映画『ラストレター』あらすじ・ネタバレ・感想。福山雅治vs松たか子vs岩井俊二が描く“死と再生”物語。“手紙”の錯綜が描くノスタルジー。

映画『ラストレター』あらすじ・ネタバレ・感想。福山雅治vs松たか子vs岩井俊二が描く“死と再生”物語。“手紙”の錯綜が描くノスタルジー。 2020年製作
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映画『ラストレター』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

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『ラストレター』(121分/G/日本/2020

【監督】
岩井俊二
【製作】
市川南
【出演】
松たか子
広瀬すず
森七菜
神木隆之介
福山雅治
豊川悦司
中山美穂
庵野秀明

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  1. 映画『ラストレター』のオススメ度は?
  2. 映画『ラストレター』の作品概要
  3. 映画『ラストレター』のあらすじ・ネタバレ
  4. 映画『ラストレター』の感想・内容
    1. 岩井俊二はやっぱり岩井俊二だった
      1. 誰もが一度は涙する『愛と青春の旅だち』
    2. 同窓会で再会という設定はイマイチだと感じる
    3. これは震災後の物語なのだと気が付いた
  5. 映画『ラストレター』の考察・評価
    1. 死をテーマにした重厚なラブストーリー
    2. 死は隠す必要がない
  6. 映画『ラストレター』の結末
    1. 福山雅治さんは終始ジメッとした男を演じていた
    2. 豊川悦司演じる阿藤陽市って男は実際にいるようなキャラ
    3. 乙坂鏡史郎(福山雅治)は成長できたのか、、、
  7. 主題歌「カエルノウタ」を歌う森七菜さんの存在感
  8. 新海誠も岩井俊二ファン
  9. 映画『ラストレター』のキャストについて
    1. 岸辺野裕里(松たか子)
    2. 乙坂鏡史郎(福山雅治)
    3. 遠野鮎美/遠野未咲(高校生時代)広瀬すず
    4. 岸辺野颯香/遠野裕里(高校生時代)森七菜
    5. 乙坂鏡史郎(高校生時代)神木隆之介
    6. 阿藤陽市(豊川悦司)
    7. サカエ(中山美穂)
    8. 岸辺野宗二郎(庵野秀明)
  10. 岩井俊二への想い
  11. まとめ 映画『ラストレター』一言で言うと!
  12. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
  13. 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
  14. 合わせて観たい映画
    1. 【福山雅治さん出演映画】
      1. 映画『三度目の殺人』
      2. 映画『マチネの終わりに』
    2. 【“障害”と戦う恋愛映画オススメ】
      1. 映画『ロミオとジュリエット』
      2. 映画『伊豆の踊子(1974)』
      3. 映画『潮騒 しおさい(1975)』
      4. 映画『絶唱(1975)』
      5. 映画『マディソン郡の橋』
      6. 映画『美女と野獣(1991)』
      7. 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』
      8. 映画『ラストレター』
      9. 映画『アパートの鍵貸します』
      10. 映画『マチネの終わりに』
      11. 映画『ボーダー 二つの世界』
      12. 映画『あなたの名前を呼べたなら』
      13. 映画『秒速5センチメートル』
      14. 映画『マーウェン』
      15. 映画『ほしのこえ』
      16. 映画『COLD WAR あの歌、2つの心』
      17. 映画『リヴァプール、最後の恋』
    3. 【人生について考えさせられる映画】
      1. 映画『ペイン・アンド・グローリー』
      2. 映画『マディソン郡の橋』
      3. 映画『人生の特等席』
      4. 映画『男と女 人生最良の日々』
      5. 映画『道』
      6. 映画『サウナのあるところ』
      7. 映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』
      8. 映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
      9. 映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』
      10. 映画『七人の侍』
      11. 映画『ミリオンダラー・ベイビー』
      12. 映画『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』
      13. 映画『明日に向かって撃て!』
      14. 映画『運び屋』
      15. 映画『ともしび』
      16. 映画『さらば愛しきアウトロー』
      17. 映画『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』
      18. 映画『ある船頭の話』
      19. 映画『フリーソロ』
  15. 映画『ラストレター』の作品情報

映画『ラストレター』のオススメ度は?

3.5

3つ半です

相変わらず岩井節が炸裂しています

福山さんのダメっぷりが良い

松たか子さんは絶品です

注目は森七菜さんです

そして圧巻は豊川悦司さんです

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映画『ラストレター』の作品概要

『ラストレター』は、2020117日に公開の日本映画。岩井俊二監督作品。主演は松たか子。福山雅治、広瀬すず、森七菜、豊川悦司、中山美穂らら共演。SNSが普及して手紙というやりとりが困難な時代にあえて、手紙を通じて人間関係と自身の成長を築いていく人間成長物語。死と再生のテーマ。

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映画『ラストレター』のあらすじ・ネタバレ

姉が死んだ。自殺。岸辺野裕里(松たか子)颯香(森七菜)と参列している。姉・未咲の娘の遠野鮎美(広瀬すず)は実家の両親が面倒をみることになった。 颯香は夏休みの間、鮎美と過ごすために残る。死んだ姉に同窓会の知らせが届く。裕里は同窓会へ行き、姉の死を伝えようとするが、姉に間違われて言い出せない。帰宅する裕里に声をかける男。高校時代の初恋の乙坂鏡史郎(福山雅治)だ。今は売れない小説家。裕里の心はざわつく。連絡先を交換するが、、、、。後日、二人は手紙を書くことで過去と対峙するようになる。一方、祖父母の家で暮らす鮎美と颯香の元にも手紙が届くようになる、、、。

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映画『ラストレター』の感想・内容

岩井俊二はやっぱり岩井俊二だった

岩井俊二監督最新作です。

最初はどうなるかと思って観ていましたが、最後はキチッとまとめてくれて良かったです。

個人的に過去に想いを巡らせて生きている人たちが嫌いなのです。

もちろん映画ですからそういう展開もありなのですが、あまりにも女々しくなってしまうのもどうかなあっと感じるのです。

まず同窓会に出席というのが良くあるパターンで、嫌な感じがしました。

でも、最後は納得の行くエンディングでした。さすが岩井監督です。

誰もが一度は涙する『愛と青春の旅だち』

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同窓会で再会という設定はイマイチだと感じる

同窓会ってロクなことがありません(私は絶対に行きません)

高校時代に好きだった人に会って焼けボックリは起きるし、過去の馬鹿話に花を咲かせるだけで、未来を語れない人たちばかりです。

それで自分を慰めるのは良いのですが、建設的な何かは得られないと思うのです。

逆に面倒なことを抱え込むのがオチです。

ですから本映画『ラストレター』のこの設定だけは今も違和感を覚えます。

ましてや田舎の高校を出て、すぐ近くに住んでいるのですから、姉が亡くなった事実はあっという間に伝わります。

そこが何とも言えないのです。

また姉の代わりに同窓会に出席しますが、それもバレるでしょう。

これは震災後の物語なのだと気が付いた

上記のようにツッコミを入れながらの鑑賞ですが、はたと気がついたのです。

岩井監督はこの数年、震災関連に一生懸命尽力してきました。

震災で多くの人が亡くなり、自分たちが戻る場所を失くした人を多く見てきたと思います。

震災で人々は引き裂かれ、故郷を離れなくてはいけない境遇の人もいると思うのです。

人との距離を希薄にしたのは人間ではなく震災だったのです。

そういったバックグラウンドを考慮しながら観ると実に説得力のある映画だと感じたのです。

同窓会を開きたくてもできない人たちがいます。

25年前の思い出話をできない人たちもいます。

岩井監督は映画でその悲劇をスッと挿入しているのだと感じました。

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映画『ラストレター』の考察・評価

死をテーマにした重厚なラブストーリー

この映画は『ラストレター』はのテーマとても強いラブストーリーです。

一人しか死んでいません。

遠野未咲(広瀬すず)だけです。

冒頭から葬式の場面ですが、皆はあまり悲しそうな顔をしていません。

なぜか気になりました。

物語が進んでいくと未咲が亡くなった理由は精神的な原因から自死したことがわかります。

皆が悲しそうな顔をしていないのは覚悟もあったからだと思いますし、死因を周囲の人たちに隠す為でもあったからです。

終盤に鮎美がそのこと問います。

「母は自殺でしした。でも病死となっています」続けて「なぜ自殺したことを隠すのでしょうか、真実であるなら正直言えばいいと思う」です。

この言葉はズシと胸に響きました。

死は隠す必要がない

おそらくですが、岩井監督の周囲に起きた事実も入れ込んでいると思います。

そして震災関連で亡くなった人たちの中に自死した人も多くいるという事実を伝えているのではないかと想像しました。

と言いながら先に挙げた妹が同窓会へ出席した時に姉の死を伝えなかったために物語が紡がれると矛盾に合います。

もし正直に伝えていれば乙坂鏡史郎(福山雅治)も成長への糸口が見えなかったからです。

ですから映画は姉の死を伝える前と伝えた後の暗転の仕方が絶妙に感じました。

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映画『ラストレター』の結末

福山雅治さんは終始ジメッとした男を演じていた

この映画『ラストレター』は終始、ジメッとした空気感を出している乙坂鏡史郎(福山雅治)に苛立ちを覚えるのも事実です。

もうかれこれ25年前の初恋の女性をずっと思い続けている男です。

気持ち悪いです。

しかも彼女の小説を書いて出版しますが、以後、全く書けません。

「そりゃ、そうだよ」ってツッコミを入れてしまいます。

経験が浅いからです。

未咲だけしか知らない男の世界観なんてたかが知れています。

そのことを衝撃的に告げる男が現れます。

阿藤陽市(豊川悦司)です。

強烈なキャラクターです。

酒飲み、暴力、職業不詳、ヒモみたいな男です。そして彼は女に苦労していません。

豊川悦司演じる阿藤陽市って男は実際にいるようなキャラ

乙坂鏡史郎(福山雅治)が「あんたは何者ですか?(なぜあんたに未咲が惚れたのかわからない)」と問います。

阿藤は余裕しゃくしゃくで答えます。

「未咲の人生にお前など全く影響を与えていない。次に小説書くときは一人称で書くな!」です。

これは強烈です。

こういう男は人生を語れるのです。

だから未咲もサカエ(中山美穂)も惚れるのです。

鏡史郎はまったく癖もなく、男臭さもありません。

打ちのめされて帰路につく鏡史郎の後ろ姿が良かったです。

乙坂鏡史郎(福山雅治)は成長できたのか、、、

さて、映画『ラストレター』は一応はハッピーエンドで終わります。

母を亡くした鮎美にも暗さはありません。

初恋の人に再開した裕里もハツラツとしています。

娘の颯香も新学期を迎える覚悟をしています。

さて、鏡史郎は?となると微妙です。

思い出探しで写真を撮りためて手作りのアルバムを作り、裕里に渡しました。

でもその表情はやっぱり過去を引きずる男のままでした。

予告の中にあった「君にまだずっと恋してると言ったら信じますか?」そのままに生きる男だと思います。

*女々しいという言葉がありますが、女の人は過去をきっちり清算する人が多いと思いますので、これは男々しいと書いてめめしいと読んだ方が良い気がします。

*乙坂鏡史郎が未咲に恋する瞬間が絶妙でした。稲妻が心を突き抜けた感が出ていました。しかしその後、「ヒグラシ」が鳴いていますが、違和感を覚えました。ヒグラシは主に山あいの夕暮れから泣くことが多いです。場面は割と街中です。まだ明るかったし、、、。

*高校名が“仲多賀井”とバス停が“八乙女”の意味は?

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主題歌「カエルノウタ」を歌う森七菜さんの存在感

作詞 岩井俊二
作曲 小林武史

なんとも言えない歌詞です。これも岩井ワールドです。

しかし、この歌を見事に歌う森七菜さんの声が、、、。

『アナと雪の女王2』の「あーあ」の人AURORA (オーロラ・オクスネス)さんくらいのショックです。

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新海誠も岩井俊二ファン

『天気の子』の新海誠監督は岩井俊二ファンと公言しています。

影響を受けた作品として『花とアリス』をあげており、自身の『秒速5センチメートル』では随分と意識しているとのこと。

本映画『ラストレター』の予告コメントでも「ラブレターのいくつもの誤配や錯綜が、人生を作っていく。その美しさを教えてくれるのは、傘をさした二人の少女だ。岩井俊二ほどロマンティックな作家を、僕は知らない。」とコメントを寄せています。

さらに以下のようにツイッターで絶賛しています。

ふたまんより引用

新海誠監督コメント

「映画の傑出した素晴らしさと同時に、個人的には『天気の子』以前の森七菜から目が離せませんでした。あまりの美しさに嫉妬めいた感情を覚えたり笑」「役者としての神木くんの凄さも改めて実感」とコメント。自身の作品『天気の子』と『君の名は。』では声優を務めた両名の演技をべた褒めした。

 続けて新海監督は「ああ、また見たい。レイアウトもライティングも、1カットずつ真似したい…笑」とジョークを飛ばし、岩井作品ならではの美しい映像作りを絶賛していた。

 この新海監督のツイートに、神木がさっそく反応。「新海監督! ありがとうございます。本当に……七菜ちゃん神秘的ですよね」「じゃあ公開されたら僕と一緒にまた観に行きましょう!」と返信していた。

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映画『ラストレター』のキャストについて

岸辺野裕里(松たか子)

元気でユーモアのある母親。夫も娘も大事にしている。図書館司書として働いているという設定です。松さんは本当に清潔感があって好感が持てる役者さんです。本作では姉を自殺で亡くした妹で、優しいお母さんを演じていますが、俗にいうおばちゃんモードがないのが良かったです。こういう母親像に憧れる人も多いのではないでしょうか。サバサバしていますし、でも少しだけ少女らしさを内包しているのですが、やっぱりあの声が素晴らしいのです。松さんの声を「聞かなければ!」って反応してしまうのです。

乙坂鏡史郎(福山雅治)

売れない作家。過去の初恋の女性に思いを寄せるちょっとキモい男を演じています。正直、福山さんのカッコ良さが邪魔して説得力がないんですよ。「こんなカッコいい男は羽ばたける」って勝手に思っちゃって。でも前作の『マチネの終わりに』よりは断然、良かったです。あれは酷かった。今回はジメッとしたというか、ネチャっとした男を演じていますが、ボーッと表情でうまく出していたと思います。ヒゲも少しは似合っていました。ただ最後に裕里と握手する場面で手のひらがアップになりますが、長い爪が気になりました。たぶん『マチネの終わりに』の撮影もあったからでしょうが、ちょっと不潔感があって。

遠野鮎美/遠野未咲(高校生時代)広瀬すず

母が自殺して祖父母に引き取られる可哀想な女子高生を演じています。この多感な時期に母が自殺すると深く傷ついて塞ぎ込んでしまうと思うのですが、逆に普通にしていることで同乗させてくれました。もう一つは母親の若かりし頃の役ですが、こちらは活発的で元気な少女をうまく演じていたと思います。広瀬さんの声はとても特徴があります。引きずるように聞こえてきます。低音で下から上がってくるというか。背中を撫でるように染み入ってきます。今回では特に鮎美の役の方で強く感じました。今後、謎めいた役柄に挑戦して欲しいです。

岸辺野颯香/遠野裕里(高校生時代)森七菜

裕里の娘と高校生時代を演じています。姉に恋しる片思いの少女です。明るいですね。この映画『ラストレター』で一番注目した女優さんです。とても素晴らしい。フワンフワンしています。宙に浮いているような感じです。嫌味感が全くないのです。存在感も素晴らしいです。喜怒哀楽の演技が抜群でした。特に乙坂鏡史郎に告白して振られる場面とかはこちらも胸が痛くなりました。その時は地に足をしっかりと付けてくるので尚更惹かれました。今後、期待したいです。

乙坂鏡史郎(高校生時代)神木隆之介

高校時代の乙坂鏡史郎を演じています。転勤族の息子で人とのコミュニケーションが苦手という設定でした。いじめとかあったのでしょうか。人との距離感の取り方がうまく出ていたと思います。純粋で朴訥な演技がのちの福山さんに繋がったと思います。ただ、まさか過去を引きずる男に成長するキャラになるとは思いませんでした。

阿藤陽市(豊川悦司)

鮎美が結婚した男。何をしているのかわからない素性です。酒飲みで粗暴も悪く、妻子に暴力を振るう男です。この映画『ラストレター』の中で最も重要な役だったと思います。豊川さんの演技は圧巻です。本当に迫力がありますし、説得力がある演技でした。出番は少ないですが、この映画『ラストレター』を支配してしまった一瞬でした。相対する福山さんの演技も良かったです。「俺は魅力のない男だ」という背中が印象的でした。でもそれを引き出したの豊川さんだと思います。

サカエ(中山美穂)

阿藤陽市の内縁の妻を演じています。男がいないとダメな飲み屋のママです。ちょっと疲れているというか、誰かに尽くしていないとダメな女感を見事に出していたと思います。 中山美穂さんの痛い痛い感が妙に現実味がありました。

岸辺野宗二郎(庵野秀明)

裕里の夫の漫画家です。ぶっきら棒な感じが良かったです。

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岩井俊二への想い

実はわたしは岩井俊二のファンでした。最初に岩井作品を知ったのはある大学の先生が「これから岩井俊二の時代がくる」と力説していたからです。その時観た映画は『undo』でした。短編ですが、あっという間に岩井ワールドに引き込まれたショックを今でも覚えています。当時のわたしは岩井俊二の情報を誰よりも早くたくさん集めることが生きがいのような日々でした。岩井俊二が少年ジャンプで連載されていた『スラムダンク』のファンと聞いて漫画喫茶へ通い全てを読み通し、なおかつ毎週月曜日のジャンプ発売心待ちにしていました。

それから『Love Letter 』が公開され真っ先に劇場へ足を運びました。こちらも本当に素晴らしい作品でした。アイドルのイメージであった中山美穂さんが燦然と輝いており、豊川悦司さんという新しいタイプの俳優に出会い大満足しました。今でも「お元気ですか」と叫ぶ中山さんが脳裏に焼き付いています。

『Love Letter 』は当時としては珍しくフジテレビが製作として加わっています。映画製作会社とテレビ局というのはあまりタッグを組みたがらないのに実現したことに驚きました。今ではテレビ局主体の映画製作は当たり前になっています。でもその分、映画のクオリティーは下がったことは否めません。フィルムで撮ってきた映画をビデオで何度もテイクを重ねるテレビの連中とは全く思想が違います。当時のインタビューで読んだ記憶がありますが、やはりテレビ局主体だと放映を意識しての演出を求められることに抵抗があったような発言をしています。

『Love Letter 』は海外の映画祭にも出品されてます(モントリオール世界映画祭で観客賞を獲得しています)でも海外興行は失敗しています。その理由を新聞、雑誌で読み愕然としました。「藤井樹」という同姓同名の男女が時間と距離を錯綜させながら物語を紡いで行くのですが、この「樹」という名前が男女の混乱をもたらしたのです。日本語では樹は男女ともにオッケーでしょう。違和感ありません。外国語の多くは男性名詞と女性名詞があります。男性で「マリオ」であったなら女性であれば「マリア」になります。末尾が“oかa”によって性別を認識します。ですから映画を観ていた人たちは「なんだこれは?」と感じたそうです。これは岩井監督にとって予想外だったのでしょう。映画は惨敗します。けれども韓国、中国ではヒットします。このことから東洋文化と西洋文化の違いについてわたしは認識を深めることができたので個人的に良かったです(「大体、ヨーロッパの人たちは想像力がないんだよ」とツッコミを入れました)

その後『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 』『PiCNiC 』『FRIED DRAGON FISH 』『ACRI 』『スワロウテイル 』までのほとんどをフジテレビ製作で映画を作っています。わたしは全部観ています。でも『スワロウテイル 』で完全に気持ちが離れていきました。もう映画ではないと感じたのです。これくらいの物語ならばテレビ枠で作る作品だと認識して岩井俊二に「サヨナラ」を告げたのです。結局、岩井俊二は銀幕を捨てて、ブラウン管の太鼓持ちをするのかと寂しさを感じました。

その2年後です。『四月物語』を観ることになります。正直、乗り気ではなかったのですが、ポスターの松たか子さんの発する強烈なオーラが劇場へ足を運ばせました。もう大満足です。これを待っていたのだと涙腺が決壊したのです。『四月物語』は少女漫画の世界を確実に映像化した作品です。今では故郷から先輩を追いかけて東京までやってくる、そして憧れに人をひっそり見つめるというのは気持ち悪いと感じる人もいるでしょう。でもある意味これがとても可愛らしいのです。恋への発展をひたすら待ち望む乙女の清純さが松たか子さんがキッチリと演じているのです。何かのメッセージがある映画ではありません。ただ「憧れの先輩」を想い続けるのです。こんな時代があったことをフィルムに焼き付けた岩井俊二にこちらの胸も締め付けられました。

それから『リリイ・シュシュのすべて 』『花とアリス 』と観続けました。岩井ワールド全開です。少女漫画感が半端ないです。悪くないのです。岩井俊二の作品に出演した旅だった俳優さんもたくさんいます。奥菜恵、蒼井優、市原隼人、伊藤歩、黒木華、綾野剛などなど。

わたしが岩井俊二作品を観なくなった理由は撮影監督の篠田昇さんの死にも理由があります。岩井ワールドを作り上げたのは間違いなく彼でした。篠田さん死去の際、岩井監督は確か「しばらく映画は撮らない」と答えていたのを覚えています。それからの岩井監督はプロデュースをしたり、音楽をやったり、脚本執筆、アニメへと表舞台から距離を置いたような活動になりました。もちろんそれ自体が素晴らしい功績だと思いますが、やはり何かが違ったのです。

そして本映画『ラストレター』です。『花とアリス 』が2004年ですから16年ぶりに岩井俊二に会いに行ったのです。結果的に満足です。初めて岩井俊二に会った時のわたしは若かったです。あの時の衝撃はありません。でも今の若い人たちにも岩井ワールドは確実に響いたと思います。撮影監督は神戸千木さんです。篠田昇さんの一番弟子です。素晴らしい絵作りだと感銘しました。高校生の少年少女の瑞々しさと中年を迎えた男女の迷走感がきっちり現れていたと思います。

続く

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まとめ 映画『ラストレター』一言で言うと!

「行けば焼けボックリ同窓会」

モラルある行動を心がけましょう。数十年ぶりに再会したあの人はと期待しますが、大抵は幻滅するものです。自慢、ボヤキ、同情は禁物です。いま愛する人のことを頭に入れておきましょう。

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【“障害”と戦う恋愛映画オススメ】

映画『ロミオとジュリエット』

映画『ロミオとジュリエット』ネタバレ・あらすじ・感想。恋愛映画のヒットの法則を学べる。オリヴィア・ハッセーとレナード・ホワイティングが輝いている。
ウィリアム・シェイクスピアの著名な戯曲を映画化。フランコ・ゼフィレッリが脚色・監督。イギリス出身のレナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセーが主演した。イタリアで撮影。当時16歳のハッセーがヌードシーンを演じていることも大いに話題となった。音楽はニノ・ロータ。恋愛映画の金字塔的存在。

映画『伊豆の踊子(1974)』

映画『伊豆の踊子(1974)』ネタバレ・あらすじ・感想。山口百恵&三浦友和初共演(その後結婚)職業差別と女性差別が激しかった時代の純愛と悲恋。
映画『伊豆の踊子(1974)』ネタバレ・あらすじ・感想。山口百恵&三浦友和初共演(その後結婚)職業差別と女性差別が激しかった時代の純愛と悲恋。映画『伊豆の踊子(1974)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『伊豆の踊子(1974)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『伊豆の踊子(1974)』の作品情報・概要『伊豆の踊子』(いずのおどりこ)は川端康成の同名小説を原作として製作された日本映画。1974年(昭和49年)12月公開。同名小説の6度目の映画化。主演は山口百恵と三浦友和。山口百恵は映画主演初作品である。ホリプロが全面的に協力している。是が非でも山口百恵をスターにしたかったと思われる。伊豆が舞台であるが、多忙の山口百恵のスケジュールを調整して奥多摩で撮影された。

映画『潮騒 しおさい(1975)』

映画『潮騒 しおさい(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想。「その火を飛び越して来い!」山口百恵&三浦友和が三島由紀夫文学で紡ぐ“リアル愛”。
映画『潮騒 しおさい(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想。「その火を飛び越して来い!」山口百恵&三浦友和が三島由紀夫文学で紡ぐ“リアル愛”。映画『潮騒 しおさい(1975)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『潮騒 しおさい(1975)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 映画『潮騒 しおさい(1975)』の作品情報・概要。『潮騒』(しおさい)1975年制作の日本映画。ホリ企画製作、東宝配給。三島由紀夫の同名小説を映画化。西河克己監督。山口百恵文芸作品第2弾。三浦友和共演。前作『伊豆の踊子』の大ヒットを受けての第二弾。前作と違い山口百恵が裕福な娘で三浦友和が貧乏な漁師役を務めている。若い二人の恋の炎が激しく燃え盛る。名言「その火を飛び越して来い」が有名。

映画『絶唱(1975)』

映画『絶唱(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。山口百恵と三浦友和が“駆け落ち”して描く「反戦映画」の代表作。
映画『絶唱(1975)』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。山口百恵と三浦友和が“駆け落ち”して描く「反戦映画」の代表作。映画『絶唱(1975)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『絶唱(1975)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『絶唱(1975)』の作品情報・概要。『絶唱』(ぜっしょう)1975年12月20日に公開された日本映画。西河克己監督作品。製作ホリ企画。配給は東宝。作家・大江賢次の同名作品を映画化。山口百恵文芸作品第三弾。恋人役は三浦友和。山陰の大地主の息子と貧しい山番の娘が愛を成就する物語。しかし戦争という悲劇に翻弄されてしまう。封建制度、地主制、さらには家父長制度への提言が込められている。

映画『マディソン郡の橋』

映画『マディソン郡の橋』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。夫のいぬ間の「不倫」が人生のエネルギーになった主婦と放浪カメラマンの最後の恋。
映画『マディソン郡の橋』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。夫のいぬ間の「不倫」が人生のエネルギーになった主婦と放浪カメラマンの最後の恋。映画『マディソン郡の橋』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『マディソン郡の橋』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『マディソン郡の橋』の作品情報・概要 原題『The Bridges of Madison County』1992年にアメリカ合衆国の恋愛映画。ロバート・ジェームズ・ウォラー(Robert James Waller)の小説を元に製作。クリント・イーストウッド製作・監督・主演。キャスリーン・ケネディが共同プロデューサー、リチャード・ラグラヴェネーズ脚本担当。メリル・ストリープを主演女優に迎える。不倫映画として異例の大ヒット。世界中で1億8,200万ドルを売り上げた。1996年、第68回アカデミー賞でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。

映画『美女と野獣(1991)』

ディズニー映画『美女と野獣(1991)』の教訓が『アナ雪』の自由・独立・共感できる女性像を築きヒットへ。ネタバレ・あらすじ・感想。
ディズニー映画『美女と野獣(1991)』の教訓が『アナ雪』の自由・独立・共感できる女性像を築きヒットへ。ネタバレ・あらすじ・感想。。ネタバレ・あらすじ・感想。映画『美女と野獣(1991)』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『美女と野獣(1991)』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『美女と野獣(1991)』の作品情報・概要『美女と野獣』原題『 Beauty and the Beast 』ディズニーの長編アニメーション映画作品。フランスの民話『美女と野獣』(J・L・ド・ボーモン夫人版)を元に1991年に制作された。第64回 アカデミー賞(1992年)においてアラン・メンケンが作曲賞受賞している。2017年実写版としてビル・コンドン監督がエマワトソンを主演に迎えて製作されている。ディズニーが新たな女子像を目指した作品であり、後世の作品に影響を与えたと言われている。

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』

映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』ネタバレ・あらすじ・感想。性を選択できる自由がある。LGBTQと多様性の時代。
映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』ネタバレ・あらすじ・感想。性を選択できる自由がある。LGBTQと多様性の時代。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』の作品情報・概要 『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』原題『Disobedience』2017年に制作された愛米英合作のドラマ映画である。セバスティアン・レリオ監督作品。主演はレイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムス。本作はナオミ・アルダーマンが2006年に上梓した小説『Disobedience』を原作としている。厳格なユダヤ教徒の女性の恋愛物語。もはや人間において性を分ける必要はない。

映画『ラストレター』

映画『ラストレター』あらすじ・ネタバレ・感想。福山雅治vs松たか子vs岩井俊二が描く“死と再生”物語。“手紙”の錯綜が描くノスタルジー。
映画『ラストレター』あらすじ・ネタバレ・感想。福山雅治vs松たか子vs岩井俊二が描く“死と再生”物語。“手紙”の錯綜が描くノスタルジー。映画『ラストレター』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ラストレター』公式サイトの紹介。『ラストレター』は、2020年1月17日に公開の日本映画。岩井俊二監督作品。主演は松たか子。福山雅治、広瀬すず、森七菜、豊川悦司、中山美穂らら共演。SNSが普及して手紙というやりとりが困難な時代にあえて、手紙を通じて人間関係と自身の成長を築いていく人間成長物語。“死と再生”のテーマ。

映画『アパートの鍵貸します』

映画『アパートの鍵貸します』ネタバレ・あらすじ・感想。ジャック・レモン&シャーリー・マクレーンの姿に時代が見える。「パワハラはダメ!」
映画『アパートの鍵貸します』ネタバレ・あらすじ・感想。ジャック・レモン&シャーリー・マクレーンの姿に時代が見える。「パワハラはダメ!」映画『アパートの鍵貸します』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『アパートの鍵貸します』IMDbサイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 映画『アパートの鍵貸します』の作品概要 『アパートの鍵貸します』は、1960年制作のアメリカ映画。原題『The Apartment』名匠ビリー・ワイルダー監督の最高演出と言われる作品。ロマンチック・コメディー最高傑作。アカデミー作品賞、監督賞、脚本賞、美術賞、編集賞の5部門受賞。主演はジャック・レモンとシャーリー・マクレーン。ニューヨークを舞台にした恋愛映画。

映画『マチネの終わりに』

【ネタバレ酷評】映画『マチネの終わりに』あらすじ・結末。物語も演出も撮影もダメ。福山雅治&石田ゆり子の糸引くキスシーン。
映画『マチネの終わりに』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。ネタバレ・あらすじ・結末を記述。作家・平野啓一郎の原作。2015年3月から2016年1月まで毎日新聞朝刊及びnoteにて連載された。福山雅治、石田ゆり子主演で2019年に映画版が公開。有名なギタリストが自身の音楽活動に悩んでいる時にジャーナリスト洋子が現れ恋に落ちる。しかし洋子にはフィアンセがいた。恋にルールはない。洋子をものにしようとパリまでいく。

映画『ボーダー 二つの世界』

映画『ボーダー 二つの世界』あらすじ・ネタバレ・作品情報・感想・評価。LGBTをも凌駕した多様性の映画。美しい心になれる映画
映画『ボーダー 二つの世界』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館情報を記載しています。またネタバレ・あらすじ・感想・評価・まとめについても書いています。北欧デンマークから新たな映画が届きました。監督はイラン系デンマーク人です。容姿による差別・偏見、さらに性差別の問題についても大きなメッセージを感じ取ります。多様性の時代が到来しました。認め合うことが21世紀を生きるテーマ。

映画『あなたの名前を呼べたなら』

インド映画『あなたの名前を呼べたなら』身分を越えた恋物語の行方は?差別、貧困とカースト制度について考えてみる。ネタバレ・あらすじ・感想・結末・評価
カースト制度が色濃く残るインドで身分の差を越えた恋愛物語を女性映画監督ロヘナ・ゲラが描いた。監督曰く、現在では絶対に起こりえない恋物語だそうだ。監督は絶望的な差別、貧困に悩む庶民がいつか自由を手に入れ、幸せに暮らせる日を願って作ったのだろう。インド映画にしては歌、踊りの演出が抑えられ、おしゃれな作りになっている。

映画『秒速5センチメートル』

新海誠監督映画『秒速5センチメートル』初恋・ファーストキス・遠距離・再会を通じて成長する青年の心模様は桜の速度。ネタバレ・あらすじ・感想・評価。
『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』に続く、新海誠の第3作目の劇場公開作品。小学生の初恋相手の女性への想いを抱きながら生きる青年。短編三部作にまとめて青年の成長を描いている。主人公の貴樹はずっと“秒速3センチメートル”状態のままだ。いつ脱出するのか。それと相まって女性たちは過去を振り切って生きていく強さがある。

映画『マーウェン』

映画『マーウェン』ロバート・ゼメキスvsスティーブ・カレルが描くトラウマを乗り越える人間成長物語に感動。ネタバレ・あらすじ・感想・評価
些細な発言により暴行され、過去の記憶を失ったマーク・ホーガンキャンプ。トラウマを抱え、救いを人形アニメの撮影に向けた。町の人の助けによってトラウマを克服。監督はロバート・ゼメキス。主演にスティーブ・カレル。アメリカに根付くヘイトクライムをテーマに、困難を乗り越えて戦う人間成長物語を実写と人形アニメを用いて描く。

映画『ほしのこえ』

新海誠監督 映画『ほしのこえ』ミカコとノボルの宇宙恋愛物語の結末。感想・評価・ ネタバレ・あらすじ
日本を越えて世界に衝撃を与えた作品である。『ほしのこえ』は新海誠がたった一人で作り上げた。会社勤めをしながらも映画制作への情熱が消えず昼夜を通して作ったという。若き日の新海誠の情熱がほとばしる素晴らしい作品である。本映画は数々の賞を獲得した。そして新海は空高く羽ばたいた。

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』悪女が目指す究極の愛のゴール 男は悲劇 ネタバレ・あらすじ・感想
本作は第71回カンヌ国際映画祭最優秀監督賞を受賞。さらに第91回アカデミー賞では外国語映画賞・監督賞・撮影賞の3部門にノミネートされた。とても素晴らしい映画だ。社会主義時代のポーランドを舞台にピアニストと歌手の恋愛逃避劇。ワルシャワ、ベルリン、パリで展開。究極の恋愛とは命をかけること。破滅的な女、悪女だが可愛い。

映画『リヴァプール、最後の恋』

女優グロリア・グレアムの最後の恋『リヴァプール、最後の恋』あらすじ・ネタバレ・感想・評価。年齢差を超えた悲哀。
かつてアカデミ助演女優賞をとった名女優の最後の恋を映画いた作品。今や落ち目となったグロリア・グレアムは渡英しチャンスを伺っていた。そんな時、若き無名の俳優ピーターと出会い激しく恋に落ちる。二人はニューヨークに移り生活を共にするが、グロリアに悲劇が訪れる。二人は別れる事になるが、グロリアはピーターを追って再びイギリスへ向かう

 

 

【人生について考えさせられる映画】

映画『ペイン・アンド・グローリー』

愛し合った日々は「尊い」決して色褪せない

映画『ペイン・アンド・グローリー』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。“痛み”を乗り越えた先に「人生は輝く」ペドロ・アルモドバル監督の自伝的映画。
映画『ペイン・アンド・グローリー』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。“痛み”を乗り越えた先に「人生は輝く」ペドロ・アルモドバル監督の自伝的映画。 映画『ペイン・アンド・グローリー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『ペイン・アンド・グローリー』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。映画『ペイン・アンド・グローリー』の作品情報・概要『ペイン・アンド・グローリー』原題『Dolor y gloria』英題『 Pain and Glory』2019年のスペインのドラマ映画。ペドロ・アルモドバル監督・脚本作品。アントニオ・バンデラス主演。ペネロペ・クルス、アシエル・エチェアンディア、レオナルド・スバラーリャ、ノラ・ナバス、フリエタ・セラーノ共演。第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、バンデラスが男優賞を受賞した。ペドロ・アルモドバルの自伝的要素が色濃く反映されている。母の死によって心身ともに満身創痍になった映画監督が復活への道を歩むまでを過去を回想しながら描いている。過去が栄光なら現在は痛み。

映画『マディソン郡の橋』

いくつになっても恋愛は人生の活力だ

映画『マディソン郡の橋』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。夫のいぬ間の「不倫」が人生のエネルギーになった主婦と放浪カメラマンの最後の恋。
映画『マディソン郡の橋』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。夫のいぬ間の「不倫」が人生のエネルギーになった主婦と放浪カメラマンの最後の恋。映画『マディソン郡の橋』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『マディソン郡の橋』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『マディソン郡の橋』の作品情報・概要 原題『The Bridges of Madison County』1992年にアメリカ合衆国の恋愛映画。ロバート・ジェームズ・ウォラー(Robert James Waller)の小説を元に製作。クリント・イーストウッド製作・監督・主演。キャスリーン・ケネディが共同プロデューサー、リチャード・ラグラヴェネーズ脚本担当。メリル・ストリープを主演女優に迎える。不倫映画として異例の大ヒット。世界中で1億8,200万ドルを売り上げた。1996年、第68回アカデミー賞でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。

映画『人生の特等席』

老いても人生は良いものだ

映画『人生の特等席』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。クリント・イーストウッドとエイミー・アダムスが父娘に見えなかったのが残念。
映画『人生の特等席』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。クリント・イーストウッドとエイミー・アダムスが父娘に見えなかったのが残念。 映画『人生の特等席』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『人生の特等席』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。 映画『人生の特等席』の作品情報・概要 『人生の特等席』原題『Trouble with the Curve』ロバート・ロレンツ監督作品。2012年のアメリカ合衆国のスポーツ・ドラマ映画。クリント・イーストウッド主演作品。エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、マシュー・リラード、ジョン・グッドマンらが共演。イーストウッドにとっては自身の監督作以外でを取らない作品に出演するのは『ザ・シークレット・サービス』以来である。

映画『男と女 人生最良の日々』

青春時代に愛した人はやっぱり「素敵」だった?

映画『男と女 人生最良の日々』ネタバレ・あらすじ・感想。痴呆、消えゆく記憶。でも愛した人だけは鮮明なのだ。
映画『男と女 人生最良の日々』ネタバレ・あらすじ・感想。痴呆、消えゆく記憶。でも愛した人だけは鮮明なのだ。映画『男と女 人生最良の日々』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。公式サイトもご紹介し、作品・キャスト・上映館・お時間情報もご確認できます。映画『男と女 人生最良の日々』の作品概要 クロード・ルルーシュ監督が1966年に発表しカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『男と女』原題『 Un homme et une femme』主人公二人、アンヌとジャン・ルイの53年後の物語。タイトルは『男と女 人生最良の日々』主演はアヌーク・エーメとジャン=ルイ・トランティニャン。音楽はフランシス・レイ。

映画『道』

人はいつか本当に大切なことに気がつくのか、、、

映画『道』ネタバレ・あらすじ・結末。イタリア映画最高作品。人は「道」で人生の喜怒哀楽の機微を知る。失って気がつく大切な愛がある。
映画『道』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『道』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報も紹介しています。『道』原題『 La Strada』1954年製作・公開のイタリア映画。イタリア映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督作品。1956年のアカデミー外国語映画賞を受賞した。アンソニー・クインとジュリエッタ・マシーナが主演。イタリア映画の代表作品。

映画『サウナのあるところ』

ゆったりと優しい時間で過ごす人生に憧れます

映画『サウナのあるところ』ネタバレ・あらすじ・作品情報・感想。フィンランドのサウナは人生の涙を流すところ。
映画『サウナのあるところ』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 YouTubeで予告映像もご覧ください。 『サウナのあるところ』(81分/フィンランド/2010) 原題『Miesten vuoro』 【監督】 ...

映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』

まだまだ人生は終わっちゃいないよ!

映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』マチュー・アマルリック最高演技。中年男が人生を再始動させる感動作。作品情報・ネタバレ・あらすじ・感想・評価・内容
映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』公式サイトとYouTubeを参照ください。 『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』(122分/フランス/2018) 原題『Le grand bain』 映画『シンク・オア・スイム...

映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

わたしの人生には一点のサビはない!

映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。メリル・ストリープ三度目のオスカー獲得。
映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』ネタバレ・あらすじ・感想・結末。メリル・ストリープ三度目のオスカー獲得。映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』の作品情報・概要『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』原題『The Iron Lady』メリル・ストリープ主演で、第84回アカデミー賞においても主演女優賞を受賞。英国首相のマーガレット・サッチャーに“なりきり”演技が注目を集めた。共演はジム・ブロードベント、アンソニー・ヘッド、リチャード・E・グラント、オリビア・コールマン、アレクサンドラ・ローチら。

映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』

自給自足は確かに夢の人生です

映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』あらすじ・感想。自然の摂理に驚異。オーガニックライフ実現の夫婦に羨望とジェラシー。
映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』あらすじ・感想。自然の摂理に驚異。オーガニックライフ実現の夫婦に羨望とジェラシー。 映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。 映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』の作品情報・概要 テレビ番組や映画の自然映像のキャメラマンのジョン・チェスター とオーガニックな食材を用いる料理家のモリーが自給自足が可能な農場を作り上げるまでの8年間をドキュメンタリーとして描いた作品。監督・脚本は夫はジョン・チェスター 自身。様々な困難に打ち克ちながら夢の実現へ向かう二人の軌跡を美しい自然映像と共に写し取っている秀作。

映画『七人の侍』

「生きる」勇気をもらえる映画です!

映画『七人の侍』あらすじ・ネタバレ・感想。黒澤明監督が日本を元気にした。映画史上最高傑作。閉塞感が漂う今こそ観るべし!
映画『七人の侍』あらすじ・ネタバレ・感想。黒澤明監督が日本を元気にした。映画史上最高傑作。閉塞感が漂う今こそ観るべし! 映画『七人の侍』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『七人の侍』IMDbサイトもご紹介し、作品・キャスト情報等もご確認頂けます。 映画『七人の侍』の作品概要 『七人の侍』(しちにんのさむらい)は、1954年(昭和29年)4月26日に公開された日本映画。黒澤明監督作品。主演は三船敏郎と志村喬。モノクロ、スタンダード・サイズ、207分。東宝製作・配給。1954年ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞し日本国民を歓喜の渦に巻き込み希望をもたらした。

映画『ミリオンダラー・ベイビー』

「悲しすぎる」「報われない」「理不尽だ」この人生は辛い

映画『ミリオンダラー・ベイビー』ネタバレ・あらすじ・感想。アカデミー賞四冠。クリント・イーストウッド最高作品。「死ぬ自由もある」
映画『ミリオンダラー・ベイビー』ネタバレ・あらすじ・感想。アカデミー賞四冠。クリント・イーストウッド最高作品。「死ぬ自由もある」映画『ミリオンダラー・ベイビー』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。 映画『ミリオンダラー・ベイビー』IMDbサイトもご紹介し作品情報・キャスト情報のご確認もできます。     映画『ミリオンダラー・ベイビー』の作品概要 『ミリオンダラー・ベイビー』原作『Million Dollar Baby』2004年のアメリカ合衆国の映画。製作・配給会社はワーナー・ブラザースで、監督・製作・主演はクリント・イーストウッド。ジェリー・ボイドの短編集『Rope Burns:Stories From the Corner』を元にポール・ハギスが脚本を執筆。第77回アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞(ヒラリー・スワンク)・助演男優賞(モーガン・フリーマン)を受賞。  

映画『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』

ただ愛する娘のために作り続けた情熱に涙します

映画『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』ネタバレ・あらすじ・結末。寡黙な男は宮殿を作ることで愛を語った。
映画『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。映画『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』公式サイトにて作品情報・キャストもご確認ください。フランス南東部の自然豊かな田舎町に実在する建築物がある。今では観光地となっている。この建築物はひとりの郵便配達員の男が33年もの歳月をかけ、たった1人で完成させた手作りの宮殿「シュバルの理想宮」である。本作は実話に基づいて映画化された。主演はジャック・ガンブラン。 その他レティシア・カスタ、ベルナール・ル・コクが共演。

映画『明日に向かって撃て!』

やりたいことやり抜いて死んでやるぜ!

映画『明日に向かって撃て!』ネタバレ・あらすじ・結末・感想。バート・バカラック「雨にぬれても」がニューマン&レッドフォードの哀愁歌
映画『明日に向かって撃て!』公式サイトにて作品情報・キャスト情報もご確認ください。本映画のネタバレ・あらすじ・感想・内容・結末を書いています。ジョージ・ロイ・ヒル監督とポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードが組んで第42回アカデミー賞で撮影賞、脚本賞、作曲賞、主題歌賞を獲得しました。実在の強盗ブッチ・キャシディの生涯を描いています。アメリカン・ニューシネマの代表的な作品です。

映画『運び屋』

彼が運んだのは家族との「人生」だった

404 NOT FOUND | 運だぜ!アート
映画・サウンド・デザイン・写真などのアート全般を独自目線で甘口評価

映画『ともしび』

人生に終焉にむ訪れた悲劇をどう受け止める?

映画『ともしび』シャーロット・ランプリングを観ていると息ができなくなった
『ともしび』(93分/フランス・イタリア・ベルギー合作/2017) 原題 『Hannah』 映画『ともしび』のオススメ度は? 星4つ半です。 ストーリーはわかりにくいかもしれません。 でもやっぱりこの映画はシャーロット・ランプリングを観るだ...

映画『さらば愛しきアウトロー』

いつまでも現役で「カッコよく」死にたい

映画『さらば愛しきアウトロー』ロバート・レッドフォード引退作品。実話の銀行強盗フォレスト・タッカーは脱獄王だった。ネタバレ・あらすじ・感想・評価
ハリウッドきってのハンサムスターの引退作品。実在した銀行強盗を演じている。武器は拳銃だが銀行に押し入るさい、一度も引き金を引いたことがない。そして刑務所へいくが、17回収容されて17回、脱獄している。「楽して生きるより、楽しく生きたい」が信条だ。レッドフォードの笑顔が良い。最後の最後まで皺くちゃな顔で笑っている。

映画『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』

イタリア人「人生楽しんでます」

映画『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』ゴタゴタホームコメディではない。社会が抱える諸問題を代弁した作品 ネタバレ・あらすじ・感想・評価
巨匠、ガブリエレ・ムッチーノ監督がハリウッドから帰国して本作を撮った。家族を通して社会が抱える問題の関係性の持つエネルギーについて描いている。久しぶりに会った親族はどこかよそよそしい。嵐で二日間缶詰めになることでお互いが抱える問題をぶつけ合う。罵詈雑言が続くがイタリア語が気持ちよく観ていて楽しい。

映画『ある船頭の話』

オダギリジョー監督の人生観がわかる名作

映画『ある船頭の話』ネタバレ・あらすじ・感想。柄本明vsオダギリジョーvsクリストファー・ドイル。「時代は一瞬の風で変わる」
映画『ある船頭の話』公式サイトにて作品情報・上映館情報からネタバレ・あらすじ・感想・評価を記載。オダギリージョー監督、長編デビュー。日本人が忘れてしまっている大切なことを川の流れと共に描いています。移ろう時代の中で船頭をするトイチに柄本明。撮影監督にクリストファー・ドイル。新人女優、川島鈴遥。村上虹郎の好演。永瀬正敏、浅野忠信の存在感が抜群の映画。

映画『フリーソロ』

いつも死と背中合わせの人生に「存在理由」がある

ドキュメンタリー映画『フリーソロ』のアレックス「危険を冒すことで安心感を得る」ネタバレ・あらすじ・評価・感想・評価。撮影班の葛藤。CG一切無し。
映画『フリーソロ』公式サイトにて作品情報・上映館並びに時間を紹介。この映画はアレックスというクライマーが安全装置無しに、素手だけで米カリフォルニア州ヨセミテ国立公園にそびえる巨岩エル・キャピタンに挑む様子をドキュメンタリーとして描いています。CG一切なし。撮影隊の心情もうまく描いています。ハラハラドキドキの100分。

 

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映画『ラストレター』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
岩井俊二
原作
岩井俊二
脚本
岩井俊二
製作
市川南
共同製作
岩井俊二 千葉伸大 杉田成道 村松俊亮 宮崎伸夫 広田勝己 森田圭 舛田淳 長谷川晋一 永田勝美 吉川英作 林誠 石垣裕之 田中祐介
エグゼクティブプロデューサー
山内章弘
企画
川村元気
プロデュース
川村元気
プロデューサー
水野昌 臼井真之介
撮影監督
神戸千木
美術
都築雄二 倉本愛子
スタイリスト
申谷弘美
編集
岩井俊二
音楽
小林武史
主題歌
森七菜
主題歌(作詞)
岩井俊二
主題歌(作曲)
小林武史
キャスティング
田端利江
プロダクション統括
佐藤毅
岸辺野裕里(松たか子)
遠野鮎美/遠野未咲(高校生時代)広瀬すず
岸辺野宗二郎(庵野秀明)
岸辺野颯香/遠野裕里(高校生時代)森七菜
波戸場正三(小室等)
岸辺野昭子(水越けいこ)
遠野純子(木内みどり)
遠野幸吉(鈴木慶一)
阿藤陽市(豊川悦司)
サカエ(中山美穂)
岸辺野瑛斗(降谷凪 )
郵便局員(矢部太郎)
乙坂鏡史郎(高校生時代)神木隆之介
乙坂鏡史郎(福山雅治)
2020年製作/121分/G/日本
配給:東宝

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