福山雅治さん出演映画『マチネの終わりに』もオススメです。
映画『ラストレター』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト、予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『ラストレター』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『ラストレター』(121分/G/日本/2020)
【監督】
岩井俊二
【製作】
市川南
【出演】
松たか子
広瀬すず
森七菜
神木隆之介
福山雅治
豊川悦司
中山美穂
庵野秀明
映画『ラストレター』のオススメ度は?
星3つ半です
相変わらず岩井節が炸裂しています
福山さんのダメっぷりが良い
松たか子さんは絶品です
注目は森七菜さんです
そして圧巻は豊川悦司さんです
映画『ラストレター』の作品概要
『ラストレター』は、2020年1月17日に公開の日本映画。岩井俊二監督作品。主演は松たか子。福山雅治、広瀬すず、森七菜、豊川悦司、中山美穂らら共演。SNSが普及して手紙というやりとりが困難な時代にあえて、手紙を通じて人間関係と自身の成長を築いていく人間成長物語。“死と再生”のテーマ。
映画『ラストレター』のあらすじ・ネタバレ
姉が死んだ。自殺。岸辺野裕里(松たか子)颯香(森七菜)と参列している。姉・未咲の娘の遠野鮎美(広瀬すず)は実家の両親が面倒をみることになった。 颯香は夏休みの間、鮎美と過ごすために残る。死んだ姉に同窓会の知らせが届く。裕里は同窓会へ行き、姉の死を伝えようとするが、姉に間違われて言い出せない。帰宅する裕里に声をかける男。高校時代の初恋の乙坂鏡史郎(福山雅治)だ。今は売れない小説家。裕里の心はざわつく。連絡先を交換するが、、、、。後日、二人は手紙を書くことで過去と対峙するようになる。一方、祖父母の家で暮らす鮎美と颯香の元にも手紙が届くようになる、、、。
映画『ラストレター』の感想・内容
岩井俊二はやっぱり岩井俊二だった
岩井俊二監督最新作です。
最初はどうなるかと思って観ていましたが、最後はキチッとまとめてくれて良かったです。
個人的に過去に想いを巡らせて生きている人たちが嫌いなのです。
もちろん映画ですからそういう展開もありなのですが、あまりにも女々しくなってしまうのもどうかなあっと感じるのです。
まず同窓会に出席というのが良くあるパターンで、嫌な感じがしました。
でも、最後は納得の行くエンディングでした。さすが岩井監督です。
誰もが一度は涙する『愛と青春の旅だち』
同窓会で再会という設定はイマイチだと感じる
同窓会ってロクなことがありません(私は絶対に行きません)
高校時代に好きだった人に会って“焼けボックリ”は起きるし、過去の馬鹿話に花を咲かせるだけで、未来を語れない人たちばかりです。
それで自分を慰めるのは良いのですが、建設的な何かは得られないと思うのです。
逆に面倒なことを抱え込むのがオチです。
ですから本映画『ラストレター』のこの設定だけは今も違和感を覚えます。
ましてや田舎の高校を出て、すぐ近くに住んでいるのですから、姉が亡くなった事実はあっという間に伝わります。
そこが何とも言えないのです。
また姉の代わりに同窓会に出席しますが、それもバレるでしょう。
これは震災後の物語なのだと気が付いた
上記のようにツッコミを入れながらの鑑賞ですが、はたと気がついたのです。
岩井監督はこの数年、震災関連に一生懸命尽力してきました。
震災で多くの人が亡くなり、自分たちが戻る場所を失くした人を多く見てきたと思います。
震災で人々は引き裂かれ、故郷を離れなくてはいけない境遇の人もいると思うのです。
人との距離を希薄にしたのは人間ではなく震災だったのです。
そういったバックグラウンドを考慮しながら観ると実に説得力のある映画だと感じたのです。
同窓会を開きたくてもできない人たちがいます。
25年前の思い出話をできない人たちもいます。
岩井監督は映画でその悲劇をスッと挿入しているのだと感じました。
映画『ラストレター』の考察・評価
死をテーマにした重厚なラブストーリー
この映画は『ラストレター』は“死”のテーマとても強いラブストーリーです。
一人しか死んでいません。
遠野未咲(広瀬すず)だけです。
冒頭から葬式の場面ですが、皆はあまり悲しそうな顔をしていません。
なぜか気になりました。
物語が進んでいくと未咲が亡くなった理由は精神的な原因から自死したことがわかります。
皆が悲しそうな顔をしていないのは覚悟もあったからだと思いますし、死因を周囲の人たちに隠す為でもあったからです。
終盤に鮎美がそのこと問います。
「母は自殺でしした。でも病死となっています」続けて「なぜ自殺したことを隠すのでしょうか、真実であるなら正直言えばいいと思う」です。
この言葉はズシと胸に響きました。
死は隠す必要がない
おそらくですが、岩井監督の周囲に起きた事実も入れ込んでいると思います。
そして震災関連で亡くなった人たちの中に自死した人も多くいるという事実を伝えているのではないかと想像しました。
と言いながら先に挙げた妹が同窓会へ出席した時に姉の死を伝えなかったために物語が紡がれると矛盾に合います。
もし正直に伝えていれば乙坂鏡史郎(福山雅治)も成長への糸口が見えなかったからです。
ですから映画は姉の死を伝える前と伝えた後の暗転の仕方が絶妙に感じました。
映画『ラストレター』の結末
福山雅治さんは終始ジメッとした男を演じていた
この映画『ラストレター』は終始、ジメッとした空気感を出している乙坂鏡史郎(福山雅治)に苛立ちを覚えるのも事実です。
もうかれこれ25年前の初恋の女性をずっと思い続けている男です。
気持ち悪いです。
しかも彼女の小説を書いて出版しますが、以後、全く書けません。
「そりゃ、そうだよ」ってツッコミを入れてしまいます。
経験が浅いからです。
未咲だけしか知らない男の世界観なんてたかが知れています。
そのことを衝撃的に告げる男が現れます。
阿藤陽市(豊川悦司)です。
強烈なキャラクターです。
酒飲み、暴力、職業不詳、ヒモみたいな男です。そして彼は女に苦労していません。
豊川悦司演じる阿藤陽市って男は実際にいるようなキャラ
乙坂鏡史郎(福山雅治)が「あんたは何者ですか?(なぜあんたに未咲が惚れたのかわからない)」と問います。
阿藤は余裕しゃくしゃくで答えます。
「未咲の人生にお前など全く影響を与えていない。次に小説書くときは一人称で書くな!」です。
これは強烈です。
こういう男は人生を語れるのです。
だから未咲もサカエ(中山美穂)も惚れるのです。
鏡史郎はまったく癖もなく、男臭さもありません。
打ちのめされて帰路につく鏡史郎の後ろ姿が良かったです。
乙坂鏡史郎(福山雅治)は成長できたのか、、、
さて、映画『ラストレター』は一応はハッピーエンドで終わります。
母を亡くした鮎美にも暗さはありません。
初恋の人に再開した裕里もハツラツとしています。
娘の颯香も新学期を迎える覚悟をしています。
さて、鏡史郎は?となると微妙です。
思い出探しで写真を撮りためて手作りのアルバムを作り、裕里に渡しました。
でもその表情はやっぱり過去を引きずる男のままでした。
予告の中にあった「君にまだずっと恋してると言ったら信じますか?」そのままに生きる男だと思います。
*女々しいという言葉がありますが、女の人は過去をきっちり清算する人が多いと思いますので、これは“男々しい”と書いてめめしいと読んだ方が良い気がします。
*乙坂鏡史郎が未咲に恋する瞬間が絶妙でした。稲妻が心を突き抜けた感が出ていました。しかしその後、「ヒグラシ」が鳴いていますが、違和感を覚えました。ヒグラシは主に山あいの夕暮れから泣くことが多いです。場面は割と街中です。まだ明るかったし、、、。
*高校名が“仲多賀井”とバス停が“八乙女”の意味は?
主題歌「カエルノウタ」を歌う森七菜さんの存在感
作詞 岩井俊二
作曲 小林武史
なんとも言えない歌詞です。これも岩井ワールドです。
しかし、この歌を見事に歌う森七菜さんの声が、、、。
『アナと雪の女王2』の「あーあ」の人AURORA (オーロラ・オクスネス)さんくらいのショックです。
新海誠も岩井俊二ファン
『天気の子』の新海誠監督は岩井俊二ファンと公言しています。
影響を受けた作品として『花とアリス』をあげており、自身の『秒速5センチメートル』では随分と意識しているとのこと。
本映画『ラストレター』の予告コメントでも「ラブレターのいくつもの誤配や錯綜が、人生を作っていく。その美しさを教えてくれるのは、傘をさした二人の少女だ。岩井俊二ほどロマンティックな作家を、僕は知らない。」とコメントを寄せています。
さらに以下のようにツイッターで絶賛しています。
新海誠監督コメント
「映画の傑出した素晴らしさと同時に、個人的には『天気の子』以前の森七菜から目が離せませんでした。あまりの美しさに嫉妬めいた感情を覚えたり笑」「役者としての神木くんの凄さも改めて実感」とコメント。自身の作品『天気の子』と『君の名は。』では声優を務めた両名の演技をべた褒めした。
続けて新海監督は「ああ、また見たい。レイアウトもライティングも、1カットずつ真似したい…笑」とジョークを飛ばし、岩井作品ならではの美しい映像作りを絶賛していた。
この新海監督のツイートに、神木がさっそく反応。「新海監督! ありがとうございます。本当に……七菜ちゃん神秘的ですよね」「じゃあ公開されたら僕と一緒にまた観に行きましょう!」と返信していた。
映画『ラストレター』のキャストについて
岸辺野裕里(松たか子)
元気でユーモアのある母親。夫も娘も大事にしている。図書館司書として働いているという設定です。松さんは本当に清潔感があって好感が持てる役者さんです。本作では姉を自殺で亡くした妹で、優しいお母さんを演じていますが、俗にいう“おばちゃん”モードがないのが良かったです。こういう母親像に憧れる人も多いのではないでしょうか。サバサバしていますし、でも少しだけ少女らしさを内包しているのですが、やっぱりあの声が素晴らしいのです。松さんの声を「聞かなければ!」って反応してしまうのです。
乙坂鏡史郎(福山雅治)
売れない作家。過去の初恋の女性に思いを寄せるちょっとキモい男を演じています。正直、福山さんのカッコ良さが邪魔して説得力がないんですよ。「こんなカッコいい男は羽ばたける」って勝手に思っちゃって。でも前作の『マチネの終わりに』よりは断然、良かったです。あれは酷かった。今回はジメッとしたというか、ネチャっとした男を演じていますが、ボーッと表情でうまく出していたと思います。ヒゲも少しは似合っていました。ただ最後に裕里と握手する場面で手のひらがアップになりますが、長い爪が気になりました。たぶん『マチネの終わりに』の撮影もあったからでしょうが、ちょっと不潔感があって。
遠野鮎美/遠野未咲(高校生時代)広瀬すず
母が自殺して祖父母に引き取られる可哀想な女子高生を演じています。この多感な時期に母が自殺すると深く傷ついて塞ぎ込んでしまうと思うのですが、逆に普通にしていることで同乗させてくれました。もう一つは母親の若かりし頃の役ですが、こちらは活発的で元気な少女をうまく演じていたと思います。広瀬さんの声はとても特徴があります。引きずるように聞こえてきます。低音で下から上がってくるというか。背中を撫でるように染み入ってきます。今回では特に鮎美の役の方で強く感じました。今後、謎めいた役柄に挑戦して欲しいです。
岸辺野颯香/遠野裕里(高校生時代)森七菜
裕里の娘と高校生時代を演じています。姉に恋しる片思いの少女です。明るいですね。この映画『ラストレター』で一番注目した女優さんです。とても素晴らしい。フワンフワンしています。宙に浮いているような感じです。嫌味感が全くないのです。存在感も素晴らしいです。喜怒哀楽の演技が抜群でした。特に乙坂鏡史郎に告白して振られる場面とかはこちらも胸が痛くなりました。その時は地に足をしっかりと付けてくるので尚更惹かれました。今後、期待したいです。
乙坂鏡史郎(高校生時代)神木隆之介
高校時代の乙坂鏡史郎を演じています。転勤族の息子で人とのコミュニケーションが苦手という設定でした。いじめとかあったのでしょうか。人との距離感の取り方がうまく出ていたと思います。純粋で朴訥な演技がのちの福山さんに繋がったと思います。ただ、まさか過去を引きずる男に成長するキャラになるとは思いませんでした。
阿藤陽市(豊川悦司)
鮎美が結婚した男。何をしているのかわからない素性です。酒飲みで粗暴も悪く、妻子に暴力を振るう男です。この映画『ラストレター』の中で最も重要な役だったと思います。豊川さんの演技は圧巻です。本当に迫力がありますし、説得力がある演技でした。出番は少ないですが、この映画『ラストレター』を支配してしまった一瞬でした。相対する福山さんの演技も良かったです。「俺は魅力のない男だ」という背中が印象的でした。でもそれを引き出したの豊川さんだと思います。
サカエ(中山美穂)
阿藤陽市の内縁の妻を演じています。男がいないとダメな飲み屋のママです。ちょっと疲れているというか、誰かに尽くしていないとダメな女感を見事に出していたと思います。 中山美穂さんの“痛い痛い感”が妙に現実味がありました。
岸辺野宗二郎(庵野秀明)
裕里の夫の漫画家です。ぶっきら棒な感じが良かったです。
岩井俊二への想い
実はわたしは岩井俊二のファンでした。最初に岩井作品を知ったのはある大学の先生が「これから岩井俊二の時代がくる」と力説していたからです。その時観た映画は『undo』でした。短編ですが、あっという間に岩井ワールドに引き込まれたショックを今でも覚えています。当時のわたしは岩井俊二の情報を誰よりも早くたくさん集めることが生きがいのような日々でした。岩井俊二が少年ジャンプで連載されていた『スラムダンク』のファンと聞いて漫画喫茶へ通い全てを読み通し、なおかつ毎週月曜日のジャンプ発売心待ちにしていました。
それから『Love Letter 』が公開され真っ先に劇場へ足を運びました。こちらも本当に素晴らしい作品でした。アイドルのイメージであった中山美穂さんが燦然と輝いており、豊川悦司さんという新しいタイプの俳優に出会い大満足しました。今でも「お元気ですか」と叫ぶ中山さんが脳裏に焼き付いています。
『Love Letter 』は当時としては珍しくフジテレビが製作として加わっています。映画製作会社とテレビ局というのはあまりタッグを組みたがらないのに実現したことに驚きました。今ではテレビ局主体の映画製作は当たり前になっています。でもその分、映画のクオリティーは下がったことは否めません。フィルムで撮ってきた映画をビデオで何度もテイクを重ねるテレビの連中とは全く思想が違います。当時のインタビューで読んだ記憶がありますが、やはりテレビ局主体だと放映を意識しての演出を求められることに抵抗があったような発言をしています。
『Love Letter 』は海外の映画祭にも出品されてます(モントリオール世界映画祭で観客賞を獲得しています)でも海外興行は失敗しています。その理由を新聞、雑誌で読み愕然としました。「藤井樹」という同姓同名の男女が時間と距離を錯綜させながら物語を紡いで行くのですが、この「樹」という名前が男女の混乱をもたらしたのです。日本語では樹は男女ともにオッケーでしょう。違和感ありません。外国語の多くは男性名詞と女性名詞があります。男性で「マリオ」であったなら女性であれば「マリア」になります。末尾が“oかa”によって性別を認識します。ですから映画を観ていた人たちは「なんだこれは?」と感じたそうです。これは岩井監督にとって予想外だったのでしょう。映画は惨敗します。けれども韓国、中国ではヒットします。このことから東洋文化と西洋文化の違いについてわたしは認識を深めることができたので個人的に良かったです(「大体、ヨーロッパの人たちは想像力がないんだよ」とツッコミを入れました)
その後『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 』『PiCNiC 』『FRIED DRAGON FISH 』『ACRI 』『スワロウテイル 』までのほとんどをフジテレビ製作で映画を作っています。わたしは全部観ています。でも『スワロウテイル 』で完全に気持ちが離れていきました。もう映画ではないと感じたのです。これくらいの物語ならばテレビ枠で作る作品だと認識して岩井俊二に「サヨナラ」を告げたのです。結局、岩井俊二は銀幕を捨てて、ブラウン管の太鼓持ちをするのかと寂しさを感じました。
その2年後です。『四月物語』を観ることになります。正直、乗り気ではなかったのですが、ポスターの松たか子さんの発する強烈なオーラが劇場へ足を運ばせました。もう大満足です。これを待っていたのだと涙腺が決壊したのです。『四月物語』は少女漫画の世界を確実に映像化した作品です。今では故郷から先輩を追いかけて東京までやってくる、そして憧れに人をひっそり見つめるというのは気持ち悪いと感じる人もいるでしょう。でもある意味これがとても可愛らしいのです。恋への発展をひたすら待ち望む乙女の清純さが松たか子さんがキッチリと演じているのです。何かのメッセージがある映画ではありません。ただ「憧れの先輩」を想い続けるのです。こんな時代があったことをフィルムに焼き付けた岩井俊二にこちらの胸も締め付けられました。
それから『リリイ・シュシュのすべて 』『花とアリス 』と観続けました。岩井ワールド全開です。少女漫画感が半端ないです。悪くないのです。岩井俊二の作品に出演した旅だった俳優さんもたくさんいます。奥菜恵、蒼井優、市原隼人、伊藤歩、黒木華、綾野剛などなど。
わたしが岩井俊二作品を観なくなった理由は撮影監督の篠田昇さんの死にも理由があります。岩井ワールドを作り上げたのは間違いなく彼でした。篠田さん死去の際、岩井監督は確か「しばらく映画は撮らない」と答えていたのを覚えています。それからの岩井監督はプロデュースをしたり、音楽をやったり、脚本執筆、アニメへと表舞台から距離を置いたような活動になりました。もちろんそれ自体が素晴らしい功績だと思いますが、やはり何かが違ったのです。
そして本映画『ラストレター』です。『花とアリス 』が2004年ですから16年ぶりに岩井俊二に会いに行ったのです。結果的に満足です。初めて岩井俊二に会った時のわたしは若かったです。あの時の衝撃はありません。でも今の若い人たちにも岩井ワールドは確実に響いたと思います。撮影監督は神戸千木さんです。篠田昇さんの一番弟子です。素晴らしい絵作りだと感銘しました。高校生の少年少女の瑞々しさと中年を迎えた男女の迷走感がきっちり現れていたと思います。
続く
まとめ 映画『ラストレター』一言で言うと!
「行けば“焼けボックリ”同窓会」
モラルある行動を心がけましょう。数十年ぶりに再会した“あの人”はと期待しますが、大抵は幻滅するものです。自慢、ボヤキ、同情は禁物です。いま愛する人のことを頭に入れておきましょう。
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合わせて観たい映画
【福山雅治さん出演映画】
映画『三度目の殺人』
弁護士の福山さんカッコいい
映画『マチネの終わりに』
「うーん」て感じの映画でした
【“障害”と戦う恋愛映画オススメ】
映画『ロミオとジュリエット』
映画『伊豆の踊子(1974)』
映画『潮騒 しおさい(1975)』
映画『絶唱(1975)』
映画『マディソン郡の橋』
映画『美女と野獣(1991)』
映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』
映画『ラストレター』
映画『アパートの鍵貸します』
映画『マチネの終わりに』
映画『ボーダー 二つの世界』
映画『あなたの名前を呼べたなら』
映画『秒速5センチメートル』
映画『マーウェン』
映画『ほしのこえ』
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』
映画『リヴァプール、最後の恋』
【人生について考えさせられる映画】
映画『ペイン・アンド・グローリー』
愛し合った日々は「尊い」決して色褪せない
映画『マディソン郡の橋』
いくつになっても恋愛は人生の活力だ
映画『人生の特等席』
老いても人生は良いものだ
映画『男と女 人生最良の日々』
青春時代に愛した人はやっぱり「素敵」だった?
映画『道』
人はいつか本当に大切なことに気がつくのか、、、
映画『サウナのあるところ』
ゆったりと優しい時間で過ごす人生に憧れます
映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』
まだまだ人生は終わっちゃいないよ!
映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
わたしの人生には一点のサビはない!
映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』
自給自足は確かに夢の人生です
映画『七人の侍』
「生きる」勇気をもらえる映画です!
映画『ミリオンダラー・ベイビー』
「悲しすぎる」「報われない」「理不尽だ」この人生は辛い
映画『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』
ただ愛する娘のために作り続けた情熱に涙します
映画『明日に向かって撃て!』
やりたいことやり抜いて死んでやるぜ!
映画『運び屋』
彼が運んだのは家族との「人生」だった
映画『ともしび』
人生に終焉にむ訪れた悲劇をどう受け止める?
映画『さらば愛しきアウトロー』
いつまでも現役で「カッコよく」死にたい
映画『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』
イタリア人「人生楽しんでます」
映画『ある船頭の話』
オダギリジョー監督の人生観がわかる名作
映画『フリーソロ』
いつも死と背中合わせの人生に「存在理由」がある
映画『ラストレター』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
岩井俊二
原作
岩井俊二
脚本
岩井俊二
製作
市川南
共同製作
岩井俊二 千葉伸大 杉田成道 村松俊亮 宮崎伸夫 広田勝己 森田圭 舛田淳 長谷川晋一 永田勝美 吉川英作 林誠 石垣裕之 田中祐介
エグゼクティブプロデューサー
山内章弘
企画
川村元気
プロデュース
川村元気
プロデューサー
水野昌 臼井真之介
撮影監督
神戸千木
美術
都築雄二 倉本愛子
スタイリスト
申谷弘美
編集
岩井俊二
音楽
小林武史
主題歌
森七菜
主題歌(作詞)
岩井俊二
主題歌(作曲)
小林武史
キャスティング
田端利江
プロダクション統括
佐藤毅
岸辺野裕里(松たか子)
遠野鮎美/遠野未咲(高校生時代)広瀬すず
岸辺野宗二郎(庵野秀明)
岸辺野颯香/遠野裕里(高校生時代)森七菜
波戸場正三(小室等)
岸辺野昭子(水越けいこ)
遠野純子(木内みどり)
遠野幸吉(鈴木慶一)
阿藤陽市(豊川悦司)
サカエ(中山美穂)
岸辺野瑛斗(降谷凪 )
郵便局員(矢部太郎)
乙坂鏡史郎(高校生時代)神木隆之介
乙坂鏡史郎(福山雅治)
2020年製作/121分/G/日本
配給:東宝