映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品情報・概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。
映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』公式サイトにて作品情報・キャスト・上映館・お時間もご確認ください。
YouTubeで予告映像もご覧ください。
『おとなの事情 スマホをのぞいたら』
(2021年製作/101分/G/日本)
【監督】
光野道夫
【原作】
映画“『Pefettie Sconosciuti』
【脚本】
岡田惠和
【製作総指揮】
ウィリアム・アイアトン
【プロデューサー】
上木則安 栗原美和子 山崎淳子
【撮影】
須藤康夫
【映像】
佐藤隆彦
【出演】
鈴木保奈美
東山紀之 常盤貴子
益岡徹 田口浩正
木南晴夏 淵上泰史
室龍太
桜田ひより
【HPサイト】
映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』公式サイト
【予告映像】
映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』トレーラー
- 映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』のオススメ度は?
- 映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の作品情報・概要
- 映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』のあらすじ・ネタバレ
- 映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』のキャストについて
- 映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の感想・内容
- 映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の結末・評価
- まとめ 映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』一言で言うと!
- 『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
- 合わせて観たい映画
- 【家族がテーマの映画】
- 映画『朝が来る』
- 映画『罪の声』
- 映画『めぐり逢えたら』
- 映画『空に住む』
- 映画『ミッドナイトスワン』
- 映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
- 映画『オン・ザ・ロック』
- 映画『浅田家!』
- 映画『望み』
- 映画『となりのトトロ』
- 映画『WAVES ウェイブス』
- 映画『ゴッドファーザーPARTIII』
- 映画『リメンバー・ミー』
- 映画『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』
- 映画『ポルトガル、夏の終わり』
- 映画『フェアウェル』
- 映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』
- 映画『借りぐらしのアリエッティ』
- 映画『この世界の片隅に』
- 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
- 映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』
- 映画『黒い司法 0%からの奇跡』
- 映画『ファイティング・ファミリー』
- 映画『人生の特等席』
- 【家族がテーマの映画】
- 映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の作品情報
映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』のオススメ度は?
星3つです
「まあまあ」面白い映画です
祝・鈴木保奈美さん復活!
常盤貴子さんがノーパンになっている
東山君がゲイの塾講師
豪華俳優共演は必見!
映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の作品情報・概要
イタリア人監督パオロ・ジェノヴェーゼ『Perfetti sconosciuti』を日本語版としてリメイク。本作は世界中でリメイクされているヒット映画。集まった男女が「スマホに届くメールと電話のすべてを全員に公開する」ゲームを通して人間関係を良好?にして行く物語。光野道夫監督作品。東山紀之、常盤貴子、映画『空母いぶき』の益岡徹、映画『カツベン!』の田口浩正、映画『マチネの終わりに』の木南晴夏、淵上泰史、鈴木保奈美らが出演。
映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』のあらすじ・ネタバレ
嵐の夜、コーンビーフの缶詰を開けている男。8年後、法律事務所のパラリーガルの園山零士(田口浩正) は園山薫(常盤貴子)と3人の子ども、そして母親を養っている。美容外科医の六甲隆(益岡徹)と精神科医の妻・六甲絵里(鈴木保奈美) に気を使いながら暮らしている。カフェ店員の向井幸治(淵上泰史)と獣医の 向井杏(木南晴夏)は8年前の出来事を乗り越えて結婚して周囲を驚かす。そしてイケメンの小山三平(東山紀之)だけは一人もの。毎年、恒例のパーティーが今宵も行われる。しかも当日は月食。集まった7人は「彼女を連れてくる」と言っていた三平を心待ちにするが、結局は一人で来た三平にがっかりする。そしてパーテーが始まった瞬間に杏が口火を切ってある提案をする。「スマホに届くメールと電話のすべてを全員に公開しよう」と。全員が躊躇するが、六甲絵里(鈴木保奈美) が「わたしは良いわよ」とスマホをテーブルに置く。すると他の参加者も渋々ながらスマホを差し出して行く。メール、電話が鳴るたびにドキドキハラハラする参加者。そして次々と秘密が暴露されて行く、、、。この7人はどういう関係なのかも次第に明らかになって行く。
映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』のキャストについて
本映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』を観るにおいて、キャストをあらかじめ頭に入れてから鑑賞することをオススメします。
小山三平(東山紀之)
元小学校の教師で、現在は塾の講師。顔もスタイルも良いが彼女いない。その理由は「つまらない男」だからと言われている。その日は初めて彼女を連れてくるはずだったが、結局は一人でくることに。そして三平には大きな秘密があることも判明する。
六甲絵里(鈴木保奈美)
50代で隆の妻。良家の育ち。仕事は精神科医で、テレビなどでも活躍している。性格がキツく、娘との関係も悪い。家庭内では常にマウントを取っていないと気が済まないタイプ。真面目で清廉潔白な雰囲気だが、まさかの“浮気が発覚”して開き直る。
六甲隆(益岡徹)
50代後半。美容外科医。 娘と仲が良い、優しいお父さん。妻・絵里の尻に敷かれている。開業資金は絵里の父親から出してもらっており、負い目もある。妻に内緒で他の精神科(妻が嫌いな精神科医)に通っていることが判明して大騒動になる。
園山零士(田口浩正)
弁護士になりたかったが司法試験に通らなかったため、法律事務所に勤めるパラリーガル。妻・薫と子ども3人と体が弱い母と団地で同居している。薫に隠れて出会い系で知り合った女性のメル友がいる。メールだけで浮気はしていない。
園山薫(常盤貴子)
零士の妻。3人の子どもと義母の面倒で忙しいが、パートで家計を支えている。出会い系サイトで知り合った男性とメールで楽しんでいる。過激なメールのやり取りをしているだけ。
向井杏(木南晴夏)
動物病院勤務の獣医で30代。幸治の妻。性格がネガティブ。「もうダメ、終わる、死ぬ」を良く口にする。幸治との結婚生活に疑問を持っている。「スマホに届くメールと電話のすべてを全員に公開する」ゲームの発案者。興信所に幸治の調査をお願いしたことでまさかの結果を招く。
向井幸治(淵上泰史)
杏の夫でカフェレストランの雇われ店長。自称“バカ”を売り物にしている陽気なキャラ。女性にマメ。杏と8年越しで結ばれる。しかし他に女性がいることが発覚する。しかも妊娠している。
映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の感想・内容
「豪華俳優共演の映画」です。それだけです。元はイタリア映画『Perfetti sconosciuti』になります。パオロ・ジェノヴェーゼ監督作品で世界中で大ヒットしたコメディ映画です。本作を日本バージョンとしてリメイクした映画です。わたし、全く知りませんでした。当初は日本人によるオリジナルドラマかと思って楽しみにしていたのですが、リメイクと聞いて、観に行くのを躊躇したくらいです。でも常盤貴子さんが好きなので鑑賞しました。
本映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の感想としては、冒頭の豪華俳優さんたちが観られることプラス「よく出来ている」としか言えません。まずこういった密室劇って尺を持たせるのが大変なんですよ。ずっと密室で限られた人物たちだけで進行するとどうしても「飽きてしまう」のです。そうさせない脚本作りをしていることは評価できます。ただオリジナルも含め、世界中でリメイクされていますから、それらを何度も鑑賞すれば、誰でもそれなりの脚本は書けることは明言しておきます。それとカット割りも難しいと思います。円卓を囲んでの撮影でしたが、物語のプロット展開によって7人の出演者の表情をうまく取り込まなくてはいけません。スマホが鳴るたびに、全員の表情をまず中景のショットで撮って、それから各々の顔のカット割りの連続をインサートして行くのですが、いつも「正面顔にしなければいけない」のです。これが続くと観ている方はダレてしまうのです。ですから、良い塩梅の出し入れならぬ“寄りと引き”を入れないといけません。つまりわたしたち観客の視線は二つ用意されていなければいけないのです。まず円卓のど真ん中のカメラ、そして円卓の外で離れて動くカメラ。前者は自転する太陽、そして後者は自転しながら公転する地球のイメージです。この点においては見事に設定されていたと思います。たまに円卓から離れて、室内の他の場所や、ベランダに移動します。この動きがあることで、飽きずに観ることができたと思います。
さてさて本映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』について、自分に置き換えて考察してみますと、「絶対にやりたくないゲーム」と感じます。これはキツイでしょう。何かやましい事があるか否かの問題ではなく、「人間関係を確実に壊す」からです。映画的には最後はみんなが心をひとつにして、明日から生きて行こうという雰囲気で終わりますが、そんなハッピーエンドにはならないでしょう。こりゃ、キツイです。原作がイタリアとのことですから、根底にあるのは男女間の諸問題を解決しようと発案されたと思います。
陽気で明るく、楽しくハッピーに生きたいイタリア人らしい発想と思うでしょうが、とんでもなく陰険なゲームです。イタリア人て先にも書きましたが、陽気で明るい人たちってイメージありますが、実は根暗なんですよ。それは映画『ドッグマン』でも描かれていました。なぜイタリア人は人前で明るく振る舞うのかは、いつも良い顔をして「誰からも好かれたい、誰にも嫌われたくない」生き方をしなければ生きて行けない社会があるからです。これってキツイですよ。そう考えると実に陰険な性格の人たちが多いのです。だからこの“スマホ公開処刑”ゲームが誕生したのです。
映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の結末・評価
本映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』を観ていて、一番の悪人はスバリ向井杏(木南晴夏) なんですよ。彼女の「夫の秘密を知りたい」という欲望が全員を奈落の底に陥れたのです。自分の利益(夫の浮気)を得るために6人を道連れにした汚い女なんです。映画の中では、大人しそうで、優しくて、善人ぶっていますが、こういう人間が一番信用できないヤツなんですよ。仕事仲間でもこういう人間っていますよね。最初から“守られてる感”と作っておいて、絶対に傷つかないように、誰か強い人のところに身を寄せていく人。まさに杏はそういう人間です。何故ならば、演じるキャラクターたちは怒鳴られたり、責められたり、はたまた殴られたりと喧々諤々を繰り広げるのに、杏は誰からも責められていません。これが“卑怯な女”の証拠です。
さて、たかが映画でこんなに熱くなってしまいましたが、わたし個人としては「人を売る」ような人間が一番嫌いなんです。さらに売っておいて、“良い人アピール”して、何故か不動のポジションを作っていく人、、、。そういう人っています。本映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の杏はまさにその代表格なんです。もちろん、原作がイタリアにありますから、もっと根深い世界があると思うのです。彼らって笑顔でいますが、「裏切り者は絶対に許さない」人たちです。何と言ってもマフィア創出国ですから。本映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』を鑑賞して、実際にこのようなゲームに興じる人がいたら、「決して元には戻れない」ことを覚悟してプレイしてください。わたし的には「人に言えない秘密」を持つことって素晴らしい人生だと思います。
まとめ 映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』一言で言うと!
「絶対にやってはダメ」
わたし的にはこんなくだらないゲームには絶対に参加しません。人との関係って知らないことがあった方が良好に保てるものです。「知らぬが仏」ではありませんが、短い人生で無駄な傷を負いたくないです。
『運だぜ!アート』本日の総合アクセスランキング
合わせて観たい映画
【家族がテーマの映画】
映画『朝が来る』
河瀬直美は徹底的に「家族」のあり方にこだわっています
映画『罪の声』
あの声を録音した母には恨みはない
映画『めぐり逢えたら』
パパに「新しい奥さんを!」と願う息子が健気です
映画『空に住む』
ネコだけが家族?
映画『ミッドナイトスワン』
「わたしがあなたの母親になってみせる」
映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
「生まれ育った家を取り戻したい」だけ、、、
映画『オン・ザ・ロック』
「娘が離婚の危機だって?」張り切る父親をビル・マーレイが好演
映画『浅田家!』
写真を通して「家族愛」を深める映画
映画『望み』
少年犯罪に巻き込まれた息子の安否を巡って、、、
映画『となりのトトロ』
やっぱり家族みんなで暮らしたい
映画『WAVES ウェイブス』
高校生の息子が殺人犯になってしまった、、、
映画『ゴッドファーザーPARTIII』
イタリア人の家族愛は深すぎる
映画『リメンバー・ミー』
死んでしまった父を呼び戻すのだ!
映画『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』
てんやわんやの家族物語
映画『ポルトガル、夏の終わり』
終活のためにみんなを集めたが、、、
映画『フェアウェル』
生まれは中国で育ちはアメリカ「わたしはわたし」
映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』
ほんわか家族に癒される映画です
映画『借りぐらしのアリエッティ』
小人家族の小さな幸せ物語
映画『この世界の片隅に』
優しい家族と乗り越える
映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』
アメリカ人好きな家族映画の決定版
映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』
家族で農場経営って本当に理想的です
映画『黒い司法 0%からの奇跡』
絶対に「無実」だと信じる強い家族
映画『ファイティング・ファミリー』
家族の夢を実現するために「わたしは戦う!」
映画『人生の特等席』
頑固オヤジが愛娘と仲直り、、、
映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の作品情報
映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
光野道夫
原作
映画“Pefettie Sconosciuti”
脚本
岡田惠和
製作総指揮
ウィリアム・アイアトン
プロデューサー
上木則安 栗原美和子 山崎淳子
撮影
須藤康夫
映像
佐藤隆彦
照明
海保栄古
録音
渡辺丈彦
美術
古田敬
デザイン
荒川淳彦
編集
涌井真史
音楽
眞鍋昭大
選曲
谷口広紀
音響効果
西垣尚弥
助監督
佃謙介
記録
荒澤志津子
VFXスーパーバイザー
石井教雄
制作担当
横澤淳
ラインプロデューサー
武石宏登
小山三平(東山紀之)
園山薫(常盤貴子)
六甲隆(益岡徹)
園山零士(田口浩正)
向井杏(木南晴夏)
向井幸治(淵上泰史)
六甲絵里(鈴木保奈美)
室龍太
桜田ひより
2021年製作/101分/G/日本
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント