映画『355』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『355』公式サイト・IMDbサイト・ Rotten Tomatoesサイトにて作品情報・キャスト情報ならびにレビューをご確認ください。
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『355』
(2022年製作/122分/PG12/イギリス)
原題:The 355
配給:キノフィルムズ
【監督】
サイモン・キンバーグ
【製作】ジェシカ・チャステイン ケリー・カーマイケル サイモン・キンバーグ【製作総指揮】リチャード・ヒューイット エスモンド・レン ワン・ルイ・ファン【原案】テレサ・レベック【脚本】テレサ・レベック サイモン・キンバーグ【撮影】ティム・モーリス=ジョーンズ【美術】サイモン・エリオット【衣装】ステファニー・コーリー【編集】ジョン・ギルバート リー・スミス【音楽】トム・ホルケンボルフ
【出演】
ジェシカ・チャステイン
ペネロペ・クルス
ファン・ビンビン
ダイアン・クルーガー
ルピタ・ニョンゴ
エドガー・ラミレス
セバスチャン・スタン
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映画『355』外部リンク
【HPサイト】
映画『355』公式サイト
【予告映像】
映画『355』トレーラー
【公式Twitter】
映画『355』
【IMDbサイト】
【 Rotten Tomatoesサイト】
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映画『355』のオススメ度は?
星2つです
「うーん」
使い古された演出
「昨日の敵は、今日の友」映画
映画『355』の作品情報・概要
『355』原題『The 355』2022年イギリス製作のスパイアクション映画。サイモン・キンバーグ監督作品。世界各国(アメリカ、イギリス、ドイツ、コロンビア、中国)の凄腕エージェントによるドリームチームの活躍を描いたスパイアクション映画。第3次世界大戦勃発をもくろむ国際テロ組織に戦いを挑む女性の活躍を描いている。ジェシカ・チャステイン(映画『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』)、ペネロペ・クルス(映画『誰もがそれを知っている』や映画『ペイン・アンド・グローリー』)、ファン・ビンビン、ダイアン・クルーガー(映画『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』や映画『マーウェン』)、ルピタ・ニョンゴ(映画『ブラックパンサー』や映画『ジャングル・ブック(2016年の映画)』や映画『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』)らが出演。
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映画『355』の受賞歴
無し(2022年2月現在)
映画『355』のあらすじ・ネタバレ
格闘術のスキルが高いCIAのメイソン・“メイス”・ブラウン(ジェシカ・チャステイン) 、過去にトラウマを抱えるBND/ドイツ連邦情報局のマリー(ダイアン・クルーガー)、最先端のコンピューター・スペシャリストでMI6のハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)、コロンビアの諜報組織に所属の優秀な心理学者グラシー(ペネロペ・クルス)、中国政府で働くリン・ミーシェン(ファン・ビンビン)。秘密兵器を求め各国から5人の女性エージェントが集結。当初はライバルであった。しかし、ある出来事を機にチームを作り、コードネーム「355」を結成。第3次世界大戦を目論む国際テロ組織に立ち向かっていく。
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映画『355』の感想・内容
「女性活躍映画」です。もう何もかも詰め込んでいる映画です。「鍋映画」とでも言うのでしょうか。ネットでの情報にもありますが、『チャーリーズ・エンジェル』『ジェイソン・ボーン』シリーズ、『オーシャンズ8』『ミッション:インポッシブル』シリーズ、『ブラック・ウィドウ』などを十把ひとからげにした映画となります。こういう映画についての評論は難しいです。映画のストーリーにも新しいものはありません。
映画『355』の製作に至る過程はジェシカ・チャステインが「『ミッション:インポッシブル』や『ジェームズ・ボンド』といったシリーズと同じ精神で、女性主導によるスパイ映画を作りたい」と提案したところから始まっています。もうこの初動から「ダメ映画」「事故映画」になる可能性があったと思います。アイデアの上塗りは良いのですが、それ以上に観客を引きつけるストーリー展開がないとシリーズ化は難しいでしょう。もしくはトム・クルーズ、ダニエル・クレイグのような圧倒的なカリスマ性がある俳優であれば期待大です。さらにアクション映画の部類ですから、ダブルスタントに頼らず、自ら危険なアクションにトライするクルーズを目指すのであれば、今後シリーズ化は確約できると思います。
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さて、本映画『355』に出演する女性たちは慎重に選ばれていると思います。まず人種的に白人、黒人、黄色人種から選ばれています。世界的に「多様性の時代」が叫ばれていますから、従来のように白人ばかりキャスティングされる映画は好ましくありません。我らがアジアからはファン・ビンビンが出演しています。おそらくファンをキャスティングした理由は間違いなく中国での興行の成功を狙っていると思われます。それと英語が堪能であったからでしょう。
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映画『355』の考察・評価
マーベル作品もそうでしたが、もう海外のフィルメメーカーのアジア戦略は中国オンリーというイメージが拭えません。かつて、日本の映画市場は大きなマーケットで、アメリカ製作の映画が公開される際は日本で大掛かりなプロモーションを行っていましたが、いまでは皆無です。また、本映画『355』に出演できる日本人女優をイメージしても中々思い浮かびません。まず容姿的にセクシーであること、アクションができること、そして最後に英語が堪能であることとなります。長澤まさみちゃん、綾瀬はるかさん、二階堂ふみさんの3人を合わせたような女優さんです。
本映画『355』の見所は出演の女優たちです。本当にこれだけかもしれません。アカデミー賞において、ノミネートあるいは受賞経験のある力のある女優たちです。わたしはペネロペ・クルスが好きなので彼女に注目して鑑賞します。役柄はコロンビアの心理学者です。派手なアクションはありません。ちょっと弱気で、故郷に残した子どもに泣きながら電話したりします。冒頭のジェシカ・チャステインとダイアン・クルーガーの追走劇は確かに迫力あります。ただ、その前段階の演出がいまひとつです。コーヒーを運んできたカフェの女性店員が手を滑らせ、CIAの2人の頭上にコーヒーをこぼすのです。その瞬間、バックを強奪してからの逃走劇となるのですが、「使い古されている演出」なんです。もっと考えてほしいと思いました。
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映画『355』の結末
さらに「昨日の敵は、今日の友」とのことわざがありますが、いままで敵対していた人たちが協力するということはそれ相当な理由がないといけません。一応、「第三次世界大戦阻止」となっていますが、それも過去に使い古された展開です。勿体無いですね。
本映画『355』の結末も予定調和です。
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映画『355』のキャストについて
メイソン・“メイス”・ブラウン(ジェシカ・チャステイン)
ドクター・グラシエラ(グラシー)(ペネロペ・クルス)
リン・ミーシェン(ファン・ビンビン)
マリー(ダイアン・クルーガー)
ハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)
ルイス(エドガー・ラミレス)
ニック(セバスチャン・スタン)
まとめ 映画『355』一言で言うと!
「こんな美女ばかりにスパイって天国」
これほど美女ばかりが暗躍する世界に行ってみたいです。実際、こんな女性スパイっているのでしょうか?世界各国には公安がありますが、少なからず頭脳明晰で体力も異次元の人っていると信じたいです。
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映画『父と暮せば』
原爆で死んだ父が亡霊となって娘に会いにきた
映画『絶唱(1975)』
若き二人の恋愛を邪魔したのは戦争です
『アメリカン・スナイパー』
狙撃兵って「ヒーロー」なのだろうか?
映画『355』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
サイモン・キンバーグ
製作
ジェシカ・チャステイン ケリー・カーマイケル サイモン・キンバーグ
製作総指揮
リチャード・ヒューイット エスモンド・レン ワン・ルイ・ファン
原案
テレサ・レベック
脚本
テレサ・レベック サイモン・キンバーグ
撮影
ティム・モーリス=ジョーンズ
美術
サイモン・エリオット
衣装
ステファニー・コーリー
編集
ジョン・ギルバート リー・スミス
音楽
トム・ホルケンボルフ
メイソン・“メイス”・ブラウン(ジェシカ・チャステイン)
ドクター・グラシエラ(グラシー)(ペネロペ・クルス)
リン・ミーシェン(ファン・ビンビン)
マリー(ダイアン・クルーガー)
ハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)
ルイス(エドガー・ラミレス)
ニック(セバスチャン・スタン)
2022年製作/122分/PG12/イギリス
原題:The 355
配給:キノフィルムズ