映画『吟ずる者たち』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
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『吟ずる者たち』
(2021年製作/115分/G/日本)
配給:ヴァンブック
【監督】
油谷誠至
【脚本】油谷誠至 仁瀬由深 安井国穂【プロデューサー】竹本克明【現地プロデューサー】古川康雄【音楽】南方裕里衣【主題歌】みやぎけいご
【出演】
比嘉愛未
戸田菜穂 渋谷天外
ひろみどり 大森ヒロシ 山口良一 今井れん
中尾暢樹 中村久美 奥村知史 川上麻衣子 丘みつ子
大和田獏
中村俊介
(C)2021ヴァンブック
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- 映画『プライベート・ウォー』
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- 映画『追憶(1973)』
映画『吟ずる者たち』外部リンク
【HPサイト】
映画『吟ずる者たち』公式サイト
【予告映像】
映画『吟ずる者たち』トレーラー
【公式Twitter】
映画『吟ずる者たち』
【IMDbサイト】
映画『吟ずる者たち』
【 Rotten Tomatoesサイト】
映画『吟ずる者たち』
映画『吟ずる者たち』のオススメ度は?
星一つです
「うーん」映画にする必要があったのか
比嘉愛未さんは綺麗
地方映画は難しい
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映画『吟ずる者たち』の作品情報・概要
映画『吟ずる者たち』2022年製作の日本の歴史映画。油谷誠至監督作品。日本で初めて軟水醸造法を確立し、吟醸醸造の父と呼ばれた三浦仙三郎の実話を基に製作。比嘉愛未(映画『大綱引の恋』)、戸田菜穂(映画『そして、バトンは渡された』や映画『思い、思われ、ふり、ふられ』)、渋谷天外、ひろみどり、大森ヒロシ 、山口良一 、今井れん、中尾暢樹、中村久美、奥村知史、川上麻衣子 、丘みつ子、大和田獏、中村俊介らが出演。
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映画『吟ずる者たち』の受賞歴
無し(2022年3月現在)
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映画『吟ずる者たち』のあらすじ・ネタバレ
永峯明日香(比嘉愛未)は東京でデザイナーの仕事をしていた。しかし、自身の目指すデザインがクライアントに受け入れてもらえず悶々としていた。しかも会社のクライアントに忖度するような仕事ぶりに幻滅し退職。あてもなく故郷広島へ戻る。実家は三浦仙三郎の杜氏の末裔が継いだ由緒ある酒蔵だ。明日香には養女であるという負い目があった。父との仲も今ひとつ。そして父が倒れてしまう。会社を潰すか、明日香が後を継ぐか問題が発生。そんな時、明日香は父・亮治が「家宝」とする三浦仙三郎の手記を目にする。三浦仙三郎の手記に感化され、明日香は酒作りに邁進していく。
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映画『吟ずる者たち』の感想・内容
「地域おこし映画」となります。映画として観るのはちょっと辛いかなあっと思います。地方のお昼の日曜日のテレビで見るのであれば楽しめると思います。
まず、とても綺麗な比嘉愛未さんに「嘔吐させたらダメでしょ!」と冒頭でツッコミました。これはゲンナリです。
映画としては「脚本がダメ」「大仰な演技は不要」と思います。もっと言うなら地元広島に忖度しすぎています。
不要な人物や町並みのショットが多すぎると感じました。これは地方映画で必ず起きることですから、仕様が無いと言えばそうなります。
あのお医者さんは誰だったのかが一番印象に残っています。あと大手家電メーカーのエディオンの人が数人出ていましたが、、、。
さて、本映画『吟ずる者たち』の冒頭は永峯明日香(比嘉愛未) が東京から故郷・広島に帰ってくる場面から始まります。
同級生の男性と酒を飲みます。手酌で調子よく飲んでいます。そして「嘔吐」するのです。比嘉さんが「ゲロを吐く」のです。
これって、必要かなあ、と思いました。しかも、本映画『吟ずる者たち』って、「広島のお酒の宣伝」も兼ねていると思うのです。
いきなり嘔吐されると「悪酔いするお酒なのだ」って思っちゃいますよ。まったくの逆効果ですよね。冒頭から脚本がダメですね。
でも、この脚本が通ったということは他のスタッフもスルーしたということでしょうか。繰り返しますが、「お酒に関する映画」なんですよ。
「美味しいイメージ」って必要ではないでしょうか。それを冒頭で、綺麗な比嘉さんが「ゲロする」場面って、どうなんでしょうか。
デメリットしかないでしょう。わたしは「絶対にこんなお酒飲みたくない」と思っちゃいましたよ。
脚本がダメな理由はまだまだあります。永峯明日香(比嘉愛未)が帰郷する理由が単純なんです。
東京でデザイナーとして活躍していましたが、クライアントに忖度することに嫌気がさしたような描写でしたが、そんなのは日常茶飯事だと思うのです。
大御所でしたら、自分のデザインを押し通すことはできますが、通常のデザイナーって人間関係を上手に作れる人が優秀だと思うのです。
てことは、トラブルメーカー?と勘ぐってしまうのです。もしトラブルメーカーであったのなら、その後のストーリーは俄然面白くなるからオッケーです。
何故ならば、養女であると明日香が家業を継ぐと従業員が聞いたら、蜂の巣を突いたような騒ぎになるではないですか。その方が映画としては面白くなります。
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映画『吟ずる者たち』の考察・評価
さらにですね、登場人物がやたらと倒れたり、死ぬというプロットが多いです。まず、明日香の父・永峯亮治(大和田獏) が倒れます。
すると自然発生的に明日香が家業を継がなくていけない状況が生まれます。
こういうプロットって過去に使い古されているので、またまた「ゲンナリ」するのです。
もっと考えて欲しいのです。さらに、三浦仙三郎(中村俊介)の父、兄弟姉妹が次々と死んでいくのです。
4人くらい死んだでしょうか。もちろん、こちらは実話に元付いての挿入だと思いますが、映画にするのであればすべては不要です。
どうしても入れたいのであれば別の表現方法を考えるべきです。
映画の構成も現在と過去を行ったり来たりという古い形です。
明日香が養女であることと、三浦仙三郎夫妻が養女をもらったことを「韻を踏む」状態になっていますが、「それがなんだろう?」と思ってしまうのです。
無理感があるのです。さらに三浦ソノ(戸田菜穂) が子どもが出来ないのは「自分のせいでは」と想像させる場面は観ていて辛かったです。
不妊=女性が悪いと印象つけてきます。近年の研究では不妊の原因は男性側にもあると実証されていますから、いくら昔の話といえど、この表現はまずいですね。
女性の人権ならびに、性差別、LGBTQなどに思慮深いスタッフがいなかった証拠ですね。いまは「多様性を重んじる社会」です。
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映画『吟ずる者たち』の結末
結局、本映画『吟ずる者たち』は何を言いたかったのか曖昧なんです。
三浦仙三郎という偉人を伝播するための映画なのか、幻のお酒『追花心』を作るために明日香が奔走したことがテーマなのか、わかりません。
それとも、養女でも「かわいい娘」であるという養子縁組制度の成功例を訴求しているのか、、、、。
ただ、比嘉愛未さんはとても綺麗でした。
しっとりとした美しさに大人の色気が溢れていました。おそらく比嘉愛未さんが広島入りしている間、市民は比嘉愛未さんの美しさに驚いたのではないでしょうか。
本映画『吟ずる者たち』は地方・地域おこし映画の「あるある」満載の映画製作の見本とみれば勉強になります。
脚本はスリムな方が良いと思いました。
*表現者は批評・批判を乗り越えて成長してきた歴史があります。敢えて、辛口コメントも書かせていただきました。
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映画『吟ずる者たち』のキャストについて
永峯明日香(比嘉愛未)
三浦ソノ(戸田菜穂)
三浦忠兵衛(渋谷天外)
三浦マチ(ひろみどり)
大森ヒロシ
山口良一
三浦直子(今井れん)
三浦忠造(中尾暢樹)
永峯和子(中村久美)
永峯創太(奥村知史)
川上麻衣子
永峯敏江(丘みつ子)
永峯亮治(大和田獏)
三浦仙三郎(中村俊介)
まとめ 映画『吟ずる者たち』一言で言うと!
「比嘉愛未さんは綺麗だった」
としか言いようがないです。
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映画『吟ずる者たち』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
油谷誠至
脚本
油谷誠至 仁瀬由深 安井国穂
プロデューサー
竹本克明
現地プロデューサー
古川康雄
音楽
南方裕里衣
主題歌
みやぎけいご
永峯明日香(比嘉愛未)
三浦ソノ(戸田菜穂)
三浦忠兵衛(渋谷天外)
三浦マチ(ひろみどり)
大森ヒロシ
山口良一
三浦直子(今井れん)
三浦忠造(中尾暢樹)
永峯和子(中村久美)
永峯創太(奥村知史)
川上麻衣子
永峯敏江(丘みつ子)
永峯亮治(大和田獏)
三浦仙三郎(中村俊介)
2021年製作/115分/G/日本
配給:ヴァンブック