映画『荒野の七人』ネタバレ・あらすじ「黒澤明は偉大なり!」感想「ユル・ブリンナーとスティーブ・マックイーンの水面下の戦い」結末「インディアン(ネイティブアメリカン)に寄り添った物語」

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映画『荒野の七人』ネタバレ・あらすじ「黒澤明は偉大なり!」感想「ユル・ブリンナーとスティーブ・マックイーンの水面下の戦い」結末「インディアン(ネイティブアメリカン)に寄り添った物語」お茶の間映画館

映画『荒野の七人』のあらすじ・ネタバレ・解説・感想・評価から作品概要・キャスト・予告編動画も紹介し、物語のラストまで簡単に解説しています。

映画『荒野の七人』IMDbサイトにて作品情報・キャスト情報をご確認ください。

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『荒野の七人』
(1960年製作/128分/アメリカ)
原題『The Magnificent Seven』

【監督】
ジョン・スタージェス
【製作】ジョン・スタージェス【製作総指揮】ウォルター・ミリッシュ【脚本】ウォルター・ニューマン【撮影】チャールズ・ラング【美術】エドワード・フィッツジェラルド【編集】フェリス・ウェブスター【音楽】エルマー・バーンスタイン
【出演】
ユル・ブリンナー スティーブ・マックィーン
チャールズ・ブロンソン ジェームズ・コバーン ホルスト・ブッフホルツ ロバート・ボーン ブラッド・デクスター イーライ・ウォラック ウラジミール・ソコロフ ロセンダ・モンテロス ホルヘ・マルティネス・デ・オヨス
【HPサイト】
映画『荒野の七人』IMDbサイト
【予告映像】
映画『荒野の七人』トレーラー

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映画『荒野の七人』NHK BSプレミアム放送 2021年4月30日(金)午後1時00分~3時09分

4月30日(金)午後1時00分~3時09分

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映画『荒野の七人』のオススメ度は?

3.0

星3つです

昼間から観るには最適な映画です

黒澤明監督を思い出します

ユル・ブリンナー「精悍な顔」

スティーブ・マックィーンの「銃さばき」

チャールズ・ブロンソンの「男臭さ」

ジェームズ・コバーンの「死生観」

イーライ・ウォラック の「醜さ」

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映画『荒野の七人』の作品情報・概要

『荒野の七人』原題『The Magnificent Seven1960年のアメリカ合衆国の西部劇映画。 ジョン・スタージェス監督作品。ユル・ブリンナー主演(映画『ウエストワールド』)。スティーブ・マックイーン(映画『突撃隊』や映画『ハンター』)、チャールズ・ブロンソン(映画『夜の訪問者』)、ジェームズ・コバーン(映画『シャレード(1963)』)、ホルスト・ブッフホルツ(映画『ライフ・イズ・ビューティフル』)、ロバート・ボーン、ブラッド・デクスター(映画『ガンヒルの決斗』)、イーライ・ウォラック(映画『おしゃれ泥棒』や映画『ゴッドファーザーPARTIII』)らが出演。 黒澤明監督の日本映画『七人の侍』1954年)の舞台を西部開拓時代のメキシコに移して描いたリメイク映画。第二作『続・荒野の七人』(1966年)、第三作『新・荒野の七人 馬上の決闘』(1969年)、第四作『荒野の七人・真昼の決闘』(1972年)などの続編が製作されることになる。音楽のエルマー・バーンスタインの名声を高めた。旋律は早坂文雄さんに似ている。

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映画『荒野の七人』のあらすじ・ネタバレ

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映画『荒野の七人』の感想・内容

「ストレス発散にはもってこいの映画」です。わたし的に昼間から西部劇を観るのって、とても好きです。大好きです。特に平日の昼間からは最高です。他の人たちが働いているのに自分だけ映画を観ていることに対して、どこか「背徳的」な気持ちがありますが、いつの間にか「昇天」するような満足感を得られるわたしはおかしいのかもしれません。

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さて、本映画『荒野の七人』はアメリカ西部劇映画史に残る名作です。名作と言われる所以は物語性、メッセージ性、娯楽性などの要素が重要ですが、本映画『荒野の七人』の場合は「スター性」が挙げられます。出演俳優のほとんどは後の世界的大スターになっているからです。まず主演のユル・ブリンナーはすでに大スターでしたが、スティーブ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンはまだまだでした。そしてもう一人、忘れてはいけない俳優がいます。イーライ・ウォラックです。盗賊団の首領・カルベラを演じた人です。ウォラックのアクの強さが際立っています。ウォラックは活躍は後の映画史に燦然を輝くことになります。映画『おしゃれ泥棒』『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』 や映画『ハンター』や映画『ゴッドファーザーPARTIII』など。

スターウォーズは間違いなく「西部劇」です

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さて本映画『荒野の七人』は黒澤明監督の『七人の侍』のリメイク作品です。物語の内容はほとんど同じです。音楽も早坂文雄さんの旋律にそっくりです。ただですね、登場人物のキャラクター設定が勿体無いと言わざるをえません。『七人の侍』を鑑賞した人が観ると「あれ?」と疑問視してしまう箇所が散見されます。リメイク映画を観る際の「あるある」ですが、それはそれとして観ていただく方が楽しめます。一応、下記に『七人の侍』と『荒野の七人』のキャラクター設定の相違について明記しておきます。

1.クリス・アダムス(ユル・ブリンナー)
島田勘兵衛(志村喬)
生き残ります

七人をまとめるリーダー的存在。ただ勘兵衛は多くの戦において、経験豊富な戦術や戦法、あるいは「侍道」を持っており、実績も十分でありながら、いまや浪人という身分。一方のクリスは南北戦争の敗残兵というキャラ設定であり、特に実践での経験があるように描かれていません。勘兵衛のように陣地を守るための施策や、あえて敵を陣地に誘い込むなどの戦術はありませんでした。生き残ります。

2.ヴィン(スティーブ・マックイーン)
七郎次(加東大介)+片山五郎兵衛(稲葉義男)+菊千代(三船敏郎)
生き残ります

町でクリスと出会い、互いの銃の技術の高さを認め合い合流します。リーダーのクリスに従う様は七郎次に似ています。村人に慕われる様は片山五郎兵衛にも通じます。さらに女好きというところは菊千代です。生き残ります。

3.チコ(ホルスト・ブッフホルツ)
菊千代(三船敏郎)+岡本勝四郎(木村功)
生き残ります

農民出身の若者。映画でも描き方は間違いなく菊千代です。菊千代同様、魚を素手で掴めたり、敵陣地へ勝手に乗り込んだりする様は菊千代そのものです。でも恋する描写では岡本勝四郎の要素が入ってきます。生き残って、村で暮らすさまは岡本勝四郎です。

4.ベルナルド・オライリー(チャールズ・ブロンソン)
林田平八(千秋実)+菊千代(三船敏郎)
戦死します

『七人の侍』で島田勘兵衛がスカウトに来た際、薪割りをしていた設定にままの登場です。平八は割とひょうきんなところがあるが、ベルナルド・オライリーは真面目気質です。子どもたちから人気あるのは共通しています。

5.ブリット(ジェームズ・コバーン)
久蔵(宮口精二)
戦死します

島田勘兵衛曰く「己をたたき上げる、ただそれだけに凝り固まった奴」と評した通り、ブリッドのキャラクターはそのまま活かされています。剣術の達人の久蔵に対して、ナイフの達人のブリットとなります。口数が少なく、いつもを背負っている雰囲気が独特です。本映画『荒野の七人』の中では最も愛されているキャラではないでしょうか。

6.ハリー・ラック(ブラッド・デクスター)
戦死します

オリジナルキャラクター。『七人の侍』にはいませんでした。根っからのガンマンで、賞金稼ぎを生業にしてきた人物だと思われます。「金塊、金塊」といつも言っています。盗賊退治が目的ではなくインディアンが隠し持っている金銀財宝を狙っています。こういうキャラクターは農民を守るためにふさわしくないような描かれ方をしていますが、臨終の場面での「7万ドルの分け前か」と言って絶命する場面は、ひょっとして最初から金銀財宝がなかったことを知っていたのでは?と思わせる内容でした。

7.リー(ロバート・ヴォーン)
戦死します

オリジナルキャラクター。心の闇を持っています。過去、多くの人を殺してきたため「亡霊に殺される」と悩んでいます。今でいうなら戦争によるPTSDです。

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映画『荒野の七人』の考察・評価

さて、本映画『荒野の七人』の見どころはやっぱり銃による戦いになると思います。その中でも一際目立っているのはヴィン(スティーブ・マックィーン) です。マックィーンの銃の扱い方はいまでもアメリカ映画で一番といわれています。マックィーンは海兵隊で実戦経験があると言われています(人を撃ったこともあるとか)ですから、スティーブ・マックイーンの構え方こそ、本当の銃の撃ち方だと言われています。他の出演者の銃の構え方、さらにはオーバーアクションは映画での演出であって、実戦ではあり得ません。映画俳優でもうひとり恐ろしい俳優がいます。アラン・ドロン(映画『サムライ』)です。とても美男子です。でも彼もインドシナ戦争に出兵しており、実戦経験があります。あの氷のような微笑みの奥には凄まじい過去があるように見受けられます。

ユル・ブリンナーからシュワルツェネッガーへの伝言「西部劇」

ユル・ブリンナー演じるクリスは一見、強面で戦術に長けているような印象を受けますが、それほどの経験もありません。ですが、映画の中のユル・ブリンナーの精悍な顔つきによっていかにも「仕事ができる人間」のように見えます。さすが名優です。もう表情だけでスクリーンを支配しています。ブリンナーは他の俳優よりも少し背が低いです。しかも細いです。馬に乗っていたり、座っていたり、柵にもたれていたりする場面が多いです。特にラストショットのヴィン(スティーブ・マックイーン)と馬に乗っている場面が印象的です。売り出したいスティーブ・マックイーンに対しての貫禄が十分でした。

クリント・イーストウッドがシャーリー・マクレーンを「西部劇」へ連れ去る

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映画『荒野の七人』の結末

本映画『荒野の七人』の結末も『七人の侍』にそっくりです。「勝ったのは農民」というセリフもそのまま踏襲されています。生き残ったのも三名です。チコ(ホルスト・ブッフホルツ)は農民の人生を選びます。クリス(ユル・ブリンナー) とヴィン(スティーブ・マックィーン) は再び、ガンマン、あるいは賞金稼ぎの人生を歩んでいくように思われます。

ジョン・ウェインが悪者に見えてしまう「西部劇」

ただ本映画『荒野の七人』と『七人の侍』の圧倒的な違いは「人種差別の要素」があるか否かになります。『七人の侍』は侍も農民も野武士も全員が日本人です。でも『荒野の七人』は多民族国家であるアメリカらしく、白人、インディアン(ネイティブアメリカン)、そして混血と言ったいまでも続く差別問題を内包している点です。冒頭にインディアンを埋葬するかしないか問題の描き方は秀逸です。

クリント・イーストウッドがスターになる映画は「西部劇」だった

1960年代のアメリカ西部劇映画の多くは「インディアン退治」とか「インディアン悪党」という内容が多くありましたが、本映画『荒野の七人』は当時としては珍しくインディアン(ネイティブアメリカン)に寄り添う形となっています。それは素晴らしいと言えます。ジョン・ウェイン主演映画『捜索者』に於けるインディアン(ネイティブアメリカン)の描き方は酷いものがありました。

冒頭で述べたように、本映画『荒野の七人』は昼間から観る西部劇として最高だと思います。何も考えずに観ましょう!

「西部劇」時代の勇敢な黒人女性戦いに涙

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映画『荒野の七人』のキャストについて

クリス(ユル・ブリンナー)
ヴィン(スティーブ・マックィーン)
オライリー(チャールズ・ブロンソン)
ブリット(ジェームズ・コバーン)
チコ(ホルスト・ブッフホルツ)
リー(ロバート・ボーン)
ハリー(ブラッド・デクスター)
カルベラ(イーライ・ウォラック)

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まとめ 映画『荒野の七人』一言で言うと!

「本家『七人の侍』とは違った観点で観るべし!」

とても勉強になると思います。まず、アメリカという国の成り立ちの複雑さが如実にわかります。白人、混血、インディアン(ネイティブ・アメリカン)。黒人は出演していませんが、もし出演していればもっと歴史的に評価の高い映画になったと思います。

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映画『荒野の七人』の作品情報

映画.comより一部引用
スタッフ・キャスト
監督
ジョン・スタージェス
製作
ジョン・スタージェス
製作総指揮
ウォルター・ミリッシュ
脚本
ウォルター・ニューマン
撮影
チャールズ・ラング
美術
エドワード・フィッツジェラルド
編集
フェリス・ウェブスター
音楽
エルマー・バーンスタイン
クリス(ユル・ブリンナー)
ヴィン(スティーブ・マックィーン)
オライリー(チャールズ・ブロンソン)
ブリット(ジェームズ・コバーン)
チコ(ホルスト・ブッフホルツ)
リー(ロバート・ボーン)
ハリー(ブラッド・デクスター)
カルベラ(イーライ・ウォラック)
ウラジミール・ソコロフ
ロセンダ・モンテロス
ホルヘ・マルティネス・デ・オヨス
1960年製作/128分/アメリカ
原題:The Magnificent Seven
配給:日本ユナイテッド・アーチスツ

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