映画『アルキメデスの大戦』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
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『アルキメデスの大戦』
(2019年製作/130分/G/日本)
配給:東宝
【監督】
山崎貴
【原作】三田紀房【脚本】山崎貴【製作】市川南【エグゼクティブプロデューサー】阿部秀司 山内章弘【プロデューサー】佐藤善宏 守屋圭一郎【ラインプロデューサー】阿部豪【撮影】柴崎幸三【照明】上田なりゆき【録音】藤本賢一【美術】上條安里【装飾】
龍田哲児【VFX】山崎貴【VFXディレクター】渋谷紀世子【衣装】水島愛子【ヘアメイク】宮内三千代【編集】宮島竜治【音楽】佐藤直紀【カラーグレーター】齋藤精二【音響効果】岡瀬晶彦【特機】奥田悟【キャスティング】梅本竜矢【スクリプター】阿保知香子【助監督】安達耕平【制作担当】櫻井紘史【プロダクション統括】佐藤毅
【出演】
菅田将暉
柄本佑 浜辺美波
笑福亭鶴瓶 小林克也 小日向文世
國村隼 橋爪功 田中泯 舘ひろし
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映画『アルキメデスの大戦』外部リンク
【HPサイト】
映画『アルキメデスの大戦』公式サイト
【予告映像】
映画『アルキメデスの大戦』トレーラー
【公式Twitter】
映画『アルキメデスの大戦』
【IMDbサイト】
【 Rotten Tomatoesサイト】
映画『アルキメデスの大戦』
映画『アルキメデスの大戦』のオススメ度は?
星2つ
第二次世界大戦がおわって74年。
戦争は反対です。
そのことを念頭に観に行きましょう。
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映画『アルキメデスの大戦』の作品概要
日本のVFXの第一人者である山崎貴監督作品。主演は若手ナンバーワン俳優菅田将暉が天才数学者を演じる。彼の目的は戦争を阻止すること。巨大軍艦建設における入札と不正も描いている。舘ひろしが山本五十六を演じている。
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映画『アルキメデスの大戦』のあらすじ・ネタバレ
戦争の足音が聞こえてきた昭和初期。この先、アメリカとの戦いをいち早く想定していた。日本海軍は世界に誇る強い軍艦を必要としていた。しかし海軍の中の派閥争いもあり、二つの軍艦の案件が出されていた。お互い潰すために奔走する。戦争大反対の天才数学者が軍艦建造阻止のために動く。
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映画『アルキメデスの大戦』の感想・内容
この映画をとても楽しみしていたからちょっと残念な気持ちである。まず菅田将暉さんが出るから観たのだ。予告がとても印象的だった。「数学で戦争を止めようとした男」などのコピーに惹かれた。誰でも戦争は嫌だ。絶対にしてはいけないと思う。だから本作は反戦映画だと思って観に出かけた。でも、結局は「反戦」への強いメッセージは感じなかった。『空母いぶき』よりは良かったが、消化不良の映画であることは間違いない。
冒頭の戦闘シーンは果たして必要だったのかわからない。VFXが得意な監督だから一番力を入れたのは間違いないが、あの悲惨な戦いが後半に生きてこないからだ。戦艦大和は沈むのはわかっているから悲しいのだ。何の罪もない若者が犠牲になるから涙するのだ。だから観てしまうのだ。この悲しさを背負って進めて行かなければ、、、
心底絶叫!『生きてるだけで、愛。』趣里には悪魔が降りる。菅田将暉の憔悴した眼差しは若者の叫びだ。
映画『アルキメデスの大戦』の考察・評価
さて、気分を入れ替えて観た。何と言っても菅田将暉さんが良い。彼は青山真治監督作品の『共食い』から劇的に変わった。とても良い俳優だ。彼の演技がなかったら寝てしまうところだった。グイグイ引き込んでいく。「戦争は嫌いだ、反対だ」「絶対してはいけない」などの言葉にこちらも頷く。すごく良かった。
映画はつまり、巨大軍艦を作るに当たっての入札を巡る駆け引きの物語だ。現代社会のゼネコンをイメージすると良いだろう。タワーマンションを建てるのにどこが安く請け負うかを入札で競う。昔も今も変わらない。そしてそこにはきな臭い匂いがするものだ。
私が映画を観る際、一番大切にしたいのは人間成長物語があるかないかである。正直、この映画ではあまり成長が感じられないのだ。菅田将暉君演じる数学者は反戦家であったのに結局は戦争に加担することになる。成長というより退行している。本当に戦争反対であるならそれを貫いて欲しかったのだ。
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映画『アルキメデスの大戦』の結末
映画は実話ではない。完全なフィクションである。山本五十六の描写も酷いものになっている。「え、すべて計画通りだったの?本当は戦争したかったの」って感じだ。もう少し人間描写をしっかりと描いて欲しいと思った。
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映画『アルキメデスの大戦』まとめ 一言で言うと!
人間描写が甘い。
あれだけ戦争が嫌いだった数学者が、なぜ戦争に加担することになった心情光景が描けてない。
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【オススメ反戦映画】
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二宮和也の名演が素晴らしい
映画『父親たちの星条旗』
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映画『名もなき生涯』
何も利益もない「神の教えに忠実」でいたいだけ
映画『1917 命をかけた伝令』
第一次世界大戦の塹壕戦での伝令は少年が担った
映画『彼らは生きていた』
ピーター・ジャクソンの作家性に驚愕
映画『ジョジョ・ラビット』
母のプライドは死んでも消えない
映画『プライベート・ウォー』
隻眼の女性ジャーナリスト「シリアで死す」
映画『アルキメデスの大戦』
戦争阻止のための計算式ってあるのか?
映画『芳華-Youth-』
戦争の一番の犠牲者は子どもと女性
映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』
記者の精神は真実を伝えるためにある
映画『愛と死の記録』
戦争が終わっても戦いが終わらない人もいる
映画『あゝひめゆりの塔』
沖縄での戦闘で罪のない女性が亡くなった
映画『父と暮せば』
原爆で死んだ父が亡霊となって娘に会いにきた
映画『絶唱(1975)』
若き二人の恋愛を邪魔したのは戦争です
『アメリカン・スナイパー』
狙撃兵って「ヒーロー」なのだろうか?
映画『アルキメデスの大戦』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
山崎貴
原作
三田紀房
脚本
山崎貴
製作
市川南
エグゼクティブプロデューサー
阿部秀司 山内章弘
プロデューサー
佐藤善宏 守屋圭一郎
ラインプロデューサー
阿部豪
撮影
柴崎幸三
照明
上田なりゆき
録音
藤本賢一
美術
上條安里
装飾
龍田哲児
VFX
山崎貴
VFXディレクター
渋谷紀世子
衣装
水島愛子
ヘアメイク
宮内三千代
編集
宮島竜治
音楽
佐藤直紀
カラーグレーター
齋藤精二
音響効果
岡瀬晶彦
特機
奥田悟
キャスティング
梅本竜矢
スクリプター
阿保知香子
助監督
安達耕平
制作担当
櫻井紘史
プロダクション統括
佐藤毅櫂直(菅田将暉)
田中正二郎(柄本佑)
尾崎鏡子(浜辺美波)
大里清(笑福亭鶴瓶)
大角岑生(小林克也)
宇野積造(小日向文世)
長野修身(國村隼)
嶋田繁太郎(橋爪功)
平山忠道(田中泯)
山本五十六(舘ひろし)
2019年製作/130分/G/日本
配給:東宝