映画『レミニセンス』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『レミニセンス』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『レミニセンス』
(2021年製作/116分/PG12/アメリカ)
原題『Reminiscence』
配給:ワーナー・ブラザース映画
【監督】
リサ・ジョイ
【製作】リサ・ジョイ ジョナサン・ノーラン マイケル・デ・ルカ アーロン・ライダー【製作総指揮】アシーナ・ウィッカム エリシア・ホームズ スコット・ランプキン【脚本】リサ・ジョイ【撮影】ポール・キャメロン【美術】ハワード・カミングス【衣装】ジェニファー・スタージク【編集】マーク・ヨシカワ【音楽】ラミン・ジャワディ
【出演】
ヒュー・ジャックマン レベッカ・ファーガソン タンディ・ニュートン クリフ・カーティス マリーナ・デ・タビラ ダニエル・ウー モージャン・アリア ブレット・カレン ナタリー・マルティネス アンジェラ・サラフィアン ニコ・パーカー
- 【オススメ女性活躍映画】
- 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
- 映画『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』
- 映画『エデンの海(1976)』
- 映画『風の谷のナウシカ』
- 映画『空に住む』
- 映画『プラダを着た悪魔』
- 映画『鵞鳥湖の夜』
- 映画『ばるぼら』
- 映画『新聞記者』
- 映画『私をくいとめて』
- 映画『ノッティングヒルの恋人』
- 映画『ボディガード(1992)』
- 映画『オフィシャル・シークレット』
- 映画『フェアウェル』
- 映画『となりのトトロ』
- 映画『透明人間』
- 映画『スキャンダル』
- 映画『ミリオンダラー・ベイビー』
- 映画『キューポラのある街』
- 映画『コレット』
- 映画『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』
- 『天才作家の妻 40年目の真実』
- 映画『マリッジ・ストーリー』
- 映画『プライベート・ウォー』
- 映画『マイ・フェア・レディ』
- 映画『追憶(1973)』
映画『レミニセンス』外部リンク
【HPサイト】
映画『レミニセンス』公式サイト
【予告映像】
映画『レミニセンス』トレーラー
映画『レミニセンス』IMDbサイト
映画『レミニセンス』
映画『レミニセンス』のオススメ度は?
星3つ半です
ちょっとわかりにくいかも
事前に勉強した方が良い
映画『レミニセンス』の作品情報・概要
『レミニセンス』原題『Reminiscence』2021年のアメリカ合衆国のSFサスペンススリラー映画。リサ・ジョイ監督・脚本作品で長編監督デビュー。ヒュー・ジャックマン(映画『ナイト ミュージアム エジプト王の秘密』や『フロントランナー』)、レベッカ・ファーガソン(映画『ドクター・スリープ』映画『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』)、タンディ・ニュートン(映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』)、ダニエル・ウー、クリフ・カーティス(映画『コロンビアーナ』や映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』)、マリーナ・デ・タビラ(『ROMA/ローマ』)、モージャン・アリア、ブレット・カレン(映画『ジョーカー』)、ナタリー・マルティネス、アンジェラ・サラフィアン、ニコ・パーカーらが出演。海面が上昇した近未来のマイアミにが舞台。主人公のニック・バニスター(ヒュー・ジャックマン)は、無骨で孤独な退役軍人である。彼の生業は顧客が望むあらゆる記憶を追体験させる機会を提供するというもの。それは特殊で危険な仕事である。
【スリラー映画】『モンタナの目撃者』ネタバレ・あらすじ「アンジー“キレがない”」感想「ブラピ思い出のモンタナ焼失」結末「トラウマからの脱却」
映画『レミニセンス』のあらすじ・ネタバレ
映画『レミニセンス』のあらすじ:起
元軍人のニックはレミニセンス(記憶潜入)を生業としていました。
助手のワッツと様々な人を相手に幸せな記憶を思い出させる手伝いをする中、メイという女性が無くした鍵を探して欲しいと店を訪れます。
ニックは彼女の記憶を見ている内にその歌声や美しさの虜となったのをキッカケに2人は恋仲となりましたが…彼女は何の前触れもなくニックの前から姿を消します。
映画『レミニセンス』のあらすじ:承
ニックはメイを探し続け、ある日裁判所に呼ばれて売人の記憶を探る手伝いをすることになりました。
麻薬王セント・ジョーの情報を探る中、そこにメイの姿があったことでニックは彼女の行方を知るためにジョーの元へ。
メイを探していると言うと、彼女がバッカ(麻薬)を持ち逃げしたことから怒りを露にするジョー…ニックは殺されそうになり、ワッツが助けに来たことで助かりました。
【スリラー映画】『羊たちの沈黙』ネタバレ・あらすじ「ジョディ・フォスターを応援したくなる」感想「声が出ない恐怖」結末「サイコパスの心理はサイコパスに聞け!」
映画『レミニセンス』のあらすじ:転
その後、ワッツは前にメイが会いに来た日のことを語り、娘のことを思い出して席を離れたと言い、その間にメイが保管庫に侵入したと分かります。
ニックは保管庫から盗まれた女性の記憶を探ると、彼女は地主であるウォルターの愛人であると判明。
ウォルターは亡くなったばかりで、彼の妻は愛人の存在を知っていました。
ニックは愛人に会いに行きますが彼女は殺されており、その犯人に見覚えがあったことで調べ始めます。
犯人はジョーの元にいた汚職警官であり、廃墟となった再生工場にいると知ってニックが訪れるとブースは逃げ始めました。
ニックはなんとか彼を捕らえて記憶潜入装置に入れ、メイの行方を追います。
映画『レミニセンス』のあらすじ:結
メイはニックがウォルターの愛人を殺すのを見て、その女性の子供を助けてかくまいました。その後、ニックに捕まった際に彼へ伝言を残して自ら命を絶った…。
ニックは悲しみ、ブースを装置につないだまま放置してウォルターの妻の元へ。彼女は過去の記憶にすがって廃人のようになっており、息子はそれを支えていましたが父親の愛人たちに相続を分けたくないと考えていたのです。
そのため、ブースを差し向けて殺していった…ニックはその話を聞いて彼に銃を渡しますが息子は自らでは何もできず、泣き崩れるのでした。
ニックはワッツにこれまでのことを報告しに行き、最後の願いとして彼の記憶を警察に届けて欲しいと言いました。
ワッツは言う通りにすると地主の身勝手さに怒った市民が暴動を起こします。
その後、ニックはメイと幸せに過ごした思い出を見続けるという生き方を選び、ワッツは彼を見届けました。
【スリラー映画】『孤狼の血 LEVEL2』ネタバレ・あらすじ「サイコパスヤクザ鈴木亮平が談合刑事松坂桃李と愛を交わす」感想「国家権力の闇を暴く」結末「続編決定!」
映画『レミニセンス』の感想・内容
映画『レミニセンス』監督リサ・ジョイの夫の兄がクリストファーノーラン
・世界観と演出が素敵
今作の舞台はフロリダ州のマイアミですが海面上昇の影響で都市は水没し、昼間は暑くて過ごしづらいことから人々の活動は夜中心になっていましたね。
近未来の世界を描く中、一面に広がる水面と夕日に照らされる風景はとても綺麗であり、一方で人々が暴動を起こす寸前まで我慢を強いられているという状況下が印象深いです。
悪徳地主によって住まいを追われ、苦しい人生を送るにあたり過去の記憶にすがるのも無理はありません。
ニックの元に訪れる客は愛犬と過ごした日々、恋人の温もりなどを思い出すだけでなく、肌で感じることに幸せを感じていました。
記憶潜入装置につながれた人と、記憶を投影する機器の映像を見るニック…彼は記憶の案内人として多くの人の記憶を残していくというストーリーと、投影する機器の演出も見どころでしょう。
スクリーンとなる光学繊維により立体的に投影された映像は、人が無意識に記憶していた情報も残しているのが興味深かったです。
【スリラー映画】『オールド』ネタバレ・あらすじ「時間という概念を再認識」感想「人生とは時間だった」結末「諦念という終活映画」
映画『レミニセンス』の考察・評価
映画『レミニセンス』楽曲は『アイアンマン』のラミン・ジャヴァディ
・ニックの魅力
退役軍人というだけあってニックの念入りな行動や情報を集める際の諦めない心に目を見張りました。
客の記憶の保管庫はニックの知っている歌によって解錠でき、メイはその歌に気付いて記憶を盗み出すという展開も見入ってしまいました。
彼女はブースに脅されて協力していたのですが、ニックの仲間からお気に入りの歌を知って彼の気を惹いた…伏線がたくさんあったと気付くラストの展開も引き込まれます。
そして、ニックは危険に身を投じる時にはチオペンタールという鎮静剤を注射器に入れて常備していましたね。
彼の念入りな行動と、メイについて情報を集めたいと言う思いががあったからこそ、ブースを追い詰めることができたのだと思います。
【スリラー映画】『バットマン』ネタバレ・あらすじ「ヴィラン応援映画誕生」感想「ジャック・ニコルソン怪演」結末「“オスカー”前のキム・ベイシンガー必見!」
映画『レミニセンス』の結末
映画『レミニセンス』のキャストは個性派ばかり
・生き様が印象的
メイがブースを通じてニックに記憶を残していたシーンは感動的で、彼女が命を絶つ展開までを含めると切なさも覚えました。
ジョーからダッカを盗み、麻薬依存症だったという過去を持っていたメイでしたが、ニックに会って人生の再出発をしたという心持ちだったのでしょう。
子供を助けることを諦めれば生きる道もあったでしょうが、彼女は自らの命と引き換えにするという決意を見せるのが印象深いです。
そんな彼女の生き様を見たニックは、まずブースに復讐をするという展開も納得です。
ブースが最も痛みを覚えた記憶を繰り返し見せ続け、現実に戻れなくする…その行為が重罪であることからニックは生きることを諦めつつも、ウォルターの息子の悪事を暴いてワッツに全てを託しました。
ニックはメイと過ごして幸せだった記憶だけを繰り返し見るという終わり方を選び、老衰していくシーンで映画が終わるので色々と考えさせられるなと思いました。
【スリラー映画】『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』ネタバレ・あらすじ「大感動の家族愛映画」感想「ミリセント・シモンズを応援したい」結末「続編は恋して欲しい」
映画『レミニセンス』のキャストについて
ヒュー・ジャックマン
レベッカ・ファーガソン
タンディ・ニュートン
クリフ・カーティス
マリーナ・デ・タビラ
ダニエル・ウー
モージャン・アリア
ブレット・カレン
ナタリー・マルティネス
アンジェラ・サラフィアン
ニコ・パーカー
まとめ 映画『レミニセンス』一言で言うと!
「未来は不思議な仕事が溢れているのだろう」
『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
合わせて観たい映画
【オススメ女性活躍映画】
映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
ルイーザ・メイ・オルコット&グレタ・ガーウィグは偉大だ
映画『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』
ハリウッド映画は「女性が作ったのだ」と胸を張りたい
映画『エデンの海(1976)』
女子高生の時から「女性としての意識」が高いです
映画『風の谷のナウシカ』
宮崎アニメは「女性の立場を尊重」した映画が多いです
映画『空に住む』
一人になっても強く生きてやる!
映画『プラダを着た悪魔』
今では絶対に「パワハラ」間違いなしの女上司です
映画『鵞鳥湖の夜』
男の言いなりにならない「お金ゲット」してみせる
映画『ばるぼら』
こんな魅惑的な女性が実在して欲しくなる
映画『新聞記者』
腐りきった政府にメスを入れてやる!
映画『私をくいとめて』
本当は一人が好き「自分の世界で暮らしたい」
映画『ノッティングヒルの恋人』
女優を続けるのって大変
映画『ボディガード(1992)』
本当は「淋しくてたまらない」歌姫
映画『オフィシャル・シークレット』
「暴露」やっぱり真実から目を背くことはできない
映画『フェアウェル』
これがわたしの生きる道!
映画『となりのトトロ』
お母さん「早く帰ってきて!」
映画『透明人間』
「このストーキング野郎!」退治してやる
映画『スキャンダル』
ニューヨーク野郎から「お金巻き上げてやる!」
映画『ミリオンダラー・ベイビー』
貧しいけれど「世界チャンプの夢」は捨てられない
映画『キューポラのある街』
わたしの未来は絶対に明るい!
映画『コレット』
フランスの女流作家の先駆け的存在
映画『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』
ローラ・アルバートの才能をもっと評価したい
『天才作家の妻 40年目の真実』
夫のゴーストライターでは終われない
映画『マリッジ・ストーリー』
もう一度女優として活躍したい
映画『プライベート・ウォー』
戦争がわたしを呼んでいる
映画『マイ・フェア・レディ』
レディになることが果たして「正しいのか」
映画『追憶(1973)』
バーブラ・ストライサンド「キレッキレッ」の演技です
映画『レミニセンス』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
リサ・ジョイ
製作
リサ・ジョイ ジョナサン・ノーラン マイケル・デ・ルカ アーロン・ライダー
製作総指揮
アシーナ・ウィッカム エリシア・ホームズ スコット・ランプキン
脚本
リサ・ジョイ
撮影
ポール・キャメロン
美術
ハワード・カミングス
衣装
ジェニファー・スタージク
編集
マーク・ヨシカワ
音楽
ラミン・ジャワディ
ニック(ヒュー・ジャックマン)
メイ(レベッカ・ファーガソン)
エミリー(タンディ・ニュートン)
クリフ・カーティス
マリーナ・デ・タビラ
ダニエル・ウー
モージャン・アリア
ブレット・カレン
ナタリー・マルティネス
アンジェラ・サラフィアン
ニコ・パーカー
2021年製作/116分/PG12/アメリカ
原題:Reminiscence
配給:ワーナー・ブラザース映画