映画『TITANE チタン』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『TITANE チタン』公式サイト・IMDbサイト・ Rotten Tomatoesサイトにて作品情報・キャスト情報ならびにレビューをご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『TITANE チタン』
(2021年製作/108分/R15+/フランス・ベルギー合作)
原題:Titane
配給:ギャガ
【監督】
ジュリア・デュクルノー
【製作】ジャン=クリストフ・レイモン【製作補】アマリー・オビセ フィリップ・ロジー【共同製作】ジャン=イブ・ルバン カッサンドル・ワルノー【脚本】ジュリア・デュクルノー【撮影】ルーベン・インペンス【美術】ローリー・コールソン【衣装】アン=ソフィー・グレッドヒル
【編集】ジャン=クリストフ・ブージィ【音楽】ジム・ウィリアムズ
【出演】
バンサン・ランドン アガト・ルセル ガランス・マリリエール ライ・サラメ
(C)KAZAK PRODUCTIONS – FRAKAS PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINEMA – VOO 2020
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- 映画『マリッジ・ストーリー』
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映画『TITANE チタン』外部リンク
【HPサイト】
映画『TITANE チタン』公式サイト
【予告映像】
映画『TITANE チタン』トレーラー
【公式Twitter】
映画『TITANE チタン』
【IMDbサイト】
【 Rotten Tomatoesサイト】
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映画『TITANE チタン』のオススメ度は?
星5つです
凄まじい映画です
ジュリア・デュクルノーの才能に驚愕!
カンヌ映画祭パルムドール受賞作品
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映画『TITANE チタン』の作品情報・概要
『TITANE/チタン』原題『Titane』2021年の仏白合作のスリラー映画。ジュリア・デュクルノー監督作品。主演はヴァンサン・ランドンとアガト・ルセル。第74回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、第46回(1993年)の『ピアノ・レッスン』以来、女性監督の作品として2度目となる最高賞のパルム・ドールを受賞した。
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映画『TITANE チタン』の受賞歴
第74回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品
パルム・ドールを受賞
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映画『TITANE チタン』のあらすじ・ネタバレ
幼い頃、交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれたアクレシア(アガト・ルセル) 。彼女はそれ以来、車に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。自らの犯した罪により行き場を失った彼女は、ある日、消防士のヴィンセント(バンサン・ランドン) と出会う。10年前に息子が行方不明となり、今は孤独に生きる彼に引き取られ、ふたりは奇妙な共同生活を始める。だが彼女は、自らの体にある重大な秘密を抱えていた……。
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映画『TITANE チタン』の感想・内容
「衝撃を超越する映画」となります。公開前からコアな映画ファンは首を長くして待っていたと思います。
第74回カンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドール作品だからです。しかも女性監督では『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン監督以来、二人目の受賞ということです。
カンヌはジェンダーレスと思っていましたので、もっと女性監督がパルムドールを受賞していたと思っていました。ちなみに我が国の河瀬直美監督はグランプリを獲っています。
さて、本映画『TITANE チタン』のジュリア・デュクルノー監督は今後の映画界でもっとも期待されている人物です。
まず発想が「独創的」「偏執的」「狂気的」であることが挙げられます。
そして「とても芸術的」なのです。映画の祖国フランスは、兎にも角にも映画芸術の発展のためにあらゆるジャンルの映画を世界へ送り届けてきました。
その長い歴史の中でも本映画『TITANE チタン』の、いやジュリア・デュクルノー監督の才能は他の追随を許さないと言われています。有名な映画監督たちが大絶賛しています。
ジュリア・デュクルノー監督の容姿はとても知的で美しいです。この人の感性はどのように育まれたのか気になります。
両親ともにお医者さんとのことです(父親が皮膚科医で、母親が婦人科医)それで納得しました。
さて、冒頭は交通事故から始まります。これって、前作の『RAW ~少女のめざめ~』も同じでした。
世の中には交通事故に興奮する人ってある程度存在するらしいです。事故を見て、「自分でなくてよかった」とか「性的欲求を感じた」などです。
おそらく監督自身の性癖も反映されているのはないかと噂されていますが、真意は不明です。
作家というのは人と違う想像力を発揮する仕事ですから、作品イコール性癖と結びつけること自体が意味がありません。わたしの好きな村上春樹さんの作品なんて、かなりの「変態物語」だからです。
ちなみに映画『RAW ~少女のめざめ~』に於いて、わたしが最も衝撃を受けたのは、切断された姉の指を貪り食べる場面です。
好奇心というか、猟奇的というか、何とも偏執的な世界でした。映像に付けられている音楽も最高でした。
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映画『TITANE チタン』の考察・評価
本映画『TITANE チタン』の独創的なのはなんと言っても「車とセックス」して「妊娠」してしまうところです。
この先、物語はどうなるのだろうと惹きつけてきます。
俄然、「観たい」「知りたい」のですが、その後に続く映像があまりにも残酷というか、卑猥というか、、、。目を覆いたくなるのです。
でも物語の結末までを観たいという欲求を抑えられず最後まで鑑賞してしまうのです。
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映画『TITANE チタン』の結末
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映画『TITANE チタン』のキャストについて
ヴィンセント(バンサン・ランドン)
アクレシア(アガト・ルセル)
ジャスティン(ガランス・マリリエール)
ライアン(ライ・サラメ)
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まとめ 映画『TITANE チタン』一言で言うと!
「この才能を見届けたい」
ジュリア・デュクルノー監督の感性にノックアウトされました。あまりにも凄まじい。どういう幼児体験を得たらこんな物語を作ることができるのでしょうか。知りたいです。
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映画『ボディガード(1992)』
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映画『フェアウェル』
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映画『となりのトトロ』
お母さん「早く帰ってきて!」
映画『透明人間』
「このストーキング野郎!」退治してやる
映画『スキャンダル』
ニューヨーク野郎から「お金巻き上げてやる!」
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映画『マリッジ・ストーリー』
もう一度女優として活躍したい
映画『プライベート・ウォー』
戦争がわたしを呼んでいる
映画『マイ・フェア・レディ』
レディになることが果たして「正しいのか」
映画『追憶(1973)』
バーブラ・ストライサンド「キレッキレッ」の演技です
映画『TITANE チタン』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ジュリア・デュクルノー
製作
ジャン=クリストフ・レイモン
製作補
アマリー・オビセ フィリップ・ロジー
共同製作
ジャン=イブ・ルバン カッサンドル・ワルノー
脚本
ジュリア・デュクルノー
撮影
ルーベン・インペンス
美術
ローリー・コールソン
衣装
アン=ソフィー・グレッドヒル
編集
ジャン=クリストフ・ブージィ
音楽
ジム・ウィリアムズ
ヴィンセント(バンサン・ランドン)
アクレシア(アガト・ルセル)
ジャスティン(ガランス・マリリエール)
ライアン(ライ・サラメ)
2021年製作/108分/R15+/フランス・ベルギー合作
原題:Titane
配給:ギャガ