリー・ホリデイの人生を壊したのは「男」です。それは「クズ男・ダメ男」となります。恋愛に奔放だったのであればまだ良いのですが、出会う男すべてが“薬物依存者”であり、“DV男”ばかりなのです。こんな「クズ男・ダメ男」に出会わなければビリー・ホリデイの人生はもっと長かったと言えます。しかし、こんなクソ男に出会ったからこそ、喜怒哀楽の機微を歌い上げることができたという意見もあります。わたしとしてはこちらは否定します。人に人生に「もし?」を付けるとどんな人でも成功を手に入れることが出来ます。でも、ビリー・ホリデイの才能を持っていたのであれば、普通の出会いをしていれば同じように才能を開花できたと思うのです。もっと活躍できたと思うのです。それが非常に勿体無いと思います。やっぱり女性にとって「クズ男・ダメ男」の存在は短命で、不幸な人生への入り口に立ったと認識した方が良いと思います。
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映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』の考察・評価
女性アーティストを主人公にした映画ってたくさん作られてきました。ホイットニー・ヒューストンの映画『ホイットニー ~オールウエイズ・ラブ・ユー~』も、アレサ・フランクリンを描いた映画『リスペクト』も同様に「クズ男・ダメ男」が登場します。本当に「クソ野郎」ばかりなんです。なぜ、こんなクソ野郎に彼女たちが惹かれるのかまったく理解できません。「暴力(DV)に支配されている」からでしょうか。本映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』の中で、もっと詳細に描いて欲しかったのは「クズ男・ダメ男に惹かれていくビリー」と「アルコール・薬物依存症の恐怖」についてです。もちろん、黒人差別を撤廃させたいという全黒人の代弁者をしてはとても立派に見えるのですが、あまりにも私生活が悲惨であり、品行方正から逸脱しているビリーの真の素顔をもっと観たかったというのが本音です。
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映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』の結末
さて、本映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』に忌憚のない評論を展開させていただきたいと思います。わたしたち日本人にとって、麻薬・ヘロイン等の薬物問題はそれほど深刻ではありません。あまりにも実生活から遠い世界にそれらはあります。ですから、本映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』に於いて、全編に渡って“薬物”が登場することが、いまひとつ心を寄せることが出来ないというのが本音です。
その反面、アメリカ社会というのは途轍もなく「病んでいる国家」と映ってくるのです。本映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』のテーマはビリー・ホリデイは黒人に対する人種差別を撤廃しようと戦った歌姫というイメージと伝わってきました。しかしながら、鑑賞した結果は「深刻な麻薬問題」で身を潰したアメリカ人女性という認識が強く残ったというのが感想です。アーチスト、麻薬、差別問題を詰め込みすぎて、焦点がボケてしまっているところが非常に勿体無いです。「人種差別はいけない」ことはわかっています。しかしながら、これほどの薬物人生を送る人物に賛否の声を上げるには至りませんでした。
本映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』がもっとわたしたちの心に響く構成として、やっぱりビリー・ホリデイというアーチストの生き様を主軸にして、麻薬とダメ男に悩まされながらも「歌に生きた」不世出の歌姫と描くべきだったと思います・その過程のエッセンスとして「人種差別反対」に尽力し、でも「生涯麻薬との戦い」で苦しんだとした方が良かったと思います。
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映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』のキャストについて
ビリー・ホリデイ(アンドラ・デイ)
ジミー・フレッチャー(トレバンテ・ローズ)
ハリー・J・アンスリンガー(ギャレット・ヘドランド)
タルーラ・バンクヘッド(ナターシャ・リオン)
ロズリン(ダバイン・ジョイ・ランドルフ)
ミス・フレディ(ミス・ローレンス・ワシントン)
ルイス・マッケイ(ロブ・モーガン)
ジョン・レヴィ(トーン・ベル)
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まとめ 映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』一言で言うと!
「酒・ドラッグとクズ男には注意」
もう本当にそう思わざるを得ません。ある程度、知性教養が備わっていれば回避できたと思うのです。教育をちゃんと受けていれば、、、、。その根底に人種差別によって、学校に通えなかったというのが原因なのでしょう。
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映画『空に住む』
一人になっても強く生きてやる!
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映画『プラダを着た悪魔』
今では絶対に「パワハラ」間違いなしの女上司です
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映画『鵞鳥湖の夜』
男の言いなりにならない「お金ゲット」してみせる
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映画『ばるぼら』
こんな魅惑的な女性が実在して欲しくなる
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映画『新聞記者』
腐りきった政府にメスを入れてやる!
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映画『私をくいとめて』
本当は一人が好き「自分の世界で暮らしたい」
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映画『ノッティングヒルの恋人』
女優を続けるのって大変
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映画『ボディガード(1992)』
本当は「淋しくてたまらない」歌姫
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映画『オフィシャル・シークレット』
「暴露」やっぱり真実から目を背くことはできない
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映画『フェアウェル』
これがわたしの生きる道!
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映画『となりのトトロ』
お母さん「早く帰ってきて!」
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映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
リー・ダニエルズ
製作
リー・ダニエルズ ジョーダン・ファッジ ジョー・ロス ジェフ・キルシェンバウム パメラ・オアス・ウィリアムズ タッカー・トゥーリー
製作総指揮
ヒラリー・ショー ジェレミー・アレン ヨハン・ハリ デニス・スタットン マーク・ボンバック パティ・ロング カシアン・エルウィズ
原作
ヨハン・ハリ
脚本
スーザン=ロリ・パークス
撮影
アンドリュー・ダン
美術
ダニエル・T・ドランス
編集
ジェイ・ラビノウィッツ
音楽
クリス・バワーズ
音楽監修
リン・ファインシュタイン
ビリー・ホリデイ(アンドラ・デイ)
ジミー・フレッチャー(トレバンテ・ローズ)
ハリー・J・アンスリンガー(ギャレット・ヘドランド)
タルーラ・バンクヘッド(ナターシャ・リオン)
ロズリン(ダバイン・ジョイ・ランドルフ)
ミス・フレディ(ミス・ローレンス・ワシントン)
ルイス・マッケイ(ロブ・モーガン)
ジョン・レヴィ(トーン・ベル)
2021年製作/131分/R15+/アメリカ
原題:The United States vs. Billie Holiday
配給:ギャガ